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9月23日(水)は降雨のためハイキングはお休み、休養日となった。翌9月24日(木)は、カンデルフィルン(Kanderfirn)の入り口まで登る予定だ。

スイス・ハイキングの旅 2015秋(10) ガシュテレタール遡行

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2015/09/24 - 2015/09/24

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ロク69

ロク69さん

9月23日(水)は降雨のためハイキングはお休み、休養日となった。翌9月24日(木)は、カンデルフィルン(Kanderfirn)の入り口まで登る予定だ。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 朝、アパートの窓からブンダーシュピッツ方面を見ると薄い雲の下に真っ白に雪化粧した山が見える。昨日の雨が高所ではかなりの雪だったことが分かる。

    朝、アパートの窓からブンダーシュピッツ方面を見ると薄い雲の下に真っ白に雪化粧した山が見える。昨日の雨が高所ではかなりの雪だったことが分かる。

  • フィシシュトック(Fisistock、2947m)も雲の向こうは白くなっているようだ。8時50分の始発バス(予約制、小型バス)で谷の奥、セルデンへ向かう。

    フィシシュトック(Fisistock、2947m)も雲の向こうは白くなっているようだ。8時50分の始発バス(予約制、小型バス)で谷の奥、セルデンへ向かう。

  • 9時18分にセルデン(Serden、1537m)に到着、すぐに歩き始める。バスには5〜6名の乗客がいたが谷奥へ向かうのは我が家だけだった。空には薄い雲があり山の高部は見えない、また山の斜面は昨夜の雪で白く覆われている。

    9時18分にセルデン(Serden、1537m)に到着、すぐに歩き始める。バスには5〜6名の乗客がいたが谷奥へ向かうのは我が家だけだった。空には薄い雲があり山の高部は見えない、また山の斜面は昨夜の雪で白く覆われている。

  • 遡行するルートは川の左右にあるが、我が家は右岸を進む。まもなく起伏のある道となって息があがり気味だ。

    遡行するルートは川の左右にあるが、我が家は右岸を進む。まもなく起伏のある道となって息があがり気味だ。

  • 20分で谷最後の人家のあるハイムリッツ(Heimritz、1635m)に着く。ご夫婦と子供が家畜の世話をしている。空の状態はあまり変わらない。

    20分で谷最後の人家のあるハイムリッツ(Heimritz、1635m)に着く。ご夫婦と子供が家畜の世話をしている。空の状態はあまり変わらない。

  • ここからも右岸(進行方向の左岸)を進む。川の向こう側の岩壁は雪が付いた状態で少し心配になる。

    ここからも右岸(進行方向の左岸)を進む。川の向こう側の岩壁は雪が付いた状態で少し心配になる。

  • 前方の山の上部はまだ見てこないが、右上の空は少し青くなってきている。

    前方の山の上部はまだ見てこないが、右上の空は少し青くなってきている。

  • 左岸に聳える山々の上方はガスが取れかかってきた。

    左岸に聳える山々の上方はガスが取れかかってきた。

  • 左手の右岸の山と岩の状況。こちらも同じように雪が多く付いている。

    左手の右岸の山と岩の状況。こちらも同じように雪が多く付いている。

  • 谷奥の様子。カンデルフィルンを支える大きな壁が迫ってくる。

    谷奥の様子。カンデルフィルンを支える大きな壁が迫ってくる。

  • 振り返ると後方にはバルムホルンが青空の下、頂部が見えてきた。天候が良くなるような予感がする。

    振り返ると後方にはバルムホルンが青空の下、頂部が見えてきた。天候が良くなるような予感がする。

  • 右側に川を渡る橋が見えたが、コースは直進すると思ってそのまま進む。前方も青空が広がる。積もった雪が多くなって、コースが分かりづらくなる。

    右側に川を渡る橋が見えたが、コースは直進すると思ってそのまま進む。前方も青空が広がる。積もった雪が多くなって、コースが分かりづらくなる。

  • 前方の中央付近の様子。ますます積雪が多くなりルートが見えない。

    前方の中央付近の様子。ますます積雪が多くなりルートが見えない。

  • 左側はフリュンデンホルンの裏側(南東斜面)が見える。鋭いピークの連続と荒々しい岩の様子がこの山の知らない一面を見るようだ。

    左側はフリュンデンホルンの裏側(南東斜面)が見える。鋭いピークの連続と荒々しい岩の様子がこの山の知らない一面を見るようだ。

  • 左岸の上方はビルクホルン(Birghorn、3242m)が見える。

    左岸の上方はビルクホルン(Birghorn、3242m)が見える。

  • 右後方のホッケンホルン(Hockenhorn、3293m)が陽を浴びて聳えているのが美しい。

    右後方のホッケンホルン(Hockenhorn、3293m)が陽を浴びて聳えているのが美しい。

  • 後方にはバルムホルン(Balmhorn、3698m)が巨大な三角形となって白く輝く。

    後方にはバルムホルン(Balmhorn、3698m)が巨大な三角形となって白く輝く。

  • 左手上部には、ドルデンホルンの南壁がゴツゴツとした斜面を見せて大きな迫力を感じる。

    左手上部には、ドルデンホルンの南壁がゴツゴツとした斜面を見せて大きな迫力を感じる。

  • 正面の大きな岩壁の拡大。この向こう側はカンデルフィルンの氷河が横たわっている。

    正面の大きな岩壁の拡大。この向こう側はカンデルフィルンの氷河が横たわっている。

  • ルートが雪で見えないまま進んでいく。ドルデンホルンの南壁が全貌を現してくる。切り立った岩岩の集まり、雪と岩の織り成す造形美がすごい。

    ルートが雪で見えないまま進んでいく。ドルデンホルンの南壁が全貌を現してくる。切り立った岩岩の集まり、雪と岩の織り成す造形美がすごい。

  • ルートの状況が分からず、地図を確認すると途中で川を渡って左岸を歩かなくてはいけない。また途中からは切り立ったモレーンを進むようになっている。川を渡れる場所を探すべく来た道を川沿いに降りていく。対岸のモレーンの上に人が数名いるのが見えた。

    ルートの状況が分からず、地図を確認すると途中で川を渡って左岸を歩かなくてはいけない。また途中からは切り立ったモレーンを進むようになっている。川を渡れる場所を探すべく来た道を川沿いに降りていく。対岸のモレーンの上に人が数名いるのが見えた。

  • 川幅が細くなったところを無理やりに渡渉するが、水面の石を踏み外し足首まで水に浸かってしまった。それでもなんとか対岸に渡ってコースを探すがそれらしい道は見当たらない。

    川幅が細くなったところを無理やりに渡渉するが、水面の石を踏み外し足首まで水に浸かってしまった。それでもなんとか対岸に渡ってコースを探すがそれらしい道は見当たらない。

  • 周りを何度も彷徨するうちに遠くにペンキの印を発見する。そのペンキまで無理やりに近づくが、雪は深い。

    周りを何度も彷徨するうちに遠くにペンキの印を発見する。そのペンキまで無理やりに近づくが、雪は深い。

  • ペンキのある場所にたどり着くと左右に踏み跡があった。これでやっと本来のルートに来たことが分かって安堵する。バルムホルンを眺める気持ちも落ち着いてくる。バルムホルンの右肩のなだらかなピークはアルテレスだ。

    ペンキのある場所にたどり着くと左右に踏み跡があった。これでやっと本来のルートに来たことが分かって安堵する。バルムホルンを眺める気持ちも落ち着いてくる。バルムホルンの右肩のなだらかなピークはアルテレスだ。

  • 対岸のドルデンホルンの大きな南岩壁は、荒々しい屏風のような威厳で迫ってくる。

    対岸のドルデンホルンの大きな南岩壁は、荒々しい屏風のような威厳で迫ってくる。

  • ジグザグのコースの踏み跡を辿って、やっとモレーンまでやって来ることが出来た。

    ジグザグのコースの踏み跡を辿って、やっとモレーンまでやって来ることが出来た。

  • 右側の雪を纏った岩壁の様子は厳しい美しい。

    右側の雪を纏った岩壁の様子は厳しい美しい。

  • モレーンから左に切れ落ちた谷底と川を眺める。雪は深く靴の半分ほど埋まっているが、サラサラとしていて滑る心配はないので助かる。

    モレーンから左に切れ落ちた谷底と川を眺める。雪は深く靴の半分ほど埋まっているが、サラサラとしていて滑る心配はないので助かる。

  • 右下方は雪で倒れそうな木々が多い。9月とはいえまるで冬のような景観だ。

    右下方は雪で倒れそうな木々が多い。9月とはいえまるで冬のような景観だ。

  • 雪のモレーン上を慎重に進む。周りの空はすっかり晴れ上がり気持ちのよい登高ができる。

    雪のモレーン上を慎重に進む。周りの空はすっかり晴れ上がり気持ちのよい登高ができる。

  • 歩くモレーンの前方。中央に見える鞍部あたりが目指す地点だが、時間的にたどり着けるだろうか。

    歩くモレーンの前方。中央に見える鞍部あたりが目指す地点だが、時間的にたどり着けるだろうか。

  • 右に見えるビルクホルン。雪の森林を伴って鋭いピークがいくつもの岩を突出させている。

    右に見えるビルクホルン。雪の森林を伴って鋭いピークがいくつもの岩を突出させている。

  • 左のフリュンデンホルンの南東壁。雪と岩、厳しい表情が素晴らしい。

    左のフリュンデンホルンの南東壁。雪と岩、厳しい表情が素晴らしい。

  • モレーンが終わる地点(1980m)で3人の地元ハンターと出会う。先ほど対岸から見た人たちのようだ。前方の山がブリュムリスアルプホルンであることを教えてくれた。

    モレーンが終わる地点(1980m)で3人の地元ハンターと出会う。先ほど対岸から見た人たちのようだ。前方の山がブリュムリスアルプホルンであることを教えてくれた。

  • 左のフリュンデンホルンとドルデンホルンも山山を指差して教えてくれる。

    左のフリュンデンホルンとドルデンホルンも山山を指差して教えてくれる。

  • 時刻は12時45分、ここで持参のおにぎりを食べてこれからの進退を考える。先のルートの状況、身体の消耗度合い、帰りのバスの時間など相談して高度差約400mを残して、ここで引き返すことに決める。途中のコース間違いで45分程度ロスしたことが響いて撤退とすることにした。13時に下山開始とする。

    時刻は12時45分、ここで持参のおにぎりを食べてこれからの進退を考える。先のルートの状況、身体の消耗度合い、帰りのバスの時間など相談して高度差約400mを残して、ここで引き返すことに決める。途中のコース間違いで45分程度ロスしたことが響いて撤退とすることにした。13時に下山開始とする。

  • やって来たモレーンを後ろ髪を引かれながら戻る。バルムホルンがとても美しい。

    やって来たモレーンを後ろ髪を引かれながら戻る。バルムホルンがとても美しい。

  • モレーンを下り切り斜度は緩やかになって安心して歩ける。

    モレーンを下り切り斜度は緩やかになって安心して歩ける。

  • 帰路は左岸を帰る。途中で例の橋があり行き先の表示もあった。右岸から登ってきたときはこの橋で左岸へ移るのだとわかった。朝の登るときは橋には気が付いたが、表示がなく(気づかず)さらにさらに右岸を進んだことが間違いだったと認識する。

    帰路は左岸を帰る。途中で例の橋があり行き先の表示もあった。右岸から登ってきたときはこの橋で左岸へ移るのだとわかった。朝の登るときは橋には気が付いたが、表示がなく(気づかず)さらにさらに右岸を進んだことが間違いだったと認識する。

  • 13時45分にハイムリッツに到着。ここで休憩とする。

    13時45分にハイムリッツに到着。ここで休憩とする。

  • 赤ワインとビール、そしてスープを注文する。

    赤ワインとビール、そしてスープを注文する。

  • スープは細かく刻んだ野菜とポタージュ風で温まる。

    スープは細かく刻んだ野菜とポタージュ風で温まる。

  • セルデンへ向かって降りる途中、黄葉した木々が美しい。

    セルデンへ向かって降りる途中、黄葉した木々が美しい。

  • セルデンの手前には石をもった3本の柱が立てられている。

    セルデンの手前には石をもった3本の柱が立てられている。

  • 14時25分にセルデンに到着。すでに帰りの小型バスが停まっている。いつの間にか高所には雲が広がりだしている。

    14時25分にセルデンに到着。すでに帰りの小型バスが停まっている。いつの間にか高所には雲が広がりだしている。

  • カンデルシュテークに戻る、フィシシュトックも美しく眺められる。

    カンデルシュテークに戻る、フィシシュトックも美しく眺められる。

  • 今夜のメニューは、キノコ、アンチョビ入りのパスタ、サラダ、鰯の缶詰、パン、赤白のワインだった。<br />本日の全行動時間は5時間07分、うち休憩40分、実動4時間27分で登り460m、降り460mだった。<br />思わぬ積雪とコース間違いで少し焦る場面もあったが、好天であったため心理的には安心感があるハイキングが出来たと思う。

    今夜のメニューは、キノコ、アンチョビ入りのパスタ、サラダ、鰯の缶詰、パン、赤白のワインだった。
    本日の全行動時間は5時間07分、うち休憩40分、実動4時間27分で登り460m、降り460mだった。
    思わぬ積雪とコース間違いで少し焦る場面もあったが、好天であったため心理的には安心感があるハイキングが出来たと思う。

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