2015/09/25 - 2015/09/25
44位(同エリア108件中)
ロク69さん
9月25日(金)、今秋スイス最後のハイキングの日となった。天気は快晴、バルムホルン・ヒュッテ(1956m)を目指す。昨日の雪の状態が残っていないか心配だ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝のブリュムリス方向の眺め。空は逆光で白くなっているが雲もほとんどない好天だ。
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外フィシシュトック(Uessere Fisistock、2947m)もきれいに見えている。左奥はクライン・ドルデンホルン(Klein Doldenhorn、3475m)だ。
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始発の7時44分に駅前からスンビュール行きのバスに乗る。セルデン行きの小型バスに乗ったほうがアプローチが短縮されるが、この季節の始発は8時50分なのでより早い時刻に出発する上記のバスにした。
スンビュール下駅からカンデルシュテーク方面を眺める。中央右の三角ピークはビーレ(Bire、2502m)、右の陽が当たっている山はツァラーホーレ、Zallerhore、2743m)で、エッシネン湖北側の山並みだ。中央奥のピークはエルミークホルン(Aermighorn、2742m)だ。 -
7時50分にスンビュール下駅のあるエッゲシュヴァンド(Eggeschgwand、1194m)に到着、すぐに歩き始める。まずはセルデン行きの小型バスのバス停があるワルドハウス(Waldhaus、1358m)が目標だ。
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バス道とは離れてカンデル川沿いの急坂を登る。川の流れは速い。
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川を渡って右岸を進むと、石造りの橋が見えてくる。小型バスが走る道路と一旦出会ってまた左岸へと移動する。
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ほどなく大きな岩に出会う。ワルドハウスの案内が書いてある、あと15分でいけるようだ。
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コースは平らになって小さな川沿いに進む。進行方向には巨大な岩壁が現れる。ウンター・タテリスホルン(Unders Tatelishorn、2497m)のようだ。その奥の反っくり返ったピークはオーバー・タテリスホルン(Obers Tatelishorrn、2965m)だ。
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歩くコースとタテリスホルン連峰の様子。
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8時25分にワルドハウスに到着する、35分の所要だった。ヒュッテまで2時間となっている。後方には、内フィシシュトック(Innere Fisistock、2787m)、その手前のぐにゃりとした岩模様をもつのはイェーガートッセ(Jegertosse、2157m)だろう。
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ホテル・ワルドハウスの全景。ガッチリとした大きな建物で包容力があるが、周りには家畜小屋がある程度で閑散とした印象だった。
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ワルドハウス付近からの2つのタテリスホルンの眺め。大きな山容がこちら側へ倒れ込むような迫力がある。
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振り返って北西方向を見ると、エシェネグラートの山並みの向こうに右からフィルスト(First、2548m)、アルメングラート(Allmengrat)、ブンダーシュピッツ、鞍部を経て大きなクリンロナー(Chlyne Loner、2583m)と連なっている。さらに、クリンロナーの左端にある凹んだ窓は、先日登ったブンダークリンデ(Bunderchrinde、2385m)だ。
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左部分の拡大。左端の凹みがブンダークリンデ、さらに正面の斜面にはアルメンアルプへと続くトラバースのルートも見えている。
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バルムホルン・ヒュッテの素敵な木の標識。ここから山道へ入っていく。
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山道に入っても暫くは平坦なコースが続く。黄葉した木々の間を歩くのは楽しいものだ。
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ルートはやがて急な登りが始まる。ジグザグに折れながら高度がどんどん上がっていく。前方に雄渾なドルデンホルンの姿が現れる。空にはうっすらとした雲があるが見通しはとても良好だ。
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木の階段が出現し一つ一つ踏みしめて登る。道幅は狭く左側は切れ落ちているので少し緊張する。
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高度が上がり、左手に内フィシシュトックとドルデンホルンが並んで見えるようになる。色合いや岩壁の様子が大きく違う山の対比が印象的だ。
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ルートで最も緊張する地点、湧き水で滑りやすくなった岩壁に付けられたコースを慎重に進む。ワイヤーがあるので随分助けられるが、左を見ると下腹部がむずむずする感じだ。
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左下の眺め。脚を滑らせたら下の草原まで落ちていきそうな絶壁が続く。左上の建物がある場所がワルドハウス、草原に横たわる牛たちが豆粒のように小さい。
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ドルデンホルンの荒々しい南壁の様子がはっきりしてくる。左のピークは小ドルデンホルン、右が本峰だ。小ホルンの下部に突出するいくつものゴツゴツした突起がすごい。
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小ドルデンホルン下部の突起の拡大。氷河によって削られた爪跡のすごさに驚く。
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左横の内フィシシュトックも同様の岩の突起があるのがわかる。
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オーバー・タテリスホルンも大きく見える。こちらは岩岩のエネルギーの大きさを感じる。
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絶壁の斜面に付けられた道が終わると一転してのどかな草原状の地点になる。前方にはバルムホルンが現れる。北側から眺めるこの山の様子は、これまでの印象と違うのでとても新鮮に感じられる。
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コースが左に曲がりドルデンホルンを背景にヒュッテが見えてくる。
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ヒュッテの拡大。秋色に被われた手前の草原とうすく陽を映す山肌が美しい。
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ヒュッテに近づくと管理人らしき人と犬がこちらを見て手招いてくれる。とても小さな小屋だがよい雰囲気を持っている。
10時12分に到着する、出発地点から2時間22分、ワルドハウスから1時間47分だった。 -
ヒュッテ内部の様子。こじんまりとまとまった食堂でキッチンと宿泊用スペースもすぐ横にある。
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キノコスープと赤ワインを注文する。スープはやや塩からいが熱いので美味い。付けられたパンはとても美味だった。少し早いが持参のおにぎりとタクアンで昼食とする。
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食べ終わって、ヒュッテの外から眺望を楽しむ。まずは左のバルムホルン、吊尾根状の稜線を経て小さなアルテルス(高い樹木の左上)が佇む。間の氷河はバルムホルン氷河(Balmhorn Gl.)だ。
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アルテルスの右手はタテリスホルン山群がダイナミックに見える。
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さらに右遠方、手前の草地はワルドハウス、中間の山並みはエシェネグラート、後方左はグロスロナー(Gross Loner)の山群(左端の白いピークが主峰のヴォルデレ・ロナー(Vordere Loner、3049m))、中央右のクリンロナー、ブンダーシュピッツ、フィルストと連なっている。
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グロスロナーの拡大。中間のエシェネグラートの向こうに高く連なっている。左からヴォルデレ・ロナー、ミットラー・ロナー(Mittlere Loner、3002m)、ヒンデレ・ロナー(Hindere Loner、2929m)と続いている。
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北東方向は、大小のドルデンホルンの南壁が大きく迫る。ガシュテレタールを挟んで聳え立つ堂々の偉容だろう。
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その左は内フィシシュトックの南壁も素晴らしい山容を見せている。
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ガシュテレタールの谷奥の様子。右から樹と重なるのがザックホルン(Sackhorn、3204m)、鞍部を経て中央のエルヴェルテッシュ(Elweltaetsch、3208m)、左端のビルクホルン(Birghorn、3243m)そして白いペータースグラート(Petersgrat)へと続いている。
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ヒュッテの前からアルテルスとオーバータテリスホルンを眺める小屋の管理者。飼い犬も負けじと同じ方角を見つめているようだ。。
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もう一度、小ドルデンホルン下の岩岩の拡大。何度見ても屹立する突起群は大きくこころに残る景観だ。
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40分間の休憩・昼食のあと10時42分にヒュッテを出発、下山開始とする。振り返ってヒュッテとドルデンホルンを眺める。来た時から時間が経過しているので陽の当たり方が変わって、印象も明るくなっているようだ。それにしても絶好の位置にあるヒュッテだと思う。
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難所は下るときの方が注意を要する。右下を見ないようにして降って行く。
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かなり降って谷奥方向を振り返る。左にドルデンホルン、中央奥にザックホルンなどの山並み、右はヒュッテ上方のガシュテレシュピッツ(Gasterespitz、2822m)に続く山並みだ。真ん中に広がるガシュテレタールはU字谷だということがよく分かる。
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急坂は終わって平らな道まで戻ってきた、ワルドハウスも近い。
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往復したヒュッテまでの斜面の様子。ルートは目視では定かでないが、よくこんな絶壁にコースを作ったものだと改めて感心する。
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ワルドハウスの手前、スンビュールのロープウェイがクリンロナーをバックにきれいに見えた。
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12時10分にワルドハウス前を通過、空の雲もなくなって快晴になった。
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ワルドハウスから暫くは、小川沿いの楽しいコースだ。木々の木漏れ陽と渓流横の歩行は、上高地の梓川沿いを歩いているようだった。
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またバス道の石橋までやって来た。あとは急な降りを少し進むだけなので余裕がでてくる。
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12時35分にスンビュール下駅に帰着、ヒュッテから1時間42分だった。後ろの丸いゲッリホルンが高く見える。
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カンデルシュテーク行きのバスを待つ。このスンビュールのロープウェイの下部駅はエッゲンシュヴァンド(Eggenschwand)というようだ。
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バス停付近のきれいな花。
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黄色もある。
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ピンクもある。
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カンデルシュテークに戻るとブリュムリス連峰も美しく眺められる快晴になっている。
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教会横のお世話になったホリデーアパート、Chalet Baergli。後ろにはブリュムリスが綺麗に見える場所だ。
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山山の拡大。左はウフェム・シュトック、中央は主峰ブリュムリスアルプホルン、右はエッシネンホルンと続く。
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今夜のメニュー、鹿肉のフライ、野菜サラダ付き、ベーコンとニンジンの煮物、タクアン、ショートパスタ・サラダ、ご飯、赤ワインだった。
本日の全行動時間は4時間45分、うち休憩40分、実動4時間5分、登り962m、降り962mだった。
今日は、高度差や歩行距離は短かったが急斜面をトラバースする慎重さを要するハイキングだったと思う。好天の下、素晴らしい景観を眺めながら印象深い登高が出来た喜びはとても大きかったと思う。
これで今秋のスイス・ハイキングの旅は終わった。
いつもながら、ホリデーアパートに滞在し自由で気ままな行動が出来たことを感謝している。持参した和風食材、現地での買出し、季節のジビエ、現地のワインとビールなど食べたり飲んだりすることも大いに満足できた旅だったと思っています。
今年(2015年)は夏と秋の2回にわたってスイスでハイキング旅ができてうれしく感じています。夏は①サースフェーと②ツェルマット、秋は③エヴォレーヌと④カンデルシュテークと4箇所のホリデーアパートに週単位で滞在し、それぞれの印象深い風土、文化、習俗を感じ、美しいアルプスを眺めながら歩くことができた喜びはとても大きいものでした。
早くも2016年夏のプランを考え始めているところです。
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