懐かしのスペイン再訪　３　　トレド編

2015/09/24 - 2015/10/08

懐かしのスペイン再訪　３　　トレド編です。
以前に2回訪問したことがありますがさすがに古都トレドと呼ばれる
だけあって狭い道や古い歴史のある建物が島のような砦にある興味深いところです。
ただしエル・グレコの家が前と全然違っており少し残念でした。
以前は本当に住んでいるような実態感があり、素晴らしかったの
ですが今は博物館となっており、生活感や面白みが乏しくなったように思いました。


＜旅行の概要＞
15年程前にスペイン北部のオビエドへ単身赴任で1年弱滞在したことが
あり、今回は懐かしいスペインを家内と訪問しました。
なお家内は今回がスペインへの初めての旅行でした。
サンデー毎日の私としては本当は1か月ほどゆったりと廻りたかったの
ですが、家内の長すぎて疲れるおいう意見もあり折衷案の約2週間の
日程で下記の6都市を巡りました。旅行記は7回に分けて投稿します。
今回の旅行はすべて日本のネットで予約した完全個人旅行でいろいろ
良いことや反省もありました。
今後スペインへ行く人の参考のために、いろいろな情報も記載します。


１.　9/24〜26　　出発ーバルセロナ
２.　9/27〜28　　マドリッド
３.　9/29　　　　トレド
４.　9/30〜10/1　コルドバ
５.　10/2〜3　 セビリャ
６.　10/4〜6　　 グラナダ
７.　10/7〜8　　 バルセロナー帰国

エリア トレド(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の目的地：トレドのカテドラルです。

今回の目的地：トレドを囲むタホ川

9/29の始まりです。

8:50発の電車に乗るためホテルをかなり早い目にでて8：10にATOCHA 駅に着きました。事前調査ではトレドまで３０分ほどなので自動販売機でも買えるかと思って
ましたが、特急の電車での３０分なので普通の窓口へ行っても売っていません。
駅員より指定席売り場へ行けと言われました。写真がそのカウンターですが並んでいるような、いないような、何か分かりません。
ウロウロしていると親切なお婆さんが英語でシステムを教えてくれました。

日本の銀行でもあるように、順番待ちの券を写真下部の発行器でとります。
そのあとは上の掲示板にある券番号毎に示されるカウンターへ行く
ようなっています。しかし日本のようにスムーズな対応ではなく中々
自分の順番が来ません。２０分ほど待って漸く順番がきました。
片道かと聞かれたので、帰りもこのようだったら大変なので往復で
購入しました。（こんなに手間と時間がかかるのだったら日本で予約して
おけば良かったと反省しきりです。）二人往復で４１．２ユーロでした。
早めに来て幸いでした、発車１０分前にやっと切符を手に入れました。

乗り場も入り口がX線検査の機械があるところで普通の改札のようではありません。
この写真のところが入場口。
最初分からずウロウロし行きすぎて戻ってきたりして時間ぎりぎりになりました。

乗り場表示がPRIMERAとか表示され番号がないので、どこか分かりにくいですが、2階の入り口から入り検札して、1階の乗り場へ降ります。

荷物チェックのあとで１３番乗り場へ行ってみると
２台の電車が頭を突き合わせて待っています。
どちらの列車かわからないので（違う方面だと大変なので）
またまた人に聞いて先頭の方の車両だと確認しました。
日本の常識は通用しませんからね。

上がRENFEの切符です。

下の左が地下鉄の回数券（METRO　BUS）　右の下が切符を買う時の
順番待ちのチケットです。

近場だから乗る時間は好きなように選択するつもりで、現地購入にしましたが
次回からは絶対に日本で買っていきます。

今回の旅行は電車や飛行機の乗換などギリギリとなり走ることが
３回ほどありました。（年なので息が切れます。　笑い！）

マドリードから30分ほどで終点のトレドへ着きます。

小さい可愛い駅です。

トレド駅 駅

外から見た駅です。

駅を出て右の方（町の方）へ5分ほど歩くとバス停があります。

5番、6番、22番がトレドの中心のソコドベル広場へ行きます。（1.4ユーロ／人　
乗るときの支払いなので小銭を準備しておきましょう）

トレドは3回目なので広場へ来ると大体方向が分かります。
すぐに教会の高い塔が見えてくるので迷うことはありません。

＜世界遺産　古都トレド＞
カテドラルです。（11ユーロ／人）
高さ９０ｍの鐘楼を持つ教会はイスラム支配時代のモスク跡に1227年着工し
1493年に完成したそうです。

昔は教会への入場は無料でしたが、宝物館に入るのに入場料が必要でした。

トレド大聖堂 寺院・教会

横位置のカテドラルです。

内部は５身廊で、２２の礼拝堂があります。
ゴチック様式だとすぐに分かりますね。

聖具室には美しい絵画が飾られています。

天井のフレスコ画も美しい。

香炉でしょうか？

緻密なステンドグラスです。その数は７５０枚あるそうです。

宝物です。
ルビーやエメラルドなどすごく豪華な王冠です。

聖書です。すごくおごそかで豪華な感じです。

どこもそうですが、ここも天井が高い教会です。

教会の向かい側にある市庁舎です。
１階にインフォメーションがありトレドの詳しい地図をもらえます。

教会を出た後で、少し早いですが昼食にします。
何か雰囲気のよさそうな店がありました。CANTEEN CAFEという店です。
昼の定食が１１ユーロです。
（最終的には税金がついて二人で合計２６．４ユーロでした。）
Menu del Dia (メニューデルディア)というのが”本日のメニュー”という意味で
昼の定食のことです。まず飲み物を選択します。
値段はすべて込みです、まずビール、ワイン、水、ジュースなどから飲み物を
選びます。次に料理はまずPrimero(前菜）を選びます。
我々はパエリアとツナサラダにしました。
次はSegundo(メイン料理）でオックステールの煮込みと子羊のチョップスに
しました。最後のPostere(デザート）は簡単な市販のアイスクリームです。

Menu del Diaはマドリード、バルセロナでは余り見かけませんでした。
アンダルシア地方では普通にありました。
昼食のお奨めなのですが・・・

ツナサラダ、結構ボリュームがあります。

家内とシェアします。

パエリアです。
パンと家内のジュースです。
私はもちろんビールです。

オックステールです、太いしっぽです。

子羊はあまり肉が無さそうです。

昼食後に街を散策します。

古い街並みが続きます。

御土産屋さんの陶器です。セビリャ焼きかな？？

昼食後で眠たくなりサント・トメ教会で少しうたた寝しました。
（2.5ユーロ／人）

教会は小さくて、人も少なくて静かでした。

狭い路地が至る所にあります。

道が斜めになっているので道を間違えやすい街です。

エルグレコの家へ行くつもりで歩いているとサン・ファン・デロス・レイエス
教会の方へ来てしまいました。

トレドはタホ川に３方を囲まれた城砦都市です。
これがタホ川です。右中央の下あたりに少女がいました。

何か危なそうな感じですが、とても我々は怖くていけないような場所です。
まあ大丈夫そうなので次へ行きました。

エルグレコの家から見える風景です。

エル・グレコの家が依然と全然違っており少し残念でした。
以前は本当に住んでいるような実態感があり、素晴らしかったの
ですが今は博物館となっており、面白みが乏しく思いました。

エル グレコ美術館 史跡・遺跡

昔住んでいた家のようです。

サン・ファン・デロス・レイエス教会へきましたが、扉が閉じており
本日は入場できないようでした。教会前の広場から対岸を見たところです。

サン・ファン・デロス・レイエス教会です。

サン ファン デ ロス レイエス教会 寺院・教会

サン・ファン・デロス・レイエス教会前に高い糸杉（？）がありました。
空の雲が少し秋の気配を見せています。

途中の一般の住居ですが情緒がありますね。

サントトメ教会の前の有名なお菓子屋さんです。
賞味期限が１か月というのを確認してマサパンを買いました。

アーモンドや砂糖を練って作る素朴な焼き菓子です。
日本に帰ってから食べた人の評判は良かったですよ。
ズッシリと重いですがお奨めです。

（１箱１０個ほどで４．７５ユーロです）

トレドの土産店

トレドの肉屋さん

ソコドベル広場（Zocodover）へ帰ってきました。帰りの電車が１７：２５なので
余裕を見て１６時には広場へ戻って来ました。
バスは広場に面するバルの前から発車でした。

アルカサル（要塞）です。
兵器などを展示していますが時間の都合で入りませんでした。

RenfeのAtocha駅へ帰ってきました。
２階から見るとこのような感じです。
昔コンコースがあったところを改装したような気がします。

実際のプラットフォームは私の後ろ側です。

マドリード プエルタ デ アトーチャ駅 (AVE) 駅

木の下に池があり沢山の亀がいました。

駅の中に池があるなんて、さすがスペインですね。

駅の北側の駐車場です。

これで９/２９のトレド編を終わります。

あと２枚は豆知識です。

マドリードの地下鉄の自動閉の扉です。（自動開ではありません。）

開けるのには黄色の中の緑ボタンを押す必要があります。

前に立っているだけでは、いつまでたっても開きませんので念のため。

ボタンの代わりに古い車両はノブを押し上げる形式の開扉ノブもあります。

明日はコルドバへ移動します。
切符は予約済なので今日のように時間がかかることはありません。