中央アジア・シルクロード。<br />民族の多様性と風景に魅せられ、2000年代半ばより毎年のように通うようになりました。<br /><br />ウズベキスタンを突破口に、トルクメニスタン、カザフスタン、キルギスタン、コーカサス３国、中国新疆。<br /><br />今回訪ねるタジキスタンは、最後の旧ソ連の国、最後のアジア未踏の国。何度も計画倒れだった思い入れのあった国でした。<br />私の中でのシルクロードの旅、ひとまずはこれで最終章です。<br /><br />今日はパミール高原大移動で、ホーローグからワハーン回廊を経由してムルカブへ向かいます。<br />翌日金曜日中にタジキスタンから陸路で中国カシュガルに着かなければならないので（週末は中国の国境が閉まるため）、本日中にムルカブに到着するようランドクルーザーをチャーターしました。<br /><br />☆航空会社<br />中国東方航空ＭＵ　羽田～上海（虹橋）～カシュガル往復<br /><br />☆ホーローグ～ワハーン回廊～ランガール～ムルカブ<br />6時15分ホーローグ発、9時イシュコシム着。朝ごはん<br />9時50分発、11時50分ヤンチュン遺跡、ヒビファティマ温泉<br />14時10分ランガール到着、ランチ<br />14時50分出発、20時25分ムルカブチェクポイント着<br /><br />

2015夏シルクロード旅行#4～タジキスタン・ホーローグ～ワハーン回廊を経由してムルカブへ

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2015/08/20 - 2015/08/21

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旅7日目、タジキスタン3日目。カシュガルを出発して4日目。

朝5時半起床。毎朝早起き。
朝6時ホーローグの宿をムルカブに向けて出発。

昨日と同じ道をムルカブまで引き返すのはつまらないし何より岩山ハイキングは勘弁。

となるとホーローグ?ムルカブをワハーン回廊経由で1日で移動するためには、車チャーターしか手段がない。
タジキスタンで車をチャーターする場合、1キロ0.75ドルが相場。ここから交渉していく。

切腹価格で300ドル。
同じ宿のオランダ人ミシェルとオーストラリア在住のNさん、ランガールまで行く二人は、私がムルカブまでチャーターする車の一部コストシェアしてくれたので負担が和らいだ。
ホーローグを出てしばらくすると、川の対岸はアフガニスタン。
この辺りから6時間あまり対岸はずっとアフガニスタン！
タジキスタンのインフラは脆弱だけど、アフガニスタン側のの僻地の村では送電線もなく電気すら通ってない様子。

タジキスタン側も計画停電はあるものの、一応送電線はあった。
時折小さな村が見えて、人の姿や家畜が見えた。

自動車も何台か見かけたが、相当の年代物。
イシュカシムでストップ。
ホーローグから2時間半ちょっとで到着。

このランクルは乗り心地いい。
この町にはアフガンとの国境があり、土曜日はビザなしでアフガン側のマーケットに行ける。

実はこれを狙っていたが、1週間の休みじゃ土曜日にここにいるスケジュール合わせるの無理。
ストップついでに朝ごはん。
卵料理がついて一人15ソモニだったかな、300円。

タジクでゲストハウス併設の食堂に入ると決まって出てくる甘いものセット、キャンディ、クッキー、ドライフルーツなんかがついてくる。
タジキスタン大統領、エモマリ・ラフモンの写真。
町中の交差点に掲げられていた。
ホーローグから、何キロという道標が1キロごとに立っている。
ガイドブックによると、131キロあたりが眺めがいいらしい。

まずは130でストップ。
アフガニスタン対岸まで泳いでいけそうだよ。
狭いところは5メートル無い。

こっそり泳いで行って入国したい。
いいペースで走ってるので、素通り予定だった途中の
ヤムチュン砦とビビファティマ温泉にも行こうってことに。
イシュカシムとランガール間にあるヤムチュン砦

脇に7キロ外れかなり急な坂道を登って行かなくてはならない。
往復14キロ×0.75=10ドル追加料金。

ドライバーと交渉。一人3ドルで、ビビファティマ温泉（さらに追加1キロ）まで行ってもらうことにした。
素晴らしい眺め。

Nさん持ってたフルートを構えてみたら、
背後の景色とミスマッチ。
さらに1キロちょっとある有名な温泉へ。
歩いても行けるけど暑いので車で行ってもらう。
アガハーン財団によって整備がされたヒビハティマ温泉。
男女交代制で、15分ずつらしい。
しかし、男性が次々入ってくるので、なかなか女性の番が回ってこない。

現地の女性たちは顔色変えず静かに待っている。
私が、ちょっと待って！もう女性の番ですよ、と言おうとしたら、周りから「この国は男性が強いから」とたしなめられた…。
岩風呂に入れなかったけど、別に室内の温泉があるというので、
そっちに入れてもらえた。

外国人のみ入場料10ソモニ、200円。
最後に名前や国籍を書いて、代金を支払う。
温泉はかなり山奥にある。

ここまで地元の人は歩いてきてる人もいたが、
下の村から乗合タクシーもでているようだった。
ランガールまでの風景。
アフガニスタン側の風景も雄大になってきた。
飽きることのない風景、
ワハーン回廊。
はるか向こうに雪山。
14時過ぎ、ランガール到着。
ここまで一緒だった二人はここで1泊して、またホーローグへ戻るという。

ここ村？目を疑うほど民家が少ない。。
当初はコスト抑えるため、ホーローグからランガールまで乗合タクシーで、
その先ランガールからムルカブまでを車をチャーターしようかと考えていた。
この様子だと、着いてすぐに手配なんて不可能だったわ。
ホーローグからムルカブまで通しでチャーターしておいてよかった。
本日の終点ムルカブまではさらに５-６時間かかるので、ここランガールでランチを食べていくことに。
時間が中途半端で空いているレストランがなさそうなので、彼らの泊まるホテルでランチをいただくことに。

メインはまたスープ。
焼きたてのパンが美味しかった。
20ソモニ、400円。
ランチの後はすぐに出発。

欧米人2人組がヒッチハイクしていたので、ムルカブまでシェアしようと思ったが、
残念ながら行き先は逆方向のホーローグ方面にだった。

この2人、長いこと車を待っているようで、暇つぶしにバトミントンしていた（笑）
ランガールの村を過ぎると、道は一気に急こう配の登りに入る。
みるみる小さくなっていく村。
さっきまでの天気は急変し、雨が降ってきた。

ここでキャンプをしているサイクリスト2人組を見かけた。
びしょ濡れになりながらビールを飲んでいた。
荒涼とした風景が広がる。
対岸に家畜とアフガン人の姿。
一か所パスポートのチェックポイントあり。
日が沈む前にムルカブ到着は無理だった。

Ｍ４１（ムルカブ?ホーローグの幹線道路）に合流すると、道路が格段に良くなったので車はスピードを上げる。

夜9時前にはムルカブ到着。
ホーローグからワハーン回廊経由でムルカブまで１日で来られた・・・！

2日前ホーローグ向かう前にムルカブのイブラヒムゲストハウスに予約を入れてたので、訪ねて行ったら満室。このオーナー、調子がいいが適当過ぎる。かなり残念な人だ。
高台にある別のゲストハウスへ。１泊１４ドル。

夜ご飯は必要ないと言ったが、お茶とお菓子、パンを出してくれた。
宿の人たちは英語も堪能でものすごく好印象だった。

明日はムルカブからキルギス・サリタシュ経由で中国カシュガルへ戻る。
キルギス国境まで車をチャーターし、１日でタジキスタン・キルギス、キルギス・中国の２つの国境越え。
ヨーロッパの国境越えと訳が違うので、難易度高いルートになりそう。

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この旅行記へのコメント（4）

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ムロろ～んさん 2015/09/24 20:02:50

確かに山国だったなぁ〜

sunnyさん

こんばんは、ムロろ〜んです。
先日のあっぷるさんのオフ会ではお世話になりました(^人^)。
今後ともよろしくお願いいたします。

さて、タジキスタンに行かれた旅行記を拝見しました。
私もだいぶ前ですが、2010年の6月にウズベキスタン経由で陸路で旅してきました。
ペンジケントからドゥシャンベへ。ヒサール要塞や涅槃仏のある国立古代民族博物館とかに行った思い出がありますよ。

sunnyさんの旅行記を見て、確かにタジキスタンって山ばっかで、山道を走行しないといけなかったなぁなんて懐かしく思いましたよ。
国道なのにオフロード？しかも四駆なのに途中パンク\(◎o◎)／！
旅行費用の高い旅でしたが、今でも忘れないものになりましたよ。

sunnyさんの地元の方との触れ合い、本当にフレンドリーな印象を受けましたよ。

ちなみに恥ずかしいのですが、私はビザも交通機関も日本からの航空券もすべて旅行会社任せにお願いしましたf^_^;。

ムロろ〜ん(-人-;)

sunnyさんからの返信 2015/09/25 19:30:46

RE: 確かに山国だったなぁ〜

ムロろ〜んさん

こんばんは。先日はありがとうございました。
おっとりとしたお人柄のムロろーんさんとミッフィーちゃんとのコンビにお会いできて光栄でした。
こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。

渡航前に旅行記拝見してました。
山ばっかりでオフロード、そしてチャーター代高い
でも素晴らしい国でした、タジキスタン！

もう旅行後半はネタとしか言いようがないですが、同じく忘れがたい旅になりましたよ。

これからも素敵な旅が続けらますよう、
元気に過ごしましょう。

sunny

> sunnyさん
>
> こんばんは、ムロろ〜んです。
> 先日のあっぷるさんのオフ会ではお世話になりました(^人^)。
> 今後ともよろしくお願いいたします。
>
> さて、タジキスタンに行かれた旅行記を拝見しました。
> 私もだいぶ前ですが、2010年の6月にウズベキスタン経由で陸路で旅してきました。
> ペンジケントからドゥシャンベへ。ヒサール要塞や涅槃仏のある国立古代民族博物館とかに行った思い出がありますよ。
>
> sunnyさんの旅行記を見て、確かにタジキスタンって山ばっかで、山道を走行しないといけなかったなぁなんて懐かしく思いましたよ。
> 国道なのにオフロード？しかも四駆なのに途中パンク\(◎o◎)／！
> 旅行費用の高い旅でしたが、今でも忘れないものになりましたよ。
>
> sunnyさんの地元の方との触れ合い、本当にフレンドリーな印象を受けましたよ。
>
> ちなみに恥ずかしいのですが、私はビザも交通機関も日本からの航空券もすべて旅行会社任せにお願いしましたf^_^;。
>
>
> ムロろ〜ん(-人-;)

ムロろ～んさんからの返信 2015/09/25 20:06:35

RE: RE: 確かに山国だったなぁ〜

こちらこそ、宜しくお願いします(^人^)。
フォローさせていただければと思います。
素敵な旅ができますよう、お祈りします(^人^)。

ムロろ〜ん(-人-)

sunnyさんからの返信 2015/09/29 12:55:57

RE: RE: RE: 確かに山国だったなぁ〜

はい、私もフォローさせていただきましたのでよろしくお願いします！

ミッフィーちゃんとどうぞ素敵な旅を♪

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