2015/01/24 - 2015/02/01
23位(同エリア186件中)
nabeさん
三日目。
この日はアルニフーエルフードーメルズーガです。
恐竜化石と三葉虫、水晶を採集しました!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ロイヤルエアーモロッコ エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
前回も載せましたが今回もあった方が良いかと思いましたので参考までに〜
-
というわけで前日、星を撮りに出るはずが爆睡してしまいました。
そこで早朝起きて宿の前で撮影開始。
そこは満点の星空。
こちらの写真は南東方向を撮影したもの。
さそり座が上ってきました(^_^)
中央左下の明るい星が一等星アンタレスです。 -
こちらは西側を撮影。
明るい星はたぶん木星。
右下に写っているのは宿です。
なんかの星団写ってますね〜 -
北側。
町明かりはアルニフです。
朝3時くらいから撮影始めたんだっけかな?
実は撮影のためにホテルを出ようとしたらぐるっと一周高い壁で囲まれていて、出られなかったんです。
正面玄関は簡単な閂(かんぬき)式だったのでこそっと開けて出る。
撮影終了→戻る→開かない(゜-゜)
え!?なんで?((+_+))
そういえば撮影中、一台のトラックが宿に停まった。
早朝だから何か食材搬入とかしてるのかなーと気にもしませんでした。
多分
搬入業者来る→従業員出てきて『なんで鍵開いてるんだ?』→搬入終了→従業員鍵占める
って流れだと思います(笑)
戻るのを諦めて再度撮影。
するとアルニフから爆音で歌が流れてくる(゜o゜;)
めちゃくちゃビビりました。それまですごく静かだったので。
どうやらお祈りの時間が始まる合図だったようです(・・;)
しばらくして明るくなり、無事に門も開きましたorz -
朝の宿前。
なんもありません。
何も無いから星空撮れるんですけどね〜 -
閉まっていた正面入り口…
-
このさびれた感じが良いですよね(笑)
-
このホテル、看板の上に車が乗っているのですぐ分かります(^_^;)
-
ここにもプール。
どこの国に行ってもスズメは可愛い(^.^) -
廊下です。
といってもこの棟は4部屋しかありません。
このほかに同じような造りの棟がいくつかあります。 -
宿の名前のとおり隕石の写真が飾られています。
本物の隕石はありませんでしたが。
これは鉄質隕石です。
鉄に一定の割合でニッケルが含まれる隕石をスライスして、酸で表面処理し研磨するとこの模様が現れます。
ウィドマン・シュテッテン構造と呼ばれ、この模様が出るものは隕石の中でも人気があります。
この格子状にも似た模様はニッケルの結晶が百万年以上かけて結晶化したもので現在のところ人工的には作れないため、この模様がある→隕石である証明、ということになります。 -
ゴミ箱の脇にも鉱物。
-
雨ざらしで汚れてますが、緑色の鉱物が確認できます。
孔雀石(マラカイト)かなぁ〜 -
なんかちょっと卑猥な形の鉱物も転がっています。
なんだろ… -
こんなところにも。
-
さっきの緑色とちょっと違う。
緑鉛鉱? -
当然こちらも雨ざらし(笑)
石の写真ばかりですみません(-_-;) -
朝食をいただき、アルニフのショップでイフマディ先生をピックアップ。
で朝食を食べながらガイドさんと話したのがシャワーの話。
初日も昨日も夜にシャワーを浴びようと思ったらお湯が出なかったんですよね〜
朝になったらお湯が出るようになったので朝入りました。
てっきり夜はボイラーを止めているのかと思ったんですが、ガイドさんいわく、一般的なホテルは朝お湯を沸かしてタンクに溜め、それが無くなったら終了(-_-;)
だからあまり遅い時間に入ろうとするとお湯が出ないとのこと。
そういうこと、早く言ってよ!(=_=)
というかそんなシステムで良いのかモロッコ(笑)
多分都市部の標準以上の宿はそんなことないと思うのでご安心を。 -
村の上空にモヤがかかっているのが分かりますか?
モロッコではまだ薪をつかっている家庭が多いため、特に朝は薪を燃やして出た煙がこのように村の上空に停滞するそうです。 -
アルニフを出ると急に停まって先生が指をさす。
「あそこに女の人が寝ているよ」
??
わかります? -
たぶんこんな感じ。
胸ちっさいっすね。 -
また、おもむろに近くにあった植物の葉に傷をつける。
「近くで見てごらん、白い液体出てきたでしょ?」って。 -
ふんふん、なるほど。確かに白い液が…
先生「これ毒あって、目とかに入ると失明するから」
って、おい!早く言ってよ(゜o゜;)
そんなもの近くで見なくていいし!!汗 -
危険植物を見せられてハラハラした後は、ちょっと移動してサンゴの化石採集。
古生代とは言っていたけど時代の説明無かったな… -
この黒っぽい転石にサンゴの化石が混じっていたり分離して落ちているので、ハンマーは使わずに表面採集です。
最初、先生はフランス語でガイドさんに説明していたのですがガイドさんが「サンゴ」という言葉を知らなかったらしく、なんかの化石が採れるらしいということで採集開始(笑)
形を見てフジツボ的な生物?と思ったのですが、車に戻ってガイドさんがスマホで調べたところ「サンゴの化石」ということが分かったのです。
ということがちょいちょいありました(^_^;)
まぁフランス語話せると言っても、普段地質の専門用語なんか話さないでしょうから先生と私の間に入っての通訳は大変だったと思います。 -
他には
ガイドさん「カーボ…、カルボニなんとかって言ってるんですけど、炭?石炭?すみません、勉強不足でよくわかりません」
とか。
あー、たぶん石炭紀のことじゃないですかね〜みたいな。
で、こちらがサンゴ。さすがにこれを見ただけでサンゴとは気が付きませんでした。自分も予習不足ですね(^_^;) -
ハニカム構造が観察できるものも。
-
そして次は昨日のホテルにあった家具にも使われる、化石が密集した岩盤を観に行きます。
移動中。
こちらは戦艦岩と呼ばれているそう。
遠くの岩が戦艦に見えますかー?(^^)
砂漠を船が進んでいるように見えますね! -
岩盤が露出しているポイントに到着。
-
化石が分かりやすいようにコントラストいじってます。
白っぽい所が全部化石。
デボン紀のゴニアタイトやオルソセラスが含まれます。
またまた超ざっくり説明すると、ゴニアタイトはアンモナイトの祖先と捉えていただければわかりやすいと思います。
オルソセラスは巻いてなくて真っ直ぐなアンモナイト的な感じ。 -
厳密にはゴニアタイトとオルソセラスは種類が違います。
あと、貝と思われがちですが頭足類というイカやタコに近いなかまですね。 -
日本で古生代の地層が露出している場所はとても限られているので、雨ざらし&腐るほどある化石に大興奮〜(^o^)丿
モロッコ最高。 -
こちらキレイに分離したゴニアタイト。
割ったらちょうどぽろっと取れました。 -
密集した化石の断面。長いのはオルソセラス。
右側のゴニアタイトはグルグル巻いている内部の構造が分かりますね。
構造がわかりやすいように表面濡らしてあります。
なぜこれほど密集したのかというと、古生代の浅い海にこいつらがたくさん生息していました。
大地が隆起するにつれて海はさらに浅くなり、海と隔絶されて湖状になるところがでてくる。
んでさらに隆起するとどんどんその湖の面積は狭くなる→密集する
って流れらしいです(先生談) -
アンモナイトの進化論も諸説あるようですので興味のある方は検索してみてくださーい
次は恐竜化石の産地へしゅっぱーつ(^o^)丿
おお!砂丘が見えてきた!
が、一旦通り過ぎて恐竜化石の産地へ向かいます。 -
と思ったら、おもむろに車が止まる。
どうやらここで鉱物採集をするようです( ´ ▽ ` )ノ
予定には入ってなかったのでテンションアップ!
ちかくの山で重晶石(じゅうしょうせき、バライト)を採掘しているらしく、ここはその仮置場というか一時的な貯留場所になっていて、赤水晶が採れるとのこと(^^)
さっそく採集ー(^o^) -
見た目は土にまみれて綺麗には見えません。
-
よく見ると重晶石入ってる(^^)
重晶石(バライト)はその名の通りバリウムを主成分とする鉱石です。 -
自分らをほったらかして夢中になる先生(笑)
-
こちらでの採集品一部紹介。
-
晶洞にオレンジ〜ワインレッドのグラデーションが美しいですね。
最初は赤水晶と聞いたとき、どうせ酸化被膜(鉄さび)じゃないの〜?とあまり期待していなかったのですが、両錐だったり、ファントムだったり、中まで色がついているっぽかったり、まっ透明だったり。
小さいながら(最大結晶5mmくらい)も、バリエーション豊かな水晶が確認できました(^^) -
ちなみに晶洞(しょうどう)というのは鉱石や地層にぽっかりあいたポケットのこと。
一般的に鉱物の結晶というのはこういった閉鎖された空間で成長します。 -
周囲の白い部分が石英、重晶石。
黒っぽいところは鉄と言ってましたが、なんだろう…
赤鉄鉱あたりかなぁ
他におもしろい結晶や鉱物は確認できませんでした(短波・長波の紫外線で蛍光する部分も無し)。
まぁ、当初鉱物採集は予定に入っていなかったのでとりあえず満足。
今度こそ恐竜化石産地へ向かって、オフロードを進みます〜 -
車の入れる場所まで到着。
実は先ほどの貯留場所でドイツ人カップルが声をかけてきました。
どうやら彼も化石が好きでバカンスを利用してモロッコにきたようです。
先生が、これから自分たちが恐竜化石の出る場所へ行く旨を伝えると、一緒に連れて行ってくれという話になったようです。(フランス語のやりとりなのでよくわかりませんが、あとでガイドさんに聞いたニュアンスだとそんな感じでした。) -
というわけでやや大所帯になり、ここから先は徒歩で20分くらい歩きます。
-
このあたりでは紀元前の人類が使っていた石器を拾うこともできます。
頭の中は恐竜化石のことでいっぱいだったので特に探しはしませんでしたが(-_-;) -
やっと見えてきた。
向こう側の丘の中腹に砂がボコボコ盛られているのが分かりますか?
これが穴から掘り出した土砂で、中生代の恐竜化石を含む地層がこの丘の中腹に水平に堆積しているため、横穴を掘って発掘しているんです。 -
着きました。
ドイツ人のおねえさん不機嫌そう(笑)
男の道楽に付き合わされて女性が大変な思いをするのはどこの国も一緒なのでしょうか(^_^;)
しゃがんでいるのがパートナーさんです。
お姉さんの後ろにある穴から掘り出します。 -
もちろん穴の中に入って発掘しました(^_^)
穴の深さは7〜8mくらい。
奥の方は狭いので腹ばい。
落盤防止も通気も考慮されていないところがいい!(笑)
そこにしびれる憧れるウゥッ!
ってことで僕ライト係。
なんで?(笑)
先生、自分にも掘らせてくださいよッ!! -
交代して掘らせてもらいましたが10分そこらで良いものが出るわけもなく退散。
翼竜の骨の一部(1cmくらい)は見つけましたが、地層をほじくるたびに舞い上がる土煙がすごくて(=_=)
穴から出て鼻かんだら真っ茶色でした(笑)
もちろん耳の中も。
穴の外ではここで採れた化石を売っています。
最初ここに着いたときすごく遠くからピザの箱を持ってくる現地人を見つけました。
こんな僻地にピザの配達を頼む強者がいるのか!!というかどこの町から配達!?とガイドさんと盛り上がっていたのですが、開けてみたら中身はこれでした(笑) -
そしてこれが4日前にここの地層から出たという出たてホヤホヤのスピノサウルスの椎骨!!
デカい!ヒレの部分までしっかり残っています(゜o゜)
スピノサウルスは北アフリカに生息していた大型の恐竜で、映画ジュラシックパーク3でティラノサウルスを噛み殺した主人公的恐竜です。
形はティラノサウルスの体にワニのような顏、帆のような背びれが付いていたと言われます。 -
やっぱりハンマーはEstwing!
地質やる人には結構有名な会社なんです。
ドイツ人お兄さんも同じハンマーでした。
ちなみにこちらの骨。
交渉で値下がりし、3000DH(日本円で4万くらい)で購入していました。
安ッ!!(゜-゜) -
再度、腹ばいになり夢中になる先生(笑)
穴の中はしんどかったので、掘り出した土砂の中からおこぼれを探します。
といっても一度篩(ふるい)がけされているので、そんなに良いものや大きいものは出ないんですけどね(^_^;) -
あぁ、そういえば客ほったらかして化石探しに夢中になっているイフマディ先生ですが昨年放送された『世界ふしぎ発見』のモロッコ編でも地質の案内人として登場しています。
-
パノラマでもどうぞ。
-
ここで採集した化石。
ちっちゃいのばっかり(笑)
これの他に翼竜の化石もう1つと恐竜の指骨じゃないかと思われる化石1つ採っていますが写真撮り忘れました(-_-;)
サイズはこれらと大して変わりません。 -
厚みが分かるように斜めから。
左から
草食竜の歯(と思われる)化石2、翼竜の骨1、恐竜の歯(もしくはその一部)5、何かの椎骨、恐竜の骨(の一部)2。 -
翼竜で有名なのはプテラノドン。
翼竜は空を飛ぶのに体を軽量化するため、骨がストロー状になっています。 -
この2つのうち1つは当初「魚のヒレ」と言われて先生に渡されたもの。
どう考えても魚のヒレに見えん!ということで自分で見つけたものを1つ追加し、帰国後にいろいろ調べたところ草食竜の歯の可能性が高いかなーと。
同定までいけるか… -
右側は紀元前の人類が使っていた矢じり。
実は採集終わった後に、ドイツ人のお兄さんが同じハンマーを使っていたこともあって話しかけてきてくれてちょっと話が盛り上がったんです。
そしたらこれくれた(笑)
おにいさん良い人(^.^)
左側は層理面にそって発達・濃集していた金属鉱物。
磁石にくっつかないので磁鉄鉱ではないと思いますがなんだろう… -
次は三葉虫化石の産地へ。
恐竜化石の産地へ到着する前の話ですが、先生から
「ガイドから夕方はメルズーガで夕日を観ると聞いているが、恐竜化石産地と三葉虫化石産地どっちに行きたい?両方行くと夕日の時間に間に合わなくなるんだ」と。
なぁにぃー!!そんな究極の選択できるわけないじゃないか!というわけで
「全部行きたいっす」と答えると、先生と自分の視線がガイドさんに集まる。
ガイドさん察したかのように
「え、ええ大丈夫ですよ。化石優先していただいても。砂漠の夕日より化石を優先されるお客様は初めてですけど(-_-;)」
あ、石キチガイっぷりにちょっと引いてる…?
そこで先生が笑顔で
「彼にとっては夕日より化石なんだな。どうせ朝日見られるから良いだろ、似たようなもんだよ。順番つけたら1位化石、2位朝日、3位夕日でしょ!?」
先生おっしゃる通りです。さぁ化石掘り行きましょうと結局全部回ることになったという経緯があります(^_^;)
予定も柔軟に変更できるのが個人旅行の良いところ。
ガイドさん振り回してすみませんm(__)m
ちなみに写真はメルズーガ砂丘の裏側。
真っ黒いですが、これは風向きもあってラクダの糞が溜まっているんだそうです(゜-゜)
普段、観光客の皆さんが見ているのはキレイな側だけ。 -
こっちがキレイな側。
全然ちがいますよね。 -
砂丘近くでは道路をラクダさんが渡る。
ラクダ優先。 -
メルズーガ砂丘入り口の町で遅めのお昼ご飯。
なんだか毎日遅めのランチですが、モロッコでは基本的にお昼ご飯は食べなかったり、食べたとしても遅めにさらっと済ませる人が多いらしいです。メルズーガ大砂丘 (サハラ砂漠) 砂漠・荒野
-
鮮やかですね〜
ランチはお決まりのチキンタジン。
4人で2皿。
ガイドさんとドライバーさんで1皿。自分とイフマディ先生で1皿。
え!?普通ガイドさんと自分じゃないの?(゜-゜;)
ガイドさんとドライバーさんはフランス語でなにやら盛り上がっている。
自分はフランス語喋れない。先生もくもくと食べる。
イスラムなのでもちろんフォーク等使わず手で食べるんですが、自分は慣れていないので食べるのが遅い。
先生早い。先生側のタジンがキレイに半分無くなる。
真ん中に壁が出来ているけど、先生もっと食べたそう。
食べていいですよと言いたいど伝えられない。付け合わせのパンで皿をぬぐう先生…
でも気持ちが伝わったのか、遠慮しながらちょっとずつ壁を浸食してくる。
最後に残ったチキン、どっちが食べるのか。いつまでも残っている…
どちらも遠慮している。
どうでもよい心理戦を先生と繰り広げたランチでした。
フランス語喋れたらよかったんですけど。メルズーガ大砂丘 (サハラ砂漠) 砂漠・荒野
-
砂丘の入り口まで来ておいてまた砂丘から離れる。
三葉虫の産地へ。
他の方の旅行記でも度々見かけますが、崖に白い石を並べたアンモナイトの絵。
こっちに化石ショップありますよ〜って案内らしいです。 -
到着!!
ここではノジュールではなく、手当たりしだいに転石を割って三葉虫を探します。 -
車を降りた途端、時代の説明も無しに石を割り始める先生。
うん、なんだか先生と私には同じ血が流れている気がする(笑) -
右の方は少し緩やかですが手前はかなりの斜度(゜-゜)
-
転石では飽き足らず、先生は上部の三葉虫が含まれる層まで突っ走って行ってしまわれました。
もう見えません。
先生も年に1,2回しかここには採集に来れないらしいのでテンション上がるのも仕方ないか。
下でチマチマ探しているのもなんなので自分も登ってみました。
上部に写っているのがわかりますか? -
上部で先生と再会できそうなところ。
このまま上で採集しながら日没を迎えました。
高い所から見るモロッコの大地に沈む夕日は格別でした!! -
採集品。
実は崖の上の方で、結構良いやつ見つけたんですが先生に持ってかれた(笑)
先生に見せたら、クリーニング道具持っているか云々聞かれて、修復してあとで画像をEメールで送るよって。
え!?それ僕の手元にどうやって届くの?
ガイドさんは崖の下にいるし、先生と私はお互い拙い英語でのやり取り。
もうめんどくさいからあげるよ!
案の定メールは来ませんが(笑)
そろそろ催促してみようかな。地質図のデータもくれるって言ってたんだけど。
写真は三葉虫の複眼や鼻のイボイボが良く残っているもの。 -
が、背面はぶっ壊れています。
なかなか完全体は難しい… -
こちらはほぼ完全体が入っていそうですが、ちょっとぶっ壊れている感もある。
クリーニングしてみないと何とも言えません。 -
しっぽだけ見えているもの。頭があるかどうかはこれまたクリーニングしてみないと分からない。
ガイドさんと自分が石をみては「しっぽ、しっぽ」連呼していたので先生はこの日「しっぽ」という単語を覚えました。 -
これは頭が見えている。鼻が欠けているけど完全体っぽい。
-
これ大きそうだけど何がどの向きで入っているのかよく分からない。
そもそも、歯医者さんが歯を削るときに使うようなルーターという削る道具は持っているのですが、これではうまくクリーニングできません。
エアーコンプレッサーを使用するエアツールのスクライバーとかエアチゼルという刃先が前後に細かく振動して掘削する道具が最適です。
削岩機の小さいバージョンみたいなイメージ。
持ってません(゜-゜)
というわけで、とりあえずこいつらはお蔵入りしました… -
そして何度も目の前を往復したメルズーガ砂丘に到着。
ラリーカーが集まってレースをやっています。
もう暗くなってきました。
先生とはここでお別れ。乗り合いタクシーでアルニフに戻るようです。
2日間ありがとうございました〜( ´ ▽ ` )ノ
明日は先ほどのドイツ人カップルを案内することになった模様。
いつの間にかしっかり仕事ゲットしてるイフマディ先生でした;^_^A -
砂丘の入り口には立派な建物があってこちらに泊まることもできるようです。
自分らはキャンプなのでこれからラクダさんに1時間半ほど揺られ、キャンプサイトへ向かいます。 -
素敵ですね〜
日程に余裕があれば泊まってみたいものです。 -
で、いきなりキャンプサイト到着。
日没後で暗かったのでラクダに乗りながら撮った写真はブレブレのものばかり。
ラクダが揺れるからブレるというのもありますが。
本来ならラクダに乗りながら夕日を観たり、砂丘の夕日ポイントで鑑賞したりするのですが、日没後のゴールデンアワーと月を眺めながらの移動も最高でしたよ〜 -
移動中の景色は良かったものの、身体的には結構きつかった(=_=)
日没後なので一気に気温が低くなり、下半身が冷えます。
ただでさえ体の硬い自分がラクダにまたがり、ずっと股割り状態でしんどいのに冷えて筋肉と関節は固くなる。
キャンプサイトに着いてラクダを降りた時、しばらく歩けませんでした。
股関節と膝裏がいたくて、足を引きずって歩く自分を見てガイドさんが笑う(-_-;)
相対的に女性は股関節が柔らかいですからね…
キャンプサイトではヨーロッパから来たと思われる若者たちグループが盛り上がっておりました。 -
夕飯もまたタジン。
全然飽きないよ、うん、全然飽きない(゜-゜) -
ガイドさんは一足先に寝たので自分は星の写真を撮りに外へ。
オリオンがキレイに写りました。
中央やや上にぼやっと写っているのがオリオン座大星雲M42。 -
月が邪魔でキレイに星が撮れない(-_-;)
でも火星に居るみたいな面白い写真が撮れましたけど。
中央の大きな砂丘の下にちょびっと写っているのがキャンプサイトです。
明日の朝はこの砂丘に上ってご来光を観ます。 -
キャンプサイトに戻る。
キャンプと言ってもオーストラリアでのキャンプのように地べたに空を仰ぎながら寝る野営ではなくて、既にテントが組まれており布団が敷いてあります。
立派に見えますが、砂の上に毛布一枚あるだけです。写真左側、毛布をめくってありますが砂地見えてますね。
あちこち歩き回った2日目終了!
明日は早起き!
おやすみなさーい
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- 子連れ旅人さん 2015/10/12 13:21:56
- 楽しい旅行記有難うございました。
- Nabeさん
ロンドン旅行記に投票有難うございました。
Nabeさんのこの旅行記、とても興味深く面白かったです。
私は全く鉱物の知識ないんですが、化石は大好きで
子供たちと化石堀にいったりします。
ドイツの北のほうには琥珀が打ち上げられる海岸があるというので
いってみたいなあ・・・。
星空綺麗ですね〜。星も大好きです。
ではでは、またお邪魔致しますね。
子連れ
- nabeさん からの返信 2015/10/12 13:48:10
- RE: 楽しい旅行記有難うございました。
- 子連れ旅人 さん
こちらこそ旅行記をご覧いただきありがとうございました(^^)
化石好きでいらっしゃるんですね!
なかなか狭い世界ですから同じ趣味の方がいてうれしいです。
鉱物もなかなか面白いですよ〜
ドイツに琥珀の海岸ですか!?
それは素敵ですね〜(^o^)
琥珀ですと岩手県の海岸でも拾えたりします。
こちらもまたお邪魔させていただきますのでどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
nabe
-
- mistralさん 2015/07/04 14:09:52
- 初めてしったことばかり!
- nabeさん
mistralと申します。
先日はモロッコの旅行記に投票をいただき
ありがとうございました。
nabeさんの楽しい旅行記にお邪魔しております。
砂漠で、あちら方向には化石の採掘場があります・・・
という案内をききました。
ただ単に素人としても行ってみたいと思いました。
それでも、nabeさんはその目的で行かれたわけですから
現地について、興奮されるお気持ち、わかります。
それにしても先生とのやり取りが楽しいですね〜
先生の発掘されたおこぼれをいただいたり!
nabeさんの発掘品を先生に押さえられてしまったり!
その道の専門家にとりましては、きっと是非とも欲しい
という貴重なものだったんでしょうね。
三葉虫の目が複眼だったなんて
初めてしりました。
今後ともよろしくお願いいたします。
mistral
- nabeさん からの返信 2015/08/17 17:52:43
- RE: 初めてしったことばかり!
- mistralさん
ご覧いただきありがとうございます!
そして仕事が忙しく、掲示板に投稿いただいたのに見落としておりました(;´Д`A
大変申し訳ございませんm(_ _)m
しかも中々更新できずにおりますorz
相変わらず先生にネコババされた化石の所在は不明ですが、近々続きを書きたいと思っておりますのでお手隙の際にでもご覧いただければ幸いです!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
babe
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
nabeさんの関連旅行記
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
86