2015/02/27 - 2015/03/01
64位(同エリア4769件中)
molmさん
北陸新幹線が開通しましたね。
こちらは開通前の旅行記ですが、概ね食ばかりなので、大勢には
影響がないように思われます。
敢えて言うなら、当分人気店は予約が取りづらいことでしょうか。
後編はこちら http://4travel.jp/travelogue/10990122
数年前に某有名ティーサロンで加賀棒茶(茎のほうじ茶)を試飲したら、
その味に感動し(買わなかったですが)、後日に有名店『丸八製茶場』の
棒茶を味わったらこれまた美味しく、気になった加賀棒茶ををテーマに
金沢市まで旅してみたく、4ヶ月前から計画を始めました。
その話を地元の常連店の店長(福井県出身)と話していると、
「それだったら小松弥助(閉店)に行かないとダメでしょ」と言われ、
今まで踏み込めなかった高級寿司もテーマに絡めることに。
また別の店のスタッフ(石川県出身)から『鮨みつ川』を勧められ、
あとは地元の支持が高い『乙女寿司』の3軒に決めました。
2015年春より新幹線とNHK朝ドラ『まれ』の影響で石川県ブームに
なるのは必至と見られ、行くなら新幹線開通前と判断し、寿司屋予約と
仕事の兼ね合いで開通2週間前の2泊3日に定めました。
今回も食いまくりツアーが避けられず、限られた時間と予算により
事前計画が大事な局面となりました。
予算だけでなく時間の大半は食に突っ込むこととなり、観光はほぼ
皆無で、兼六園(行ったことある)も金沢21世紀美術館も近江町市場も
寄らない旅となります。
前編は計画~初日の内容をご紹介します。
では、ご覧になってやってください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JR特急
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 日本旅行
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-
金沢市中心街の北側の地図です。(地図の川は犀川)
今回の旅は、(1)北陸新幹線開通前、(2)希望の寿司屋を予約することを背景に、
2014年11月の時点で金沢に決定し、ツアー予約前で寿司屋の予約が優先となり、
仕事の都合で2015年2月末が休みが取りやすくなりました。
今回は高級寿司屋3軒(小松弥助・乙女寿司・鮨みつ川)を定め、その中で最も
予約が取れにくい「小松弥助(閉店)」の日程を決めることが先決です。
小松弥助(閉店)は11時半〜16時の営業で、基本は3回転。
2014年12月1日に電話したら偶然にも繋がり(かける時間帯が良かった)、当初は
3ヶ月後の2015年2月28日を希望したものの、満席のため前日の27日にすると
1席だけ空いていました。
(予約方法は後ほどご案内します)
同じく12月1日に「乙女寿司」を2015年2月28日の夜に予約し、2014年12月5日に
「鮨みつ川」を2015年3月1日の昼に押さえました。 -
金沢市中心街の南側の地図です。(地図の川は浅野川)
寿司屋を3日連続(2015年2月27日〜3月1日)で予約したため、これで日程が
定まりました。
寿司屋さえ押さえておけば他は何とかなるだろうと思いきや、初日の夕食の
店を1ヶ月前(1月下旬)まで決めておらず、何とか割烹の「五十嵐」を予約
しました。
2日目のランチや、カフェ関連は一切予約しておりません。 -
今回の旅は明らかに食費が嵩むので、他で節約しなければなりません。
(金を使いまくる財力なんて無い!)
京都在住のmolmはJR(特急サンダーバード)とホテルがセットのプランとなり、
選択肢としてはJTB・日本旅行・近畿日本ツーリストの3社に絞られます。
(他の旅行会社はJRとホテルが別々になる)
その中でも条件が合ったのは日本旅行のWeb予約。(日本旅行は旧国鉄系列)
http://www.nta.co.jp/
特急サンダーバード(京都〜金沢)の往復+APAホテル金沢中央2泊で
計21,500円。
京都〜金沢サンダーバードは運賃+特急料金で片道6,900円、アパホテルは
1泊8,000円くらい(ましてや宿泊は金土)のため、1泊分くらい浮きました。
しかも私が持っている某クレジットカードで決済するとポイント3倍に。
早めの予約だと割安になる一方、こちらのプランは出発日の20日前から
キャンセル料が発生するので注意。
それでも休みが取れると信じて、2ヶ月以上前に予約。 -
限られた時間を有効活用するために、初日の出発時間は早朝で。
07:38京都発のサンダーバードは始発で、帰りは夕方の便(18時前)にしました。
日本旅行のWebでは予約時に特急の希望時刻も(第3希望まで)決めますが、
ここで注意すべき点はダイヤの希望変更は一度しかできないこと。
(molmも帰りの便を変更し希望通りのダイヤに)
出発日の約1ヶ月前にカード決済され、その時点で旅行会社がJRに問い合わせ
希望ダイヤが取れるかをメールしてくれます。 -
カード決済されているため、こちらの券を提示するだけでチェックインが可能。
(フロントで住所・氏名の記入は必要ですが)
アパホテルは創業地が石川県小松市、一時期は金沢市に本社があったためか、
金沢市中心部に4軒あります。
その中でも立地と温泉大浴場があることで片町にあるアパホテル金沢中央に。
http://www.apahotel.com/hotel/hokuriku/07_kanazawa-chuou/ -
金沢に着いてからは(たとえ冬でも)移動手段をレンタサイクルに。
探していると便利なシステムのレンタサイクルが見つかりました。
金沢レンタサイクル「まちのり」 http://www.machi-nori.jp/
こちらの特徴としましては、街中に19ヶ所のポートがあり、
クレジットカードとICカード(Suicaなど)があれば各ポートで
登録でき、自転車の乗り出し・乗り捨てはどのポートでも可能。
また、ポートで自転車を出してから納めるまでの移動時間が
30分以内だと追加料金がかかりません。
つまり、30分を超えると追加料金がかかるため、30分に
なりそうな場合は一旦自転車を納めてすぐ出せばいいのです。
もちろん時間内(7:30〜22:30貸出)であれば1日何度でも同じ料金で
最安200円で済みます。 -
HPのパンフレットをプリントアウトした地図です。
http://www.machi-nori.jp/wp-content/themes/machinori/common/images/pdf/machinori.pdf
ポートの範囲としては、金沢駅・ひがし茶屋街・にし茶屋街・本多町と
自転車で直行してもほぼ30分圏内です。(最も遠くて7km位か)
金沢市街の主な観光地はある程度網羅されていますよ。 -
以前より興味のあった加賀棒茶。
写真は石川県のHPです。
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/nousan/furusato/31boutya.html
加賀棒茶とは茶の茎の部分を焙じたもので、県内の食品認証要領取扱規則に
よると、国内で栽培された茶の茎(石川県内では茶の栽培はされていない)、
棒茶固有の色沢・良好な香り・異味異臭がないこと、食品添加物無使用が
条件となります。
今回の旅では上記のHPの中で、地元に根差した松風園茶舗と坂緑香園へ
伺うことにしました。
(後に2軒追加しましたが)
加賀棒茶というと丸八製茶場がかなり美味しくて有名ですが、某百貨店で
買える上、100g1,200円するため回避。
あくまでも地元に浸透した店に行くことが旅の醍醐味ですから。 -
あくまでも食がメインのmolmとしては食べたい店の事前準備が大事です。
今回は地元のフードライター「あすかりん」の情報が役立ちました。
ブログ http://ameblo.jp/shanti-sky/
ランチ・ディナーの殆どは(本名)長坂雅珠香さんの情報を参考にしています。
地元愛(石川県穴水町出身)のあるブログは詳しく紹介されており、週に1回
北國新聞などでコラムも書かれ、県内では超有名人です。 -
今回も食べまくるので、特保のサプリメント・飲み物を用意しました。
お陰様でかなり食べても、体重は1kg程度の増加で済みましたよ。
3日間で明らかに1万kcal以上も摂取したのですが。
事前に計画した内容は以下の通りです。
初日
金沢駅に着いたら朝10時から『黒百合』でおでん。
13時に寿司屋『小松弥助』
ひがし茶屋街の『久連波』と『茶房一笑』でお茶。
割烹『五十嵐』でディナー
2日目
喫茶店『素都』でモーニング
百薬キッチンでランチ → 『はざま』でステーキ丼に変更
『あげは』で海鮮ランチ
『つぼみ』で葛きり
合間に加賀棒茶の購入
『乙女寿司』でディナー
余裕があればもう1軒 → おでん『菊一』で2軒目ディナー
3日目
朝から加賀棒茶を購入
和菓子屋『月天心』で和菓子モーニング
→ パン屋『金沢小町』でランチ追加
『鮨みつ川』でランチ
『甘納豆かわむら』で土産購入
カフェ『亜汰』でコーヒー
事前に計画した軒数+α行くことができましたが、特に2日目は
モーニング・ランチ・ランチ・スイーツ・ディナー・ディナーと
食べ過ぎました。 -
では、ここからが旅の本編です。
朝5:30に起床し、京都駅7:38分の特急サンダーバードに乗車。
前日からの睡眠不足で車内で睡眠のつもりが、殆ど寝れず。
朝一番の列車のため、3割強はビジネスマン乗客でした。 -
金沢駅に到着。
開通前の新幹線ホームを在来線ホームから撮影。
(何のこっちゃかわかりませんよね) -
新幹線乗り場方面もパーテーションで囲われてました。
-
金沢駅西口(金沢港口)の様子です。
東口(兼六園口)に比べ地味ですね。 -
小松弥助の予約時間が13時(しか取れなかった)ため、金沢百番街で
帰りの土産購入リサーチとブランチで寄りました。
http://www.100bangai.co.jp/ -
「あんと」土産物コーナーの様子です。
-
あじわい小路の通路を抜けて1軒目の食事に向かいます。
-
朝からおでんを頂きに。
季節料理 おでん 黒百合
金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街「あんと」内 076-260-3722
10:00〜22:00(L.O.21:30) 無休
http://kuroyuri.ftw.jp/黒百合 グルメ・レストラン
-
昭和28年創業で、現在は2代目・3代目を中心に切り盛り。
伺った朝10時には3代目が仕入れた魚を捌いていました。
朝から地元の年配者が酒を飲みながらおでんを突いていました。
場所柄観光客も多いですが、基本は地元民に支えられてる店だと思われます。 -
玉子(100円)・車麩(150円)・大根(240円)・鰯つみれ(320円)を注文。
出汁はかなり関西に近く、ハッキリ言って旨いのは間違いないです。 -
常連おじいちゃんが旨そうに食べていたので、ふき(240円)を追加。
ふき5本を束にしており、想定外の美味しさでした。 -
百番街「あんと」では抽選も行われていました。
(2015年3月1日で終了、要するに新幹線開通前) -
金沢駅東口(兼六園口)もてなしドームに出ました。
「新幹線が春を連れて、やってくる」 -
東口(兼六園口)の地下に。
11時前で9℃だったのですが、この後の雪で気温が下がりました。
近くには北陸鉄道金沢駅(地下駅)がございます。 -
レンタサイクル「まちのり」の事務局に到着。
http://www.machi-nori.jp/
1日最安200円で、何度も乗り捨てできますが、自転車乗り出しから
納めるまで30分を超えると追加料金が発生するシステムです。 -
手持ちのクレジットカードとICカード(ICOCA)を登録し、自転車を確保。
自転車への広告も収入源なんですね。
既に雨が降っていますが、それでも強行。 -
金沢駅前の事務局〜香林坊ポートまで移動。(3〜4km程度)
地図
http://www.machi-nori.jp/wp-content/themes/machinori/common/images/pdf/machinori.pdf
ホテルに荷物を預けるために、一旦ここで自転車を返します。 -
今回は兼六園・金沢21世紀美術館など全く観光する気はなかったのですが、
石川四高記念文化交流館だけは気になりました。
http://www.pref.ishikawa.jp/shiko-kinbun/
文学館は有料ですが、旧制四高記念館は無料のため訪れました。
旧制高校は4年間で、旧帝国大学に入学するためのエリートを育てる学校です。
石川県が運営していることもあり、旧制高校の校舎が残されているのは貴重で、
有名な卒業生は西田幾多郎(哲学者)や井上靖(作家)がおられます。石川四高記念文化交流館 美術館・博物館
-
チェックイン時間前なので部屋には入れませんが、荷物を預けに
アパホテル金沢中央へ。 -
少し時間を潰して寿司屋『小松弥助』に向かおうとしたら雪が舞い、
正午過ぎに気温も1℃まで下がりました。 -
初日のランチ寿司『小松弥助(閉店)』の地図です。
今回は恐らく二度と伺えない名店に足を運べる貴重な機会です。
「東の(すきやばし)次郎、西の(小松)弥助」と言われる屈指の名店で、
すきやばし次郎の大将も通われ、銀座久兵衛の先代が「日本一の寿司職人」と
評されるほど。
2/27(金)に伺うために12/1に電話予約(よく繋がったよなぁ)して最後の1席。
時間は店側の指定で、「どちらからお越しですか?」と聞かれたほど。 -
予約の13時になっても呼ばれず、15分ほど待って入店。
(基本は11時半・13時・15時の3回転)
小松弥助 2015年11月で閉店
閉店前に行けて良かったです。
大将は84歳とご高齢ですが、握りは全てこなされています。
客層は地元民と観光客が半々といったところでしょうか。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
まずは予約方法をご案内します。
基本は3ヶ月前に連絡し予約するのが一般的です。
(常連は食べ終えると次回の予約を店内で行う)
テクニックとしては、伺う予定の4ヶ月前に電話し、
「O月の予約はいつ開始しますか?」と尋ね、開始日に
再び電話するのが望ましいです。
ここで注意すべきなのは電話の時間帯。
営業時間内は基本電話に出られません。
大将・助手・配膳のパートさん2人で切り盛りされ、入店中に何度も
着信があっても一向に出ることができないほど多忙です。
お勧めの時間は、開店前の11時前後or閉店時間の17時前後。
また旅行で伺う際は、小松弥助の予約が決まってから旅行日程を
組まれる方が良いでしょう。
私も土曜を希望しましたが、土日はホント困難で、予約が取れた金曜に
日程を合わせましたから。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
おつまみから頂くか、いきなり寿司からスタートするかを尋ねられます。
「握りますか?おつまみから召し上がりますか?」といった感じです。
大半のお客さんは酒・おつまみから頼みますが、molmは食い過ぎツアーが
始まったばかりなので、おつまみは断り、いきなり握ってもらいました。
構成としては、握り5貫・白山(器の寿司)・うなきゅう・味噌汁が一人前。
まずは赤イカで、塩と柑橘類がかかっており、このままで頂きます。
千切りにしてあるイカを乗せ、ふんわりと頂きました。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
次に炙りトロで中〜大トロを事前に炙ってから切り身を入れてあります。
脂の味はするのに、赤身のような食感です。
大将は84歳とご高齢ながら、助手のフォローもあり、次々とリズミカルに
基本3手で握ってくれます。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
ハマグリは大きめなのを開いて砂抜きして軽く煮てあり、煮詰めが塗られてます。
身が柔らかく、残った煮詰めを箸で掬うくらい美味。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
甘エビも照りがあり、おろした柑橘の皮を軽く降ってあります。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
赤身のヅケは、軽めに漬けてあっても凄く良いバランス。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
白山(器盛りの寿司)はヅケ・ウニ・とろろですが、続いて食べたヅケは
相変わらず旨い。
下に寿司飯が入っています。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
味噌汁は合わせ味噌にイカと柚子皮が入ってます。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
うなきゅうは本来一本巻きで手渡しですが、大将の粋な計らいで
「撮影用」と言って切ってくれました。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
最後に梅貝で、一回叩きつけて切ってくれます。
これも柔らかかったですよ。
ここまでが一人前です。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
以下は追加です。
穴子は白焼きを朴葉を敷いて焼いたものを熱々で塩と柚子皮で握ってくれます。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
鯛は軽く昆布締めしてあり、軽くスダチ。 -
小松弥助は2015年11月で閉店
コハダの酸味は軽めで。
恐らく締めの一品のネタではないでしょうが。
次の客が待機しているので、早めに退散。
一人前に穴子・鯛・コハダの3貫で合計9,200円でした。
さすがにこれだけ客のは納得でき、出る際に大将が
『molmさん、ありがとうございます』の一言。
客がみんな楽しそうにしており、幸せな食事でした。 -
小松弥助(閉店)を跡にして、近くの堅町ポートから再び自転車を確保。
ここから、ひがし茶屋街に移動します。
途中で道を間違えましたが、迷わず行けば20分もあれば充分です。 -
東山ポートに自転車を停め、ひがし茶屋街に到着。
ここではカフェをハシゴします。 -
カフェ『久連波』の地図です。
-
久連波(くれは)
金沢市東山1−24−3 076-253-9080
10:00〜17:30 水曜定休
http://www.higashi-kureha.com/
和雑貨販売と茶房の店で、系列の加賀友禅店の着物レンタルもございます。 -
抹茶と和菓子のセット(800円)を注文。
地元では有名な「吉はし」から和菓子を仕入れているとか。 -
『茶房 一笑』の地図です。
加賀棒茶では最も有名な丸八製茶場の系列です。 -
茶房 一笑
金沢市東山1−26−13 076-251-0108
10:00〜17:30 月曜定休(祝日の場合は翌日)
http://www.kagaboucha.co.jp/issyo/
アドレスが強気です。 -
生菓子と棒茶のセット1080円を注文。
以前に「献上加賀棒茶」を味わったことがあり、知っていてもやはり美味しい。
今回は茶葉を買っておりません。 -
後のサービスの水出し棒紅茶や煎茶・メレンゲがサービスで付いていました。
1,080円は高いと思いますが、サービス分を含めたら妥当ですかね。
この後は東山ポートで自転車を確保し、香林坊ポートで自転車を返してから
一旦ホテルに戻りチェックイン。 -
夕食の『御料理 五十嵐』の地図です。
香林坊109から、せせらぎ通り沿いに歩きます。 -
御料理 五十嵐
金沢市香林坊2−11−17 076-213-5251
ランチ : 11:30〜14:00 火・木のみ(完全予約制)
ディナー: 17:30〜22:00(L.O) 日曜定休五十嵐 グルメ・レストラン
-
ランチは火・木のみで2,500円+税のセット。
ディナーはおまかせコース5,000円+税〜。
1月下旬に電話して、2/28は貸切だったため、2/27で予約。
5,000円コースを頼んだら、結論から申せば安すぎると思えるくらい
この旅最大の収穫でした。 -
アラカルト注文はなく、基本おまかせコースです。
お酒は加賀梅酒(税込650円)ソーダにしました。
以下が少し春を先取りしたコース内容(5,000円+税)です。 -
白子豆腐・粟・車海老・つぐみ菜の蒸し物は、あんかけが治部煮っぽく、
京都のより心なしか醤油が多め。
まぁ塩辛くまではいきませんが。 -
ミズダコの吉野酢和えは、ウド・コゴミ・タラノメ・花まつもが入っています。
花まつもは能登島で獲れる学名アカモクで、メカブに近い海草ですかね。
吉野葛を酢に加えてとろみ加えています。 -
白魚の玉締め(玉子豆腐風)ウルイ乗せは、出汁で頂きます。
ウルイは山菜ですが、小松菜を柔らかくした食感ですかね。 -
八寸風なのは写真左から、甘エビ湯葉・菜の花お浸し・イイダコ煮付け・
青のり豆腐・白魚唐揚げです。
硬いと思ってたイイダコが柔らかく驚き。 -
マゴチとサヨリの刺身は、あんまり出回らないマゴチ(コチの仲間)を
食べられたのは貴重(鮮度が落ちやすく高価で取引)でした。
夏の魚と言われていますが、冬場も海底の砂場で潜んでいます。
ワサビは都度生からおろしてくれます。 -
シメサバとガスエビの刺身も美味。
シメサバは二時間程度の軽く酢締めで、ワサビ醤油よりおろし生姜の方が合うかも。
まさか収穫が少ないガスエビが食べられるとはって感じで、身が傷みやすい
(水揚げから24時間もたない)からその日中に食べる代物。
輪島が中心で能登半島周辺でしか獲れない貴重なガスエビは、基本県内でしか
出回らず、ボタンエビを濃厚にした感じ。 -
椀物はハマグリとハマグリしんじょうで、いい出汁が出てる反面、
ハマグリの旨味が出汁に移り過ぎたのが惜しい。
バランスが難しいところですが。 -
ヤナギサワラの幽庵焼きは、菜の花・赤かぶ・能登椎茸・フキノトウ味噌が
添えられています。
サワラは味醂で焼いてから、更に黄身入り味噌で焼いています。 -
鱈のあられ揚げは、揚げ出し豆腐・フキノトウ・行者ニンニクが添えてあります。
鱈の身はシッカリめ。 -
筍まんじゅうも美味しかったですが、筍はまだ収穫前のため、
冷凍ものか前年の水煮ですね。 -
土鍋ご飯は香の物とハナマツモ味噌汁が付いてます。
後からの出汁煎茶で出汁茶漬けがこれまた美味しい。 -
水物は豆腐チーズケーキ・デコポンゼリー・いちごで、美味しく締めました。
梅酒ソーダも含め税込6,050円は申し訳ないくらい安く、個人的には料理だけで
税込8,000円までなら出せます。
小松弥助は期待のハードルが高かったから上昇分が少ないけど、五十嵐は
ハードルがそう高くないから、感動がより大きかったです。 -
ホテルに戻り最上階の大浴場に浸かり眠りました。
初日から優雅な食事ができ、2日目以降も楽しみです。
後編はこちらです。
http://4travel.jp/travelogue/10990122
ご覧頂き、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- konomiさん 2015/03/25 19:21:45
- おいしそう〜〜〜〜
- 垂涎のお寿司にほうじ茶、それに五十嵐というのは初めて知りました。
これは本当に堪能の旅ですね〜〜〜。
みんな・・・行ってみたいです。
うらやましいなぁ〜〜〜。
- molmさん からの返信 2015/03/29 12:20:09
- RE: 凄いでしょ?
- konomiさんが行きたがってる小松弥助で寿司を堪能しました。
乙女寿司や鮨みつ川も含め、ホントいい経験になりましたよ。
とはいえ、他はリーズナブルな店ばかりですし、割烹の五十嵐は
明らかに安すぎる内容。
こちらの店は2014年5月オープンなので、まだ1年未満。
次回は2013年オープンながら予約の取れない『八十八(はとは)』で
考えています。
棒茶は敢えて大衆店を選びました。
買った中で最も高いのが100g700円クラス。
自分用は最も安い茶葉を買い込んでいます。
坂緑香園は地元民からも知られていませんが、石川県ふるさと食品
認証制度に選ばれています。
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/nousan/furusato/index.html
ここから土産をピックアップするのはアリだと思いますよ。
次回の福岡では福すしを検討しているmolm
- konomiさん からの返信 2015/03/29 14:12:29
- RE: RE: 凄いでしょ?
- > konomiさんが行きたがってる小松弥助で寿司を堪能しました。
> 乙女寿司や鮨みつ川も含め、ホントいい経験になりましたよ。
>
> とはいえ、他はリーズナブルな店ばかりですし、割烹の五十嵐は
> 明らかに安すぎる内容。
> こちらの店は2014年5月オープンなので、まだ1年未満。
> 次回は2013年オープンながら予約の取れない『八十八(はとは)』で
> 考えています。
>
> 棒茶は敢えて大衆店を選びました。
> 買った中で最も高いのが100g700円クラス。
> 自分用は最も安い茶葉を買い込んでいます。
> 坂緑香園は地元民からも知られていませんが、石川県ふるさと食品
> 認証制度に選ばれています。
> http://www.pref.ishikawa.lg.jp/nousan/furusato/index.html
> ここから土産をピックアップするのはアリだと思いますよ。
>
>
> 次回の福岡では福すしを検討しているmolm
>
いい情報をありがとうございます!
坂緑香園 覚えておきます!
福すしもおいしいですが、コスパでいうなら魚辰もおすすめです。
何せ市場にあるので鮮度は抜群です。大将の愛想は悪いですけど(笑)
http://4travel.jp/travelogue/10938480
あと、辰巳寿司もオリジナリティーがある寿司で有名。
それに老舗の河庄と山中は外せないかなぁ。
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40000005/
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40003573/B
博多にはほかにもラーメンやもつ鍋、焼き鳥 屋台などたくさん。
ぜひ堪能してくださいね。
)
- molmさん からの返信 2015/03/29 16:30:34
- RE: 福岡は未定ですが2015年中に何とか
- komnomiさん、坂緑香園はいい店です。
お茶屋なのに何故かタバコも売ってますが。
帰ってから、かわむらの甘納豆を松風園茶舗の棒茶『市乃棒』で
お茶したらホント優雅な気持ちでした。
まだ福岡(壱岐も)未定ですが、2015年中には行きたいものです。
河庄はランチで食べてみたいmolm
-
- らぼさん 2015/03/17 18:08:39
- 高級食べ歩きツアー
- こんにちは
まさしく高級食い倒れですね。
3か月前に予約ならこまめに電話して取れた日に合わせて出かけられますね。
私も冬の金沢に行くつもりでkurichさんにおすすめのお店まで聞いてたのにインフルエンザで行けませんでした。残念です。
今は新幹線開通ラッシュなのでちょっと間をおいてから行こうと思います。
金沢のメル友とカフェ、パン屋さん、フレンチの加賀歩きをしようと思ってます。
…らぼ……
- molmさん からの返信 2015/03/17 23:32:49
- RE: 相変わらず今回も「怒涛の食事タイム」
- らぼさんなら舌も肥えてるし、もっと突っ込んだ批評もできることでしょう。
仰る通り、大体の日を決めてから寿司屋の予約を取れた日に旅行日程を
併せていくスタイルにしました。
どうしても北陸新幹線開通前に足を運びたかったですし、小松弥助の
予約を逆算したら、これでもギリギリだったわけですよ。
まぁクリッチさんも相当いい店をご存じでしょうから、相当参考になる筈。
かに面(香箱蟹のおでん)を召し上がりたいなら、やはり12月か。
金沢の地元誌は結構参考になりそうですよ。(両方とも同じ出版元)
月刊金澤
http://www.k-club.co.jp/kanazawa/
クラビズム
http://www.k-club.co.jp/clubism/
恐らく石川県ブームは1年位続くでしょうから、落ち着くならその後が
いいかもしれません。
個人的には2年開けようと考えているmolm
-
- saraさん 2015/03/17 10:13:17
- 金沢のお寿司最高ですね
- こんにちは。
今回も美味しそうなものばかり。
東京では北陸新幹線のポスターがJR駅に溢れていて、近くなったんだなと実感しています。
少し空いたら乗りたいです。
金沢は回っていても美味しい、人口当たりのすし店が一番多いなどお寿司が美味しいところだと言われていますよね。
金沢では残念ながら回転寿司しか行ったことがないのですが(それでも美味しかった)いつかmolmさんの旅行記を参考にしっかりと食べに行ってみたいです。
後編も楽しみにしています。
- molmさん からの返信 2015/03/17 23:13:42
- RE: 金沢のお寿司は良かったですよ♪
- saraさん、東京からだと是非新幹線で金沢へ。
北陸新幹線かがやきは本数もそう多くないでしょうから、暫くして
落ち着いてからでいいのではないでしょうか?
関西人の私からすると、なかなか乗車する機会はないでしょうし、
せめて敦賀まで開通しないと。
金沢は基本的に食の良さを感じられます。
例えば、おでんなんかは出汁が関西風なので身近ですし、魚介類の
鮮度の良さからしても魅力あります。
確かに金沢の寿司は「回っていても美味しい」ので、次回は検討材料に
入れたいと思います。
一方、金沢の高級寿司はレベルと相場を考慮すれば、東京や京都より
明らかに安いでしょう。
小松弥助は銀座久兵衛・すきやばし次郎と肩を並べるのに、価格は
7〜8割くらいでしょうか。
後編でも紹介しますが、昼なら5〜6千円でかなりのレベルで頂けます。
その後編はもっと濃密(2日目なんかは朝・昼・昼・甘味・晩・晩)のため
かなりの店を紹介できますので、お楽しみに♪
3日間全てランチはダブルヘッダーのmolm
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