2015 　人形師東之湖氏作　「清湖雛」＆「絆雛」

2015/02/14 - 2015/02/14

外村繁邸へにんげん雛（ひな）まつり
お雛様に変身コーナー外村宇兵衛邸へ
プラザ三方よしから人力車にて東近江市レインボー大使
〜五個荘の商家に伝わるひな人形めぐり〜2015
　　　　　　　　　http://4travel.jp/travelogue/10984559

次に最後の目的地

中江準五郎邸にて東近江市が誇る雛匠、
東之湖氏作の創作雛「清湖雛」「絆雛」
　　　　　　　　　http://doll-touko.com/index.html

中央のブルーの衣装のお雛様は琵琶湖をイメージし、
海津大崎の桜をイメージして作られた桜の淡いピンクの10人囃子
グリーンの衣装の6人官女は湖を取り囲む野山を緑を。
衣装には滋賀県の湖東地域特産である近江上布（麻布）
が使われた見事な色合いの衣装。

お爺さんは「湖西の守り神」さま。
山の上から太陽が昇る東近江をイメージした「女神」など
つるし雛 も和室に展示されがぴったり調和して。

王朝時代を偲び.....時の経つのを忘れ..うっとりした一時。


2014 　人形師東之湖氏作（清湖雛）
http://4travel.jp/travelogue/10861399
2013　　人形師東之湖氏作（清湖雛）大雪で行けず
2012　　人形師東之湖氏作（清湖雛）
http://4travel.jp/travelogue/10647277
2011 　人形師東之湖氏作（清湖雛）
http://4travel.jp/traveler/isazi/album/10545979/
2010 　人形師東之湖氏作（清湖雛）
http://4travel.jp/traveler/isazi/album/10430358/
2009 　人形師東之湖氏作（清湖雛）
http://4travel.jp/traveler/isazi/album/10310973/
2008　人形師東之湖氏作（清湖雛）
http://4travel.jp/traveler/isazi/album/10220305/

エリア 湖東三山・多賀・東近江(滋賀)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 自家用車 徒歩

近江商人のふるさと東近江市五個荘では、
毎年「商家に伝わるひな人形めぐり」を開催。
かぞえて今年は20回です、

中江準五郎邸では、
地元の人形作家 東之湖(とうこ)さんの
創作雛人形が展示されています。

近江の情景をイメージした
滋賀県の湖東地域特産である
近江上布（麻布）の衣装をまとった「清湖雛」

<清湖雛>........親王（女雛）
聖水の舞が「ひとりでは淋しそう」との声を受けて男雛を制作する。
完成後、女雛と男雛が揃った記念として、
名前を一般公募した結果『清湖雛（せいこびな）』と命名される。

観る人は、普通お雛さまとお内裏様と・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　制作日:2006年2月

<清湖雛>........親王（男雛）

<清湖雛物語>　「無垢の神」

今年の作品は、四方の守り神の最後、南の女神を作成。
南の女神は滋賀県の中心地。
原点に復帰し、純粋、清楚な気持ちで未来に向かう姿を
白無垢の十二単で表現いたしました。

　　　　　　　　　　　　　　　制作日:2011年2月

「無垢の神」

純真無垢の「無垢」「むく」と読みます。

けがれがなく純真な事、
欲望や執着のない事、
世間ずれしていないこと、
清らかな事、清浄
いつまでもそうであって、ほしいのですが、
その反面、
それでは厳しい社会では生き残れませんので、
たくましく育ってほしいと願っているのでは？。

無垢の神

無垢の神

<清湖雛物語>

今年は近江八景の一景、比良の暮雪をテーマに・・・

「雪ふるる比良の高嶺の夕暮れは花の盛りにすぐる春かな」

「比良暮雪」は、琵琶湖の西岸に沿って連なる比良山地が雪に覆われ、
その美しき高峰が遠方から描かれています。
冬を過ぎ、春のおとずれを感じる頃になっても、
なお雪を残す連山は雄大かつ、優美な姿だったことでしょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　制作日:2013年2月

「比良暮雪」

「比良暮雪」

<清湖雛>

近江八景第二景は、瀬田の夕照・・・

「露時　雨もる山遠く過ぎきつつ　夕日のわたる勢多の長橋」

「瀬田の夕照」は日本の三大名橋の一つ唐橋を舞台に、
古来より「唐橋を制する者は、天下を制する」とも言われ、
夕日を眺めつつ一日の疲れを癒やされたのでしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　制作日:2014年2月

瀬田の夕照

去年の作品ですが
照明が顔に当たり残念。

瀬田の夕照

今年の作品です。
人形師東之湖さんの作品、毎年一体ずつ寄贈され、それも今年で10年目

<清湖雛物語>
近江八景第三景は、矢橋帰帆（やばせのきはん）

「いにしえの時の流れを感じづつ・・・」
矢橋はかつて近江マ米の出荷地として栄えた港。
白い帆を連ねて港に入る船の列が、
ゆったりとした時間の流れを感じさせる。

　　　　　　制作日:2015年2月

琵琶湖は湖東、湖北、湖西、湖南と四つの地域にかこまれながら、
美しい輝きをはなっています。
その琵琶湖を取り囲む、四方の守り神として、
今回製作し、登場したのが「湖西の山の神」です。
凛々しい姿が、魅了されそうです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　制作日:2009年2月

湖西の山の神

恵み豊かな緑の衣装 の様
長い年月を生きてきた強かな老木の印象

東之湖氏作の創作雛「清湖雛」
つるし雛も盛り上げ美しく調和して飾られています。

<清湖雛物語>東の女神

今年は、四方の守り神の一人、東の女神を製作。
湖東の山々からふりそそぐ太陽の光、希望への輝き・・・
一日の始まり、人々の新しい日のはじまり・・・
今も、未来も輝きつづけてほしい、
そんな願いを東の女神に託し・・・
　　　　　　　　　　　　　　制作日:2010年2月

東の女神

東の女神

東の女神

東の女神

グリーンの衣装の六人官女は湖を取り囲む緑を表しています。

六人官女

六人官女

琵琶湖は湖東、湖北、湖西、湖南と四つの地域にかこまれながら、
美しい輝きをはなっています。その琵琶湖を取り囲む、
四方の守り神として、
今回製作し、登場したのが「湖北の水の神」です。
凛々しい姿が、魅了されそうです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　制作日:2009年2月

<清湖雛物語>

「湖面に桜をうつし明ける近江の郷」湖周に咲く桜をイメージした10人囃子を製作
新たに仲間入りした作品です。
清湖雛物語もにぎやかになってまいりました・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　制作日:2008年2月

十人囃子は、皆表情が豊かで
一つ一つが手作りのぬくもりがあります。
桜の淡いピンクの十人囃子（ばやし）の一体を

近江商人屋敷 中江準五郎邸
戦前に朝鮮半島や中国で三中井百貨店を経営した
中江4兄弟の末弟・準五郎の本宅。

「清湖雛」を観られてから
次に「絆雛」をご紹介します。

今年の絆雛は「葵」と題された、制作日:2015年2月

「葵」あおい

＜東乃湖 氏作の「若草」＞「若草」と書いて「めばえ」と言うのです。
近江の麻を纏った平成の創作雛「清湖雛」をはじめ、
平成２３年３月に発生した東日本大震災の被災地を励まし、
元気づけたい思いから作られ、
絆雛は「若草」と題され、
一つは東近江市に寄贈され、他の一つは被災地に送られました。
　　　　　　　　　　　　　　　制作日:2014年2月

絆雛の最初の作品..制作日:2012年2月

絆雛は「陽（ひだまり）」と題された、制作日:2013年2月

絆雛のここ最近、「希望」が見受けられなくなりました。

プラザ三方よしへ
以前はここで...おひな様に変身！でした。
ここに人形師東之湖氏作
ひっそり奥に飾られてました。

五個荘の人形師・東之湖さんによる創作ひな人形「清湖雛」（中井準五郎邸）
その奥の部屋では
中江準五郎邸には、たくさんの郷土の人形が陳列されています。

小幡人形（おばたにんぎょう）がお迎えする郷土民芸品展　
小幡人形は約３００年前、
初代細居安兵衛が伏見人形を参考に作り始めたとされる。
旧中山道を往来する人々に「小幡でこ」と親しまれてきた。

2階に上がりまして。
いろいろ雛まつり人形を楽しませてもらいました。

すべて見終えて玄関の方へ

五個荘近江商人屋敷中江準五郎邸から

今年も地元の方三人にお逢いして楽しかった・
岐阜より四人で早朝から雪の中から現れ
今は雪もほとんど溶けて帰り支度する・

金堂まちなみ保存交流館近くの駐車場へ

この旅行記へのコメント （1）

• 一歩人さん 2015/02/19 01:26:05

  うつくしです。

  こんにちわ。
  お子さんが人形とお話しているのを思いだしました。旅行記を拝見していると、余りの美しさに、魂が宿っているようでした。ありがとうございました。