2015/01/14 - 2015/01/26
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funasanさん
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山の上のホテルに3泊した後、ホワイトビート前に建つ「ボラカイ・オーシャン・クラブ・ビーチ・リゾート」(写真)に移動する。まさにオンザビーチの綺麗なホテルでここで2泊する。
早朝のホワイトビーチでのジョギング、朝の海を見ながらレストランでの朝食、その後はホテルのゲスト専用チェアーに寝転がって読書、仮眠、暑くなったら海で泳ぎ、再びチェアーへ。至福の時間が過ぎていく。
しかし、一歩踏み込んで、現地フィリピン人と話をしてみると意外な事実に出くわす。ここは奴隷労働現場である。
http://www.oceanclubboracay.com/index.php
注:為替は1ペソ=2.7円で換算する。
私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
(新刊『夢の豪華客船クルーズの旅
ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』案内あり)
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1月18日(日)午後1時頃、ビーチフロントのホテル「ボラカイ・オーシャン・クラブ」(写真)にチェックインする。
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外壁が真っ白で実に綺麗なホテル(写真)である。しかもホワイトビーチに面しており、いつでもビーチに出れる。
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チェックインが早すぎてまだ部屋には入れない。そこで、ホテルのレストラン(写真)でランチにする。
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メニューは豊富でインターナショナル料理からフィリピン料理、日本料理、韓国料理まである。取りあえず、当たり外れのないよう「サーモン・グリル」(写真:300ペソ、810円)を注文。まずまずの味。
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レストランはプールとビーチに向かって開かれており、開放感いっぱいである。私はビーチに一番近い席に座り午後の日差しの強いホワイトビーチ(写真)を眺めながら料理に舌鼓をうつ。じわっ〜と喜びが湧き上がってくる。やはり、ビーチフロントのホテルはいい。
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午後2時頃、部屋に入る。お洒落な天蓋付ダブルベッド(写真)が部屋の中心に置かれ、ハネムーンムードが漂う。若い2人ならきっと盛り上がるであろう。しかし私はここで1人で寝る。
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窓側のソファーとテーブル(写真)。客室代金は2名朝食付きで12658円(エクスペディア予約)2名で泊まれば1人6329円。一番安い部屋を予約したので窓からの眺めは全くない。
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小さめのデスク(写真)。頭上のエアコンをかけてみたら音がうるさい。日本の静かで機能的なエアコンに慣れ親しんだ者にとっては、×である。机の上に韓国語のカップめんが置いてあったので、後で確認したらオーナーは韓国人だった。
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バスルーム(写真)は機能的で使いやすい。ここで熱いシャワーが勢いよく出ればいいのであるが…。やはり少量の湯がちょろちょろと出るだけだった。よって×。参考までに、ボラカイ島の水は隣のパナイ島から海底パイプで送ってくるという。
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エアコンとシャワーを除けば「オーシャン・クラブ」(写真)は実にいいホテルである。特にその場所がいい。ステーション3の南端に近くいつも静かである。
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見よ、この「きらめく白砂のホワイトビーチ(写真)を」と思わず叫びたくなる。ここは騒々しい音楽や観光客のざわめきも少なく、美しいビーチを心行くまで味わえる。
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ホテル専用のチェアーとパラソル(写真)がビーチに並ぶ。しかもガラガラで席取りをする必要がない。欧米人と違って一般的にアジア人は各種ツアーに参加しビーチで日光浴しない。私はさっそく水着姿でここに寝転び、ビーチリゾートを満喫する。
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見上げれば背の高いヤシの木(写真)が青空に伸びる。夏本番、ここはフィリピン、ボラカイ島。素晴らしき避寒地である。
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暑くなったら海で泳ぎ、再びチェアーに寝ころび休憩、読書。飽きたらビーチを散歩して趣向を凝らしたホテルのビーチチェアー(写真)やレストランを見学する。
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ボートステーション2の近くに大型のリゾートホテル『ボラカイ・リージェンシー・ビーチリゾート』(写真)がある。非常に大きなホテルで、ビーチに面してお洒落なレストラン・カフェがオープンしている。夜になるとビーチにテーブルがセットされディナービュッフェがはじまる。もちろんライブ演奏付である。
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海に向かって「ボラカイ・リージェンシー・ビーチリゾート」のゲスト専用チェアー(写真)が並ぶ。こんなに素晴らしいロケーションのパラソル付チェアーであるが、結構空いている。黙って座っても分からないが遠慮しておこう。
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そして、チェアーの先には遠浅の海にヨット(写真)が浮かび、人々が波と戯れる。素晴らしい風景!
ボラカイ・リージェンシーの周囲には韓国人がやたらと多い。一方、日本人は皆無だ。「おーい、日本人よ。どこにいるのか?」と叫びたくもなる。 -
ボラカイ島のホワイトビーチ(写真)は(ショッピングやシティライフを除けば)ハワイのワイキキビーチに匹敵する魅力を持っていると思う。日本から近くて安いビーチリゾート、時差も1時間しかなく体や懐に優しい。中国人や韓国人に占領されているのは悔しい…。
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午後3時過ぎ、暑くなってきたので夕涼みにいつもの場所「ボラカイ・マンダリン・ホテル」に行く。顔なじみになったウェイトレスに挨拶しカプチィーノ(写真)を注文。ここで持参した本『資本主義の終焉と歴史の危機』水野和夫著(集英社新書)を読み始める。
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世界的な超低金利は利潤率がゼロに近づいており、資本主義の死に向かっている、と彼は説く。難解だが非常に示唆に富む好著。読書に疲れたので一旦ホテル(写真)の部屋に帰って休憩する。
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夕暮れ時、ホテルの前には簡単なディナー用テーブル(写真)がセットされる。ロマンチィックなサンセットディナーの開始、でも1人では絵にならない。やはり妻か恋人同伴でないと…。
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そして、見事なサンセット(写真)
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今夜はあるホテルのディナー・ビュッフェにする。オードブルからデザートまで品数が多くおいしそうだったので入ってみた。料金は税・サ込で550ペソ(1485円)ライブ演奏専用ステージがあり歌と演奏、そしてファイヤーワークショー(写真)もある。
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店頭にはグロテスクながら「子豚の丸焼き」が掲げられ、そこから香ばしい匂いが漂ってくる。その豚肉を切り分け、特製のタレで味わう。(写真右側)
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フィリピン料理、中華料理、韓国料理、日本料理等、何でもありの雰囲気で、寿司や刺身(写真)もある。それらを見てるだけでも楽しい。
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訳の分からないデザート(写真)もあり、色々試してみる。国が違うと文化が違い、食にその違いが現れる。一旦日本の味を忘れて現地の料理に積極的に挑戦するとその国への理解が深まる。
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年をとってくると体も心も柔軟性がなくなる。しかし、フィリピンの暖かい空気と美しいビーチは心と体を解放してくれる。私を若者に変身させてくれる。(ガオー)まだ、寝るのは早い。ディナーの後、ホテル巡り、人間ウォッチをしてホワイトビーチで遊ぶ。
写真:夜の「ボラカイ・オーシャン・クラブ・ビーチ・リゾート」 -
翌日の朝、空は見事に晴れ渡り、今日1日の幸せなボラカイ島生活がはじまる。このホテル(写真)は本当に綺麗だ。美しき韓国女優が現れそうな雰囲気…。
私は色白の日本人女性が好きである。肌の色の濃いフィリピン女性はNo Thank youで、韓国女優には心が揺れる。 -
朝早いホテル前のビーチ(写真)。ここでストレッチ体操をする。暑くも寒くもなく実に気分がいい。
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体をほぐした後はビーチで軽いジョギング(写真)をする。ホワイトビーチは南北に4Kmも伸びているので気の済むまで走れる。
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部屋でシャワー(これが×)を浴びた後、レストラン(写真)に行く。プール側、ビーチ側の全ての窓が開けられ解放感いっぱいである。
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私はビーチに一番近い席に座り、ビュッフェの朝食(写真)をはじめる。料理の品数が多くはないが味はよい。
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目の前は朝のホワイトビーチ(写真)、この眺めを堪能しながらビュッフェの朝食を味わう。これはもう至福のひと時…。1時間以上かけて朝食を楽しむ。
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フィニッシュはコーヒーをビーチのチェアーに持っていって、ここで海を見ながら食後のコーヒータイムにする。ボトルの水、本、サングラスは必携である。
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このホテルの客室カテゴリーはグレードの低い順に「スーペリアルーム」「デラックスルーム」「スイートプールアクセス」「グランドデラックス」「ダイヤモンド・スイート」「オーシャンビュースイート」と様々である。プールサイドの客室がお勧めであるが、通路から丸見えでプライバシーがない。さらに、プールサイドには誰でも使えるチェアーがない。よって、ほとんど観賞用プールに近い。
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居心地がいいのでお昼までホテル前のチェアーで過ごし、ランチもホテルのレストランでとる。今日は「クラブ・サンドイッチ」(300ペソ:810円)、ボリュームがありうまい。全部は食べきれないので、残りをラップしてもらって部屋に持ち帰る。
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ホワイトビーチ(写真)は朝、昼、夕、それぞれ面影が変わり見飽きない。朝方のビーチはバンカーボートもヨットも少なく、静かな雰囲気である。しかし、天気の良い午後になると無数のボートやヨットが集まる。
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ホワイトビーチに集まる青いヨット(写真)、彼らは観光客を捕まえてヨットに乗せ、日銭を稼いで生活している。朝、パナイ島からボラカイ島にやってきて夕方、再びパナイ島に帰る。動力なし、風まかせのヨット、風まかせの人生…、そんなんでいいのだろうか?と他人ごとながら心配になる。
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ホテル「ボラカイ・オーシャン・クラブ」の前にも客引きフィリピン人が多数おり、声をかけてくる。暇だったので中年の男性1人と色々話してみた。
彼は言う。「俺はここのレストランのウエイターなんかはやらんよ。コミッショナー(客引き)のほうがいい」
写真:日差しが強い午後のホワイトビーチ -
私「コミッショナーは不安定なのでホテルで働いたほうがいいのでは?」
彼「レストランスタッフの給料知っているか?、1日で300ペソ(810円)にもならんよ。ダイビング客1人捕まえれば300ペソになる。こっちの方がいい」と。
後で、ホテルの女性レストランスタッフにも聞いてみた。彼が言っている話は本当か?
写真:ホワイトビーチにあるアトラクション -
彼女は少々怒りを込めて語ってくれた。「本当よ、私たちの給料は1日287ペソ(775円)、1日8時間労働で週休1日だけ。1か月働いて7500ペソ(20250円)よ。しかも税金に500ペソ、保険料他に400ペソ、アパート代に3000ペソ(友達と共同)とられる。残りは食費に消えて全く貯金ができないわよ」
写真:夜のディナー・ビュッフェ「ボラカイ・リージェンシー・ビーチリゾート」 -
彼女はさらに続ける「ここでは何年経験を積んでもダメ。友達で7年間働いても全くサラリーが上がっていない人がいる。どこのホテルも同じよ。だから経験を積んで早く外国で働きたい」と。彼女は私の娘と同じ28才だった。恐らく収益はホテルオーナーたる外国資本や一部フィリピンの富裕層が根こそぎ持っていくのであろう。ボラカイ島のビーチからフィリピンの奴隷労働の現場が見えてきた。
写真:夜の「ボラカイ・オーシャン・クラブ・ビーチ・リゾート」
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