今度はニシレッサーパンダの子供たちに会いたくて熱川バナナワニ園へ（３）ニシレッサーパンダ特集：食欲旺盛なペリーくんや夕方元気で落ち着きなかった男子レッサーパンダたち

2015/01/17 - 2015/01/17

子パンダ以外の男子レッサーパンダは、いるはずの子にはみんな会えて、なんとか写真が撮れました！
レッサーパンダ・ブロガーさんの記事であらかじめ知っていましたが、亡くなったと思われる１頭を除いて。
その子は前回2014年９月に会えたときには、鼻のあたりにできものができていて、気になっていました。その子がお星さまになったのはそれが原因とは限らないのですが、前兆だったように思えてなりません。

かというと、熱川バナナワニ園初回から私のお気に入りになった2010年生まれのチャーミング王子さまは、初めて会った２年前の2013年２月から、後ろ足を１本痛めていて、歩くときにはその足を曲げて、体重をかけないようにしていました。
２年前はまだそんなにはっきりしなかったのですが、今回は足を曲げて歩く様がとても目立ちました。
でも、本人はいたって元気で、夕方、テンションが上がっていたとき、３本足でもかなりのスピードで、丸太のコースをぐるぐる回っていました。
ただ、３本足なので、丸太が交差するところでいつもずっこけていたり、曲がるときにはその足も下ろして、バランスをとったりしていました。
治療すれば治るようなものならともかく、この子は一生、この足と折り合いをつけて生きていかなければならないのでしょうし、年を取っていくとますます不調になるかもしれません。
でもいまはまだ、それをものともせず元気だったので、少しほっとできました。

熱川バナナワニ園のレッサーパンダのケージや放飼場は、入口、ワニ放飼池の隣とゾウ舎の前と３か所にあります。
入口やワニ放飼池の隣のケージの子たちは昼前でも起きている子もいたのですが、見学する順番からしてどうしても昼近くになってしまったゾウ舎の前のケージの子たちは、見に行ったときは朝ご飯の笹をひととおり食べ終わり、ニアミスで起きているところに会えた子もいますが、みんなさっさと昼寝に入ってしまいました。
でも、夕方になると、夕ご飯を待ちわびてか、元気、元気！！　まるで回し車を回すハムスターのよう@
チャーミング王子さまを筆頭に、若い子ほど歩き回るスピードが速く、可愛かったけれど、まあ写真が撮りにくかったこと（苦笑）。

オリビアちゃんの男の子の次に園内で一番若いペリーくんは、昼寝をした時間もありましたが、食べ盛りだからか食べている時間も長く、夕方だけいきなりハイテンションになるということもなく、１日ずっと元気そうでした@
そして地面を歩き回ることはあまりなく、渡り木など目線以上の高いところにいてくれたおかげで、とてもフォトジェニックでした。
樹上生活を好むレッサーらしく、やはり若いレッサーは、できるだけ高いところにいる方が落ち着くのかもしれません。

ただ、2011年生まれでまだ３才のペリーくん以外、熱川バナナワニ園のレッサーたちは元気そうでも、総じてみんな毛並みが悪いのは気になりました。
尻尾の毛がみーんななくなっていた子の尻尾は相変わらずネズミ尻尾で、それを見て他の来園者もびっくりしたり、心配したりしていましたが、そこまででなくても尻尾の先っちょの毛がない子が以前より増えた気がします。
換毛期にしてはまだ早いし、ストレスのせいでしょうか。
レッサーパンダと見学者の距離が近いのは嬉しいのですが、それが男子レッサーたちの毛並みの悪さの原因でなければよいのですが。

＜４度目の熱川バナナワニ園のニシレッサーパンダ詣の旅行記のシリーズ構成＞
□（１）通算４度目のアクセス編＆ちょっぴりグルメ編＆熱川バナナワニ園いろいろ
□（２）ニシレッサーパンダ特集：両親と同居の子パンダちゃん＆閉園30分前にやっと会えたオランダ種のオリビアっ子＆可愛くて穏やかな女子レッサーパンダたち
■（３）ニシレッサーパンダ特集：食欲旺盛なペリーくんや夕方元気で落ち着きなかった男子レッサーパンダたち
□（４）ワニやゾウガメたち＆分園や本園・植物園を彩る花や果実〜ロウバイやスイレンがちょうど見頃@

熱川バナナワニ園の公式サイト
http://www.i-younet.ne.jp/~wanien/index1.htm

＜タイムメモ＞
05:00頃　家を出る
06:34　品川駅着
06:40-06:55　新幹線改札前のGIOオーガニックカフェで朝食
07:04　品川駅発新幹線こだま633号に乗車
07:45　熱海駅着
07:55　熱海駅発JR伊東線伊豆急下田行に乗車（前３車両）
08:54　伊豆熱川駅に到着
09:10-11:40　分園のニシレッサーパンダ
11:50-13:05　フルーツパーラーでランチ休憩
13:10-13:20　ゾウガメ
13:20-13:35　ゾウガメ舎前のニシレッサーパンダ
13:35-14:10　分園の温室めぐり
14:15-15:15　本園・植物園
15:25-16:55　分園のレッサーパンダ
（本園に戻るマイクロバス最終は16:40発）
17:37　伊豆熱川駅発踊り子116号に乗車
19:48　品川駅着
19:55-20:20頃　品川ecuteでインドカレー夕食

＜通算４度目の熱川バナナワニ園のこれまでのニシレッサーパンダ旅行記＞
３度目：2014年９月７日
「オランダから来たニシレッサーパンダのペアに会いたくて熱川バナナワニ園へ（２）レッサーパンダ特集：オリビアちゃん、オランダからようこそ！〜子育て中のママさんと子育てしないパパさん＆可愛いおばあちゃんや個性的な女子パンダたち」
http://4travel.jp/travelogue/10928066
「オランダから来たニシレッサーパンダのペアに会いたくて熱川バナナワニ園へ（３）レッサーパンダ特集：ペリーくん、オランダからようこそ！〜丸顔・キツネ顔の男の子たちは女子群よりもハイテンション！？！？」
http://4travel.jp/travelogue/10928071

２度目：2014年２月11日
「東海道新幹線と伊豆急線で熱川バナナワニ園へニシレッサーパンダ詣で再訪（２）日本ではここにしかいないニシレッサーパンダ特集：大きくなった去年の赤ちゃんたちは男女の双子と判明＆2010年生まれのチャーミング王子＆大放飼場の元気っ子たち」
http://4travel.jp/travelogue/10859097
「東海道新幹線と伊豆急線で熱川バナナワニ園へニシレッサーパンダ詣で再訪（３）日本ではここにしかいないニシレッサーパンダ特集：うつむくとキツネ顔、顔を上げるととっても可愛い白顔・犬顔・歌舞伎役者顔」
http://4travel.jp/travelogue/10859099

１度目：2013年２月10日
「東海道新幹線と伊豆急線で熱川バナナワニ園へネパールレッサーパンダ詣（2）レッサーパンダの双子の赤ちゃん＆激しい鬼ごっこのパパとママ」
http://4travel.jp/travelogue/10749642/
「東海道新幹線と伊豆急線で熱川バナナワニ園へネパールレッサーパンダ詣（3）小柄で白顔のレッサーパンダ、老若男女勢揃い！」
http://4travel.jp/travelogue/10749643/

※熱川バナナワニ園を含め、これまでの動物旅行記は目次を作成しています。
「動物／動物園と水族館の旅行記〜レッサーパンダ大好き〜　目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744070

エリア 熱川温泉・北川温泉(静岡)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

本日現在の熱川バナナワニ園レッサーパンダ配置図

去年2014年の秋に訪れたときに作成したこの配置図を更新しました。
前回に比べて、２匹のレッサーパンダがいなくなってしまい、取消線を引きました。
たぶんお星さまになってしまったのだと思います。2004年生まれの男の子は10才で、まだまだ寿命ではなかったのに、特に残念です。
前回、子パンダはすでに生まれていましたが、情報はありませんでしたので、今回追加しました。

この中で、2005年生まれと2004年生まれの２匹のマダムが同居しているケージでは、片方の子にしか会えませんでした。
その子以外は全員会えました。

この旅行記に写真があるのは、ワニ放飼池の隣の３つの屋外放飼場にいる2008年生まれのオスとオリビアちゃんの男の子以外の男子レッサーです。
写真を撮った順番とは違うのですが、入口の近くにいたレッサーから紹介していきます。

屋外放飼場以外の熱川バナナワニ園のレッサーのケージはみんなこんなかんじ

見学者とレッサーが近いですが、写真は撮りにくいです。
入口のこのケージにはどちらも2002年６月14日生まれの男子レッサーがいました。
双子だと思うのですが、女子と違って同居は難しかったのかも知れません。

朝一番に会えた、向かって左のケージの2002年生まれっ子

おめめがぱっちりで可愛いです。強いて言うと少しキツネ顔？

ドイツで会えたニシレッサーパンダらしい顔@

シセン（四川）レッサーパンダとの違いは微妙ですが、言われてみればニシっ子だなぁと思います。
シセンっ子より小柄です。

台の上から渡り木を通じて地面と行き来する

ここで必ずおしりをすりすり@

しっぽのつけ根あたりやおしり２ヶ所の毛並みが乱れているのが気になりました。

夕方、やっと起きている姿が拝めた、向かって右側のケージの2002年生まれっ子

この子は朝一番の９時には、もう寝ていましたから。

現在12才パンダは毛並みがちょっと乱れていたけれど、まだまだ元気@

お隣の双子兄弟よりクマちゃん顔

ちょっとむすっとした顔がチャーミング@

男子レッサーでいうとペリーくんと1993年生まれのおじいちゃんと2009年生まれの子がいるケージ

左側は1996年生まれのおばあちゃんがいる屋外放飼場です。

１枚だけなんとか撮れた1993年生まれのおじいちゃん

現在21才で、熱川バナナワニ園の最高齢。
飼育されているレッサーならではの年齢です。
動きはとてもゆったりとしていましたが、ちゃんと歩き回っていました。
このまま最高齢を更新していって欲しいです。

新しい血統を受け入れて繁殖をめざすために去年2014年にオランダからやって来たペリーくんの紹介

小屋の屋根の上のペリーくん

ペリーくんだから、ぺろっとしちゃう！？

上目使いのりりしい顔@

飼育員さんがやって来たので台の上で様子をうかがう

このあとごはんがもらえることが分かっているのです。

りんごをもらって嬉しそうなペリーくん

白いおひげに注目。

もぐもぐするたびにおひげが上下する@

りんごが美味しくって、きらきらおめめ@

噛み口が意外にちっちゃくて、可愛い@

食べ終わった後も、名残惜しげに手についたりんご汁をぺろぺろ

かと思ったら、すぐに主食の笹のもとへ

笹も実に美味しそうに食べるペリーくん

そんなペリーくんを見ている私も、し・あ・わ・せ@

10時40分頃から、しばし、しっぽを枕にしてお昼寝

11時すぎに再びごはんタイムのペリーくん

さきほど全部食べ終わらせていなかった笹を再び食べ始めました。

上の渡り木から下の台へ、体をびよーんと伸ばして下りる

ペレットが食べたくなったらしい@

しっぽのうしろにあるのは、ペリーくんのう○ちかしら。
レッサーはトイレの場所はちゃんと決めていて、あちこちでしたりしないのです。

ペリーくん、ペレット美味しいですか？

ペレットも美味しそうに食べていたペリーくん

今度はお水をごきゅごきゅ

前足の短さがなんともキュート！

午後３時すぎ、お隣が気になっていたペリーくん

おひげが上と下に@

毛づくろいは男のたしなみ

2009年生まれの丸顔の男の子

熱川バナナワニ園初回から私のお気に入りとなった2010年生まれのチャーミング王子さまとよく似ていることに気付いたのは２回目以降です。
なので、王子さまのお兄ちゃんと呼んでいます。

お兄ちゃんも美味しそうに笹を食べるネ

2009年生まれなので現在５才の若パンダです。

ぺろっとしちゃうおちゃめさん

もうお食事は終わりかな

毛で覆われた白い手のひらがキュート！

おすまし顔は、あくびの前兆？

あごが外れそうなくらいの大口であくびする

丸太のコースの散策開始！

2009年生まれっ子もおしりのあたりの毛並みが……

なんかセーターの毛糸がほつれたみたいになっていました、うーむ。

階段を上がって、ゾウガメ舎前のケージへ

ここにはケージが６室ありますが、いるのは男子レッサー５頭でした。
前回訪れたときから１頭減ってしまいました。

１番手前の2005年生まれっ子は早くもお昼寝

午後には起きて来た@

やさしい顔つきの男の子

しっぽはネズミ尻尾なんだけど

顔や前足あたりはもこもこ

だけど後ろ足の裏側としっぽの毛がない……

病気でなければいいのですが、気になります。
2005年生まれなのでこの子は現在８才。
まだまだ若いんだから、元気で長生きしてほしいです。

午前中は、ちょうど食事がおわったところだった2003年生まれっ子

小屋の中でしっぽをぺろぺろ毛づくろい開始

そう、この子は右目が大きい子

毛づくろいを終えて体の向きを変えたと思ったら

寝ちゃいました。
このあとはずっと寝ていたので、再会できたのは夕方です。

この子はふぞろいな大きさの目がチャームポイント

はじめは目の大きさの違いにびっくりしましたが、見慣れた今は可愛く見えます。
夕方、渡り木ではなく地上を歩き回っていたので写真が撮りにくかったですが、なんとか１枚。

さらにお隣の2000年生まれの14才

もう初老なので毛なみは少ししょぼっとしていて、しっぽの先っちょの毛がありませんでした。
動きもゆっくりで、寝ているとき以外は、渡り木の上にあまり上りませんでした。

ゆっくりと朝ご飯を味わう

ほんのり笑って見える@

お水もぴちゃぴちゃ飲む

食後はゆっくりと、でもしっかりと渡り木に上り

この枝を支えにうしろ向きで休む

このアングルで見ると、背中の毛並みはまだまだふわっとしていて、枝に寄りかかると、良いかんじに枝が毛に食い込みました。

夕方、ハイテンションなお隣さんが気になって

おじいちゃんも地上をゆっくりとパトロール

初回に私のお気に入りになった2010年生まれのチャーミング王子さまは……

ああ、遅かったです！
昼前に会いに行ったとき、王子さまはすでに夢の国の住人でした。

ゆっくりお休みなさいませ、王子さま、夕方会いに来るからね

午後も２度ほど様子を見に行ったのですが、この子を含め、ゾウガメ舎前の男子レッサーはみんな熟睡していました。

でも夕方、めちゃくちゃ元気だった王子さま

ピントが甘くてあしからず。

いたずらっぽい顔して、走る、走る！

これもピントが甘くてあしからず。
この写真から、うしろの左足に注目。

微笑みながら、ダッシュ、ダッシュ！

後ろの左足が上がっていました。

王子さまがご機嫌で嬉しいナ@

この写真では後ろの左足の位置は分かりにくいけれど。

私のことが目に入っているかな？

やつぱり後ろの左足が上がっていました。
でも、王子さまは、３本足とは思えないスピードで走り回っていました。

渡り木にそって曲がるときは、ちょっと体がななめになる

そのくらいスピードを出して歩き回っていたわけです。

前足２本を突っ張らせて、一瞬バランスをとる

走り回るのが楽しくって仕方がないってかんじ？

ちょっぴりぺろっとするところが、とってもチャーミング！

少し減速するので、角を曲がって小屋の前に来るときが比較的撮りやすかったです。

走ってくる正面顔を待ち構えて、パチリ@

あっという間に目の前に来る@

ぺろっとしていたり笑顔を浮かべていたりするところは、動体視力がよくない私には、肉眼でとらえるのは困難なくらいでした。

小屋の前で時々ストップ

王子さまも残念ながら脇の毛が少し乱れていました。

気遣わしげな表情もチャーミング@

時々、こっちの方を見てくれた王子さま

王子さまは丸顔でワンちゃん顔@

王子さまや１つ上のお兄ちゃんは、八木山動物園のティエンくんや、とべ動物園のシャンチーくんのように、東北出身のレッサーに似ている気がします。

小屋もパトロールコースの一部

一瞬、とらえたこの写真でも、後ろ足がちょっと不自然になっていました。

しゅたっと跳躍して小屋の中へ

そしてまたすぐに小屋から出て、渡り木のコースを走り回った王子さまでした。

最後は向かって一番右のケージにいた2005年生まれっ子

背中の毛並みはふっくらときれいでしたが、この子もしっぽの先っちょの毛がありませんでした。

この子はお昼寝前に会えた@

渡り木を歩くとき、爪がかしゃかしゃ鳴る

この子だけではないのですが、静かな園内にかしゃかしゃという不思議な音があちこち聞こえてきました。
特に、ゾウガメ舎前のケージにいたみんながハイテンションで歩き回っていた夕方。

まじめな顔してもくもく歩いていたけれど

とうとうお休み体勢に

寝ようとして、物音にちょっとびっくりしてこちらを向いたところです。

だんだんと目がとろんとしてきて

おやすみなさい。

以上、熱川バナナワニ園の男子レッサーたちには、なんとか全員に会えて、写真が撮れました。

シリーズラストの旅行記は、レッサーパンダ以外の動物と花・植物編です。
「今度はニシレッサーパンダの子供たちに会いたくて熱川バナナワニ園へ（４）ワニやゾウガメたち＆分園や本園・植物園を彩る花や果実〜ロウバイやスイレンがちょうど見頃@」へとつづく。
http://4travel.jp/travelogue/10973797