2014/09/06 - 2014/09/15
4位(同エリア147件中)
歩ingさん
ホワイトホース3日目、今日は朝から天気は良好。
ホワイトホースから西へ車で2時間のクルアニ国立公園を訪れます。
クルアニ国立公園は、カナダ最高峰のマウント・ローガン(5959m)を頂点に5000m級の山々が連なる広大な山岳地帯で、南のブリティッシュ・コロンビア州や西のアメリカ・アラスカ州の山岳群とあわせて、世界遺産に登録されています。
高い峰々からは、65kmも続くローウェル氷河など、あちこちの山間を氷河が流れ、壮麗な山々には、グリズリーベアをはじめ、ドールシープ、マウンテンゴートなど野生動物が生息しています。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
クルアニ国立公園までのドライブの始まりです。
天気も良し!ドライブ日和。 -
ロッジを出発して1時間30分。
連峰が姿を現しました。 -
ドーンと居座る4000m級の山々が目の前に迫ってきました。
-
ロッジを出発して2時間30分でビジターセンターに到着。
建物は、アラスカハイウェイ(1号線)とヘーンズハイウェイ(3号線)が交わるヘーンズジャンクションの手前にあります。
クルアニ国立公園:http://www.pc.gc.ca/eng/pn-np/yt/kluane/index.aspx -
ビジターセンター内の模型で今日の"AURIOL TRAIL"を確認しました。
国立公園が広すぎて赤い線で示されたトレイルルートは3cmほど。
あっという間に終わるね! -
車で"AURIOL TRAIL"のトレイルヘッドへ移動。
トレイルヘッドには大きめの駐車場があり、コースガイドも設置されています。 -
熊さん注意報の看板もしっかりあります。
「野生の熊が見れるなんて」というのん気な考えは禁物です。
動物観察のガイドツアーとは違い、セルフ・ハイクの場合、熊との遭遇は非常に危険なことです。
ベア・スプレーなど対策が必要です。
ちなみに、熊鈴はほとんど効果がないと言われているのでご注意を。 -
では、"AURIOL TRAIL"に出発です。
【 コースガイド 】
トレイルヘッド:ヘーンズ・ジャンクションからヘーンズ・ロード(3号線)を南に7km(右側)
距離:往復15 km(4-6時間)
高低差:397 M(最高到達標高:1159 M) -
2km地点の分岐点に到着
このトレイルは、コースガイドでは「Round Trip」、行って帰ってくるいわゆる往復の表記ですが、コースの大半はループ状になっています。
「さて問題です。右に行きますか?それとも左に行きますか?」
良くわからないときは左回りを選択することにしているので、右の道に進みます。
実際に歩いた感想としては左の道(右回り)のほうが、登りの勾配が緩やかで、コースから外れにくいと思います。 -
登り坂の連続でどんどん標高を上げていきます。
アメリカの国立公園と比べると、トレイルはあまり整備されていない。よく言うと自然のままです。
なので、倒木があったり、先人の踏み跡があちらこちらにあってルートがわかりにくかったりします。 -
木の間から、ビジターセンターのあるヘーンズ・ジャンクションが見えます。
-
足元の水溜りが凍っています。
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遠くの山も裾野が黄葉をしています。
-
氷河を湛える連峰が見えてきました。
園内の大半の木は"Cedar"と呼ばれる針葉樹のため、黄や紅に色づく木々は少ないです。 -
たぶん雷鳥
人に慣れているのか、それとも怖い目にあったことがないのか、自分から近付いて来ました。
ちなみに、ここクルアニ国立公園で出逢った動物はこの鳥だけでした。 -
登り坂が終わると森を抜けました。
"Meadow"と呼ばれる草地をのんびりと歩きます。 -
山〜
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こっちも山〜
-
山腹に白く見えるところが氷河です。
氷河で思い出すのがアメリカ・モンタナ州にあるグレイシャー国立公園。
数年前の夏に氷河を目指してトレッキングをしましたが、最後の数キロが残雪でルートを確保できなくて途中で断念したのを思い出しました。 -
河原に出ると後は下り道だけ。
途中、何度かクリーク(小川)を渡りますが、橋はありません。
なので、石をいくつも投げ込んで自分で橋を作ります。
足元が石なので踏み跡が無く、この辺りが一番ルートが分かりにくいです。 -
ルートを確認しながら河原を進んでいるとクランベリーの塊が落ちていました。
熊のウ◯チです。
みずみずしいので数時間以内のものだと思います。
近くに落とし主がいるかもしれないので歌を歌ってこちらの存在を知らせます。
♪ある日〜森の中〜熊さんに〜出会った・・・らダメよ、ダメ・ダメ! -
熊の痕跡を見つけてビビってしまいました。
下り道を利用して早歩き、いや走ったかも。
そのおかげで予定より早く4時間で駐車場に戻ってきました。 -
時間が大幅に余ったので、近場のトレイルをもう一本行くことにしました。
Kokanee Lake湖畔を歩くトレイル
【コースガイド】
距離: 往復1 km(10 - 30分)
トレイルヘッド: Kathleen Lake Day-Use Area -
カメラを片手に草履で出発
-
見所がないままトレイルを進みます。
-
途中からボードウォークに変わりました。
えっ終わり・・・・ -
ならばもう一本"Rock Glacier Trail"を歩きます。
【コースガイド】
距離:往復1.6 km(0.5 - 2 時間)
標高差:90 m
トレイルヘッド:ヘーンズ・ジャンクションから3号線を南に50 km -
ボードウォークが続きます。
板の下を覗くとそこら中で水が流れています。
かさ上げしている理由がわかりました。 -
徐々に上り坂が急になってきました。
-
階段じゃないですか。
それも不規則な・・・こういうのって歩幅が一定でなくて意外に疲れるんですよね。 -
階段を登りきると一面ガレ場でした。
大き目の石で仕切られたトレイルを進みます。 -
延々と石のトレイルが続きます。
氷河によって削り取られ、砕けた石が、この斜面一面に残っています。
トレイルヘッドにあった案内板に「石の氷河を学べ」と書いてあったのが理解できました。 -
トレイルが円形に広がり、その先に道らしきものが無くなりました。
どうやらここが終点のようです。
石の斜面越しに名前を知らない山が顔を出しています。 -
振り返ると眼下に広がる景色はこんな感じ。
物足りないハイライトでした。
現在、18時。
日が傾いてきたので、長居は無用。
すぐに降ります。 -
クルアニ国立公園からの帰路
バックミラーに夕日に照らされた連峰が映りました。
車を路肩に停めてパチリ。
今日一番のお気に入り写真になりました。 -
ロッジに戻り、手早く夕食を作ります。
メニューは、豚汁の具をカスタマイズしたカレーとサラダ -
夕食後、オーロラ観測に出かけます。
オーロラが現れるまで、焚き火をして待ちます。 -
しか〜し!
空一面に広がる雲は晴れることがなく、今日もオーロラは現れませんでした。
この日のオーロラ予報はレベル3
予報は信用できそうです。
なので、粘らず部屋に戻って就寝。
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