80年ぶりに秘仏ご開帳の雨引観音（茨城）

2014/11/08 - 2014/11/08

坂東観音霊場の第24番札所の雨引（あまびき）観音では、本尊の観音像が80年ぶりに御開帳となっています。

平安前期の延命観世音菩薩を拝観しに行きます。
御開帳は今年12月31日までです。

境内にはクジャクや鶏、ガチョウが飛び回っています。

エリア 桜川(茨城)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

筑波山

下館から乗った水戸線は、筑波山を南側に見て走っています。

岩瀬駅に到着し降ります

雨引観音

岩瀬から雨引（あまびき）観音へのバス便がなく、タクシーに乗ります。
片道約2,000円。

以前は筑波鉄道が、土浦〜筑波〜雨引〜岩瀬まで走っていましたが、1987年（昭和62）に廃止されています。

筑波鉄道跡

筑波鉄道の路線跡は現在サイクリングロードになっています。

雨引観音山門に到着

山門のベンチ

座ると馬車に乗っている気分になります。

厄除けの石段

145段の石段を登ります。

途中にある石仏

地蔵堂が見えます

仁王門

豪壮な彫刻が施されている仁王門です。

筑波山の眺望

仁王門からの眺めです。

石垣の上に雨引観音堂があります

赤くなっているツタ

秋の鐘楼堂

スタジイの宿椎

樹齢推定1000年の霊木。立派な巨木ですね。

1472年、本堂が炎上した際、御本尊がこの椎の大木に難を避けたところから「宿椎」と呼ばれています。

ツタが生い茂る石垣

観音堂（本堂）

雨引観音は587年に法輪独守居士により開かれ、本尊の延命観世音菩薩が安置されています。

江戸時代に徳川幕府から厚い寄進をうけ、観音堂・多宝塔・仁王門などが建立されています。

観音堂

雨引観音は、安産、子育て、子授け、厄除け、金運の観音様です。

秘仏本尊大開帳

昭和9年以来、80年ぶりの御開帳です。

今年は甲午であり、延命観世音菩薩が12月31日まで拝観できます。

平安前期に製作された一木彫、彩色像といわれています。

観音堂の彫刻

観音堂の彫刻

彫刻は江戸の彫工名人「島村圓鉄」の作です。

これは地獄を表したものです。

鬼に舌を抜かれています

これも地獄

熱湯の大釜に入れられています

現世で、悪いことはできませんね。

こちらは極楽

こちらも極楽

多宝塔

綺麗な鶏

境内を歩いています。

ややっ　クジャクもいる

拝みに行くクジャク

我が物顔で歩いています

わたしが大将よ！

ちょっと〜、なに見てんのよ！

扇のような羽を広げるのを、じっと待っているのですが･･･

ガチョウもいます

ガチョウの行進

整列して行進しています。

声高らかに三部合唱

次はガチョウダンス

あれ、毛づくろいしてちゃダメよ！

鶏が決闘中

クジャクが仲裁に入ろうとしています。

そうそう、仲良くね

最後は記念撮影のサービス

展望台からの眺め

雨引の町が見えます。

山には野生化したクジャクがいる

逃げないように囲いがあるのですが、時々脱走して人家に現れることもあるようです。

タラヨウの木

タラヨウの赤い実

岩瀬駅の紅葉

帰りは歩くつもりでしたが、雨が降って来たのでタクシーを使いました。

水戸線の電車

小山経由で湘南新宿ラインに乗り帰りました。

滅多に見れないご本尊ですので、雨引観音を訪ねてみてはいかがですか。

この旅行記へのコメント （2）

• ちちぼーさん 2016/04/03 08:44:42

  雨引観音に行ってきました

  かっちんさん、こんにちは。
  昨年は慈光寺に行く際にかっちんさんにアドバイスをいただきましたが
  今年はかっちんさんの記事を参考に雨引観音に
  行ってきました。
  
  お寺のほうはちょうど桜がきれいな時でした。
  山桜はまだ1週間かかりそうでしたが。
  
  今後も困ったときのかっちんさんで
  参考にさせていただくことがあるかと思います。
  
  みんまま
  

  かっちんさん からの返信 2016/04/03 22:03:05

  RE: 雨引観音に行ってきました

  みんままさん
  
  　こんばんは。
  
  　桜の季節に雨引観音に行かれたのですね。
  　きれいな景色が想像できます。
  
  　私の旅行記が役に立ち、とても嬉しいです。
  
  　　かっちん