2014/11/11 - 2014/11/11
79位(同エリア874件中)
かっちんさん
東芝の持っている技術や未来の姿を紹介する東芝未来科学館を見学します。
長い年月をかけて技術が進歩してきた様子がわかります。
特別展示の東芝自動化機器展(11/30まで)では、開発の苦労話がビデオで見られます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
東芝未来科学館
JR川崎駅から徒歩1分のラゾーナ川崎東芝ビル2Fに東芝未来科学館があります。
以前は東芝科学館として多摩川の小向地区にあったのですが、2014年1月に川崎駅前にてリニューアルオープンしています。
写真撮影はOKです。 -
綺麗な玄関
子供たちに人気のミュージアムで、無料公開しています。
館内は東芝のあゆみがわかるヒストリーゾーン、体験をしながら科学技術が学べるサイエンスゾーン、スマートコミュニティのさまざまな未来ゾーンに分かれています。
ちょうど見学に来ていた小学生たちは、いろいろな展示を見るため飛び回っていて楽しそうです。 -
イチオシ
茶はこび人形(複製)
まず、ヒストリーゾーンへ行きます。
東芝と言えば、江戸時代のからくり儀右衛門(田中久重)が始まりです。
お茶碗を茶托におくと人形がお茶を運びます。客がお茶碗をとり再び茶托に置くと自動的にユーターンして戻ってきます。
このからくりに使われた機構や発想が世の中を変えていきます。 -
万年時計(複製)
田中久重が和時計製作の集大成として万年時計を完成させました。
和時計文字盤や、洋時計、月齢表示など6面の表示板と天球儀を持っています。
台の装飾も素晴らしいです。 -
近代化遺産「洗濯機」
日本初(昭和5年)の電気洗濯機です。
芋洗い機みたいですね。 -
冷蔵庫
米国GE社製をモデルに開発した日本初(昭和5年)の家庭用電気冷蔵庫です。
大きな冷却用コンプレッサが上部に積まれています。
電気冷蔵庫はまだまだ高価な商品でした。
昭和30年代前半の子供の頃、我が家の冷蔵庫は大きな氷を入れて冷やしていました。 -
扇風機
芝浦電気扇と呼ばれ、大正5年に高品質で安価な扇風機を発売しています。
当時の4枚羽は、現在の東芝製扇風機にも受け継がれています。
きめ細やかな涼しさを感じさせるのでしょう。
真ん中のSEWマークは、Shibaura Engineering Worksのことです。 -
東芝の標章
1939年に芝浦製作所と東京電気が合併し、総合電機メーカとして東京芝浦電気(傘のToshibaマーク)が発足しています。
1984年(昭和59)に東芝(TOSHIBA)と改称し、現在に至っています。
その時代にあった変遷をしてきているのですね。 -
マツダランプ
元々東京電気が発売したタングステン電球です。
明治44年に世界の電球メーカーが集まり、タングステン電球の統一商標を「マツダ」に決めたそうです。
「マツダ」はゾロアスター教の主神(光の神)のことです。
かっちんは今まで人名かと思っていました。無知(笑) -
進化した洗濯機と冷蔵庫
昭和32年にパルセーター(回転翼)を採用した自動反転噴流式洗濯機です。
冷蔵庫は扉内側にポケットが設けられ、利便性が高められています。
冷蔵庫、洗濯機、テレビが「三種の神器」と呼ばれていた頃です。 -
こりゃ 何だ?
昭和25年に20桁の手動式計算機の試作機を完成し、その後改良してきた昭和34年のものです。
ハンドルを回して加減乗除計算ができます。 -
これも、わからない!
日本初(昭和36)の業務用電子レンジです。デカイ!
国鉄の食堂車や東海道新幹線のビュッフェで使われました。 -
カラーテレビ
日本初(昭和35)のブラウン管式カラーテレビです。
昔はチャンネルをぐるぐる回していました。
チャンネルの奪い合いで、つまみが勢いよく取れたりして・・・(笑) -
電子式卓上計算機
昭和40年の「トスカル」と呼ばれた10桁表示の電卓です。
回路はトランジスターで構成されています。
現在の電卓はLSIの登場により、手で持てる大きさになっています。
半導体の進歩が製品の小型化におおいに寄与しています。 -
ビデオテープレコーダ(VTR)
昭和49年に発売された世界初のVコード方式1/2インチカセット式VTR(三洋電機と共同開発)です。
Vコード以外にも、他社が開発したベータマックス方式やVHS方式があります。
DVDも同じですけれど、標準になるための開発競争は激しいです。 -
日本語ワードプロセッサー
昭和53年の世界初のワープロです。
NHKのプロジェクトXで紹介された開発物語を見ましたか。
それにしても大きいですね。 -
小型化されたワープロ「Rupo」
現在は、ノートパソコンのような形になっています。 -
イチオシ
ややっ 石川五右衛門!
サイエンスゾーンの体験コーナに来ています。
静電気により、鶏冠のような髪型になっています。
かっちんは静電気と聞いただけで髪の毛が逆立ちます(笑) -
東芝自動化機器のあゆみ
特別展示が11/30まで企画展示室で見られます。
自動改札機や郵便物処理装置など、暮らしを便利にしてきた自動化機器の開発物語が展示されています。
展示物だけでなく、開発に苦労してきた話のビデオが流れています。 -
郵便物自動処理装置
昭和40年に郵政省の指導で開発に着手した世界初の郵便物自動読取区分機です。
開発には手書き文字の光学読取り(OCR)や紙類のハンドリング技術がベースになっています。
この装置は郵政博物館に所蔵されているものを借りて展示されています。 -
判別部
データやプログラムを装置に読み込ませる紙テープリーダが見えます。
最近はネットワークでデータ転送ができますが、当時は紙テープににあけた穴の位置でコードを表現し、これを読ませていました。 -
自動改札装置
きっぷが搬送する機構の様子がわかります。
人が通行する短い時間に、投入された複数枚のきっぷを1枚づつ取出し、磁気情報を読取り、情報を判断し、磁気書換えや印刷、最後に複数枚を揃えて出す優れものです。
この装置はスマートコミュニティコーナーに展示されています。 -
イチオシ
記念カード
特別展示場で葉書サイズの記念きっぷが貰えます。
東芝の自動化機器は、郵便物・きっぷ・紙幣などの紙媒体を搬送・処理する技術、文字や磁気情報を読取る技術、目に見えにくいソフトウェアによる判断や処理等を集大成し、実現しているなと感じました。
今後、新しい技術を導入した自動化機器の開発や改良により、世の中がより便利になることを期待しています。(古いものを残しておきたい気持ちもあります)
東芝さん、頑張ってね!
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