10月下旬　１泊２日金沢旅行　旅人にあんやとね。その１（計画→出発→1日目昼食）

2014/10/24 - 2014/10/25

近いのになぜか今まで旅行したことなかった金沢。
石川県自体は「なぎさドライブウェイ」などはあるんだけど。
来年2015年3月14日には北陸新幹線が開業します。
そうなると、東京からのアクセスがよくなるので更に混雑するのは必至。
今のうちに行っておかなければ！といつもの友人Ａ子を誘いました。

大阪から金曜日出発で１泊２日の旅行。
紅葉にはまだ早い10月24日（金）〜25日（土）に行きました。
まずは計画→出発→１日目昼食までの旅行記を書いていきます。

旅行記の題は金沢の皆さんへの感謝の気持ちをこめて。
観光ボランティアの方はもちろんのこと、
ちょっと地図を見ていると、
老若男女を問わずに親切に教えてくれたり、
感じのよいサービスをしてくれたお店の方々のおかげで、
素敵な旅になりました。

旅行記の表紙の写真は、
「兼六園」の「徽軫灯籠」（ことじとうろう）です。

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: JTB

まず決めないといけないのは下記の３つ
・旅行日
・ホテル
・絶対はずせない観光スポット

ガイドブックは高槻市の図書館で借りてきました。

旅行日は金曜日に出発、連休をさける、月末をさける、
絶対はずせない観光スポットの休業日をはずすで10月24日（金）に決定。
土日祝が休日の私達なので、旅行から帰ってきても１日ゆっくり出来るしね。

ガイドブックにそれぞれが行きたい箇所にポストイットを
貼ってリストアップします。
・兼六園
・金沢21世紀美術館
・ひがし茶屋街
・近江市場
この４つは絶対はずせない観光スポットです！

計画を考える時、大きな地図を見て検討します。
スケジュールを考えているうちに、観光スポットの位置関係は頭に入ります。

今回はホテル日航金沢に下記の理由で決定しました。
・１泊だけなのでいつもよりリッチにしよう
・朝食の車麩のフレンチトーストが美味しそう
・１日目の夕食のお店から近い
・お土産購入スポットから近い
・近江市場から近い

往復の電車代とホテルをバラで取るより安い旅行プランがあったので、
ＪＴＢの「限定列車で行く北陸」を選択
限定列車なら通常より安いし、限定列車以外でも追加料金を支払えば乗れます。
10月24日（金）の京都出発１泊２日ホテル日航金沢ツイン宿泊で、
１人あたり下記の料金でした。
基本料金　　　 ＋18,400円（サンダーバード大阪乗車の場合）
朝食代 　　　　 ＋2,100円（当初のプランは素泊まり）
早期予約割引 　　 −500円（21日前までの予約）
往路割引　　　 　 −400円（サンダーバード京都乗車）
復路限定列車以外＋1,300円（サンダーバード京都乗車）
----------------------------------------------------------------
１人当り　20,900円

なお、限定列車とは
乗車出来るサンダーバードが限られており、
当日乗り遅れたら新たに切符を買い直さなければならない列車です。

１泊２日を目いっぱい楽しむため、下記のサンダーバードにしました。
往路： 7:38京都→サンダーバード１号→ 9:45金沢（限定列車）
復路：20:35金沢→サンダーバード46号→22:44京都（限定列車外）

ＪＴＢで予約したら「旅の過ごし方BOOK北陸」を貰いました。

金沢観光で手荷物の預かりや配送のサービスもありました。
宿泊するホテルによって利用出来ない場合もあります。

宿泊ホテルによって使えるプランがあるようです。
２番目の「エースJTBお休み処　金沢」を利用することに決定！
どちらかを無料で利用できます。
・金沢都ホテル：加賀棒茶と金沢伝統の和菓子
・兼六園の寄観亭：金箔入りのお茶と団子１本（兼六園入場券は個人負担）

「北陸スイーツクーポン」も使います。
宿泊先のホテルフロントに写真の引換券を提出して、
スイーツクーポンを１人３枚貰います。
なお、大人のみの特典です。

兼六園には必ず行くので、
兼六園の寄観亭：金箔入りのお茶と団子１本を利用するのを決定！

今回の旅行は金沢しか行かないので金沢市内から選びます。

金沢市内では下記のお店がありました。
・見城亭：純金箔入りしば舟（２枚）
・ル　ミュゼ　ドゥ　アッシュKANAZAWA：Nドーナツ　１個
・越山甘清堂（本店）：羽二重　加賀れんこん餅　１個
・落雁諸江屋（にし茶屋菓寮）：生らくがん（２個入り）
・柴舟小出（東山店）：柴舟２枚と松樹２本
・ヤマト醤油味噌・ひしほ蔵：おしょうゆソフトor玄米あまざけソフト（ミニ）

本当はヤマト醤油味噌・ひしほ蔵の、
おしょうゆソフトor玄米あまざけソフト（ミニ）が
１番食べたかったんだけど、遠いのであきらめました（涙）

下記の３つに決定しました♪
・ル　ミュゼ　ドゥ　アッシュKANAZAWA：Nドーナツ　１個
・越山甘清堂（本店）：羽二重　加賀れんこん餅　１個
・柴舟小出（東山店）：柴舟２枚と松樹２本

金沢観光にはバスが便利と予習しました。
北鉄バスが運営する「城下まち金沢周遊バス」が便利なようです。
観光スポットを周遊するバスです。

旅行前にホームページからダウンロード
http://www.hokutetsu.co.jp/bus/pamphlet.pdf

※2014年10月現在の情報です
１日フリー乗車券500円で、下記のバスに乗れます。
・城下まち金沢周遊（右回りルート）
・城下まち金沢周遊（左回りルート）
・兼六園シャトル
・路線バス（在来線）

なお、ライトアップバスや金沢ふらっとバスには乗れません。
また、フリー乗車券を見せると入場料が割引になる施設がありました。

運行ルート

今回の旅行では在来線のバスもたくさん乗りました。
事前に時刻表で検索しておきました。
時刻表メニュー
http://arj.hokutetsu.co.jp/timetable/menu.php

さて、スケジュール表の作成です。
食事場所は人気の店が多かったので予約しました。
並ぶのが嫌いな大阪人、観光も目いっぱい楽しみたいし。

仕事でパソコンはよく使うので、こういう作業は慣れています。
変更する場合も楽ですね。
本当にインターネットやパソコンが出来てから便利になりました。

なんでこんなスケジュール表を作るかというと、
旅先では思いっきり楽しみたいからなんです。
電車やバスに乗り遅れたり、
お店や観光スポットが閉まっていたりしたら残念なので。
時間のロスがないように…。
旅行前に出来る用意は確実にこなしておきます。

とうとう出発の朝です！
当日は4:45起きです。絶対に寝坊出来ないので、
Ａ子にモーンングコールしました。

私が住んでいる高槻市は、東海道線で大阪と京都のちょうど中間地点。
東方面に行く場合は京都駅から乗車、
西方面に行く場合は大阪駅や新大阪駅から特急や新幹線に
乗車することが多いです。

6:40にJR高槻駅のホームで茨木駅から移動してきた
Ａ子と待ち合わせて京都駅に移動します。
京都駅に到着しました。特急や新幹線に乗る場合は、
だいたい20分前には到着しておきます。
人身事故や天候によって在来線が遅れる場合があるので。
今日は問題なく京都駅に到着。
時間があるので待合室で朝食用のパンとコーヒーで朝ごはん。

7:38京都駅　サンダーバード１号　出発
金沢駅まで2時間17分の乗車です。
サンダーバードは停車駅が便によって違います。
時間も便によって変わります。

普通車指定席は２席・通路・２席の配置

なお、サンダーバードでは車内販売は回ってきません。
自動販売機はあったと思います。

写真には写っていませんが、友人Ａ子から旅のおやつセットのプレゼントが！
私の好きな固ポテトチップやいちごミルクなどの飴ちゃん、
１杯ずつ入れるコーヒーなど。
スケジュール調整の御礼とのこと。
ありがとうの言葉だけでなく、こんな心遣いが嬉しいですね♪
友人Ａ子やＢ子はSMAPやサザン、福山雅治のコンサートに誘ってくれたり、
食事会の幹事も順番にしてくれます。
１人に負担をかけないのが友情が続く秘訣かな。

乗って早い時間に車掌さんが回ってきました。
切符のチェックも完了。
さて、トイレを済ませてさて爆睡タイムです。
お気に入りのアイマスクめぐりずむラベンダーの香りをつけて２時間爆睡します。

金沢駅到着。
改札を出る時にＡ子が精算のために窓口に。
イコカICOCA（関東でいうスイカ）で最寄り駅から入場したので、
利用圏外の金沢駅での精算に時間がかかったようです。

JR金沢駅東口を出てすぐに、北鉄バスのバスターミナルと案内所がありました。
１日フリー乗車券500円を１人２枚購入。

これがフリー１日乗車券500円です。
案内所の窓口の方が削ってくれました。
定期券よりサイズが大きいので、
サンダーバードで使ったカードケースには折り畳んで入れました。
タッチ式や磁気カード式になっていないんですね。

まずは金沢駅を出てすぐの鼓門

２脚の柱は、金沢の伝統芸能である加賀宝生の鼓をイメージしているそうです。
緩やかな曲面を描く屋根をかけています。
伝統と革新が共存する街である金沢を象徴しています。
城下町にふさわしいなぁ。

修学旅行生が写真を撮っていました。

金沢は雨の日が多いと聞いていたので折り畳み傘を持ってきました。
しかし、晴れています。
Ａ子も私も晴れ女なんですよ。

とりあえずホテル日航金沢に行きました。
・カート預け
・加湿器の準備
・北陸スイーツクーポンの交換

早速、城下町周遊バスに乗ってひがし茶屋街に移動です。
ひがし茶屋街には、趣があるお店が多かったです。
ボランティアガイドさんが、雨戸の説明をしてくれたり、
面白かったです。

では観光スポットに入場します。

2014年10月現在のデータ
【懐華樓】
金沢市東山1-14-8　TEL：[phone]
9:00〜17:00（季節によって変動あり）
休業日：無休
金沢で１番大きなお茶屋建築であでやかな雰囲気だそうです。

入館料750円でしたが、
バス１日フリー乗車券を見せたら100円引きになりました♪

パンフレット

パンフレット

入口の下駄が可愛い！

入ってすぐにあるカフェ。
御抹茶や黄金くずきりが食べらるそうです。

ちょうど入館した時に、グループ客と一緒になりました。
仲居の方が説明してくれるとのことでしたので、
後について行きました。

靴を脱いで入場します。
漆塗りの階段が鮮やかです。
男性なら、お茶屋遊びで綺麗な芸妓さんと会えるのが楽しみなんでしょうね。
女性の私でも、なんとなく心が浮き立ってくる感じ…。

金沢を旅行する時は、
夏でも靴下を履いて行った方がいいです。
和の空間を見学するには靴を脱ぐ所が多かったです。

漆塗りの階段の上には螺鈿の見事な衝立がありました。

階段の漆の赤、衝立の黒漆、梅の木の枝の金、
梅の花の白から七色に輝く螺鈿の輝きが見事です！

【大広間】
竹久夢二の掛け軸はもちろん素敵ですが、
シャンデリアと部屋のマッチングもいいですね。

説明ではお茶屋には押入れがないとのこと。
なるほど！生活の場ではありませんもんね。

【花嫁暖簾】
金沢の婚礼の際に、加賀友禅の暖簾に娘の幸せを託し、
新しい門出をお祝いしたそうです。

今でもこの風習って残っているのかな？

季節は違いますが、雛人形が飾ってありました。
外国人観光客向け？

こういう照明はもうなかなか見られませんね。

こちらの間も素敵ですね。

芸妓さん、舞妓さんがすごいなと思うのは芸が出来ること。
三味線、太鼓、日舞、お茶、お花etc...。
現代ではちょっと派手な衣装や化粧で、
楽にお金を稼いでいる人もいるのに。

階段を下りると中庭がありました。
茶屋街は隣とぴったり壁がくっついています。
中庭から日差しを入れます。

お茶室がありました。
床の間がいいなぁ。

金沢の女性はお茶、お花は必ず習っているそうですね。
私も一応、お茶とフラワーアレンジメントは習いました。
お茶を立てていると、精神が安定してきますね。

谷崎潤一郎の陰翳礼讃って言葉を思い出しました。
日本の美は薄暗いところにある。

障子から漏れる明かり…。
電気が燈る前は夜はどんなに暗かったのでしょうか。
障子がある家も減りました…。

さて、現在の時刻は11:25
そろそろおなかが空いてきました。
事前に予約をしていた、ひがし茶屋街のお店に向かいます。

旅行で１番困るのが飲食店が混雑していること。
今回の旅行は、お茶休憩と２日目のランチ以外は全て事前に予約しました。
食事の予約時間もあわせて観光のスケジュールを組みました。

※2014年10月現在のデータ
【十月亭】
金沢市東山1-26-16　TEL:[phone]
11:30〜15:00・18:00〜22:00（夜は要予約）
土・日・祝の甘味オーダーは14:00〜16:00

金沢を代表する料亭「銭屋」が手掛けるお店

先に団体客が入っていて、料理が出るのが遅くなるのが嫌だったので、
昼の営業開始時間に予約を入れました。

食べるのは竹かご弁当2,830円（税込）とメニューも決めていました。
治部煮つき3,640円（税込）もあるそうですが、
今回はやめておきました。

・お弁当（四季折々の加賀野菜を竹かごに彩りよく盛り込んである）
・小鉢
・汁物
・アイスクリーム

小鉢のごま豆腐

メインの竹かご弁当と汁物が登場！
竹かごの蓋に飾ってある青紅葉が美しい。

女性はこういう美味しい物を少しずつ綺麗に盛ってあるのが好きです♪

特に美味しかったのが煮梅貝。
左側のあんが絡んでいた器も美味しかった〜。

アイスクリームは金沢らしく金粉が乗っていました♪

この頃になると掘りごたつ形式のカウンターは８割がた埋まっていました。
また、他の座敷の部屋もお客さんが何組かいたようです。
やっぱり予約しておいて良かったです。

満腹！美味美味♪
御馳走様でした。

食後も腹ごなしをしながらひがし茶屋街を散策します。
金箔店をのぞいたり、写真を撮ったり。

うわ〜。コールドパーマって！
レトロですね。

実は今回の旅行で、ひがし茶屋街には明日も来る予定してます。
明日の夕食を予約しているお店がひがし茶屋にあるからです。
それと、夜のひがし茶屋街も観たかったからです。

同じ町並みでも昼間と夕方以降は雰囲気が違います。

同じ場所ですが、夜はこんな雰囲気です。
私は夜の方がいいと思います。
格子戸から漏れてくる明かりが素敵でした。

箔座ひかり蔵に入店しました。
ここには、世界初の運金プラチナ箔を使用した
「黄金の蔵」があります。

2014年10月現在のデータ
【箔座ひかり蔵】
金沢市東山1-13-18　TEL：[phone]
9:30〜18:00（冬期は17:30まで）
休業日：無休

パンフレット

パンフレット

お店の中にはバッグや食器、アクセサリー、
化粧品など色々な商品がありました。
ピアスを買えばよかったな。

こちらがひかり蔵
キラキラしています！

ひかり蔵の内部
豪華です。

フラッシュ焚かないとこんな感じ。
ひがし茶屋から徒歩10分の箔座本店には、黄金の茶室もあるそうです。

さて、北陸スイーツクーポンを利用してお菓子を頂きました。
こちらの写真の松樹２本と下の写真の柴舟２枚です。
松樹：シナモンが香ばしいサクサクっとしたシガーロール風のお菓子
私、シナモンはあまり好きではないんですが、
これは結構美味しかったです。

【柴舟小出東山店】
金沢市東山1-13-13
9:00〜18:00（冬期は9:30〜17:30）

こちらも柴舟小出さんで頂きました。
柴舟：生姜風味がピリッときいた小判型のお菓子

今回の金沢旅行で色々なお土産を買って帰りました。
老母が気に入ったのがこの柴舟でした。
次の金沢旅行ではこのお菓子を買って帰ります。

さて、そろそろ周遊バスに乗って兼六園に移動します。