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2014年 チロル 皇帝山脈紀行 絶景の5つ星ホテルで過ごす1週間 【8】ヨーロッパで一番美しい花の村、セル

旅行時期 2014/07/02 - 2014/07/02 (2014/12/22投稿

オーストリアのチロル州、Wilder Kaiser地方に滞在5日目です。<br />この日は雨だったので山には行かず、松味利郎先生の美術書<br />「チロール壁絵の里」で知ったセル村に行くことにしました。<br />実はこのセル村、昨年2013年に「ヨーロッパで一番美しい花の村」に<br />選ばれたばかりで、村にはお花を飾った可愛い家が沢山ありました。<br /><br />雨でしたが、美しい壁絵やお花の家、教会の内部をじっくり見て<br />素晴らしい時を過ごすことができました。

オーストリアのチロル州、Wilder Kaiser地方に滞在5日目です。
この日は雨だったので山には行かず、松味利郎先生の美術書
「チロール壁絵の里」で知ったセル村に行くことにしました。
実はこのセル村、昨年2013年に「ヨーロッパで一番美しい花の村」に
選ばれたばかりで、村にはお花を飾った可愛い家が沢山ありました。

雨でしたが、美しい壁絵やお花の家、教会の内部をじっくり見て
素晴らしい時を過ごすことができました。

写真 118枚

テーマ:
街歩き
交通手段 : 
エリア:
オーストリア > チロル
エリアの満足度:
5.0
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    昨日やっと晴れたと思ったら、この日も雨に逆戻り。
    そこで山には行かず、松味先生の美術書「チロール壁絵の里」で知り、
    以前から一度行ってみたかった、セル村に行きました。

    滞在していたエルマウ村の2つ隣りがセル村で、
    黄色いご当地無料バスに乗って行きました。こちらはセル村の中心部です。

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    この建物を見た瞬間、「この壁絵は!」と思いました。

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    この建物の壁絵は、松味利郎先生の美術書「チロール壁絵の里」
    (京都書院)に載っている壁絵でした。現地で見た瞬間に分かりました。
    松味先生の本には「暮らしを描いたホテルの壁(アクリル)」と紹介されているものです。
    フレスコではなくアクリルで描いてあるのですね。ちょっと現代的な絵です。

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    この壁絵の建物の1階はインフォメーションでした。まずはセルの地図や資料をもらいました。
    このインフォメーションの脇に無料のお手洗いもありました。

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    もらったセル村の資料。

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    インフォメーションのテレビ画面には、この村で毎年9月に行われる
    アルムアプトリープ(牛下ろし)の映像が流れていました。
    アルムアプトリープとは、夏に山で放牧されていた牛が、色とりどりの
    綺麗なお花飾りを付けて、村に降りてくる行事です。
    この村では特に盛大に行われいて、観光客も沢山見に来るようです。

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    撮影場所の地図

    インフォメーションの近くには、こんな建物がありました。
    実はこの壁絵を見てみたかったのです。
    Postwirtという宿屋さんの壁絵で、この絵も「チロール壁絵の里」に載っているものです。

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    この建物はセル村の中心部にあるランドマーク的な建物で、結構目立ちます。素晴らしい壁絵なので、じっくり拝見しました。

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    美術書「チロール壁絵の里」によりますと、これらの壁絵は1809年に、J.ライナーという人が描いたフレスコ画とのことです。

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    こちらにはよくチロルで見かける、火を消す聖フローリアンさんが描かれていました。

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    ここはポストホテルなので、郵便の象徴である馬車とホルンが描かれており、

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    そのホルンの下には、双頭の鷲が描かれていました。

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    こちらは、聖アンナ(聖母マリアの母)が、幼いマリアに書物(旧約聖書)を手ほどきしている場面(マリアの教育の場面)だと思います。

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    花を飾った出窓にも絵が描かれていました。細部をよく見ると…

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    弓矢を刺されたペストの守護聖人、聖セバスティアヌスさん。

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    こちらは幼な児イエスとパドヴァの聖アントニウスさんだと思います。

    聖アントニウスは清貧を旨とするフランシスコ会士で、キリスト教の説教師として各地を巡りましたが、幼な児イエスの幻視を体験したそうです。なので、図像としてはこのように、イエスを腕に抱えた姿で描かれることがあるそうです。
    また、下の方に描かれている白いものは百合のお花で、これは貞潔を表しています。 中世後期以降は、失せ物を探す時にとりなしを願う聖人としても人気が高かったそうです。

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    プレートには松味先生が書かれているように、1809年の年号がありました。画家はヨセフ・ライナーさんと読むのかしら。
    昔の絵が風雪に耐え、野外に美しい状態で残っているのは本当に素晴らしいことだと思います。修復するのも大変だと思います。

    この壁絵の建物は現在レストランになっています。この日のお昼はここで食べました。館内も古くて趣きがありました。

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    壁絵のある建物の隣りには、ホテルの新館が建っていました。
    宿屋Postwirtは、現在4つ星ホテルとなっています。

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    近くにセル村の教会がありました。天候が良くないので、まずは教会内部を拝見し、その後、花の村を歩くことにしました。
    教会を見ている間に、雨が止まないかと期待したのです。(しかし結局は終日雨でしたが。)
    この教会も、スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼路、
    Jakobsweg(聖ヤコブ巡礼の道)の途上にあります。

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    今回の旅では、聖ヤコブ巡礼の道の途上にある教会を3つ訪問したことになります。
    教会間を歩いたわけではなく、無料の現地バスで訪問というお気楽なものでしたが、
    それぞれの教会には特色があり、訪ねることができて良かったです。

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    セル村の教会の内部はこのようにとても立派でした。中に入った瞬間、「わぁー、美しい」と思いました。この後期バロック・ロココ様式の教会は、アルプスで最も美しい教会の一つとのことで、1764〜1768年に建てられたそうです。

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    中央の祭壇画。こちらの教会は聖ペトロと聖パウロが祀られている「聖ペトロ・聖パウロ教会」です。
    この写真の中央、赤い服の人物がイエスで、左にいる青い服の人が聖ペトロ、右側にいる緑の服の人が聖パウロです。
    これはごく普通の美しい絵なのですが、次に見た天井画はかなり衝撃的でした。

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    その絵がこちらです。聖パウロが首をはねられています。なんとも衝撃的な表現です。

    聖パウロはタルソス(現在のトルコ中南部)出身で、最初はユダヤ教徒であり、キリスト教徒を迫害する立場でした。しかし旅路の途中、天からの光とともにキリストの声を聞き、その後、目が見えなくなったのですが、アナニアというキリスト教徒が神に祈ると、パウロの目は見えるようになりました。

    これを機にパウロはキリスト教徒となり、その後ペトロと出会い、以降、広範囲に渡ってキリスト教伝道の旅に出ました。しかし最後には捕らえられ、67年、ローマの市門の前で斬首されました。この絵は、その殉教した場面を描いています。

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    そして、もう一人の聖人ペトロは、十字架に逆さ吊りにされています。

    聖ペトロは、元々はガリラヤ湖(イスラエル北部)の猟師さんでしたが、弟のアンデレと共にイエスの弟子になりました。
    最後の晩餐で、イエスがペトロに対して、「今夜、鶏が2度鳴く前に、3度私を知らないと言うだろう。」と予言し、ぺトロは最初それを否定しますが、結局それが現実のものとなると、ペトロは深く後悔しました。
    そして精力的にキリスト教の布教活動をしたのですが、この人もまた、最後には捕らえられて、64年頃、ローマで逆さ十字架にかけられて殉教しました。この絵はその殉教の場面です。

    両聖人とも壮絶な表現の絵で、これだけで終わっていたら、なんだか救いようのない印象を受けるのですが、ちゃんと2人が救済されている絵も別に描かれていました。次の絵です。

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    首をはねられた聖パウロは、こうして天使達に囲まれて、天に昇ったようです。

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    こちらも、ペトロとパウロがイエスと共に天上にいます。

    向かって左側にいる、青い服の人が聖ペトロ。ペトロはイエスに「天の国の鍵を授ける」と言われたので、その手にはX字型に交差した2本の鍵を持っています。
    右側の緑の服の人がが聖パウロで、斬首された時の剣を持っています。

    この興味深い天井画は、Christoph Anton Mayrというチロルの画家が1768年に描いたものです。私が以前から行きたいと願っているエーベンの聖ノトブルガ教会の天井画も彼が描いたそうなので、これを知って、ますます聖ノトブルガ教会へ行ってみたくなりました。

    ※2015年追記
    それでこの翌年、2015年に念願だったエーベンの「聖ノトブルガ教会」に本当に行ってみました。同じ画家が描いたとは思えないような、とても可愛らしい天井画だったので驚いて調べたところ、「聖ノトブルガ教会」はこの画家がわずか18歳の時に描いた絵でした。一方こちらのセル村の天井画は画家が48歳の時の絵です。
    「聖ノトブルガ教会」の絵は、ノトブルガさんの優しさがよく表れていて、彼女のイメージにぴったりと合っている、まるでメルヘンのような、素朴だけれども素敵な絵でした。

    ☆2015年 聖ノトブルガ教会の旅行記
    http://4travel.jp/travelogue/11037058

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    天井の中心部のフレスコ画と鳩(精霊)。

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    こちらのマリア像は胸に剣が刺さっています。
    イエスを失った嘆きを表しているのですね。痛々しいです。
    でも、さらに痛々しいマリア様もいらっしゃいました。次の写真です。

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    こちらのマリア様の胸には、なんと計7本もの剣が刺さっていました。
    なにもそんなに剣を刺さなくてもいいのに〜!と思いましたが、これは「聖母マリアの7つの悲しみ」を表した像で、ヨーロッパの他の地域にもあるそうです。

    聖母マリアの7つの悲しみとは、
    1 聖母は老シメオンの預言によって悲しむ。
    2 聖母はエジプトへ逃避する。
    3 聖母は御子(イエス)を見失う。
    4 聖母はカルワリオへの途上で御子と出会う。
    5 聖母は十字架のもとにただずむ。
    6 聖母は御子の亡骸を抱く。
    7 御子が墓に葬られる。
    という悲しみなのだそうです。凄い表現の像ですが、視覚的に分かりやすいです。

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    こちらは弓矢が刺さったペストの守護聖人、聖セバスティアヌスです。

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    キリストを担いで川を渡る、聖クリストフォロスさんもいらっしゃいました。

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    マリア様にロウソクを灯して、セル村に来られたことに感謝しました。
    松味先生の本を初めて見た十数年前には、まさか自分がセル村に来られるとは思ってもいませんでした。

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    教会の外に出でみると、

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    美しく整えられた墓地が広がり、

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    泉の側にはブリキのジョウロが沢山置いてありました。

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    綺麗なお花の墓地には、あのジョウロでお水をせっせとあげているのですね。

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    すぐ近くの建物には壁絵があるようなので近くに行くと…

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    ここにも、Petrus(聖ペトロ)とPaulus(聖パウロ)のレリーフがありました。


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    教会の敷地から降りる階段には、

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    お花が綺麗に飾られていて、

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    ゼラニウムのピンクのグラデーションが可愛いかったです。

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    この上品な印象の建物の近くに、

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    クリーム色の家があり、その窓辺をよく見ると、

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    お花が可愛らしく飾ってありました。それも窓1つ1つが違う種類のお花で、

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    紫色のお花や、

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    赤いお花に、

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    ピンク色のお花。白い窓枠に映えて美しいです。
    この上品なお花は一体、何だろうか?とよく見ると…

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    ニチニチソウにも見えますが、葉っぱの形から、インパチェンスだと思いました。
    インパチェンスも上手に育てれば、窓辺がこんなに華やかになるんだと思いました。

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    こちらはセル村のお花屋さんです。

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    どんなお花の苗を売っているのかと見てみると…
    ニューギニア・インパチェンス、白妙菊、マリーゴールド、ベコニアと
    日本で売っているお花と同じでした。

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    こちらはダリアです。これも日本で売っています。
    チロルのお花屋さんを見ていつも思うのですが、日本に売っているものと
    同じ花が多いです。花苗を日本で買って、チロルっぽい花の寄せ植えを
    自宅で再現することもできるんです。
    私も毎年何かしらお花を植えているので、チロルでお花を見るのはとても参考になります。

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    もちろん、チロルならではのお花もありました。アルプス三大名花の1つ、エンツィアンです。

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    涼やかに咲いています。

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    日本ではあまり見かけない、お庭の飾りも売っていました。

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    お花屋さんを覗いた後、この伝統的な造りの家に惹かれて、小さな通りを歩いてみました。

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    通りを進むと、お花いっぱいの家が見えてきました。

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    こちらは旅行者向け貸しアパートでした。

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    赤いつるバラが印象的で美しく、

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    ベランダのお花も紅白で上品な雰囲気。

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    休暇用アパートのゲストは、このお花の空間でつろげるのですね。いい感じです。

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    この壁に飾ってあるお花も、こんもりと美しいです。
    このアパートのオーナーさんのガーデニングは素晴らしかったです。
    後でネットで調べてみたら、このアパートのお部屋内部もかなり可愛くて、
    いつか泊まってみたいと思いました。

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    こちらも伝統的な建物に、

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    3色のペチュニアが飾ってあり、

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    そしてやはり、赤いつるバラが建物に沿わせてありました。

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    少し歩いて後ろを振り返ると、さっきまで見学していた教会が見えました。

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    あちらにもお花の家があります。

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    なんとも可愛らしいイチゴミルクのような色の花。3色のゼラニウムを使っています。

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    テッセンの仕立て方が面白い。

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    3つ星のお宿もありました。

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    そして、こんな可愛い家も見えてきました。

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    なんとも可愛らしい飾り付けに、目が釘付けになりました。

    このセル村は2012年に「オーストリアで一番美しい花の村」に選ばれ、
    2013年には「ヨーロッパで一番美しい花の村」に選ばれたそうです。
    (Entente Florale Europe の 2013年 Villages 部門でゴールド受賞。)

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    ふと見上げると、上の道にもお花の家がある様子。行ってみます。

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    この道を歩いてきます。

    チロルでお花が綺麗な村というと、アルプバッハ村が有名ですが、
    アルプバッハがこのEntente Florale Europe でゴールドを受賞したのは
    1993年のことなのだそうです。つまり20年以上も前のことです。
    一方、このセル村は昨年受賞したばかりです。このセル村もこれから
    「ヨーロッパで一番美しい花の村」として旅行客にアピールしていくのだと思います。
    こじんまりとした、静かな美しい村です。

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    この家が下から見えていたのですね。

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    お隣りの家のお花も綺麗です。

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    反対側に目をやると、うわぁ〜、可愛らしい家がまたありました!

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    こちらの家も、まるでお伽話しの家のよう。先ほどの可愛い家もそうですが、
    家のサイズが他の家よりも、なんだか小さいような気がします。

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    向こうにも美しい建物が見えてきました。

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    こちらは大きな農家民宿でした。どっしりとした木の建物、
    色とりどりのお花のべランダ、どこか凛とした美しさがあって、
    雨の中、傘をさしながら、しばし見とれました。

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    横から見ると、いかにも農家の造りです。こういうお宿もチロルらしくていいなぁ。
    昨年泊まったスザンナさんの農家民宿を思い出しました。
    スザンナさんの民宿よりも、こちらの方が大きかったです。

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    隣りの家もこの辺りの伝統的な建築様式。
    家の形が、ドイツのバイエルンあたりの家に
    似ているような気がします。昨年見たチロルのシュトゥバイタールの民家とは
    明らかに建築様式が違いました。

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    道具が壁に付いている建物があったり、

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    薪の上にお花が飾られてあるのが、いかにもチロルの風情です。

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    この辺りは丘のようになっていて、緑がとても美しかったです。

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    この家にもつるバラがありました。

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    こちらの家も小さくて、とても可愛いです。
    ん?もしかして、この家は…!

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    背後にある緑の丘で気が付きました。
    この家も「チロール壁絵の里」の50ページに載っている家でした。
    松味先生の本には壁絵以外のチロルの風景も載っていて、この家はとても可愛いくて、
    背後の緑の丘が印象的だったので覚えていました。

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    先生の本を見ていなければ、セルに来ることは無かったでしょう。
    本当に感謝しています。

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    しばらく歩いていった所に、このようなお花だらけの家がありました。
    何なんでしょう、この過剰なまでの花のボリュームは!

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    びっくりしたのはベランダのお花が、チロルでよく使われているゼラニウムや
    ペチュニアでなかったことです。花火みたいなこのお花は何でしょうか?
    いい感じに垂れ下がっています。ベコニアのようにも見えます。

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    下の方には色とりどりのペチュニア、サフィニア、ロベリアが。
    さらに立派なテッセンが、壁を這い上がるようにして上の階へと伸びていました。

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    まだ7月上旬なのに、こんなにこんもりと咲かせているのは見事です。
    お宿などではなく、普通の民家のようでした。
    この家が今回見た花の家の中では一番お花のボリュームがありました。

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    この家もお花が綺麗です。
    私が訪ねた日はまだ7月上旬で、さらに雨で、傘をさしながら片手で
    コンパクトカメラで撮影したので、ちょっと寂しい感じの写真になっていますが、
    実際はもっとお花の色が鮮やかでしたし、もしこれがベランダのお花が一番こんもりと美しい
    8月の晴れの日に行ったら、さぞかし素敵なのだろうな、と思いました。

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    この家の花はゼラニウムがメインです。つるバラも、やはりありました。
    この村では赤いつるバラが流行っているのでしょうか(^^)

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    ホタテマークが目立っている、聖ヤコブ巡礼の道の案内板がありました。
    ここオーストリアからスペインへ歩いて行くなんて、途方もない距離です。昔の人は凄い。
    (今でもオーストリアからスペインへ歩いていく巡礼者がいるそうです。)

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    こんな壁絵の建物もありました。

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    道端にもお花が植えられていました。

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    教会のある中心部に戻ってきました。

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    お昼はせっかくなので、この壁絵のレストランでいただきました。

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    レストラン内部。

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    天上は年代物で、1つ1つのマスに違う絵が描かれていました。

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    よく見ると、トールペイントのような素朴な絵でした。

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    チロルの食堂でよく見かける十字架も。

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    注文したお料理です。細切れのお肉やハムや野菜をゼリーで固めたものです。
    その上にスライスオニオンが載っています。付け合せはジャガイモです。
    美味しかったので残さずいただきました。

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    テーブルの横には、こんな剥製が置いてありました。これはアルプスマーモットさんでしょう。
    山ではまだ一度も会ったことがないのに、こんな所でお会いするなんて! 
    タヌキくらいの大きさで、想像していたよりもずっと大きい動物だということが分かりました。
    山で会ってみたいです。

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    村の中心部。雨のせいなのか、人通りは少なく。

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    2軒目のお花屋さんがありました。

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    また店先を拝見。

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    こちらにはエーデルワイスがありました。

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    お花の土が店先にどーんと置いてありました。日本と同じですね。
    この村は園芸好きの人が多いので、お花屋さんも繁盛しますね。

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    無料のご当地バスに揺られて帰ります。セルは無料バスの始発の村なので、
    席はまだ空いていました。私の滞在したエルマウ村から乗ると
    いつも混んでいて、座れることはほとんど無かったです。とはいえ、無料は有り難い。

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    バスの車窓から、セル村の入り口にある、花と太陽のモニュメントを眺めて。
    さようなら、セル!素敵な村。また来たいな…。

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    エルマウ村のお宿Kaiserhofに戻って天気予報をチェックすると、
    明日は終日、晴天とのことでした。憧れのWilder Kaiserに登る絶好のチャンスです。
    そこでレセプションに行き、登山口までタクシーをお願いしたいと申し出たのですが、
    レセプションの女性は「それならタクシーを呼ばなくても、ホテルの車でお送りしますよ。
    ノープロブラム!もちろん無料です。」と言うではありませんか。
    ビックリしました。なぜならこのホテルから登山口へは徒歩だと
    片道2時間以上はかかるのです。
    それを無料で往復プライベート送迎して下さるなんて、なんと太っ腹な!
    お言葉に甘えて、お願いしました。明日の朝9時にホテル出発です。

    さて、夕食の時間になりました。このホテルは、ほぼ3食付です。
    この日の夕食はサラダだけでなく、前菜もブッフェでした。

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    スープはポテトロールを添えたブイヨンスープです。

    この日も女将さんが夕食の各テーブルを周って挨拶にいらしたのですが、
    「明日、Wilder Kaiserに登ります。」と言ったら、女将さんからも
    「それなら、ホテルの車で登山口までお送りしますよ。」と言われました。
    お礼を言い、すでに予約していることを伝えました。

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    メインは、ビーフストロガノフのシュペッツレ添えにしました。

    チロルの山あいのお宿は、昨年のスザンナさんの民宿や、
    一昨年のエーデルワイスホテルもそうだったけれど、とっても親切です。
    そういう親切な対応をしてくれるお宿を選んで泊まっているせいもあるけれど、
    親切さが他の地域より、きわだっていると思います。

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    シュペッツレはこんなふうに別のお皿に付いていました。
    私の好きなチーズ味のシュペッツレではなくて、バター味のシュペッツレでした。
    塩分はあまりありません。
    つまり、ビーフストロガノフにご飯を添えて食べるようなものでした。

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    デザートはストラッチャテッラを添えたストロベリーティラミスにしました。
    ストラッチャテッラというのは、チョコチップ入りのミルクジェラートなのだそうです。

    美味しい夕食をたっぷり食べて、さあ、明日はいよいよ、十年来の憧れ、
    Wilder Kaiserに登る日です。どんな風景が待っているのか、
    果たして私にも登れるのか、少し不安もありましたが、ワクワクして眠りにつきました。

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