2015/07/19 - 2015/07/19
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旅するうさぎさん
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チロルの村を歩いていると、あちらこちらに聖ノトブルガさんの壁絵や像を見かけます。彼女は中世に生きた、キリスト教の聖人です。以前から一度、聖ノトブルガさんが眠る巡礼教会へ行きたいと思っていましたが、今回、ついにその夢が叶いました。蒸気機関車のアッヘンゼー鉄道に乗って、聖ノトブルガ巡礼教会に行き、ついでに近くのアッヘン湖も遊覧船で一周して来ました。
私にとっては忘れえぬ小旅行となりました。
<旅行記目次>
□7/16(木)7/17(金)KLMビジネスクラス搭乗記
成田→アムステルダム→ミュンヘン
□7/18(土)緑の中に滝を眺めて ソマベルクアルム
トゥクサー・ヨッホ・ハウス ヴァイテンタールハイキング
■7/19(日)蒸気機関車アッヘンゼー鉄道に乗って
聖ノトブルガさんに会いに行く 遊覧船でアッヘン湖周遊
□7/20(月)シュリーガイススパイシャーから
オルペラーヒュッテへハイキング
□7/20(月)絶景!吊り橋から氷河と湖を望む
□7/21(火)ヒンタートゥクス氷河で氷の洞窟探検へ!
ナトゥア・アイスパラスト
□7/22(水)美しき桃源郷 ボーデンアルム
□7/23(木)7/25(土)
マイヤーホーフェンの町をぶらり歩き、KLMビジネスクラスで帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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まずは宿泊ホテルから歩いて約20分のマイヤーホーフェン駅に行き、ツィラータール鉄道に乗りました。この路線もホテルが無料で付けてくれたツィラータール・アクティブカード(Zillertal Activcard)でイエンバッハ駅まで乗ることができるので、切符は買いませんでした。座席はガラガラでした。
マイヤーホーフェン駅 駅
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座席には小さなテーブルが付いていて、路線案内が出ていました。
今日は、ツィラータール鉄道でイエンバッハ駅に行き、蒸気機関車のアッヘンゼー鉄道に乗り換えてアッヘン湖に行き、遊覧船に乗った後、聖ノトブルガ巡礼教会を見学する予定です。 -
列車はゲルロス峠に繫がる、Zell am Ziller(ツェル・アム・ツィラー)駅を過ぎて、
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このような広い谷を50分ちょっと走り、
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終点のイエンバッハ駅に着きました。私達は蒸気機関車アッヘンゼー鉄道の赤い駅舎に移動しました。この先からは蒸気機関車に乗るのです。
この蒸気機関車は、オーストリア観光の中でもかなり人気のあるもので、アッヘンゼー鉄道関連のグッズが駅舎の中で売られています。切符はその駅舎の中で買いました。 -
こちらがその蒸気機関車の切符2人分で、ここ始発のイエンバッハ駅から、終点のゼーシュピッツ駅(Seespitz)まで、一人往復 29.5ユーロ(約4042円)です。 これで湖にも行けて、帰りにエーベン駅で降り、聖ノトブルガ巡礼教会にも行けます。
-
駅舎には日本語表記もありました。
でも今回のチロル旅行中には、一度も日本人の方にはお会いしませんでした。アジアからの旅行者の方も、ヒンタートゥックスのバス停で、一組お見かけしたぐらいでした。 -
こんな可愛くて小さな蒸気機関車が客車を運びます。
でも小さくても実は凄いのです。
このイエンバッハ駅(標高530m)から、最も標高の高いエーベン駅(970m)まで客車を後ろから押して山を登ります。
ラック式の蒸気機関車で、現在でも動いているものでは、ヨーロッパ最古なのだそうです。このアッヘンゼー鉄道は1889年に開通しました。つまり、126年の歴史があります。現在、蒸気機関車は4台あって、それぞれに名前が付いていますが、このヘルマンさんも1889年に造られたそうです。 -
客車に乗り込みました。この可愛い椅子に座ります。
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車掌さんが自転車を乗せています。
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ここから終点のアッヘン湖までの距離は6.78 kmほど、50分の旅です。
時刻は12時。時間になりました。いよいよ出発です! -
シュポ、シュポ、シュポ、シュポ、シュ、シュ、シュ、シュ、シュ。
後ろから機関車ヘルマンさんが頑張って押してくれています。 -
ゆっくりしたスピードで進みますが、
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確実に高度は上がっています。さっきまでいたイエンバッハの町が見えました。
-
見えてきたあれは何?
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クマ!
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シュポ、シュポ、シュポ、シュポ、シュ、シュ、シュ、シュ、シュ。
さらに高度は上がります。 -
客車内に通路はありません。でも、検札のおじさんは来ます。
どうやって検札するのかというと、こんなふうに機関車の外からおじさんが現れます。もろん、蒸気機関車は走ったままです。客車の外に平均台みたいな細い板が取り付けてあって、そこを伝わって来るんです。 -
シュポ、シュポ、シュポ、シュポ、シュ、シュ、シュ、シュ、シュ。
さらに山を登って、 -
野辺のキリスト像も通過し、緑いっぱいの中を走った後、
-
エーベン駅に近づき、聖ノトブルガ教会が見えてきました。
あそこに聖ノトブルガさんが眠っていらっしゃるのです。とても美しい教会です。
「後で来ます、ノトブルガさん。待っていて下さいね!」私は心の中で言いました。 -
そしてこちらが、沿線で一番標高の高い、Eben(エーベン)駅、標高970mです。
-
今までは上り坂で機関車ヘルマンさんが客車を後ろから押してくれていましたが、もう登りは終わるので、今度はヘルマンさんが客車の前に出て、引っ張ってくれます。この駅でヘルマンさんが前方に移動しました。
また、アッヘンゼー鉄道は単線で、このエーベン駅で上下線が行き交うようになっていました。 -
シュポ、シュポ、シュポ、シュポ、シュ、シュ、シュ、シュ、シュ。
こんもりお山が見えてきて、 -
向こうに終点のアッヘン湖が見えてきました。
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湖は綺麗な色。
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遊覧船が浮かんでいます。次はあの船に乗ります。
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蒸気機関車を降りて、遊覧船に乗りました。遊覧船の切符は船の中で買いました。
湖一周の切符の値段は、1人19ユーロ(約2603円)。
13:00出発で湖を一周して、戻ってくるのは午後14:50。1時間50分の船旅です。 -
外が暑いこともあり、こちらのクーラーの効いた船内に座りました。
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この船室はガラガラですが、実はここ、レストランです。他の船室や外の席は観光客で混雑していたので避けました。
ちょうど午後1時とお昼時なので、湖の景色を見ながらランチにすることにしました。このレストランは、飲み物はセルフサービスですが、お食事は出来上がり次第、係りの方が持ってきて下さいます。 -
なんとランチを注文する前に、もう最初の停泊地、Pertisau(ペルティサウ)に着いてしまいました。出航からわずか10分で到着。
当初、この町で降りようかとも思いましたが、こんなに早い到着では降りなくて良かったかもしれません。 -
グヤーシュとソーセージの軽食が来ました。
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湖の景色を楽しみながらの昼食です。この日の外の気温は30℃越え。今年、ヨーロッパの夏は猛暑でした。アルプスにあるチロルも例外ではありませんでした。
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ヨットが浮かんでいて、
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気持ち良さそうに湖面を滑っています。
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私達は食後にコーヒー、ココアなど。
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湖で泳いでいる人もいます。
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ヨットハーバーが見えてきて、
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ギョッ、警察の人も船で移動中。海上警察ならぬ、湖上警察。
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ペルティサウまで戻ってきました。
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カヤックやボートを楽しむ人達に、
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足こぎボートも浮かんでいます。
最初は2時間近く遊覧船に乗るのはどうかと夫は言っていましたが、涼しい船室で、お昼やお茶を楽しんで、のんびり湖を眺めていたら、あっという間に1時間50分は過ぎていきました。 -
船を下りると、こちらの蒸気機関車が待っていました。
今度はヘルマンさんではなく、アッヘンキルヘ(Achenkirch)、旧称はGeorg(ゲオルク)さんです。車体にGeorgと名前が書いてあります。このゲオルクさんも年齢は126歳です。 -
客車に乗ります。
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よっこいしょっと。
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でも、湖の色が綺麗なので、
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夫に席を取っていてもらい、私は外に出て出発まで湖を眺めました。
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さよなら、さよなら、遊覧船。
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本当に綺麗な色をしています。
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夫が検札が始まったと向こうから私を呼びました。今度は女性の車掌さんでした。
客車の外、下の方に平均台みたいな細い長い板が渡してあるのが見えますが、走行中、車掌さんはあそこに乗って検札に来るのです。
これから機関車ゲオルクさんは、お尻を進行方向に向けて走ります。 -
空の様子があやしくなってきました。夫は雷が鳴りそうだから、エーベンの教会には寄らず、このまま帰りたいと言い出しました。
-
そんなのは絶対嫌です。私は湖に行くためにこの汽車に乗ったのではなく、ノトブルガさんの教会に行くために乗ったのです。湖はあくまでも、ついでです。
-
そしてエーベン駅で降りました。
この駅では、蒸気機関車同士のすれ違いがありました。 -
降りるのを嫌がっていた夫も、蒸気機関車ゲオルクさんを撮影し始めたので、私も撮影することにしました。
-
とても可愛らしい機関車ですが、結構力強いのです。
-
運転士さんが身を乗り出して確認中。
-
こうやってすれ違った後、単線に戻るんですね。
-
さよなら、機関車ゲオルクさん!
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そしてこちらがエーベン駅のすぐ目の前にある、聖ノトブルガ巡礼教会です。
ついに、ノトブルガさんご本人にお会いできる時が来ました。さっきまであんなに暗かった空も、青空になってきました。これもきっとノトブルガさんのお導きだと思いました。 -
教会の中に入りました。
とても美しいです。正面の祭壇に立っていらっしゃるのが、聖ノトブルガさんご本人です。衣装を身にまとい、凛とした姿で立っていらっしゃいます。
聖ノトブルガは1265年、チロルの Rattenberg(ラッテンベルク)に生まれ、1313年、同じくラッテンベルクで亡くなった、チロルで唯一の女性の聖人です。 -
ノトブルガさんご本人といっても、中世に生きた方なので、こちらに立っていらっしゃるのは、彼女の聖遺物(ご本人のご遺骨、つまり骸骨になった聖ノトブルガさん)です。
骸骨といっても、全然怖くはありません。むしろこの教会に入ると、優しく包まれている感じがしました。 -
ロープが張ってあるので、聖遺物に近寄ることはできません。だからと言って、望遠で撮影するのは大変失礼だと思いました。この位置からお姿を拝見するだけで、もう十分です。本当に優しい雰囲気がするのです、この空間は。
-
パイプオルガンの上の天井画を拝見しました。
聖ノトブルガは18歳の時、ラッテンベルク城で台所のお手伝いさんとして働き始めました。ハインリッヒ1世とその夫人に仕え、お城で余った残り物のパンとぶどう酒を、貧しい人達に分けていました。
しかし、次の代のハインリッヒ2世とその夫人Ottiliaが領主になると、
Ottilia夫人はノトブルガが貧しい人達に施しをするのを禁止したのです。 -
そこでノトブルガは、こっそり残り物を持ち出していたのですが、ある日、パンとワインをエプロンに隠して貧しい人達に持っていった時に、ハインリッヒ2世の側近がやって来て、彼女のエプロンの中身を見せよと言いました。
ノトブルガがエプロンの中身を見せると、そこには木くづ(かんな屑)しか入っていなかったということです。
この天井画はそのエプロンの中身を見せている場面です。 -
しかし、ケチなOttilia夫人はノトブルガのことを良くは思わず、ついにお城から追い出してしまいました。そこで次にノトブルガが就職した先は、アッヘン湖近くにあるエーベン村の農場でした。
その時、彼女が農場主にお願いしたことは、土曜日や、祭日の前の晩、教会の鐘が鳴り響いたら、お仕事を休みさせてほしいということでした。彼女は敬虔なキリスト教徒で、神様にお祈りをしたかったのです。
農場主はそれを許していましたが、刈り入れが忙しくなった秋のある土曜日、教会の鐘が鳴っても、農場主は仕事を続けるようにノトブルガに言いました。ノトブルガは「それでは神様に判断していただきましょう」と言って、持っていた鎌を空中に放り投げると、鎌は空中にとどまって、落ちてこなかったということです。
この天井画は、その鎌が空中に浮いている場面です。
(絵を一度クリックしていただくと、もう少し大きな絵になります。) -
彼女はこの農場で使用人として5年間働きましたが、
その5年の間に、お城では多くの不幸がありました。お城の人達はコレラにかかるなどして病気になったのです。Ottilia夫人も例外ではありませんでした。
ノトブルガはこれを知って、農場にお休みをいただき、お城に行ってOttilia夫人を看病しました。これにはOttilia夫人もとても感激しました。そしてOttilia夫人が息を引き取った後、ノトブルガは再び、エーベンの農場に戻っていったのです。 -
ハインリッヒ2世は再婚し、新しいMargarethe夫人と幸せな生活を始めました。彼はノトブルガにお城に戻ってきてくれないかと頼みました。
ノトブルガは貧しい人達のお世話を再開してもよいことを確認して、お城に戻りました。それから18年間、彼女は料理人としてお城に務め、さらにMargarethe夫人の5人の子供の乳母として働き、貧しい人たちのお世話を続けました。
この絵の赤いスカートの人がノトブルガさんです。昨年見た、セル村の天井画(聖パウロが首をはねられていた衝撃的な天井画)を描いた、同じチロルの画家、Christoph Anton Mayrさんが18歳の時に描いたものですが、あの絵とはまた雰囲気の異なる、慈愛に満ちた優しい絵になっていました。地元チロルの青年画家が描いただけあって、ノトブルガさんへの深い敬愛の念が、よく表れている絵だと思いました。 -
ノトブルガは皆に愛され惜しまれつつ、48歳で亡くなりました。
生前彼女は、自分が亡くなったら、棺を台車の上に載せて、その台車を雄牛に引かせるように言いました。その雄牛が自分の埋葬場所を決めることを望んだのです。人々は彼女の望み通りにしました。
この絵は雄牛2頭が、ノトブルガさんの棺を運んでいるところです。 -
棺を載せた台車はラッテンベルクを出発して、イン川に到着しましたが、
その際に川が割れ、葬列は対岸へと渡ることができました。
この絵はイン川が割れ、棺を載せた台車が川を渡っていく場面です。 -
雄牛は山を登り、ついにエーベン村の聖ルパート教会の前で止まりました。その場所がノトブルガさんの埋葬場所となりました。
その雄牛が止まった場所というのが、今まさに私が立っている、この聖ノトブルガ巡礼教会がある場所なのです。
この絵は雄牛が無事ノトブルガさんの棺を運び終え、戻っていく場面だと思います。 -
このエーベンの険しい道沿いにある教会は、ノトブルガの死後、拡張されました。16世紀に皇帝マクシミリアンは教会を建て替えました。
この教会への巡礼は、17世紀の前半に本格的に始まったそうです。
そしてついにノトブルガさんは、1862年にローマ教皇のピウス9世によって聖人となったのです。 -
このようにとても分かりやすくノトブルガさんの一生が天井画で表現されていました。
ノトブルガさんの凄いところは、自分も雇い人という身分で、決して裕福ではなかったのに、皆に食べ物を分け与えていたことです。Ottilia夫人が施しを禁止した時には、断食をしてまで、自分の食べ物を分けていたとのことです。
そして神への祈りを決して忘れることはありませんでした。その行いが皆に敬愛され、聖人になるべくしてなった人物です。チロルを旅していると、あちこちでノトブルガさんの像を見かけるのは、この慎ましくも慈愛に満ちた女性を、チロルの人達がとても愛しているからだと思いました。 -
巡礼教会をじっくり拝見し、ノトブルガさんにご挨拶ができて、本当に嬉しかったです。
私と同じように、この教会をじっくり時間をかけて、天井画の1つ1つを見ているご夫婦がいらっしゃいました。 -
教会の外に出ました。真ん中の窓にノトブルガさんが描いてあります。
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教会のそばの家。
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ノトブルガ博物館はあちらです、の表示がありました。実は教会のそばに聖ノトブルガ博物館があるのです。
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こちらが聖ノトブルガ博物館なのですが、地元のボランティアの方々が運営しているので、開館はとても限定的です。6月〜10月だけ開館、それも水、金、日曜の週3日だけ、16時〜18時に開館します。
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この夕方4時からの開館というのが、マイヤーホーフェンに滞在する私にとっては遅く感じられ、見学は無理だと思っていました。
ところがなんと開館していたのです! 私は手元の時計を見ました。時計の針はちょうど午後4時ぴったりを指していました。それに今日は日曜日です。なんという偶然でしょうか。
午後4時ぴったりというのが、ノトブルガさんのお導きのような気がして、私は入り口に入っていきました。 -
階段を登って2階に上がると、ボランティアのおばさまが二人いらっしゃいました。入館料は2.5ユーロです。おばさまは親切に、英語の説明文も掲示してあることを教えて下さいました。
こちらはノトブルガさんの絵です。 -
ノトブルガさんの生涯を描いた絵。
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このような絵や、
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像が展示されています。
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この絵は彼女の純朴、聡明、強い意志が感じられます。
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こちらはノトブルガさんが亡くなって埋葬された時の模様です。
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ノトブルガさんと聖心。
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左下の絵は、ノイシュティフトの民族博物館に飾ってあった絵と同じです。「ノトブルガ!ノトブルガ!」とアルムに住むおじいさんに言ったら、近くで見せてくれた絵です。
汽車の時間があったのでゆっくりは見れませんでしたが、この博物館も見学できて良かったです。 -
そして目と鼻の先にある、エーベン駅へ走っていきました。
夫は「早く、早く!」と言いました。ほらもう、汽車がそこまでやって来ましたよ。 -
夫が「珍しいので、線路も撮っておいて。」と言いました。
なるほど、これがラック式のレールなんですね。
ラック式鉄道とは、2本のレールの中央に歯型のレールが敷いてあり、車両の床下に設置された歯車とかみ合わせることで、急勾配を登り下りする鉄道のことだそうです。 -
ちなみに、これはイエンバッハ駅に展示してあった歯車の部分ですが、この歯車が機関車の下に取り付けられていて、先ほどの特殊なレールと噛み合わせることにより、急勾配を登り下りできるようになっているらしいです。
-
やって来たのは、蒸気機関車ヘルマンさんでした。往路で湖まで運んでくれた機関車です。正面に2と書いてありますが、これがヘルマンさんの車体番号です。ちなみに3がゲオルクさんです。
-
汽車に乗りました。車掌さんが書類にサインをしています。
-
そして、汽車はゆっくりと出発しました。
さよなら、ノトブルガさん! ありがとうございました。 -
シュポ、シュポ、シュポ、シュポ、シュ、シュ、シュ、シュ、シュ。
蒸気機関車は山を下って行きました。 -
このおじさん、身を乗り出しすぎです(笑)。でも、気持ちは分かります。
客車には窓がないので、時々、蒸気機関車の蒸気がブワーっと自分の顔にかかります。これがかなりの迫力です。なるほど、これが蒸気機関車なんだな、と改めて思いました。 -
汽車の窓からチロルの牧草地が見えてきました。
-
やがてイエンバッハの町が見えてきて、
-
こんなふうに手を振ってくれる人もいて、私も手を振ります。
-
イエンバッハ駅に着き、ツィラータール鉄道に乗り換えました。
-
すると、向こうに別の蒸気機関車がいて、車庫に入るところでした。
先ほどのヘルマンさん達とはちょっと形が違います。
こちらはツィラータール鉄道の蒸気機関車です。一日一往復だけですが、ツィラータール鉄道も蒸気機関車を走らせているのです。 -
もう夕方です。車庫に入って休むのですね。
-
おやすみなさい、機関車さん・・・。
鉄道好きの方なら、時間を調べてイエンバッハ駅から両方の蒸気機関車に乗ることもできます。
ちなみに今年の夏のツィラータールの蒸気機関車のダイヤは、往路は10:17イエンバッハ発、復路は15:07マイヤーホーフェン発でした。1日1往復しかないので、マイヤーホーフェンに滞在中の私達にとっては、とても乗りにくい時間帯でした。外からツィラータールに日帰りでやって来る人達の時間帯だと思いました。 -
あちらに見えるのがアッヘンゼー鉄道の蒸気機関車です。ヘルマンさんに代わって、今度はゲオルクさんがスタンバイ中です。でも夕方だから乗る人は少ないです。これがアッヘン湖までの最終便、イエンバッハ16:45発です。本当に働き者だなぁ。
ちなみに、アッヘンゼー鉄道の今年の夏ダイヤは、イエンバッハ発8:15、10:00、10:45、12:00、13:45、15:00、16:45でした。
乗りたい方は、アッヘンゼー鉄道のHP(http://www.achenseebahn.at/index.php/ausflugsziel_tirol.html)で、最新の時刻を確認すると良いと思います。 -
聖ノトブルガ巡礼教会と博物館で、冊子をいただいてきました。
楽しくも有意義だった、今日の小旅行。
ノトブルガさんに会えて、本当に良かったです。
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この旅行記へのコメント (21)
-
- Mr_Futchanさん 2016/10/16 21:10:33
- 聖ノトブルガ巡礼教会の情報ありがとうございました
- こんばんは
2016年9月8日に訪れたエーベンの教会を調べていたら
ここが聖ノトブルガ巡礼教会であることをあなたの口コミで知りました。
あまりネットではここの情報は世界遺産であるのに出てませんね。
実は目的はこの教会を訪れることではなく
撮鉄旅行でこの地を訪れています。
ここには、バスでイエンバッハから途中まで来て数本のSLを撮ってから徒歩で登ってきました。
この教会の前のベンチでランチをいただき、
食後の散歩で教会内部に入ったり、周辺を散歩していました。
この教会のことが気になり調べたら、あなたの記事に出会いました。
大変役に立ちました。
写真を撮るための列車の運行は詳細に友人が調べてましたが
文化的なことはさっぱりでした。
私の旅行記の方はエキサイトブログにMr_Futchanで掲載中ですが、
まだここにはたどり着いていません。
このあくる日ティラタール鉄道を撮り歩いています。
- 旅するうさぎさん からの返信 2016/10/23 18:42:04
- RE: 聖ノトブルガ巡礼教会の情報ありがとうございました
- Mr_Futchanさん、こんにちは。
ノトブルガさんの教会の旅行記を見て下さり、
またコメントもありがとうございます。
> 実は目的はこの教会を訪れることではなく
> 撮鉄旅行でこの地を訪れています。
> ここには、バスでイエンバッハから途中まで来て数本のSLを撮ってから徒歩で登ってきました。
> この教会の前のベンチでランチをいただき、
> 食後の散歩で教会内部に入ったり、周辺を散歩していました。
撮鉄旅行で行かれたのですね。
イエンバッハ駅からは、このアッヘンゼー鉄道と
ツィラータール鉄道の両方の蒸気機関車を撮影することができるので
鉄道を撮影をされる方には、魅力的な場所なのですね。
Mr_Futchanさんの4toraとブログ、
両方のお写真を拝見しました。
どれもこれも、大変魅力的な写真ばかりで、
美しいと思いました。
鉄道を入れた風景もさることながら、食事、お花、人物…、
こんなふうに撮れたなら素敵だな、と思いました。
> この教会のことが気になり調べたら、あなたの記事に出会いました。
> 大変役に立ちました。
> 写真を撮るための列車の運行は詳細に友人が調べてましたが
> 文化的なことはさっぱりでした。
私も文化的なことはよく分からないことばかりです。
でも、分からないからといって、調べるのを諦めてしまい
なに一つ分からないまま、
ただチロルの風景だけ見て旅しているのは
なんだかもったいない気もするので
自分の分かる範囲で調べるようにはしています。
時々私は「この旅行記、よく書けたなぁ…」
と後で思う旅行記が、ごく稀にあるのですが、
このノトブルガさんの旅行記も、そんな旅行記の1つです。
ノトブルガさんのことはWikipediaや聖人事典には
ちょっとしか載っていませんでした。
でも、どうしてもこの天井画の意味が知りたい!
と思い、いろいろ検索した結果、ドイツの女性の伝記サイトに
詳しく載っているのを見つけることができ、
自分なりに訳して、天井画に沿ってまとめてみました。
撮ってきたフレスコ画の写真が暗くて、
なんだか見にくい写真もあると思います。
また、訳にも不十分な点があるかと思いますが、
調べてみて、本当に良かったと思っています。
ノトブルガさんについては、私が撮ったこの写真のように
http://4travel.jp/travelogue/10801115
チロルでは、あちこちに壁絵や像があって、
いろいろな村を歩くたびに、必ずと言っていいほど
いらっしゃるので、地元の方々に敬愛されているのだなぁ、
と思います。彼女は農家の方々の守護聖人なのだそうです。
> 私の旅行記の方はエキサイトブログにMr_Futchanで掲載中ですが、
> まだここにはたどり着いていません。
> このあくる日ティラタール鉄道を撮り歩いています。
Mr_Futchanさんのアッヘンゼー鉄道と
ツィラータール鉄道の旅行記、
出来上がりましたら、拝見するのが楽しみです。
どういう写真をお撮りになったのだろうか?
と興味深々です。また拝見させていただきたいです。
この度は、ありがとうございました。
旅するうさぎ
- Mr_Futchanさん からの返信 2016/10/25 19:20:00
- RE: RE: 聖ノトブルガ巡礼教会の情報ありがとうございました
- 旅するうさぎさん
丁寧なお返事ありがとうごじました。
ご異存がなければ、私のブログの記事で貴女ページにリンクをはらせて
いただきたいのですが宜しくお願いいたします。
私のブログは
検索サイトで「バタム島の休日」で探せば出てくると思います。
Googleで検索すると
「バタム島の休日−3 : ときめき、発見、感動をもとめて」が上の方にでてきます。
記事がアップされるのは11月1日になる予定です。
(ブログ「ときめき、発見、感動をもとめて」は2010年1月から始めています。)
4travelへははじめて投稿しました。
どうか宜しくお願いいたします。
- 旅するうさぎさん からの返信 2016/10/30 12:32:18
- RE: RE: RE: 聖ノトブルガ巡礼教会の情報ありがとうございました
- Mr_Futchanさん、こんにちは。
> ご異存がなければ、私のブログの記事で貴女ページにリンクをはらせて
> いただきたいのですが宜しくお願いいたします。
私の4toraのページでよろしければ、どうぞなさって下さい。
私は4tora以外、今のところ、特にブログはないです。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
旅するうさぎ
-
- ティコママさん 2015/10/26 20:07:45
- よかったですね。
- 旅するうさぎさん、こんばんは。
念願のノトブルガさんの教会へ行くことが出来て、よかったですね。
温かみのある、とても美しい教会ですね。
ノトブルガさんにもお会いできて、本当によかったです。
旅するうさぎさんのチロルの旅行記でいつもノトブルガさんをが登場されるので、私も「おお、この方が・・・。」と神妙な気持ちになりました。
自身の旅行の整理に手間取り(旅行記やブログ)、ご無沙汰していたら、旅するうさぎさんのチロルの旅行記、もう7冊目になっていて、慌てました(笑)
今年は洞窟にも行かれたようで、この続きも凄く楽しみです。
あの鉄道の車掌さん、凄い!私は怖くてきっと足がすくむと思います。
走ってる列車の外からいきなり車掌さんが現れたら、びっくりするでしょうね。
湖も綺麗でしたね。緑色なんですね。
山だけじゃないチロルの美しさを見せて頂きました。
ティコママ
- 旅するうさぎさん からの返信 2015/10/28 18:15:46
- こんにちは!
- ティコママさん、こんにちは。
ノトブルガさんの旅行記にコメントありがとうございます。
> 念願のノトブルガさんの教会へ行くことが出来て、よかったですね。
> 温かみのある、とても美しい教会ですね。
> ノトブルガさんにもお会いできて、本当によかったです。
> 旅するうさぎさんのチロルの旅行記でいつもノトブルガさんをが登場されるので、私も「おお、この方が・・・。」と神妙な気持ちになりました。
丁寧に見て下さって、ありがとうございます。
私もノトブルガさんの教会に行って、神妙な気持ちになりました。
そして、彼女に会えて嬉しかったです。
今回、天井画を拝見して、彼女の伝説をさらに知ることができたのも
私にとっては嬉しいことでした。
彼女の伝説って、なんだかとっても庶民的で、
ケチな奥様に解雇されたり、農場主にもっと働けと言われたり、
さんざんな目に遭うのだけれど、
自分の意思を貫き通す強さがあって、
人に優しくて、しっかり者で、働き者で。
聖人と言っても、遠くかけ離れた所にいる人ではなくて、
今の時代でも、なんだか身近にいてくれるような
そんな方だと思いました。
> 自身の旅行の整理に手間取り(旅行記やブログ)、ご無沙汰していたら、旅するうさぎさんのチロルの旅行記、もう7冊目になっていて、慌てました(笑)
> 今年は洞窟にも行かれたようで、この続きも凄く楽しみです。
ティコママさんの旅行記は、いつも発見があります。
今回のフィンランドの旅行記も楽しく拝見しています。
私は旅行記を書くのがいつもノロノロで年を越すのですが、
今年はあと1つくらいで終わりです。
> あの鉄道の車掌さん、凄い!私は怖くてきっと足がすくむと思います。
> 走ってる列車の外からいきなり車掌さんが現れたら、びっくりするでしょうね。
> 湖も綺麗でしたね。緑色なんですね。
> 山だけじゃないチロルの美しさを見せて頂きました。
蒸気機関車は、もの凄〜くゆっくり走るので、
あんまり怖い感じではないんです。
自分もちょっとやってみたいな、と思うくらい
切符の拝見は面白そうに見えました(^-^*)
旅するうさぎ
-
- クリスチャンさん 2015/09/07 22:45:30
- 聖ノトブルガさん
- 聖ノトブルガさんのことは…全く知りませんでしたが、とっても知りたくなりました!20年ぐらい前に一人でこのあたりを回りましたが~是非もう一度行かなくては!私もノトブルガさんに会わなくては!という思いが与えられました!(笑) うさぎさんの旅行記はまだ少ししか読んでいないので これからたくさん読ませていただきますm(_ _)m たくさんの方々が参考にさせていただいているのですね~!どうぞ宜しくお願いいたします!
- 旅するうさぎさん からの返信 2015/09/09 00:19:06
- RE: 聖ノトブルガさん
- クリスチャンさん、こんにちは。はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
> 聖ノトブルガさんのことは…全く知りませんでしたが、とっても知りたくなりました!20年ぐらい前に一人でこのあたりを回りましたが〜是非もう一度行かなくては!私もノトブルガさんに会わなくては!という思いが与えられました!
そうだったのですね。このあたりの様子は、以前と比べてどうでしょうか。
あまり変わりはないでしょうか。
聖ノトブルガさんは、中世の人ですが、
その伝説の数々がとても親しみやすくて、
チロルの村を歩いていると、本当にあちこちにいらっしゃるのです。
聖ノトブルガ教会の天井画は、とても分かりやすくて
可愛らしかったです。
クリスチャンさんは、オーストリアに留学されていたのですか。
素晴らしいですね!
私はウィーンに行ったことがないのです。
興味がないわけではないのですが、
いつもミュンヘンからチロルに入るので、
なかなか行く機会がありません。
だから、クリスチャンさんの旅行記で拝見させていただきます。
また、シュロス フュシュルに何度もお泊りになって
いらっしゃるとのこと、
このホテル、昔から憧れのお宿の1つです。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
旅するうさぎ
-
- ムロろ~んさん 2015/09/06 17:56:22
- すげぇ〜、器用\(◎o◎)/!
- 旅するうさぎさん
こんばんは、ムロろ〜んです。
チロルへ行かれた旅行記を拝見しました。
蒸気機関車アッヘンゼー鉄道、車両の後ろに機関車をつけて登って行く姿に興味を持ちましたよ。
日本にも観光用として蒸気機関車を走らせているところはありますが、このような風景はなかなか見られないのではないでしょうか?
しっかし車掌さん、客車の外に平均台みたいな細い板を伝って車内改札には驚きました\(◎o◎)/!
動きが機敏じゃないとなかなかできないのではないかと思いましたよ。
そうそう、PCの隣にいる相方とともに旅行記を見ているのですが、さりげなくかわいいリボンを付けたアライグマちゃん?、可愛らしいなぁと思いましたよ(´艸`*)。
ムロろ〜ん(-人-)
- 旅するうさぎさん からの返信 2015/09/07 21:24:21
- RE: すげぇ〜、器用\(◎o◎)/!
- ムロろ〜んさん、相方のミッフィーちゃん、こんにちは。
一緒にチロルの旅行記見てくれて、ありがとう!
> 蒸気機関車アッヘンゼー鉄道、車両の後ろに機関車をつけて登って行く姿に興味を持ちましたよ。
> 日本にも観光用として蒸気機関車を走らせているところはありますが、このような風景はなかなか見られないのではないでしょうか?
この機関車は小さいのにとっても力持ちでした。
客車もとても可愛らしかったです。
> しっかし車掌さん、客車の外に平均台みたいな細い板を伝って車内改札には驚きました\(◎o◎)/!
> 動きが機敏じゃないとなかなかできないのではないかと思いましたよ。
こんなふうに外から改札するのが、この機関車の名物らしいのです。
とっても面白いですよね!
> そうそう、PCの隣にいる相方とともに旅行記を見ているのですが、さりげなくかわいいリボンを付けたアライグマちゃん?、可愛らしいなぁと思いましたよ(´艸`*)。
ミッフィーちゃんも一緒に見てくれて、ありがとう。
この子はアライグマではなく、実はレッサーパンダなんです。
伊豆の熱川出身で、熱川バナナワニ園から来ました。
熱川から来たから、あっちゃんという名前なの。
私達夫婦は、この伊豆熱川とバナナワニ園が好きで
よく冬に行っているんです。冬は温泉の熱で温められている
園内は温かくて、ハスのお花やランも綺麗に咲いていて、
温室で食べるバナナのソフトクリームも美味しくて
のんびりできる、とってもいい所なんです。
熱川バナナワニ園では、ワニだけじゃお客様を呼べないので
可愛いレッサーパンダも沢山いるの。
レッサーパンダに詳しいトラベラーのjilllucaさんによると、
熱川バナナワニ園で飼われているレッサーパンダは
日本では珍しいニシレッサーパンダという種類なんですって。
だから、あっちゃんもニシレッサーパンダなの。
もう10年以上、私達の旅行や夫の出張に着いて来ていて、
夫と北海道でレンタカーに乗ったり、神戸のルミナリエ見たり、
富山ではセイコガニ、名古屋ではひつまぶしも見ているらしいです。
実はチロルに行ったのも2回目で、
うちでは、冒険王のあっちゃんと呼ばれています。
小さいから、どこにでも着いてくることができるのです。
ムロろ〜んさんのところのミッフィーちゃんと同じですね。
ところで、ムロろ〜んさんの出雲の旅行記、拝見しました。
今回もご両親を旅行に招待したのですね。
親孝行だわ〜と思いました。
私も昨年、母を九州か台湾旅行に招待しようとしたのだけれど、
九州は火山が噴火しそうで怖い、台湾は地震が来そうで怖い
と言われて、断念しました。
年を取ると、あれも怖い、これも怖いという気分になるようです。
まあ、無理やり連れて行っても寿命が縮まるだけだと思うので、
それじゃあ近場で箱根でも、と言っていたら
箱根も噴火して、それっきりとなっています(笑)
旅するうさぎ
-
- tamaemonさん 2015/08/30 10:55:17
- ツィラータール鉄道の蒸気機関車に素適な教会のお話!
- 旅するうさぎさん、こんにちは!
やっぱりチロル、行きたくなりました!
今年の夏は、かなり暑かったようですね。友人が7月〜8月に掛けて1ヶ月間、チロルの山篭りをしていたのですが、暑くて?朝晩は流石に涼しくはなったものの、予定外で困ったとの事でした。
私も気になっていたツィラータール鉄道の可愛い蒸気機関車、これに乗って湖に・・・て考えていたこともあったんですが、女性聖人ノトブルカさんのお話、引き込まれ会いに行きたくなりました。
やっぱり自然が綺麗、雷?この時期はチロルでは日常茶飯のようですが?
教会行けて良かったですね。
そう!秋にオーストリアって言う話も出ていた我が家、日程、エア・・・結局中々決まらず、2日前に決定したのが、オーストリアではなくオーストラリア・・・それもWA、パースから入ってキャンピングカーで北上するプランで計画中です。
私が10年前に友人と旅したところなんですが、現地のツアー2日前になりキャンセルになってしまったモンキーマイア・・・なら自力で!っという事になりました。自然探訪?の旅になりそうです。
旅するうさぎさんのチロル見てたら、心変わりして来そうです!
でも、エア取っちゃったし!お預けです!
いつの日か行くチロルの旅の為の参考にさせて頂きますね!
tamaemon
- 旅するうさぎさん からの返信 2015/08/30 18:07:52
- RE: ツィラータール鉄道の蒸気機関車に素適な教会のお話!
- tamaemonさん、こんにちは!
>今年の夏は、かなり暑かったようですね。友人が7月〜8月に掛けて1ヶ月間、チロルの山篭りをしていたのですが、暑くて?朝晩は流石に涼しくはなったものの、予定外で困ったとの事でした。
チロルに滞在したお友達も暑いと言っていたのですね。
私も窓を閉め切って夜寝ていると暑くなってきて
あまりの暑さに夜中に目が覚めたくらいです。
泊まったお宿の部屋が冬を旨とする気密が高そうな部屋だったので
日中の暑さが部屋にこもってしまうのだろうと思いました。
ベランダに出ると、朝晩は涼しかったのですが、
その涼しさも、これまでは早朝だと震えるくらい寒いことも
ありましたが、そういうこともなく、涼しさの度合いが違いました。
でも、天気は昨年のように雨ばかりではなく、
日中は晴れてくれたので、山にも行けましたし、
その点では非常に感謝しました。
> 私も気になっていたツィラータール鉄道の可愛い蒸気機関車、これに乗って湖に・・・て考えていたこともあったんですが、女性聖人ノトブルカさんのお話、引き込まれ会いに行きたくなりました。
ここには本当に行きたかった教会なので、
行くことができて嬉しかったです。
ノトブルガさんのお話しは、手持ちの聖人事典ではあまり詳しく
出ていないし、Wikipediaにもちょっとしか載っていなかったので
どうしようかと思いましたが、
ドイツのFembioという女性の伝記サイトに一番詳しく載っていたので、
この辺りを中心に頑張って日本語に翻訳してみました。
不備な点はあるかと思いますが、
天井画のだいたいの意味はわかりました。
エプロンの逸話やイン川が割れたというお話は今回初めて知りました。
エプロンの逸話も、例えばドイツの聖エリーザベト
(テューリンゲンのエリーザベト)だと、
エプロンを広げるとバラのお花が出てくるのですが、
ノトブルガさんの場合は、木くづが出てきたということで
非常にチロルらしいと思いました。
なぜなら以前、ノイシュティフトの民族博物館で
アルムに住むおじいさんが、木くづを作る実演を
私の目の前でやってくれたからです。
私はあれを思い出しました。
ノトブルガさんは郷土色豊かな聖人だなぁと改めて思いました。
> そう!秋にオーストリアって言う話も出ていた我が家、日程、エア・・・結局中々決まらず、2日前に決定したのが、オーストリアではなくオーストラリア・・・それもWA、パースから入ってキャンピングカーで北上するプランで計画中です。
> 私が10年前に友人と旅したところなんですが、現地のツアー2日前になりキャンセルになってしまったモンキーマイア・・・なら自力で!っという事になりました。自然探訪?の旅になりそうです。
tamaemonは今年、オーストラリアなんですか。
それも、キャンピングカーで?!凄く楽しそうですね!
私はオーストラリアに行ったことがないです。
地理もよく分かっていないです。
ウォンバットには会ってみたい気もしますが…
そういう所は周らないのかな?
外国をキャンピングカーで旅する旅行記って、
今まで見たことが無いです。
外国のキャンピングカーの構造を知りたいです。
だって、面白そうだもの!楽しんで来て下さいね。
そして旅行記を拝見するのを楽しみにしています。
旅するうさぎ
-
- oneonekukikoさん 2015/08/26 17:15:39
- ノトブルガさんとアッヘンゼー
- またお邪魔しています。
一昨年ザルツブルクからインスブルックに帰る途中で、
こちらイェンバッハに一泊することも考えたのでした。
しかし、その時宿泊していたら
ノトブルガさんのことも知らずに、
蒸気機関車に乗ってアッヘンゼーに行って、素通りしていたと思います。
この蒸気機関車に興味がありましたので。
私たちの世代は、まだ蒸気機関車の移動の経験者です。
顔を出すと蒸気があたるという
旅するうさぎさんのコメントを
微笑ましく思いました。
今、こうして見せていただいて
4トラにははいつも素晴らしい情報をもらっていると思いました。
ラッテンベルク
もしかして、この夏poodle714さんが立ち寄られた
ガラス工芸の美しい村でしょうか?
いろいろ夢が膨らみます。
oneonekukiko
- 旅するうさぎさん からの返信 2015/08/29 10:01:26
- RE: ノトブルガさんとアッヘンゼー
- oneonekukikoさん
> 一昨年ザルツブルクからインスブルックに帰る途中で、
> こちらイェンバッハに一泊することも考えたのでした。
> しかし、その時宿泊していたら
> ノトブルガさんのことも知らずに、
> 蒸気機関車に乗ってアッヘンゼーに行って、素通りしていたと思います。
> この蒸気機関車に興味がありましたので。
> 私たちの世代は、まだ蒸気機関車の移動の経験者です。
> 顔を出すと蒸気があたるという
> 旅するうさぎさんのコメントを
> 微笑ましく思いました。
そうでしたか。イェンバッハに一泊することも考えたのですね。
私は今回、初めて蒸気機関車に乗りました。
音に迫力がありましたし、顔に蒸気がかかるのも面白かったです。
モクモクと吐かれる黒い煙を見て、
付近の住民の方は、洗濯物をどうやって干しているのかしら?
と思いました。スザンナさんのところみたいに
裏庭に干していたら、大変なことになるんじゃないかと思って(^^)
> ラッテンベルク
> もしかして、この夏poodle714さんが立ち寄られた
> ガラス工芸の美しい村でしょうか?
そうです。poodle714さんが行かれたラッテンベルクです。
いつかラッテンベルクに行って、
ノトブルガさんゆかりの地を訪ねてみたいです。
旅するうさぎ
-
- akikoさん 2015/08/16 21:57:39
- 聖ノトブルガ巡礼教会
- 旅するうさぎさん、こんばんは
念願だった聖ノトブルガさんの教会に行けたそうですね!
私もどこかの壁絵で旅するうさぎさんがノトブルガさんのことを書かれていたこと覚えていました。一昨年、Natters村を訪問された時に壁絵のことを言及されていたんですね。その時「いつか蒸気機関車に乗って訪ねてみたい」と願われていたことが今回実現して良かったですね!さぞ感慨深かったことでしょう。
教会を訪れられて、祭壇に衣装を纏われたご遺骨が祀られていたそうですね。普通、ご遺骨などは聖遺箱に入れられ、像は彫像が飾られますよね。そういう姿の聖人は大変珍しいような気がします。また、聖ノトブルガさんの一生が天井に描かれているというのもチロルらしいですね。どの絵もノトブルガさんと一緒にこの地域の山や湖や教会などの風景が背景に描かれていて、とても可愛らしい絵だと思いました。
このような慈愛に満ちた素晴らしい方が自分たちの鑑としてチロルの人たちに愛されているいることが、そして旅するうさぎさんがこの教会に来たかった理由もよくわかりました。
特別な教会をご主人と一緒に訪れることができて、本当によかったですね!
akiko
- 旅するうさぎさん からの返信 2015/08/19 20:33:50
- RE: 聖ノトブルガ巡礼教会
- akikoさん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。
> 念願だった聖ノトブルガさんの教会に行けたそうですね!
> 私もどこかの壁絵で旅するうさぎさんがノトブルガさんのことを書かれていたこと覚えていました。一昨年、Natters村を訪問された時に壁絵のことを言及されていたんですね。その時「いつか蒸気機関車に乗って訪ねてみたい」と願われていたことが今回実現して良かったですね!さぞ感慨深かったことでしょう。
とっても嬉しかったです。念願が叶いました(^^)
> 教会を訪れられて、祭壇に衣装を纏われたご遺骨が祀られていたそうですね。普通、ご遺骨などは聖遺箱に入れられ、像は彫像が飾られますよね。そういう姿の聖人は大変珍しいような気がします。また、聖ノトブルガさんの一生が天井に描かれているというのもチロルらしいですね。どの絵もノトブルガさんと一緒にこの地域の山や湖や教会などの風景が背景に描かれていて、とても可愛らしい絵だと思いました。
私も以前、シュトゥバイタールのテルフェス村の教会で、
透明な棺に横たわる女性の聖遺物は拝見したことがありましたが、
立っていらっしゃるお姿というのは初めて拝見しました。
立ってお洋服も着ていらっしゃるので、
より身近にノトブルガさんを感じることができるのではないかと
思いました。
天井画が可愛らしいことを、akikoさんもお気づきでしたか!
私もこんなに可愛らしい天井画は
今まで見たことがありませんでした。
特に天使達とノトブルガさんがお城を見おろしている絵や、
農場で鎌が空中に浮いている場面の人物の表情が面白いです。
人物もどこかずんぐりむっくりしていて、
おとぎ話のような可愛いらしい雰囲気がします。
これを描いた画家、Christoph Anton Mayrさんの天井画は、
昨年セル村でも見ているのですが、
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=36116595
同じ画家の作品であることが、何か信じられない気持ちがしました。
(だって、絵が何だか違いすぎるし・・・)
それでさらに調べてみたのですが、
このノトブルガさんの天井画は1738年に描かれたのですが、
その時の画家さんの年齢が、なんと18歳(!)で、
セルのあの完成度が高い天井絵が描かれたのは1768年、
つまり30年後で、画家が48歳の時の作品だったのです。
なるほど、18歳の少年が描いたのなら、
こういうファンタジーあふれる絵になるのは理解できます。
技術的なこともそうですが、
少年の頃というのは、大人には見えないものが
見えることがあるのだと思います。
彼はこのエーベンから近い、シュヴァーツという町の出身なので、
きっと小さい頃から、ノトブルガさんのお話しを
身近なものとして、ずっと聞いて育ったのだと思います。
上手ではないかもしれないけれど、
可愛らしくて、優しげで、味わいがあって、
ノトブルガさんへの尊敬のまなざしが感じられ、
私はこの天井画が大好きです。
ノトブルガさんの純真で優しい雰囲気に
とっても合っていると思います。
いいものを見せていただきました。
> 特別な教会をご主人と一緒に訪れることができて、本当によかったですね!
それが、夫は特にノトブルガさんには興味がなく、
ただ教会の後ろの方の席に座って、待っていただけなんです。
本当は早く帰りたかったのでしょうけれど、
よく付き合ってくれたと思います(笑)
旅するうさぎ
-
- ぶどう畑さん 2015/08/16 20:27:35
- 素敵なお話ですね!
- 旅するうさぎさん
ぶどう畑です。
アッヘンゼーの写真、懐かしく拝見しました!
私が行ったのは2002年とだいぶ前ですが、汽車に乗って、アッヘンゼーの遊覧船でペルティサウで下車しました。
ゴンドラ・リフトで近くの山に登り、山小屋のレストランで食べたアプフェルストリューデルが美味しかったのを覚えています。
ノトブルガさんのお話、素敵ですね!
そういえば、エーベン駅のすぐそばに小さな教会があったなぁ。
あの時は、インスブルックに滞在して、ガラスの村のラッテンベルクも行ったので、なんだか親近感がわきます。
チロルの素朴な景色を思い出して、嬉しくなりました!
素敵な旅行記をありがとうございます!
- 旅するうさぎさん からの返信 2015/08/19 20:17:17
- RE: 素敵なお話ですね!
- ぶどう畑さん、こんにちは。
> アッヘンゼーの写真、懐かしく拝見しました!
>
> 私が行ったのは2002年とだいぶ前ですが、汽車に乗って、アッヘンゼーの遊覧船でペルティサウで下車しました。
>
> ゴンドラ・リフトで近くの山に登り、山小屋のレストランで食べたアプフェルストリューデルが美味しかったのを覚えています。
そうでしたか。
ペルティサウで降りて、リフトで山を登ったのですね。
山小屋でのスウィーツはさぞかし美味しかったことでしょうね。
私も初めてチロルに行ったのは2001年だったので、
同じような感じですね。
私はシュトゥバイタールとエッツタール、
ザルツカンマーグートに行きました。
確かにハルシュタットはとても美しい所でしたし、
イシュル温泉も優雅で楽しく、
エッツタールのエッツ村では見たかった古い壁絵も見れたし、
オーバーグルグルで氷河も見ることができました。
けれど、一番心に残ったのは、
シュトゥバイタールのフルプメス村の美しさと
そこからリフトで登って見たアルプスの風景でした。
楽しかった旅は、以前のことであっても、
忘れられないものですよね!
> ノトブルガさんのお話、素敵ですね!
> そういえば、エーベン駅のすぐそばに小さな教会があったなぁ。
>
> あの時は、インスブルックに滞在して、ガラスの村のラッテンベルクも行ったので、なんだか親近感がわきます。
インスブルックから行かれたのですね。
ラッテンベルクはノトブルガさんの生まれ故郷ですし、
私もいつか、ゆかりの場所を訪ねてみたいです。
ノトブルガさんがどんな人物なのか、
手元にあるキリスト教の聖人事典である程度は知っていましたが、
詳しく調べたのは今回が初めてでした。
不十分な点もあるかとは思いますが、
一応、天井画の意味は分かりました。
キリスト教の聖人というと、
元は身分が高かったり、元はお金持ちだった人が、
貧しい人々を助けるというパターンが結構多いと思うのですが、
ノトブルガさんの場合は、
お城ではケチな奥様ににらまれて解雇されたり、
農場ではお祈りよりも、もっと働け!と農場主に言われたり、
復帰したお城では、乳母や料理人となって
貧しい人たちを助けたということなので、親近感がわきます。
> チロルの素朴な景色を思い出して、嬉しくなりました!
> 素敵な旅行記をありがとうございます!
こちらこそ素敵なコメントをありがとうございます。
ぶどう畑さんの旅行記を拝見すると、
興味深い所に沢山旅をしていらっしゃいますね。
これからもよろしくお願いいたします。
旅するうさぎ
- ぶどう畑さん からの返信 2015/08/19 21:17:15
- こちらこそよろしくお願いします!
- 旅するうさぎさん
ぶどう畑です。フォローをありがとうございます!
> シュトゥバイタールのフルプメス村の美しさと
> そこからリフトで登って見たアルプスの風景でした。
わかります!
私は1996年に、初めて自分で企画した個人旅行でグリンデルヴァルトを訪れ、アイガーやアルプスの山々の神々しさの虜になりました。
(それ以前も個人旅行でしたが、英語のできる友達のお尻にくっついて行くような、他力本願の旅行 苦笑)
旅するうさぎさんもご存知のように、スイスも山に行ってしまうと、天気が悪ければお手上げなんですよね。
それで、チロルや南ドイツに、アルプスの景色を求めて行った次第です。
でも、いつも心にスイスの山がありました。チロルの山ではなくてゴメンナサイ。
一時期、ドイツにはまっていましたが、ちょっと視野を広げようと、最近はアジアにも行ったり。
でも基本は、アルプスの景色や、アルザスのブドウ畑のように、の〜んびりした景色の広がっている所が好きです。
旅するうさぎさんのエルマウ村や、農家ホテル滞在記もぜひ拝見したいのですが、なかなか時間がなくて… (TT)
ボチボチお邪魔させていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いします!
-
- Bonheurさん 2015/08/16 10:58:26
- 念願かなったのですね
- うさぎさん、こんにちは!
ついに念願だったノトブルガさんの教会に行かれたのですね。しかも、開館時間のきわめて限られた博物館にも入られたというのは、これはもうノトブルガさんに呼ばれてましたね。
わざわざ日本から自分を訪ねて来られた、ということでノトブルガさんも大変喜んで歓迎してくださったのではないでしょうか。
(海外に行くと、治安も言葉も違うので、人は自覚なくても五感を研ぎ澄ますのですが、そのような状態では、見えないものとつながりやすくなるといういう話を聞きました。私も何度か不思議な経験をしたことがあります)
以前のうさぎさんの記事から、ノルトブルガさんのことを知りましたが、今回また改めて彼女の一生を学ぶことができました。うさぎさんの記事からは学ぶことがたくさんあります。ありがとうございます。
アッヘンゼー、美しいですね。実は昨年はペルティサウ近辺の宿を取ろうと考えていました。ただ、昨年は雨が多く寒く、天気予報もよくなかったこともありやめました。いつか行ければいいなと思います。
お宿の記事は次あたりでしょうか。
続きももちろん楽しみにしております。
- 旅するうさぎさん からの返信 2015/08/18 21:02:12
- RE: 念願かなったのですね
- onheurさん、こんにちは!
いつもチロルの旅行記を丁寧に見て下さり、
コメントもありがとうございます。
> ついに念願だったノトブルガさんの教会に行かれたのですね。しかも、開館時間のきわめて限られた博物館にも入られたというのは、これはもうノトブルガさんに呼ばれてましたね。
> わざわざ日本から自分を訪ねて来られた、ということでノトブルガさんも大変喜んで歓迎してくださったのではないでしょうか。
> (海外に行くと、治安も言葉も違うので、人は自覚なくても五感を研ぎ澄ますのですが、そのような状態では、見えないものとつながりやすくなるといういう話を聞きました。私も何度か不思議な経験をしたことがあります)
確かに旅をしていると、不思議なことがありますよね。
私が最初にノトブルガさんの壁絵を見たのは、
Bonheurさんも滞在されたノイシュティフトでした。
可愛らしい絵だったので、
初めは単にチロルの少女を描いているだけだと思っていたのですが、
よくよく見ると、なんだかパンに十字が切ってあったので
宗教的に意味があるのかな?と思って調べてみたら、
実はノトブルガさんという、
とても徳の高いチロルの女性であることが分かりました。
パンの十字は、貧しい人達にパンを分けてあげていた
その慈悲の象徴として、描かれていたのだと思います。
それからというもの、チロルの村を旅する度に
あちこちでノトブルガさんと出会いました。
彼女はたいがい三日月形の鎌を持っているので
とても分かりやすいんです。
シュトゥバイタールの村々でも、
皇帝山脈の麓の村々でも、
今回滞在したツィラータールのマイヤーホーフェンでも、
ノトブルガさんがいらっしゃいました。
私はキリスト教信者ではないですし、
特にこれといって信仰も持っていないです。
そんな私でも、このノトブルガさんにまつわるお話しには
非常に惹かれました。昔のお話しだけれども、
ノトブルガさんのことを身近に感じることができたのです。
以前から行きたい、行きたい、と思っていた教会なので、
本当に行くことができ、嬉しかったです。
「虚仮の一念岩をも通す」という言葉がありますが、
そんな感じです。
たぶん、そのノトブルガさんに会いたいという気持ちが
少しは通じたのかもしれません。
博物館の時刻のこともそうでしたし、
天候も、この時は良かったのですが、
この後、ツィラータール鉄道に乗る頃には
雷が鳴り、雨がザーザー降ってきました。
> アッヘンゼー、美しいですね。実は昨年はペルティサウ近辺の宿を取ろうと考えていました。ただ、昨年は雨が多く寒く、天気予報もよくなかったこともありやめました。いつか行ければいいなと思います。
そうでしたか。
アッヘンゼー、綺麗でした。
いつか可愛い蒸気機関車に乗って行ってみて下さいね。
のんびりできる所だと思います。
> お宿の記事は次あたりでしょうか。
> 続きももちろん楽しみにしております。
次の2つは余計なことはあまり書かず、
純粋に山だけの旅行記にするつもりです。
この旅のハイライトの1つで、
今でも思い出すと、またあの風景の場所に行きたくなります。
お宿のことは、氷の洞窟探検に参加した日の後半で書く予定です。
この日の夕食はお庭でバーベキューで、
アコーデオンのおじさんの生演奏付きでした。
それと初めてシュナップスで乾杯しました。
アルコール度数が高くて、
飲めない私には、ゲホゲホでしたが(笑)!
緑のお庭で食べる食事は思い出に残りました。
旅するうさぎ
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