仏教伝来の地の古王国

2014/10/01 - 2014/10/01

アヌラーダブラは２５００年以上前から栄えた王国の都があった場所で、
紀元前３世紀に仏教はこの地に伝わり、スリランカ全土へと広まっていきます。
その当時の仏教遺跡が残っています。
まず最初の観光はここからです。

エリア アヌラダプーラ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

コロンボ国際空港からスリランカ西岸の海岸線を
北上していきます。
この海岸線はインド洋です。

午前中ですが、すでに気温が上昇してきています。

スリランカ西岸の海岸線沿いに走る鉄道の線路ですが、
線路の周囲は密林のようになっています。

途中でレストランで昼食です。

スリランカのレストランはドアなどがない
吹き抜けになっていて風が通り、気持ちがいいです。

アヌラーダブラの観光です。
アヌラーダブラは２５００年以上前から
栄えた王国の古都だった場所です。

紀元前３世紀にスリランカに仏教が伝来し、
ここからスリランカじゅうに広まっていきました。

まずは、イスルムニヤ精舎です。

イスルムニヤ精舎は大きな一枚岩に
岩肌を削るように造られた仏教遺跡で、
御堂、本堂、仏塔などからなっています。

一番古い場所は紀元前３世紀のものが残っています。

入口付近の仏陀像です。

本堂に入っていきます。

本堂内にはカラフルな壁画とともに
横たわっているのは涅槃像です。

仏陀の座像、立位像などがあります。

座像もあります。

本堂の横に併設されている宝物館です。

宝物館の中には仏像があり、
ひとといっしょに撮影してはいけないので、
観光客が途切れた時に撮っています。

精巧な細工の王族の像と呼ばれるものもあります。
５−８世紀に造られたといわれています。

寺院の裏側から岩の上に上ります。
道に大きな岩が引っかかっています。

岩の上にも仏教彫刻もあります。

岩の上からは周りには何もないので、
景色が良く見渡せます。

岩の頂上部です。
周りは密林のように南の木々が生い茂っているのが見えます。

イスルムニヤ精舎から１ｋｍほど北にある
スリー・マハー菩提樹です。

スリー・マハー菩提樹は
紀元３世紀に仏陀が悟りを開いたブッダガヤの菩提樹を
分木したものです。

２０００年以上の歴史ある菩提樹で
それを保護するために塀でおおわれています。

幅広く木々が茂り日陰になり気持ちがいいです。

巡礼者も多く来られていますが、
木々の下で休まれている人も多いです。

外の気温は３０度超えは明らかです。

菩提樹の周りの鉄柵には
旗（ワウ）が巻かれています。

スリー・マハー菩提樹から北に５００ｍほど
歩くとルワンウェリ・サーヤ大塔です。

建築物の柱だけが残っているものもあります。
紀元前２世紀に建てられた僧院の跡だとされています。

白く巨大な仏塔がサーヤ大塔です。
ちょうどアヌラーダブラの遺跡の中央部にあります。

仏塔の高さは５５ｍで紀元前２世紀の建築物です。
完成当初は１１０ｍもあったそうです。

晴れている日だったので白銀のようにまぶしく輝いていました。

サーヤ大塔のすぐ正面下です。

宝物館の中です。
壁画、仏陀像などがあります。

涅槃像です。

アヌラーダプラ遺跡の観光は終わりですが、
気温３０度以上の晴れた昼間の屋外を歩くので
熱中症対策は必須です。

それと仏教遺跡内は脱帽、裸足などの制約があります。