2014/07/28 - 2014/07/31
481位(同エリア3234件中)
玄白さん
北海道旅行から戻った後、写真の整理も終わらぬうちに、猛暑・熱帯夜を避けて友人の山中湖の山荘で3泊4日の、のんびり避暑生活をしてきました。今回は、オーナーの友人夫妻は不在で、我々だけの滞在です。なにしろ、空いているときは自由に山荘を使ってもよいと合鍵まで作ってもらっているので、そのお言葉に甘えての滞在です。
今回はあちこち観光に出かけるのではなく、静かな森の中で鳥のさえずりや、好きな音楽を聴いたり、昼寝を決め込んだりと「のんびり、ゆったり」がモットーの滞在です。天気がよければ、近場で早朝、夕方の富士山の見える風景を眺め、写真に納められればラッキー、ダメだったらまた来ればいいと気持ちにも余裕がある滞在でした。
いつもの旅行のようにシャカリキになってカメラのシャッターを押すこともなかったので、4日間滞在中の写真をひとつの旅行記にまとめてしまいました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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初日は、山中湖平野温泉石割の湯という日帰り温泉でくつろいだり、義兄が入院してしまったので見舞いに伊豆長岡まで行ったりして忙しく過ごす。夕方、友人O氏夫妻が所有する山荘にチェックイン。
5月初旬に訪問したときは、森の木々はまだ芽吹いていなかったが、3ヶ月ですっかり緑が濃くなっている。
山荘の内部の様子は、以下の旅行記にて
http://4travel.jp/travelogue/10885199 -
連れ合いが、滞在中に必要なものに加え、冷蔵庫の中の食材もごっそり持参したので、山荘での食事は普段と変わらない連れ合いの手作りの食事だ。
翌朝の朝食は、ごはん、味噌汁、干物、フレッシュトマト、ヨーグルト。玄白手製の梅干まで持ってきている。 -
夜明け前の赤富士を見ようと朝食前に、湖の対岸の長池親水公園に行ってみた。
ちょっと雲が多く、朝日が富士山を照らすことはなさそう。 -
イチオシ
日の出直前になり、雲が朝焼けで赤く染まってきた。
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イチオシ
三国山の方に目を向けると、靄がかかった空は朝焼けし、湖面には朝霧が漂っている。
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日が昇った。朝日に照らされた湖面が美しい。
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山中湖交流プラザきらら付近の湖岸からの眺め
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スワンボートも朝日を浴び、対岸上空には朝霧がたなびいている。
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朝早くからカヌーを楽しんでいる人がいる。
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イチオシ
湖面には逆さ富士。
ただ、春や夏は靄っていることが多く、くっきりと見える富士山にはなかなかお目にかかれない。 -
この朝もやの風景を狙って、大勢のカメラマンが岸辺に三脚を立てている。
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平野地区は、テニス合宿のメッカ。朝早くからテニス部の学生たちが準備運動を始めている。
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山中湖周辺の富士山撮影ポイントで一番人気のパノラマ台に行ってみた。日の出から2時間近く経ち、朝日の赤みは消えて空の青さが増してきた。
湖上空には湖面から立ち上った靄でできた雲がたなびいている。 -
昼前には富士山は雲で隠れそうなので、花の都公園にも行ってみよう。
早くも中腹には雲がかかっている。 -
今頃の花の都公園の花畑は百日草が見頃を迎えている。
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イチオシ
奥行き感を出すために縦位置でも撮ってみた
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目いっぱいワイドで。
上空につるし雲のような面白い形の雲が出ると絵になるのだが、今日は平凡な雲だ -
ここもカメラマンが大勢来るところだが、今日は富士山に雲がかかっているせいか、あまりいない。
年配の女性が、少女のようなかわいらしいいでたちでたった一人、富士山をバックに花畑の中で何度も何度もリモートシャッターで自分撮りをしている。なにか事情がありそうと妙な空想をしてしまう。 -
遅い朝食後、全く出かけないのもどうかと思い、忍野八海に行ってみる。
ここも世界遺産富士山を構成する一部分で、富士山に積もった雪が溶けて伏流水となり、20〜70年の歳月を経て地上に湧き出ている湧水群である。
平日にも関わらず、朝から大勢の観光客が押し寄せている。 -
湧水池は多数点在しているが、仏教をベースにした富士講信仰で数字の8が好いとされ、8つの湧水池に八海として名前が付けられている。出口池、お釜池、底抜池、銚子池、湧池、濁池、鏡池、菖蒲池の8つである。
中心部に位置している湧池。 -
富士山の伏流水が湧く貴重で特異な湧水群だが、池の周りにはみやげ物屋や食べ物屋が立ち並び、完全に俗っぽい観光地となっている。
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湧池には鯉が放たれ、餌やりが出来て餌を¥100で売っている。
深さ8mの底まで見通せるほどの清冽な湧き水なのに、鯉を放ち餌で水を汚してほしくないな〜! ちょっと残念!! -
トウモロコシが干してある建物も大きなみやげ物屋だ。
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この水車小屋も観光用だろう。
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忍野村最古の江戸時代の藁葺き古民家が榛の木林資料館として開放されていて、当時の古民具を見ることができる。(入園料¥300)
藁葺き屋根の家の背後に富士山があるのだが、あいにく今日は雲に隠れてしまった。 -
庭の片隅の池にも、こんこんと富士山伏流水が湧き出ている。
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榛の木林資料館敷地内の水車小屋。
昔からあって、かつては実用だったものか、観光用に作ったものか? -
母屋の中には、江戸時代から伝えられた刀剣類や古民具が展示されている。
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二階の蚕部屋
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年季が入っていそうなつるし雛
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庭に咲いていたユリの花
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底抜池。深さ1.5mの浅い池だが、底に泥が溜まっていて、本当の深さはよくわからないらしい。物を落とすと泥に埋まって分からなくなるのが名前の由来のようだ。
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池の反対側から古民家を望む。
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入出場口の建物が展望台になっている。展望台に上がってみる。
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榛の木林資料館の隣りにある銚子池。ここは入場料を払わなくても行ける。
ここの湧き水は、いつも湧いているのではなく間欠泉のように時間をおいて時々湧き出ている。 -
イチオシ
湧池などの中心部から離れたところにあるお釜池。
小さな池だが池の真ん中の深くなっている部分の底から伏流水が湧き出ている。ここに木漏れ日が差し込み、池の底から青い光が放たれているように見え、ちょっと不思議な光景だ。 -
お釜池に向かう途中、小川のほとりで絵を書いている人達に出会う。どこかの美術サークルの人達のようだ。
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初日に石割の湯に行ったとき、連れ合いが地元の人から得た情報では、丸一高村本店という肉屋のハムやソーセージ、肉がとてもおいしいという評判だというので、行ってみることにした。
店は、今ではスーパーの業態で野菜なども売っているが、メインは肉製品。 -
いろいろなハムやソーセージが売られている。とくにレバーペーストが絶品で、ステーキにこのレバーをのせるとフォアグラ添えのステーキといったご馳走になると吹き込まれたようだ。
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そこで、今夜はちょっと贅沢して、ステーキのフォアグラ(もどき)添えと奮発。朝食用に生ソーセージや白ソーセージも買い込む。
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昼には、山荘に戻り、手作りランチ。
外のテラスにテーブルを設え、木漏れ日の中でのランチを楽しむ。普段と変わらぬただのカレーだが、こういうところで食べるととても美味である。 -
スマホを音楽プレーヤーにしてブルートゥースで接続したスピーカーでBGMを流しながらのランチタイム。
小さいながらも、なかなか良い音が出るBOSEのスピーカーで、連れ合いのお気に入り。最近では、どこにでも持って行く。 -
3時のティタイムにケーキを食べようということで、連れ合いが調べてきたペーパームーンというケーキ屋兼雑貨店へ。
10歳以下の子供は入店不可という大人向けの店である。 -
店内の雑貨売り場の様子。連れ合いはウィンドウショッピングを楽しんでいる。早くケーキを買って山荘に戻りたいのだが・・・・
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あれこれ迷った挙句、連れ合いが買ったケーキ。生の桃を使ったケーキとクリームチーズパイ。一切れ¥820と東京都心の高級洋菓子店のような値段だ。裕福な別荘族が主な客層なのだろう。
店でも食べられるのだが、我々は山荘に戻り自分でコーヒーを入れて食すことに。 -
今夜は、昼間、丸一高村本店で仕入れた牛肉とレバーペーストでちょっとリッチなディナー。右上の三角のチーズは北海道鶴居村で土産に買ったナチュラルチーズ。
ここの山荘には小さめの皿しかなく、盛り付けでは、肉がはみ出してしまった。 -
イチオシ
今夜は天気がよさそうなので富士山と星の写真を撮ろうと夜中起きするつもりで、早めに就寝。
2時半に起きて対岸の長池親水公園に向かう。もうワインの酔いも醒めているので大丈夫。
富士山は登山シーズン真っ盛り。ご来光を拝むために夜半から登っている登山者のヘッドランプの明かりの列が山中湖畔からもはっきり見える。 -
少しワイドにして星空を大きく入れバルブで30秒露光。
これを20ショット繰り返して・・・ -
イチオシ
比較明コンポジット合成法で、流れる星野写真に仕立ててみた。タイトルをつけるとすると、「星降る真夏の富士」といったところだろうか。
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今日は天気に恵まれ、明け方の赤富士が見られるかもしれないと思い、パノラマ台に移動してスタンバイ。
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イチオシ
日の出直後、富士山山頂部が赤く染まり、赤富士出現!
パノラマ台は赤富士撮影に来たカメラマンでひしめいていたが、常連らしい一人のカメラマンによると、「今日は赤みが足りない。もっと赤くならないと赤富士じゃない」とおっしゃる。まあ、初めてのトライでこれくらい見えたのだからラッキーということにしよう。 -
赤富士の右には湖の上に雲がたなびいている。この雲が広がると見事な雲海になるだろうが、今日は雲海になることなく、やがて日が昇るにつれて消滅してしまった。
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昨日と同様、車を飛ばし湖の反対側の花の都公園へ。
今日は花畑の後ろに雲に隠れていない富士山が聳えている。夏の富士は頂上まで雪がないので、全く雲がないと単調な感じになる。やっぱり富士山には頂に雪を被っていて欲しいと我儘なことを思う。 -
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まだ朝露に濡れている百日草
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今朝は富士山がよく見えるので、昨日とは打って変わって花畑の脇にはたくさんの三脚が立ち並んでいる。
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朝の撮影を終え、山荘に戻り遅めの朝食。
今朝は連れ合いが焼いたパンと、昨日買った白ソーセージの朝食。 -
今日(7月30日)の午前中は河口湖方面に行ってみよう。
6月から7月中旬までは湖岸にラベンダーが咲き誇り、富士山とのコラボが楽しめる大石公園へ。 -
残念ながらラベンダーはすでに刈り取られて、ご覧の通り。
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10時過ぎには、また富士山の周りには雲が出てきた。夏は靄が出て、くっきりした富士山は望めない。
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花のナイアガラと称して、ベゴニアの植木鉢を垂直の壁に並べて見せている。手入れが大変そうだ。
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花街道という遊歩道の先にある花小富士を見に行ってみる。
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花小富士。小富士を形作っている花は今の時期はベゴニアだ。
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ほうき草(コキア)
秋になれば、赤く色づいて今とは違った光景になるだろう。また秋にきてみようかな。 -
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北富士演習場の自衛隊機らしき飛行機が富士山上空を飛んでいく。
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観光パンフレットによると、今の時期は河口湖湖岸の天上山公園のアジサイが見頃だというので、立寄ってみる。
天上山、別名カチカチ山にロープウェイで登る。ロープウェイ乗り場は観光客が待ち行列を作っている。 -
頂上駅広場からの富士山の眺め。長大ななだらかな裾野を広げた富士山は山中湖から見るのとは違った印象に見える。山中湖からは左に少し宝永火口の出っ張りが見えるが、河口湖からは左右対称の均整がとれた山容になる。
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頂上駅広場の売店の屋上が展望台になっていて、カチカチ山の民話に出てくる兎や狸があちこちにいる。
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兎神社なんてのもある。
残念なことにアジサイは見頃を過ぎている。今年はアジサイをじっくり楽しむ機会がなかったので、ちょっと期待していたが、今頃アジサイが見頃というのもおかしいな〜と半信半疑であった。パンフレットには、花期を長めに書いておかないと観光客が来ないからだと思うが、ちょっと良心にかけるのではないか!
アジサイのこともあり、かつ俗っぽい観光地となっていて、ここは2度と来ることはないなと思いつつ、ロープウェイで下に下りる。 -
ロープウェイから見た河口湖の情景。
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昼には山荘に戻り、連れ合い手製のランチ。今日は簡単に明太子パスタで済ます。
夜中に起き出したので、山荘でのんびりしていると眠気が襲ってくる。観光地を出歩くのは、午前中で十分なので、午後は昼寝を決め込むことにした。
涼しいそよ風に当たりながら、3時間ほど気持ちよい睡眠をむさぼる。 -
5時半ごろ、夕焼けの撮影にまた山中湖湖畔へ。
山中湖交流プラザきららの近くの岸辺で夕日を撮影。10月になると、太陽の沈む位置が南により、富士山の頂上にかかるようになる。いわゆるダイヤモンド富士が見られる。そのころにまた来るとしよう。 -
日が沈む前に再びパノラマ台へ。ここは朝晩とも、いつ来てもカメラマンでごった返している。
日の入り後しばらくして、夕焼けが始まった。靄っぽいのが残念だが、今の時期は仕方がない。 -
翌朝(7/31)最後の朝食。今朝も丸一高村本店で買ったソーセージが出てきた。ここのソーセージはどの種類もとても美味でである。混ぜ物がない本物のソーセージの味とは、こういうものかと考えさせられる。本場ドイツにも負けていない味だ。
一通り、山荘内の掃除をし現状回復。途中、次回に備えて富士吉田市内の富士山撮影ポイントの下見をして帰宅の途に着いた。
自宅に着くと猛烈な暑さ! 早くも山中湖が恋しくなる。8月下旬の再訪の予定が待ち遠しい。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 銭形幸一さん 2014/08/06 21:36:05
- 贅沢な休暇ですね
- こんばんは。
富士五湖、なじみがある場所なので親近感をもって旅行記拝見しました。
夏の日の三連休に会社の仲間と24時間リレーマラソン 富士北麓公園大会に出場したところです。
富士山の登山者のヘッドランプ、競技会場からも見えました。
下界から見上げると粋な感じがするのですが登っていて人、人、人で霊山にまで登って混雑を味わうのもどうか…という気がします(笑)。
何度かこの大会参加していて競技終了後一泊して帰るのですがゆっくり観光して撮影する時間がないのが残念でなりません。
山中湖周辺のパノラマ台、絵になる光景です。
昼寝して夜中に撮影とかまさにレジャーという感じですね。
玄白さんのスイス旅行や今回のご友人の別荘を拠点にされた旅行、優雅で憧れます。
定年するまでは無理でしょうが…。
夏季休暇に南アの荒川三山&赤石岳に4泊5日で、翌週に木曽駒に1泊2日で山登りする予定です。
静岡いた時みたいにあちこち行くのは叶わぬ夢となりそうです。
今回は転勤前に決めていた旅行だったのでゴネてゴリ押しして休暇をもぎ取りました。
もうこんなわがままは言えません。
7月に埼玉に戻って以来、一度もクルマのハンドルさえ握っておりません。
そもそも駐車場が無いため、クルマは次兄の家に…。
次兄宅のセカンドカー状態です(笑)。
- 玄白さん からの返信 2014/08/07 11:48:05
- RE: 贅沢な休暇ですね
- 銭形幸一さん、こんにちは
24時間リレーマラソンですか〜! 玄白にはそんな体力はないのでうらやましい限りです。
幸いにも別荘持ちが友人にいたというのはラッキーでした。玄白と同じ普通のサラリーマンなのに、どうして別荘が持てるのか、ちょっと不思議な感じもしますが、あまり詮索はせず使わせてもらっています。(^ ^)
健脚の銭形さんにとっては、木曽駒は物足りないんじゃないかとも思いますが、旅行記楽しみにしています。
玄白
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