2014初夏の佐賀(1)嬉野温泉、ちょっと武雄

2014/06/12 - 2014/06/15

友人Mとの旅行、今年は地味に国内の3泊4日。
しかも目的地も地味な佐賀。
関東の人に「九州の県を全部言ってみて」と言うと、忘れられる確率が非常に高い県、それが佐賀県。
知人に「佐賀に旅行に行くよ！」と言ったら「佐賀って...何か有るの？」と言われる、それも佐賀県。
そんな地味でマイナーな佐賀に、わざわざ行くのだ、物好きだから。
まずは羽田からGO！嬉野温泉に1泊してうろうろ。
1日目：13時頃羽田空港発〜15時頃佐賀空港着、16時頃嬉野温泉着、嬉野温泉泊
2日目：AM嬉野温泉、PM御船山楽園、武雄経由、佐賀へ

エリア 嬉野温泉(佐賀)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

★1日目
13:05羽田発のANAで佐賀空港へ。
約2時間のフライトで、佐賀空港には予定より15分程遅れ15:10頃到着。

飛行機から降りると、傘とてるてる坊主の飾りが旅行客を迎えてくれる。
手づくりで空港を盛り上げてる感じが微笑ましく好印象。

空港から嬉野温泉までの「足」は、佐賀空港リムジンタクシーを事前に予約。だって私、ペーパードライバーなんだも〜ん。
運転手さんが迎えにきてくれて、嬉野温泉までは約1時間、一人2000円。
迎えの車はバンだったけど、今回は私と友人の2名だけの利用なのでゆったりだったよ。
写真は空港建物を出たところにいらした恵比寿さん。
この時は知らなかったのだが、佐賀は街中にやたらと恵比寿さんがある街なのだ。

有明佐賀空港公式サイト
http://www.pref.saga.lg.jp/web/kurashi/_1261/kk-koutuu/ariakesaga-ap.html

16時半頃、大正屋 湯宿 清流に到着。
まずは梅昆布茶が振る舞われた。

大正屋 湯宿 清流公式サイト
http://www.seiryuu.jp

予約したのは洋室。
ベッドが2台あっても部屋にはゆとりがある。
窓から見える中庭の芝生も良い雰囲気

さて、宿のタオルを拝借して、ちょっと町を散歩しましょ。
「お茶の町」だけあって、お茶の製造販売をしているお店がたくさんある。
宿の目の前にもあったよ。

宿の販売コーナーにもあったけど、これが嬉野温泉のマスコット「ゆっつらくん」。なんと背中には茶葉が羽根としてついていて可愛い。

湯宿清流から3ブロックほど歩いた交差点脇にあるのが湯宿広場。
なんとも気だるく良い感じにまったり、まったり。

で、ここの面白いシステムが「あし蒸し湯」。
説明文曰く「嬉野温泉の天然の温泉水を、特殊な技術で高温のナノミストにし、そのナノミストを足湯のお湯がわりに用いた足浴」とのこと。
ナノミストが出ている穴に足を入れて、入り口を塞ぐと、文字通り足がミストで蒸される。
ナノミストの温度が不安定だったり、入れる穴によって温度が違ったりするけど、上手い温度に出会うとなかなか効く感じ。

30分近く足湯を堪能してしまった。
その間、入れ替わり立ち替わりで足湯を楽しむ人達が来たよ。

さらに1ブロックほど行ったところにも、湯遊広場ってのがあって、ここにも足湯が。
ちょっと狭いけど、こちらの湯の方が温度が若干高めで、お湯のぬるぬる度も高かった印象。
この足湯でも10分程まったりして、もう足が温まりまくり。

昔ながらのお菓子を製造販売している店があったので、おやつを買い込み、宿に戻る。

18時半頃から食事。
見た目も味も評判通りのおいしい夕食。
特にお出汁が素晴しかった。
一品一品を堪能して食事を終えたら19時半を過ぎていた。

一旦部屋に戻って一息入れた後、20時過ぎに大正屋の無料巡回バスに乗って系列の大正屋椎葉山荘へ。
なんと、椎葉山荘横の滝で、蛍が見られるのだ。
それはそれは見事な蛍の乱舞！（残念ながら三脚を持っていなかったので、蛍の写真は撮れなかった）
20分程蛍を堪能した後、乗ってきた大正屋巡回バスで再び宿に戻って、今日もおしまい。

★2日目
朝8時頃、朝食。
日頃はパン1枚程度の朝食しかとらないのだけれど、旅行に出ると朝食をもりもり食べてしまう。
噂の温泉豆腐は勿論美味しかったけど、他の小鉢も美味だった。

ほかのお客さんがまだ朝食をとっている時間を狙い澄まして、大浴場へ。
温泉のお湯が本当に「つるつる」と気持ちいい。

宿（大正屋 湯宿 清流）を10時半頃チェックアウトし、でも、荷物はフロントに預かってもらって、お散歩へ。
「立派な瓦屋根だね」とかいいながら宿から西へ、国道34号の方へ歩いて行く。

嬉野市のマンホールの蓋

宿から歩いて10分程で国道34号に出て、そこから5分も歩くと嬉野川遊歩道に降りられる。
日差しはちょっときつかったが、川沿いだからか風があるし、空気も乾燥していたので歩きやすかった。

向こうに赤い橋が見えてきた。
これは、轟の滝、近いよね！

紫陽花が綺麗

そんなに「轟く！」って感じに迫力の有る滝ではないけれど、水辺として気持ちがいいのでＯＫ。

川底の岩肌が、見事に縞模様の地層になっていて興味深く。

橋を渡って対岸へ。

滝上に鎮座していらっしゃるのはお不動さん？
気になるので勿論見に行きます。

轟の滝公園の横には普通に田んぼがあって、田植えをする人あり。

気になるお不動さんをちょっとズームで見てみる。
ん？何かちょっと素朴系なお顔？

鳥も来てるよ。アオサギ、かな？

滝の裏側はこんな感じ。
いかにも「岩が侵食されました！」って感じだね。
奥に見える赤いモノが不動明王の火焔光背。

なんだか懐かしい感じの遊具あり。

そして、いよいよ・・・不動明王を

こんにちは・・・
何となく、のっぺりと、怖い・・・

わ！！
近所のおじさんに、いそうな感じ・・・

わああああ！！
なんでそんなに困った顔なの？不動明王なのに？

気を取り直してトンボの写真をどうぞ。
オニヤンマ、かな？かなり大きなトンボでした。

紫陽花越しに見る滝って、涼しそうだよね。

そして相変わらず川底の地層が気になります。

轟の滝の全体像はこんな感じ。

で、宿でもらった地図を確認したところ、滝からすぐのところに観光ポイントが有ることが分かったので、再度国道34号に出てみる。
道路脇には茶畑

そして、5分も歩くと、ドドン！と茶楽里。
笑っちゃう大きさ。

そして何故か、帽子を被って紫陽花の花束を抱えた金色の小便小僧。
しかもこれ、歯科医の前にあったのだよ。
小児科とか泌尿器科なら分かるんだが、何故、歯科医院？

改めて滝に戻ってきて、その地層というか、岩の筋にまたまた惚れ惚れする。
地学とかすっかり忘れちゃったけどな！

カエルがいたよ。
ニホンアマガエル、かな？

11:45頃、たっぷりと滝を堪能したので帰ることに。
再び、嬉野川遊歩道を歩く。

15分も歩くと川の両側に嬉野温泉街の町並みがはっきり見えて

両岸に緑が無くなったなと思ったら、奥に見えるのはシーボルトの湯。
滝から歩いて25分位かな。

小腹が空いたし、ちょっと歩き疲れたので、嬉野cafeで休憩。
カウンターのスイートポテトが美味しそうだったので注文したら、マジで大きな芋で軽くびびる。

地元の叔父様達も通ってるみたい。

カフェでも十分まったりしたのだが、足の疲れを取るならやっぱり足湯でしょ！ってんで、湯宿広場で足湯。

やばい、豊玉姫神社をお参りしてなかった！ってんで、慌てて参拝。
肌荒れに悩まされませんようにとお祈りしたよ。

13時半頃、宿で荷物をピックアップ

湯宿 清流のすぐそばにあるバスセンターから、武雄温泉行き13:42発のJR九州バス嬉野線に乗る。

JR九州バス公式サイト
http://www.jrkbus.co.jp

20分程バスに揺られて、14時過ぎに御船山楽園のバス停着。
大きく「御船山観光ホテル」と立て看板が出ているので、そちらに向かうと

御船山楽園の庭園の入り口があった。
売店で入場券を買って、ついでに荷物も売店で預かってもらう。

池越しにどーーん！と岩山、奥の水面には睡蓮が咲いている。

5月中旬頃に来れば藤の花が綺麗だったのだろうけれど、6月の中旬ではマメが豊作な状態

岩山の手前も、5月上旬頃ならツツジが見事なのだろうけれど、こちらもやはり今では単なる緑のモコモコ状態

でも別に花の季節を外したからと言って見所が無いわけじゃない。
ゴロゴロとした大岩にはわくわくしたし、そこに挟まれてお稲荷様があったり

五百羅漢があるので見に行ったら、居並ぶお地蔵様のお召し物がマンガ「スラムダンク」の生地なんで吃驚したり。

大輪の紫陽花にうっとりしたら、なんだかんだで45分くらい庭園にいて

15時過ぎに再びバスに乗り

10分程で武雄温泉駅着。

武雄温泉駅構内のお土産屋の奥に「武雄温泉デリカフェカイロ堂」ってのがあったので、そこで遅めの昼食。
写真は友人Mが食べた「佐賀牛極上カルビ焼肉弁当」。
持ち帰りだと紙の弁当箱なんだけど、店内で食べる場合はちゃんと重箱で出してくれるのは良いね。

紙の切符を買って、改札で駅員さんに日付スタンプを押してもらうのって、超久々じゃない？
ってわけで、これから佐賀駅に向かいます。