2014/06/15 - 2014/06/15
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j-ryuさん
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☆福島県の季節の移り変わりを山野草や風景を中心に紹介している「福島・四季・彩々」
このシリーズも回を重ねもうPart,32です。
福島原発事故では残念ながら実質被害以上に福島県のイメージが悪くなってしまいました。
事故現場周辺は確かに未だ終息とは言えませんが、
その他の地域は以前と変わらない福島県のままです。
ありのままの姿をコツコツと発信し、以前と変わらぬ美しい福島の自然を知っていただけたらと思います。
※写真&記事は日々連載中です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
☆タツナミソウ(立浪草/シソ科タツナミソウ属)
町内の里山でタツナミソウが見頃をむかえました。
タツナミソウは主に福島県以南に広く分布するシソ科の多年草で、
海沿いから山間部まで広く見られます。
同じ方向に向いた花を打ち寄せる波に見立てた粋な名前です(^^♪。 -
☆タツナミソウ(立浪草/シソ科タツナミソウ属)
近隣では他にもイガタツナミソウ(伊賀立草)やオカタツナミソウ(丘立浪草)も見られます。
他にもヤマジノタツナミソウ、トウゴクシソバタツナミソウ、ホナガタツナミソウシソバタツナミソウ、等々、似た花がたくさんあって素人には中々判別が難しい花です(^^;)。 -
☆白花ウツボグサ(白花靫草/シソ科ウツボグサ属)
我が家の庭の白花ウツボグサが見頃になりました。
ウツボグサ(靫草/シソ科ウツボグサ属)は花穂の形が弓矢を入れる円筒状の容器、ウツボ(靫)に似ているので付けられた名前で、花が咲き終わると葉は緑色なのに花穂だけが茶色くカサカサに枯れることから夏枯草の別名があります。 -
☆白花ウツボグサ(白花靫草/シソ科ウツボグサ属)
私が今まで見た野生種の花色はみな紫色ですが我が家の庭では白花がたくさん咲きます。
この白花はだいぶ昔に頂いた物が増えたものですが、元々が野生種かどうかはは不明で、紫色のウツボグサの花期は6月下旬ですが白花は6月上旬頃が見頃なのも紫の野生種と違います。 -
☆立矢乙女滝
隣り村の立矢川渓流にある『立矢乙女滝』(たてやおとめだき)に行ってきました。
立矢川は郡山市と天栄村の界にある会津布引山(1082m)を源流とし、馬入峠を挟んで郡山側の菅川は猪苗代湖に注ぎ、日橋川を経て阿賀野川となり新潟で日本海に注ぎます。
天栄村側の立矢川は赤石川、黒沢などと合流し、鶴沼川、大川、阿賀野川を経てやはり日本海に注ぎます。
6/15に紹介した郡山市湖南町の菅滝とは馬入峠を挟んだ反対側(南)に当たります。
『立矢乙女滝』は以前紹介した立矢川の滝の2kmほど上流にある小さな段瀑で
落差は8mほどですが、苔やシダに覆われた森にたたずむとても繊細で優美な滝です。
周囲の森は貴重な山野草も豊富で立矢川の滝や明神滝と合わせて見たい隠れ滝です。 -
☆立矢乙女滝
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☆立矢乙女滝
天栄村側の立矢川は赤石川、黒沢などと合流し、鶴沼川、大川、阿賀野川を経てやはり日本海に注ぎます。
6/15に紹介した郡山市湖南町の菅滝とは馬入峠を挟んだ反対側(南)に当たります。 -
☆立矢乙女滝
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☆立矢乙女滝
『立矢乙女滝』は以前紹介した立矢川の滝の2kmほど上流にある小さな段瀑で
落差は8mほどですが、苔やシダに覆われた森にたたずむとても繊細で優美な滝です。
周囲の森は貴重な山野草も豊富で立矢川の滝や明神滝と合わせて見たい隠れ滝です。 -
☆立矢乙女滝
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☆立矢川渓流
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☆立矢川渓流
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☆立矢川渓流
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☆コケイラン(小蕙蘭/ラン科コケイラン属)
『立矢乙女滝』のある立矢川渓流沿いではコケイランが見頃でした。
コケイラン(小蕙蘭/ラン科コケイラン属)は全国の山地の渓流沿いや湿った林下に生えますが数はあまり多くなく、20都府県で絶滅危惧種に指定されています。 -
☆コケイラン(小蘭/ラン科コケイラン属)
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☆コケイラン(小蘭/ラン科コケイラン属)
花茎はひょろひょろと20〜30cmほどもあり、波打つ笹型の細長い葉っぱが1枚か2枚ありますが、あまり目立ちません。
花径は約1cmで唇弁は斑点があるものや白一色タイプがあります。
華やかさはありませんが、玄人好みの渋い蘭です。
名前の由来は、中国の蘭(ケイラン)に似て小型である事からきています。 -
☆ヤグルマソウ(矢車草/ユキノシタ科ヤグルマソウ属)
隣り村の立矢川渓流でヤグルマソウの花がなぜか1本だけ早く咲いていました。
(いつも見ている渓流沿いでは7月上旬に開花します) -
☆ヤグルマソウ(矢車草/ユキノシタ科ヤグルマソウ属)
ヤグルマソウ(矢車草/ユキノシタ科ヤグルマソウ属)は北海道南西部〜本州の山あいの渓流沿いや湿った谷筋に自生します。
5枚の小葉が鯉幟の矢車に似た形なので付いた名前です。
1つの小葉はさ30〜40cmにもなり地味目な花より葉の方がインパクトがあります。 -
☆ヤグルマソウ(矢車草/ユキノシタ科ヤグルマソウ属)
地下茎で増えるので群落をつくりますが、あまり花付きは良くない印象です。
蕾や咲き始めは黄緑色でかなり地味ですが満開になると白さをまし、クローズアップで見ると中々キレイな花です。 -
☆ミヤマカラマツ(深山唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
隣り村の大滝川の渓流沿いでミヤマカラマツが例年より早く花盛りになりました。
ミヤマカラマツ(深山唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)は全国に分布し亜高山帯下の渓流沿いややや湿った林縁に自生します。
花が唐松の葉に似て、深山に生えるのでミヤマカラマツと呼ばれますが
う〜ん、カラマツには似ているような似てないような・・・(^_^;);。 -
☆ミヤマカラマツ(深山唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
深い緑の中で咲いているので木漏れ日と同化してしまい
人間の目にはあまり目立ちませんが、昆虫にはくっきり見えるようです。 -
☆ミヤマカラマツ(深山唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
草丈は30〜40cmほど花に見えているのは全てオシベ&メシベです。
オシベの花糸の基部は極端に細く、メシベはややこん棒型。
でもオシベもメシベも肉眼ではよう見分けが付きません。
キンポウゲ科らしくハナビラは元々無く蕾の頃はガクに包まれていますが、ガクは開花と同時に落ちてしまいます。
オシベも受粉後に落ちてしまいメシベだけが残ります。
この段階でようやくこれがメシベだったのかと分かります(^^);。 ( -
☆ミヤマカラマツ(深山唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
まれにピンク色タイプも自生します。
日当たりが良い場所に多い気がするので紫外線が関係するのかも。 -
☆ミゾホオズキ(溝酸漿/ゴマノハグサ科ミゾホオズキ属)
隣り村、奥羽山系の大滝川渓流沿いで初めてミゾホウズキを見つけました。
ミゾホオズキは北海道〜台湾辺りまで
山中の沢筋や湧き水の傍など水がキレイな場所に多く自生します。
草丈は10〜20cm、花径は1cmほど。
分布域が広いのに近場では何故か見つけることができず昨年までは茨城県近くの八溝山麓の沢まで出かけていました。
清流や湧き水なら茨城県境まで行かなくても近場にたくさんあるのに植物分布の不思議です。
名前の由来は溝や沢などで見られ,
ホウズキ(酸漿/ナス科ホウズキ属)に似る事によりますが私たちがホウズキ市などで見る朱色のホウズキでは無く、熟す前の緑の小さなホウズキって感じです(^^);。 -
☆サワギク(沢菊/キク科サワギク属)
サワギクも見ごろになりました。
これまた日本各地の山あいの沢沿いや湖沼沿いなど水分の多い場所に自生します。
花後にできる綿毛が雨や露に濡れるとボロ(襤褸)のようにみすぼらしいのでボロギク(襤褸菊)の別名もありますが
サワギクで十分特徴は伝わるのでボロギクはいらんでしょ(-"-)。
外来種でダンドロボロギク(段戸襤褸菊)やベニバナボロギクがありますが雨や露に濡れた綿毛がみすぼらしくなる以外は花も姿もあまり似ていません。
サワギクの草丈は50cm〜120cmほど、葉は羽状に深裂し全草的にスリムな印象で花径1.5cmほどの小さな頭頂花を多数咲かせます。
半日陰を好むので直射日光が当たると萎れた感じになりますが陽が翳るとまたシャッキとしてきます。 -
☆アカショウマ(赤升麻/ユキノシタ科チダケサシ属)
近くの里山の林縁でアカショウマ見頃を迎えました。
〇〇ショウマと付く植物は、サラシナショウマ(キンポウゲ科)
トリアシショウマ、オオバショウマ、イヌショウマ、アワモリショウマ(ユキノシタ科)ヤマブキショウマ(バラ科)などがあり
みな花穂いっぱい粟粒のような小さな花をたくさん咲かせます。
花はそっくりでも名前が似ていないチダケサシ(ユキノシタ科)や
葉っぱが似て花は全く似ていないレンゲショウマ(キンポウゲ科)などもあり、ややこしい名前のグループです(^_^);。 -
☆アカショウマ(赤升麻/ユキノシタ科チダケサシ属)
アカショウマは東北南部〜九州の林縁や林下に自生し、花がショウマ(升麻)に似て、芽だし頃の茎が赤いので赤升麻と呼ばれます。
葉っぱは基本3回3出葉ですが一様ではありません。
小葉は卵型で先端がとがり、葉縁は重鋸歯です。
よく似たトリアシショウマはアカショウマの変種とされ特徴はほぼアカショウマと同じですが、花序が細かく枝分かれする個体が多いです。 -
☆ヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科orユキノシタ科アジサイ属)
近くの川沿いの里山で北限のヤマアジサイが咲き始めました。。
ヤマアジサイは主に福島県以西、本州・四国・九州に分布する落葉低木で落葉広葉樹林の谷筋など湿度の高い場所に自生しサワアジサイとも呼ばれます。
樹高は1〜2m、葉は細く小ぶりで対性し園芸種のような光沢はありません。
花期は6月〜7月、3〜4枚の花弁状の装飾花をもち中心部に多数の細かい両性花を咲かせます。
西日本のヤマアジサイの花色(装飾花)は薄紅色から白色、紫色を帯びるもの青色のものなど多様なようですが私の地域で見られるヤマアジサイはほぼ白花でかなり地味です(^_^);。
奥羽山系ではこれから鮮やかな青のアジサイが咲き出しすがこれはヤマアジサイの亜種エゾアジサイです。 -
☆ウメガサソウ((梅笠草/イチヤクソウ科ウメガサソウ属)
今年も隣り村の里山でウメガサソウの群生が見頃になりました。
ウメガサソウ((梅笠草/イチヤクソウ科ウメガサソウ属)は北海道〜九州の山あいのやや乾き気味の林床に広く分布しますが、数はそう多くないようです。
私の町の里山にも自生していますが、群生はせずポツポツと咲いています。
樹高は5〜8cmと小さく、梅の花に似て笠のように下向きにさくので梅笠草と呼ばれます。 -
☆ウメガサソウ((梅笠草/イチヤクソウ科ウメガサソウ属)
樹高5〜8cm?これって野草じゃないの?と思いでしょう。
でも、これでも立派な常緑の小低木なんです。
根毛が発達せず、菌類と共生して栄養を得ているので
人的栽培は困難なようで関西や九州では絶滅危惧種に指定している県が多いようです -
☆イチヤクソウ(一薬草/イチヤクソウ科イチヤクソウ属)
里山ではウメガサソウの仲間、イチヤクソウも見頃です。
イチヤクソウもウメガサソウと同じように全国の同じような山林内に咲きます。
ウメガサソウは小さいながらも樹木ですがイチヤクソウは常緑の草本で
草丈は10〜18cmほど。
名前の由来は漢字の通り、民間薬や漢方薬として利用されたからで、
日本では汁液を切り傷や虫さされ毒蛇咬まれに使い漢方では鹿蹄草(ろくていそう)と言い慢性関節リューマチなどに使われるそうです。
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☆山鶏滝
我が家から車で25分ほど平田村の山鶏滝渓谷に北限のコアジサイを見に行ってきました。山鶏滝は当ブログで何度も紹介済みで、今年の1月にも氷結の渓谷を見に行ってきたので半年振りの訪問です。
山鶏滝は落差8m幅10mと大きな滝ではありませんが我が家からもっとも手軽に行ける滝の一つです。 -
☆山鶏滝
山鶏滝少し上流には落差10mほどの雌滝や4mほどの男滝などいくつかの小さな滝が連なります。
滝のそのまた上流域に村の中心部があるので透明度がいい滝とは言えませんが
渓流沿いは2kmほどの遊歩道になっていて春の新緑、秋の紅葉、冬には雪景色や凍結した滝などと四季折々、様々な表情を見せてくれます。 -
☆コアジサイ(小紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
山鶏滝渓谷の北限のコアジサイの紹介です。
コアジサイはほとんどの図鑑、資料では関東以西〜九州に分布するとありますが、福島県でも茨城県境〜隣り村の阿武隈山中辺りまで広く自生します。 -
☆コアジサイ(小紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
山鶏滝は標高400mほどで周辺では標高600mくらいまで自生しています。
冬はかなり寒い地域ですが、コアジサイの他ヤマアジサイ、タマアジサイクサアジサイなど暖地系アジサイ属の北限です。 -
☆コアジサイ(小紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
コアジサイの最大の特徴はアジアサイの代名詞でもある装飾花が無く全て小さな両性花の集合体です。
小さな花の一つ一つを見るとハナビラがあるのも確認できます。
園芸種のアジサイに比べ遠目では少し華やかさに欠けますがクローズUPで見るととても美しい花だと思います。 -
☆羽鳥湖高原の湿地
今年も隣り村の羽鳥湖高原の湿地植物を見に行ってきました。
羽鳥湖そのものは1956年に灌漑用に造られた人造湖ですが完成から既に半世紀以上たったので周囲の自然と一体化しています。
その羽鳥湖周辺には元から在る自然の小さな湿地が点在し山地系の湿地植物がたくさん見られます。今日はその中のコバイケイソウの紹介です。
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☆羽鳥湖高原の湿地
天栄村は隣り村といっても県内屈指の広い村で村の真ん中になんと標高900m級の日本海と太平洋の分水嶺が連なっています。
羽鳥湖高原の標高700mほど。分水嶺を越えた日本海水系にあたります。
我が家からは車で30分ほど。 -
☆コバイケイソウ(小梅草/ユリ科シュロソウ属)
コバイケイソウは中部以北〜北海道の高地の主に湿地や湿った草原などに自生する日本の固有種です。
花が小さな梅の花のようで、葉が中国の蘭に似ているため小梅草と呼ばれますが資料で見る限り中国の蘭(ケイラン)に全然似ていません。
無理やり探せば芽だしの頃なら少し似ているかも(ーー);。
草丈は80〜100cmにもなる大型の植物で自生していればすぐ分かります。
コバイケソウの仲間はアルカロイドを含む有毒植物で、芽だしの頃は山菜のウルイ(オオバギボウシ)と似ているので注意が必要です。 -
☆コバイケイソウ(小梅蕙草/ユリ科シュロソウ属)・両性花
花茎の中心部の先端部は両性花で横に伸びる花穂は雄花(下の写真)です。
ぱっと見は同じように見えますが、ようく見ると両性花の雌しべは中心部で黄緑色に膨らんでいますし、雄花のオシベは大きく黄色に成熟しています。
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☆コバイケイソウ(小梅草/ユリ科シュロソウ属)・雄花
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☆ヒツジグサ(未草/スイレン科スイレン属)
池塘ではヒツジグサの花が見られました。
ヒツジグサは日本に自生する唯一のスイレン属の花です。
未の刻(午後2時頃)咲くのでヒツジグサと言われますが晴れていれば午前中から開いています。
他のスイレンに比べると花の大きさは5,6cmとかなり小さいのが見極めのポイントです。
埼玉、東京、神奈川では絶滅種、27都府県で絶滅危惧種に指定されています。 -
☆ニッコウキスゲ(日光黄萓/ユリ科ワスレグサ属、キスゲ属)
羽鳥湖高原の湿地の花シリーズ第2段はニッコウキスゲです。
福島県のニッコウキスゲと言えば尾瀬や雄国沼の大群落が有名なんですが県内とは言え、我が家から車で2時間以上かかるしそこからまた何時間も歩かなければいけません。
羽鳥湖高原のニッコウキスゲは大群落ではありませが、駐車場から歩いてわずか5、6分。
モノグサにはちょうどいい群生地です(^^ゞ。 -
☆ニッコウキスゲ(日光黄萓/ユリ科ワスレグサ属、キスゲ属)
ニッコウキスゲ(日光黄萓/ユリ科ワスレグサ属、キスゲ属)の本来の名前はゼンテイカ(禅庭花)ですが、俗名の方が有名になってしまい本来の名前は風前の灯状態です(^_^);
名前は日光ですが日光に限らず日本各地の主に高地の湿地などに広く自生し花は一日花で、蕾が順繰り開花していきます。 -
☆トキソウ(朱鷺草/ラン科トキソウ属)
羽鳥湖高原の花シリーズ第3弾はトキソウです。
トキソウは全国の明るい低層湿地〜高層湿地にまで自生し草丈は10cm〜15cmほどの小さなランです。
トキソウの名前の由来は花色が朱鷺色に似るからで花の姿そのものも朱鷺が優雅に飛ぶ姿にも見えてきます。
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☆トキソウ(朱鷺草/ラン科トキソウ属)
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☆トキソウ(朱鷺草/ラン科トキソウ属)
湿地の減少や美しさ故の盗掘などが原因で45都道府県で絶滅危惧種や希少種に指定されまさに風前の灯状態です。
嬉しいことに羽鳥湖高原には小さな湿地がたくさんありたくさんのトキソウを見ることができますが、しかしその湿地の多くが民間の別荘地などに隣接していてさらなる開発が心配の種です。 -
☆ケブカツルカコソウ(毛深蔓夏枯草/ シソ科キランソウ属)
ケブカツルカコソウは多くの資料では関東〜中部地域の山地の明るい草地などに自生するとあります。
湿地植物ではありませんが羽鳥湖高原では湿地に隣接した草原で咲いています。
草丈(花茎)は10〜25cmほど、名前の通り全草うぶ毛に覆われまるで寒冷地か高山植物のようです。
花の形はジュウニヒトエやキランソウ、西洋ジュウニヒトエとそっくりですが花付きはやや疎らで花色はやや渋めの淡いブルーで白花もありました。 -
☆ケブカツルカコソウ(毛深蔓夏枯草/ シソ科キランソウ属)
名前の由来はウツボグサの別名・夏枯草に似て、花後に伸びるランナーを蔓に見立てたようです。
長野県の高原地帯で多く見られるようですが福島県では稀でレッドデータにも登録がないくらい貴重な山野草です。 -
☆ノハナショウブ(野花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
町内の田んぼ脇の谷地でノハナショウブが見頃になりました。
ノハナショウブは北海道〜九州まで湿地やジメ地に広く分布しますが、低層湿地の減少などで生育数を減らし11都府県で絶滅危惧?類、7府県では絶滅危惧?類に指定されています。
私の町では田んぼの土手などでポツポツは咲いていますが
群生しているのはこの谷地だけかも知れません。
『いずれが菖蒲か杜若』と称されるように遠目は似ているアヤメ科ですが
特徴を把握すれば案外見分けは容易です。カキツバタ青紫、アヤメは紺紫、ノハナショウブはやや赤みががった紫です。
またノハナショウブの葉は縦にくっきりした中脈が見えるので区別できます。ノハナショウブは見かけによらず有毒植物だそうで
家畜などの餌にしないよう注意が必要だそうです。 -
☆ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
町内の鳥見山公園ではノハナショウブの園芸品種であるハナショウブ4万株も花盛りになりました。
品種改良は進んでも同じ地域ならノハナショウブもハナショウブも同時期に開花するあたりはさすが“蛙の子は蛙”ですね(^^ゞ。鳥見山公園 公園・植物園
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☆ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆フジウツギ(藤空木/フジウツギ科フジウツギ属)
福島と茨城の県境の八溝山麓でフジウツギが見頃になりました。
フジウツギは東北〜兵庫県の
太平洋側や四国の渓流沿いや崖、荒地に自生します。
初めて見たとき何をキーワードに花名を検索すれば良いのかとても悩ましい花でした。
ユキノシタ科?スイカズラ科?クマツズラ科?
見たことがあるようでないような花だし、花色も紫と白が混じっているし・・・・(^_^);。 -
☆フジウツギ(藤空木/フジウツギ科フジウツギ属)
それもそのはず、フジウツギ属は世界に100種くらいあるそうですが日本にある自生種はフジウツギ とウラジロフジウツギのわずか2種しかありません。
キレイな花ですがサポニンを多く含む全草が有毒で昔は魚獲り利用したそうです。 -
☆トモエソウ(巴草/オトギリソウ科オトギリソウ属)
隣り村の山あいでトモエソウが咲き出しました。
トモエソウ(巴草/オトギリソウ科オトギリソウ属)は全国の山や野原に広く分布し明るくやや湿った場所に自生します。 -
☆トモエソウ(巴草/オトギリソウ科オトギリソウ属)
草丈は50〜100cm、花は4〜5cmと大振りで金色に輝くシベがとても美しい花です。 -
☆トモエソウ(巴草/オトギリソウ科オトギリソウ属)
同じ仲間で中国原産のキンシバイ(金糸梅)やビョウヤナギ(未央柳)などと良く似ますがキンシバイやビョウヤナギが潅木であるのに対し、
トモエソウは草本で花ビラがやや巴型にねじれるのでトモエソウの名があります。 -
☆トモエソウ(巴草/オトギリソウ科オトギリソウ属)
西日本や日本海側では数が少ないようで24都府県で絶滅危惧種に指定されています。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ミッキーマーチさん 2014/06/25 11:46:56
- はじめまして
- はじめまして、j-ryuさん
偶然見つけた(失礼!)j-ryuさんの旅行記。まず、その写真の美しさに感動しました!
清流の流れにさわやかな風を感じ、棚田の夕日の美しさに絶句し…
なんか言葉で書こうとするとうまく表現できないのですが、とにかく一目で魅了されてしまいました。
私などは見逃してしまいそうな小さな花たちも名前付きで分かりやすく説明していただき、植物図鑑にしてしまおうかと(笑)
夫の実家も福島なのですが、こんなに素敵なところがたくさんあるんですね。
福島に行っても自由になる時間がなかなか取れないのですが、いつかこんなところを歩いてみたいです。
いきなりですが、フォローさせてください。
また訪問させていただきます。
これからもよろしくお願いします。
ミッキーマーチ
- j-ryuさん からの返信 2014/06/26 00:23:44
- RE: はじめまして
- ミッキーマーチさん、こんばんは。
ご来訪&コメント&投票&フォロー&過分なお褒め、
ありがとうございます。
たまには観光地の写真もありますが
基本的には福島のありのままの自然を紹介しています。
ぱっと見、感動的な写真や華やかさには欠けますが
人が演出していないありのままの福島です。
もちろん福島にだって華やかに演出された観光名所はたくさんありますが
そちらは一般観光客にお任せし、これからも普段着の福島の自然を紹介していけたらと思います。
つたない旅行記ですがこれからもヨロシクお願いします。
j-ryu
.......................................
> はじめまして、j-ryuさん
>
> 偶然見つけた(失礼!)j-ryuさんの旅行記。まず、その写真の美しさに感動しました!
> 清流の流れにさわやかな風を感じ、棚田の夕日の美しさに絶句し…
>
> なんか言葉で書こうとするとうまく表現できないのですが、とにかく一目で魅了されてしまいました。
>
> 私などは見逃してしまいそうな小さな花たちも名前付きで分かりやすく説明していただき、植物図鑑にしてしまおうかと(笑)
>
> 夫の実家も福島なのですが、こんなに素敵なところがたくさんあるんですね。
> 福島に行っても自由になる時間がなかなか取れないのですが、いつかこんなところを歩いてみたいです。
>
> いきなりですが、フォローさせてください。
> また訪問させていただきます。
>
> これからもよろしくお願いします。
>
>
> ミッキーマーチ
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