2014/07/05 - 2014/07/05
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j-ryuさん
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☆福島県の季節の移り変わりを山野草や風景を中心に紹介している「福島・四季・彩々」、このシリーズも回を重ねもうPart,34です。
福島県では福島原発事故による放射能を少しでも軽減するため、あちこちで放射能除去作業が行われています。
それはある程度必要なことなのですが、動植物調査する余裕や時間がないせいで、放射能除去を錦の御旗のように大して高濃度ではない山林や自然公園まで植物や土をあたり構わず根こそぎ取り除いています。
その結果、放射能とは関係ない貴重な動植物まで危機にさらされています。
土壌がむき出しになった自然が元の自然に戻るのにいったい何年かかるのか・・・・・
原発による電気の恩恵を受けてきた身が、後だしジャンケンのように今更原発を批判するつもりはありませんが、失ったもはあまりにも大きく取り返しのつかない大事故だったと痛感しています。
※写真&記事は日々更新しています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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☆ママコナ(飯子菜/ゴマノハグサ科ママコナ属)
近くの里山の林縁でママコナが見頃になってきました。
ママコナは全国各地の林縁や林床に自生し
イネ科やカヤツリグサ科などの植物の根から栄養を横取りする半寄生植物です。
名前の由来は花ビラ下唇の白斑を米粒に見立てた説や若い種子が米粒に似るからと言う説があります。 -
☆ママコナ(飯子菜/ゴマノハグサ科ママコナ属)
ママコナの名の由来となった下唇のご飯粒はポリネーター(花粉媒介者)であるハチを誘き寄せる目印で受粉すると白かった突起は地色の赤になりハチを誘引しなくなるそうです。 -
☆ママコナ(飯子菜/ゴマノハグサ科ママコナ属)
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☆ずいぶん久しぶりに磐梯吾妻スカイラインの中心地,浄土平に行ってきました。
浄土平は標高1600m、山岳信仰の中吾妻山(1930m)へ至る急峻な修験道にあって一切経山、吾妻小富士、桶沼に囲まれたこの一帯だけは美しい花々が咲く平坦な盆地だったので極楽浄土のような場所と言う意味で古くから浄土平と呼ばれたそうです。
☆磐梯吾妻・浄土平周辺トレッキングMap
※google Mapより
https://www.google.com/maps/@37.731489,140.2610551,4416m/data=!3m1!1e3 -
☆磐梯吾妻スカイライン:不動沢橋
つばくろ谷に架かる不動沢橋(標高1200m)、2000年に新しく架け替えられました。 -
☆吾妻山(吾妻連峰)は、福島市西部から山形県米沢市南部の天元台にかけて、東西およそ20キロメートル、南北およそ10キロメートルにわたって標高2,000メートル級の火山が連なる山脈。福島市外から見て西側に吾妻連峰の最東部の吾妻小富士(1,705m)、東吾妻山(1,975m)、一切経山(1,949m)が連なります。一切経山と吾妻小富士に囲まれた盆地が浄土平(1,580メートル)。吾妻連峰の主な山は中央部には東大巓(1,928m)、中吾妻山(1,931m)、最西部には中大巓(1,964m)、西吾妻山(2,035m)、西大巓(1,982m)など。
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☆磐梯吾妻スカイラインは東北地方の山岳観光有料道路のさきがけとして1959年に開通し、浄土平はその中心地として駐車場やレストハウスなどが整備されました。
(※東日本大震災後はスカイラインは無料開放されています。浄土平駐車場だけは7月1〜11月15日まで環境美化整備金が徴収されます、乗用車300円) -
☆一切経山(1948m)
浄土平の目の前には磐梯吾妻スカイラインのシンボルである吾妻小富士(1707m)が鎮座し北には今なお噴煙をあげる活火山の一切経山(1948m)が聳えます。
一般的にはこの荒々しい火山群が見所になっていますが周辺にはたくさんの湿原が点在し、簡単なトレッキングで多種多様な亜高山植物や湿地植物が見られ、山野草愛好家にも人気があります。 -
☆吾妻小富士(1705m)
浄土平にある吾妻小富士は外周が1.5kmにも及ぶ巨大火口でそコニーデ型の形から吾妻小富士と呼ばれ、福島市からもくっきりと見ることができ、春には残雪の雪形が兎に見えることから、雪兎とか種まき兎と呼ばれ、福島市のマスコット、ユルキャラ『モモリン』のモデルになっています。吾妻小富士 自然・景勝地
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☆浄土平周辺ではマルバシモツケ(丸葉下野/バラ科シモツケ属)がたくさん見られました。
マルバシモツケは中部以北〜北海道の亜高山や高山の岩礫地に自生する落葉低木。
樹高は1mほど。
枝先にコデマリに良く似た花序をつくり、径5-8mmの白色の5弁花を多数咲かせます。
海外では北東アジア・千島・樺太などにも分布します。浄土平 自然・景勝地
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☆浄土平周辺ではイソツツジ(磯躑躅/ツツジ科イソツツジ属)も見頃を迎えていました。
イソツツジは北海道と東北の高山や亜高山地帯の湿ったガレ場や草原に自生します。
樹高は70cmほどになりますが、豪雪で木が地を這うような樹形も多く目にします。
高山で見られるのに磯ツツジとは可笑しな名前ですが、
エゾツツジが訛ってイソツツジと呼ばれるようになったのでと言われています。
浄土平 自然・景勝地
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☆浄土平周辺や姥ヶ原ではイワカガミ(岩鏡/イワウメ科イワカガミ属)が花盛りでした。
イワカガミは北海道〜九州の亜高山や高山の岩場やガレ場、草地などに自生する常緑の多年草です。
葉に光沢があり岩場で多く見られるのでイワカガミと呼ばれます。
湿地性で小型タイプをコイワガガミと分類するケースもあるようですが浄土平周辺では岩場、ガレ場、湿原、湿地が隣り合い連続するので明確な区別は難しいです。 -
☆イワカガミ(岩鏡/イワウメ科イワカガミ属)
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☆イワカガミ(岩鏡/イワウメ科イワカガミ属)
1本の花径に5〜10輪ほどの花を咲かせ、花の一つ一つは漏斗状の5弁花で花ビラの先端は細かく裂けています -
☆浄土平から酸ヶ平へ到る登山道では可愛らしいアカモノの花も見られました。
アカモノ(赤物/ツツジ科シラタマノキ属)は主に日本海側の高山・高地の日当たりのいい岩場やガレ場に自生します。
シラタマノキという白い実をつける植物に対比してつけられた説や果実が赤く熟しすと甘みがありおいしいとのことからアカモモ(赤桃)がなまったものとも言われます。
岩地などに生えることから,イワハゼ(岩櫨)の別名もあります。
釣り鐘形の白い花にピンク色の縦筋があり、とても愛らしい花です。
ツガザクラ(栂桜/ツツジ科ツガザクラ)の花に似ますが、ツガザクラの葉はモミノキのような細かい葉ですがアカモノの葉は卵型で光沢縁があり細かい鋸歯があります。 -
☆浄土平から酸ヶ平への向かう岩場では花の見ごろは過ぎていましたがイワナシの花も見られました。
イワナシ(岩梨/ツツジ科イワナシ属)は北海道南部〜本州の主に日本海側の山地の樹林下や崖などに自生します。
液果は初夏に熟し甘く、食べられるそうです。
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☆浄土平〜酸ヶ平への登山道や鎌沼周辺、姥ヶ原ではツマトリソウがちょうど見ごろでした。
ツマトリソウ(褄取草/サクラソウ科ツマトリソウ属)は日本では本州、四国、北海道の亜高山帯、外では北半球の寒冷地域に広く分布し、林縁や明るい林下、草地などに自生します。
草丈は10〜15cmくらい、花径は2cm弱の可愛らしい花です。
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☆ツマトリソウ(褄取草/サクラソウ科ツマトリソウ属)
名前の由来は、着物の裾の左右両端を褄(ツマ)と言い着物の竪褄(たてづま=たてのへり)を手でつまんで持ち上げることを褄取りと言うそうで、褄を持ち上げられると、着物の赤い裏地が少し見えます。ツマトリソウの花ビラにも、同じようにわずかに赤い縁取りが見られるので褄取草と名付けられたとのことです。
でも実際には花ビラが赤く縁取られているのは稀で、殆どは白が多くがわずかに先端が赤みを帯びているくらいで、肉眼ではほとんど白く見える花ばかりでした。 -
☆浄土平から蓬莱山の裾野を登りきると酸ケ平湿原(1770m)に出ます。
酸ケ平湿原にはワタスゲ、イワオトギリ、コケモモ、ミヤマリンドウなど高山植物が繁茂し、浅い池塘には吾妻山の特産種アヅマホシクサも見られます。 -
☆酸ヶ平湿原(1770m)
池塘の周囲の白い花のようなのはワタスゲ。 -
☆酸ヶ平湿原を過ぎると鎌沼(1760m)が見えてきます。
鎌沼は蓬莱山、前大巓、姥ヶ原、東吾妻山に囲まれ、形が鎌に似ていることからその名が付きました。標高1770m、周囲約1Km、水深は約6m。特産種アヅマホシクサが見られ、3〜4年ごとに多くの花をつけるコバイケイソウの群落やバイカオウレン、チングルマ、ミヤマリンドウ、イワカガミ、などが見られます。鎌沼 自然・景勝地
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☆鎌沼周辺で多く見られるミツバオウレン。
ミツバオウレン(三葉黄連/キンポウゲ科オウレン属)は北海道と本州(中部地方以北)の高山や深山のやや湿り気のある草原や湿原に自生します。
海外ではアジア北東部や北米にも分布。
花茎は5〜10cmくらい、花径は1cmほど。 -
☆ミツバオウレン(三葉黄連/キンポウゲ科オウレン属)
白いハナビラに見えるにはキンポウゲ科の特徴でもあるガク片で、
黄色いオシベ状のものが花弁で蜜を出し虫を呼び寄せます。
オシベは白く多数あり、メシベは薄茶色で鉤形のこん棒状です。
葉は根性葉で1枚の葉が縁鋸歯がある3枚の小葉なのでミツバの名が付きました。 -
☆鎌沼の北側に広がるのが姥ヶ原(1780m)、たくさんのチングルマやイワカガミが見られます。
チングルマほどではありませんが木道沿いではゴゼンタチバナも見られました。
ゴゼンタチバナ(御前橘/ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ亜属)は主に本州中部以北、北海道の亜高山の針葉樹林下や高山のハイマツ下などに自生する常緑の多年草で草丈は5〜15cmほど、ハナビラに見えるのは総苞で実際の花は中心部に多数集まったものです。
大きさはまったく違いますがヤマボウシやアメリカハナミズキの仲間です。
海外ではアジア北東部や北米にも分布します。
名前の由来は最初に確認されたのが石川県の御前峰で、果実の形がタチバナの実に似ているからとされます。 -
☆姥ヶ原の見ものはあちこちに群生するチングルマです。
チングルマ(稚児車/バラ科ダイコンソウ属)は本州中部以北・北海道の高山、亜高山に分布し、水分豊かな明るいガレ場や草原などに多く群生します。
海外では千島・カムチャッカ・アリューシャンなどにも分布するそうです。
一見、草本のように見えますが地面を這うバラ科の落葉低木。 -
☆チングルマ(稚児車/バラ科ダイコンソウ属)
花後に花柱が伸びて放射状に綿毛が広がり、この綿毛の形が子供の風車に見えたことから稚児車(ちごくるま)から転じてチングルマになったと言われます。
浄土平にもわずかに自生しますが、鎌沼周辺や姥が原に足を運べば見事な群生が見られます。 -
☆チングルマ(稚児車/バラ科ダイコンソウ属)
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☆浄土平湿原
姥ヶ原を周回し、浄土平へ下るルートは来たときと同じ鎌沼&酸ヶ平から戻るルートと蓬莱山の南山麓を回りこむルートがありますが、蓬莱山南ルートは潅木や森の中を抜ける道であまり景色が良くありません。
私的には酸ヶ平ルートの方がいいと思います。
姥ヶ原方面を周遊し、最後は浄土平駐車場のすぐ隣りにある浄土平湿原を散策しました。
運良くワタスゲやイソツツジなどが見頃でした。
木道正面に見えているのが吾妻小富士(1705m) -
☆浄土平湿原
浄土平湿原は、標高1,570mから1,600mに位置する亜高山帯の平地で、北に一切経山、東は吾妻小富士、南に桶沼、西の蓬莱山と四方を囲まれた盆地で、一切経山から噴出した泥土や岩塊に埋められ、火山活動がくりかえされてきました。そのために乾 燥地と湿潤地、またその中間の適潤地が点在し、それぞれ異質の植物群落の発達が見られます。
乾燥地での植物群落は、ススキ、コメススキ、ヒメスゲ、メイゲツソウ、ミネヤナギなど。
湿潤地では、ワタスゲ、エゾオヤマリンドウ、ガンコウラン、モウセンゴケなど。
ガレ場の適潤地では、イワカガミ、イソツツジ、シラネニンジン、ネバリノギラン、ハクサンチドリ、ミヤマアキノキリンソウなどが見られます。 -
☆浄土平湿原のワタスゲ
ワタスゲ(綿菅/カヤツリグサ科ワタスゲ属)は中部以北〜北海道の高層湿原で多く見られ海外でもユーラシアの高山や寒冷地の湿原などに広く分布します。
福島県では駒止湿原や尾瀬、雄国沼の群落が有名ですが浄土平では駐車場に隣接する浄土平湿原でも簡単に見ることができ
一部の遊歩道は車椅子でも見学できるくらいお手軽なのが魅力です。
雪解けの頃、スゲの仲間らしい地味な黄色い花を咲かせますがなんといっても花後にできる白い綿帽子のような綿毛が群生する様は見事です。 -
☆イヌトラノオ(犬虎の尾/サクラソウ科オカトラノオ属)
近く里山に隣接する田んぼの土手でイヌトラノオが見頃になりました。
山野草好きの人なら、あれ?これってオカトラノオじゃないの?と
突っ込まれるかもしれませんが、
イヌトラノオ(犬虎の尾/サクラソウ科オカトラノオ属)はオカトラノオとヌマトラノオの交雑種で両方の特徴を持ち合わせています。
以前は私もてっきり沼地以外で咲いているのはみなオカトラノオだと思い込んでいたのですが、交雑種のイヌトラノオの存在を知ってからはオカかヌマかイヌかじっつくり観察するようになりました。 -
☆オカトラノオ属
オカ、ヌマ、イヌの見極め方として分布地はオカトラノオは全国、
ヌマトラノオは本州以南、イヌは資料不足。なので分布地はあまり当てになりません。
自生地はヌマトラノオは明らかに湿地、沼地や田んぼの畦、沢などでオカトラノオは山、森、林縁、たんぼの土手、畦など広範囲に自生しイヌトラノオは私が見てきた限り沼地や湿地に隣接した場所に多く自生しています。
花穂(花序)の違いが一番の見極めのポイントです。
オカトラニノオは花穂の先がしな垂れ曲線を描き、
マトラノオはピンと真っ直ぐ立っています。
イヌは両方タイプがあります、オカトラノオほどしな垂れませんが
少ししなだれていたり、真っ直ぐだったりが混在します。 -
☆イヌトラノオ(犬虎の尾/サクラソウ科オカトラノオ属)
ハナビラにも違いがあります。
オカトラノオはハナビラがやや細長く先がやや尖っていてヌマトラノオは丸みを帯びハナビラの間に少し隙間があります。
イヌはヌマに近い丸みがありますが隙間はあまりありません。
開花時期はイヌ、オカ、ヌマの順番に開花します。
れらはあくまで私の観察で、学術的見解ではありませんのでご承知願います。
機会があればぜひ見比べてみてください。 -
☆クサレダマ(草連玉/サクラソウ科オカトラノオ属)
今年も近くの田んぼの土手でクサレダマが見頃になりました。
毎年言ってますが、決して『腐れ玉』ではありませんからね(^_^);『草・連玉』ですよ。
地中海原産のマメ科の植物でエニシダに似たレダマというのがありそれに似ていると言うので付けられた名ですが花色が黄色というだけで全然似ていません(-"-)。
何も発音が『腐れ玉』に聞こえる変な名前にしなくてもね〜。 -
☆クサレダマ(草連玉/サクラソウ科オカトラノオ属)
レダマは江戸時代初期に渡来たそうですが寒さと湿度に弱く全国的にはあまり定着はしなかったようです。
クサレダマの別名はイオウソウ(硫黄草)で腐れ玉よりはいいかも(^^);。 -
☆クサレダマ(草連玉/サクラソウ科オカトラノオ属)
クサレダマは主に四国以外の北海道〜九州の湿地やジメ地に自生します。
私の町は標高280mほど、田んぼ沿いの土手などでけっこう見られますが関東以西に行くほど山間の湿地に行かないと見られないようで首都圏や西日本では絶滅危惧種にしている都府県も多いようです。
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☆ホタルブクロ(蛍袋/キキョウ科ホタルブクロ属)
里山のホタルブクロやヤマホタルブクロが花盛りになりました。
ホタルブクロは北海道西南部〜九州、東アジアに分布し変種のヤマホタルブクロ(山蛍袋)は東北地方南部〜近畿地方東部に分布します。
主に山野の林縁や土手など明るい場所に自生します。
ホタルブクロの名前の由来はまさに蛍が飛びかう季節に咲き、蛍を捕まえた時、閉じ込めるのに利用したので蛍袋(ホタルブクロ)と呼ばれるようになった説やホタルという漢字は『蛍』を当てますが『火垂る』と書いてもホタルと読みます。
日常語としては『火垂る』は『提燈』のことでホタルブクロの花の形が提燈に似ているので、”火垂る袋”と呼んだ。という説もあるそうです。 -
☆ホタルブクロ(蛍袋/キキョウ科ホタルブクロ属)・白花
ホタルブクロの花色は西日本では白花が多いそうですが
当地では薄紫や赤紫が殆どで白花は稀です。
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☆ウツボグサ(靫草/シソ科ウツボグサ属)
田んぼの土手や林道脇などででウツボグサが見頃になりました。
ウツボグサ(靫草/シソ科ウツボグサ属)は花穂の形が弓矢を入れる円筒状の容器ウツボ(靫)に似ているので付けられた名前で、花が咲き終わると葉は緑色なのに花穂だけが茶色くカサカサに枯れることから夏枯草(カコソウ)の別名があります。
漢方薬として リンパ腺炎や甲状腺腫、結膜炎、乳腺炎など抗腫瘍の治療に利用するそうです -
☆ウツボグサ(靫草/シソ科ウツボグサ属)
ウツボグサと一緒にさいているのはテリハノイバラ(照葉野茨/バラ科バラ属) -
☆バイケイソウ(梅惠草/ユリ科シュロソウ属)
隣り村の渓流沿いでバイケイソウが見頃になりました。バイケイソウは花がウメ,葉が蕙蘭(ケイラン)に似ていることから付いた名前で、
ヨーロッパ、シベリア、東アジア、アリューシャン列島、アラスカ,日本では高地の湿地帯や湿った林内、渓流沿いなどに自生し草丈は1mを超える大型の山野草です。 -
☆バイケイソウ(梅惠/ユリ科シュロソウ属)
バイケイソウは先月末紹介したコバイケイソウ(小梅?挌草)の仲間で花が咲くまでは瓜二つで、判別できないくらいそっくりです。
大きな違いは花の色と花の大きさで、コバイケイソウは花径は約8mmで花色は白、
バイケイソウは花径は2cmと大きく花色は白ですが黄緑の筋が入りハナビラの外縁がギザギザしています。
花期はバイケイソウがやや遅く咲き出します。
バイケイソウの仲間はコバイケイソウもアオヤギソウもアルカロイドを含む有毒植物で芽だしの頃は山菜のギボウシ(ウルイ)と良く似ているので注意が必要です。
毒は煮ても焼いても揚げても無くならないそうです。 -
☆エゾアジサイ(蝦夷紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
隣り村の奥山でエゾアジサイの群生地が花盛りになりました。
エゾアジサイ(蝦夷紫陽花/アジサイ科アジサイ属)は主に北海道〜本州の日本海側(京都以北)に分布し湿気のある山の斜面や沢沿いに生えます。
福島県では会津地方など日本海水系の地域はもとより隣り村のように分水嶺を越えた太平洋水系の山にも自生しています。
しかし何故か県中央を流れる阿武隈川を境に阿武隈山系〜太平洋側ではまだ見たことがありません。 -
☆エゾアジサイ(蝦夷紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
エゾアジサイはヤマアジサイ(山紫陽花)の亜種(変種)とされ樹高は1〜2mくらいとヤマアジサイより大きくなり葉は全体に大きく丸みがありますが園芸種のようなな光沢はありません。
花色(装飾花)は爽やかな青系が多く、稀に薄紅色もあります。 -
☆エゾアジサイ(蝦夷紫陽花/アジサイ科アジサイ属)
福島県民はあまり知らないようですが当地はエゾアジサイの他にもヤマアジサイ、コアジサイ、タマアジサイ、クサアジサイなど北限のアジサイ属の宝庫なんですよ。 -
☆ノカンゾウ( 野萓草/ユリ科ワスレグサ属)
今年も近くの田んぼの土手や農道脇でノカンゾウが見頃を迎えました。
ノカンゾウは本州以南のやや湿り気のある野原や土手などに自生します。
ワスレグサ属の他にキスゲ属、ヘメロカリス属という括りもありニッコウキスゲやユウスゲ、ヤブカンゾウなどの仲間で一つの花は一日で萎んでしまう一日花です。 -
☆ノカンゾウ( 野萓草/ユリ科ワスレグサ属)
同じような所に自生するヤブカンゾウと遠目はそっくりですがノカンゾウは一重で赤みがかったオレンジ色、ヤブカンゾウ(藪萓草/ユリ科ワスレグサ属)は八重でオレンジ色。近くで見ればすぐ分かります。
ノカンゾウは主に里地に自生するため人間の影響を強く受けます。
草刈によってノカンゾウの明るい環境は維持されますがそれは両刀の剣でもあって、ノカンゾウ自身も刈り取られる危険性があります。
そのせいで毎年当たり外れがありますが、今年は当たり年でした(^^♪。 -
☆ネムノキ(合歓の木/ネムノキ科orマメ科ネムノキ属)
里山の林縁でネムノキが花盛りです。
ネムノキは本州以南、東アジアに広く分布し里地〜低山に自生します。花はとても美しいと思いますがありふれているせいか山野草愛好家はあまり注目しない花の一つかも。
ネムノキは夕方になると葉と葉をあわせて閉じ、睡眠運動をします。
そのため日本語では眠(ねむ)または眠(ねぶ)の木と言い中国ではその連想がもっと艶っぽく合歓と書くそうです。
合歓とは、男女が共寝する(愛し合う)ことで漢語の『合歓』が『眠の木』の当て字にされ『合歓の木』と書いてネムノキと読むようになったそうです。 -
☆ネムノキ(合歓の木/ネムノキ科orマメ科ネムノキ属)
芭蕉の「奥の細道」の中に、『象潟や雨に西施がねぶの花』という句があります。
このねぶの花とはネムノキのことで西施(せいし)とは中国の越王が愛した絶世の美女だそうな。
家臣は越王のあまりの溺愛に国を憂い一計を案じ西施を宿敵の呉王に献じた。
越の策略にはまった呉王は案の定、西施の色香におぼれ、政治を怠り、ついに内部から国が崩壊したそうです。
呉の滅亡後、西施は越に戻ったが越王が再び西施に溺れるのを案じ家臣は西施を水に沈め暗殺してしまったそうな。
西施のあまりの美しいゆえの悲劇でしょうか・・・・
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☆ネムノキ(合歓の木/ネムノキ科orマメ科ネムノキ属)
芭蕉は象潟に来て合歓(ねむ)の花を見、その美しさと象潟のどこか悲しげな雨にけむる水景を西施の悲劇を重ね合わせて呼んだと言われています。 -
☆カキラン(柿蘭/ラン科ラン属)
隣り村の羽鳥湖高原の湿地でカキランが見頃になりました。
カキランは全国、朝鮮半島、中国に分布し、山野の日当たりのよい
湿原、ジメ地などの湿り気のある場所に自生しその渋い柿色の花からカキランと呼ばれます。
確かに柿色なのでカキランはいい命名だと思いますが私はは見るたび中学校の頃、理科室にあった心臓の模型を思いだします。
唇弁の赤い筋模様が心臓の血管に見えるのは私だけ?(^^);。 -
☆カキラン(柿蘭/ラン科ラン属)
今までカキランを見たのは奥羽山系の湿地でしたが今年は初めて阿武隈山系の田んぼ脇の谷地でも見ることができました。
自生地が変わると花も微妙に違うものですが全く同じ色&柄です。 -
☆カキラン(柿蘭/ラン科ラン属)
カキランは全国26都府県で絶滅危惧種に指定され、埼玉は絶滅種、千葉、東京、神奈川、山梨、徳島、沖縄ではもっとも絶滅が心配される絶滅危惧種?類に指定されています。 -
☆バイカモ(梅花藻/キンポウゲ科キンポウゲ属バイカモ亜属)
今年も郡山市湖南町中野という猪苗代湖にほど近い集落を流れる清水川にバイカモを見に行ってきました。
バイカモは北海道〜九州の清流に自生する常緑の沈水植物でたえず清らかな冷水(約15℃くらい)が流れていないと生育できないため自生地が限られ千葉、長野、京都では絶滅し、23都道府県で絶滅危惧種に指定されています。
元々自生が確認されていない都府県もあるので実質的には全国的な絶滅危惧種です。
福島県でも自生地は限られていて、猪苗代湖周辺は貴重な自生地が何ヶ所かみられます。 -
☆バイカモ(梅花藻/キンポウゲ科キンポウゲ属バイカモ亜属)
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☆バイカモ(梅花藻/キンポウゲ科キンポウゲ属バイカモ亜属)
集落の中を流れる清水川は川幅わずか1〜3m、水深は20〜30cmほど。今でこそ上下水道が整備されていますが昔は生活に欠かせない
生活用水だったそうで、今でも農作物などの洗浄に利用されています。
だからこそ常日頃から川を汚さないよう維持管理され絶えず山から清らかで冷たい水が流れ結果としてバイカモの生育条件が保たれてきたようです。 -
☆バイカモ(梅花藻/キンポウゲ科キンポウゲ属バイカモ亜属)
地元ではバイカモと言うよりキンギョモと言っていたそうであまり貴重な植物の認識は無かったようですが近年その貴重さを知り集落あげて保護に努めているそうです。
でも、いくら貴重だからといって保護し過ぎるとバイカモが川を覆いつくすので定期的に間引きするそうです。 -
☆ノギラン(芒蘭/ユリ科ノギラン属orキンコウカ科ソクシラン属)
隣り村の山中で今年もノギランを見頃になりました。
図鑑等ではノギランは全国の里地〜亜高山のジメ地や裸地化した崖状の場所などに自生するとありますが、隣り村の自生地は山道脇であまり水分が多い場所ではなく
それよりロゼット状の葉が下草に隠れないような条件を好むようです。
けして珍しい植物ではないようですが、地味目な花色なので見落としていたのか、近辺では数が少ないのか周辺で見つけられたのはこの山だけです。 -
☆ノギラン(芒蘭/ユリ科ノギラン属orキンコウカ科ソクシラン属)
ショウジョウバカマに良く似たロゼット状の草丈は5cmほどですが、そこから10〜30cmの花茎を伸ばし小さな星型の花を穂状に咲かせます。
ハナビラは薄緑や薄橙色が主流ですが、今年はオレンジ色っぽいのもありました。 -
☆ノギラン(芒蘭/ユリ科ノギラン属orキンコウカ科ソクシラン属)
メシベやハナビラの色は個体差がありますが花粉を入れる葯(やく)はほぼオレンジ色で全体に地味な花にわずかな色取りを与えています。
芒(ノギ)とはススキや稲などイネ科の植物のことで花がススキ(薄、芒)やオギ(荻)に似るところによります。
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