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「うだつが上がらない」という言葉をご存知だろうか。これは、いつまでもぐずぐずしていて一向に出世のできないことを言ったものである。<br /><br />元来、うだつ( 梲・卯建 )は防火の役目を目的とした町屋の妻壁に張り出した袖壁のことで、江戸から明治時代にかけて、裕福な家ではこのうだつをあげた家を造っていた。そこからいつまでもうだつを建てることができないことを「うだつがあがらない」と言ったものである。<br /><br />うだつの街として知られる貞光( 美馬郡つるぎ町貞光 )と脇町( 美馬市脇町 )を訪ねた。どちらも観光客はほとんどおらず、ひっそりとしていて、小生好みの街並であった。

うだつの街を訪ねて ー 貞光と脇町

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2014/03/18 - 2014/03/18

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Weiwojing

Weiwojingさん

「うだつが上がらない」という言葉をご存知だろうか。これは、いつまでもぐずぐずしていて一向に出世のできないことを言ったものである。

元来、うだつ( 梲・卯建 )は防火の役目を目的とした町屋の妻壁に張り出した袖壁のことで、江戸から明治時代にかけて、裕福な家ではこのうだつをあげた家を造っていた。そこからいつまでもうだつを建てることができないことを「うだつがあがらない」と言ったものである。

うだつの街として知られる貞光( 美馬郡つるぎ町貞光 )と脇町( 美馬市脇町 )を訪ねた。どちらも観光客はほとんどおらず、ひっそりとしていて、小生好みの街並であった。

  • うだつの町として知られる貞光と脇町は両方ともJR徳島線で徳島から訪れることが出来る。今回はまず最初に貞光へ行き、その後脇町へ行ってみた。<br /><br />徳島から1時間位で貞光に到着した。駅に降り立つと。それらしきうだつの街並みがあるわけではなく、ごく普通の小さな通りが1本走っているだけである。<br /><br />地元の方に尋ねると、うだつがある街並みは駅から10分ほど離れたところにあるようだ。何度か尋ねながら、やっとそれらしきところに到着した。

    うだつの町として知られる貞光と脇町は両方ともJR徳島線で徳島から訪れることが出来る。今回はまず最初に貞光へ行き、その後脇町へ行ってみた。

    徳島から1時間位で貞光に到着した。駅に降り立つと。それらしきうだつの街並みがあるわけではなく、ごく普通の小さな通りが1本走っているだけである。

    地元の方に尋ねると、うだつがある街並みは駅から10分ほど離れたところにあるようだ。何度か尋ねながら、やっとそれらしきところに到着した。

  • 貞光駅のホームには屋根もなく、1本のホームがあるだけの簡素な駅で、乗客は数人降りただけで、これまた静かで、のんびりしたところである。<br /><br />この列車が徳島から乗って来た2両車だけの特急列車である。電車内は全く閑散としていて、通勤客らしき人々や地元の方たちがちらほら乗っているだけである。そんな中で本を読んでいてもついうとうとしてしまった。

    貞光駅のホームには屋根もなく、1本のホームがあるだけの簡素な駅で、乗客は数人降りただけで、これまた静かで、のんびりしたところである。

    この列車が徳島から乗って来た2両車だけの特急列車である。電車内は全く閑散としていて、通勤客らしき人々や地元の方たちがちらほら乗っているだけである。そんな中で本を読んでいてもついうとうとしてしまった。

  • 駅前にでると小さな商店街が続いているが、人の姿はほとんどないに等しい。雨上がりの道を歩いて行った。

    駅前にでると小さな商店街が続いているが、人の姿はほとんどないに等しい。雨上がりの道を歩いて行った。

  • 10分ほど歩いて、やっと到着した。ここからうだつの街並みが始まる。

    10分ほど歩いて、やっと到着した。ここからうだつの街並みが始まる。

  • 大通リからちょと外れたところにある民家であるが、かなり古く、また立派な家である。残念ながら、現在は空家のようで人が住んでいない。

    大通リからちょと外れたところにある民家であるが、かなり古く、また立派な家である。残念ながら、現在は空家のようで人が住んでいない。

  • うだつが2軒の家同士で繋がっている。火事で類焼するのを防ぐためのものなのであろうか。

    うだつが2軒の家同士で繋がっている。火事で類焼するのを防ぐためのものなのであろうか。

  • 現在は「まちなみ交流館」として使われているが、かつては江戸期に酒造業を営む商家( 織本家 ) の建物で、明治に再建され、興隆を極めた街並みの先駆けとなった名建築である。

    現在は「まちなみ交流館」として使われているが、かつては江戸期に酒造業を営む商家( 織本家 ) の建物で、明治に再建され、興隆を極めた街並みの先駆けとなった名建築である。

  • 同じ建物を逆方向から撮ってみた。

    同じ建物を逆方向から撮ってみた。

  • 織本家の内部で、家族用の居間があった部屋である。

    織本家の内部で、家族用の居間があった部屋である。

  • 貞光のうだつの特徴は2層式になったものが多いという点で、これは他のところではほとんど見かけないものである。

    貞光のうだつの特徴は2層式になったものが多いという点で、これは他のところではほとんど見かけないものである。

  • これが2層式のうだつで、貞光独自のものである。

    これが2層式のうだつで、貞光独自のものである。

  • 大通りから脇道にそれると、「祇園小路」などと名前の付いた小道がある。なかなかしゃれた名前の道である。

    大通りから脇道にそれると、「祇園小路」などと名前の付いた小道がある。なかなかしゃれた名前の道である。

  • ちょとした裏通りも風情を感じることが出来、まるで200年以上も前にタイムスリップでもしたみたいだ。

    ちょとした裏通りも風情を感じることが出来、まるで200年以上も前にタイムスリップでもしたみたいだ。

  • 立派な鬼瓦である。まるでそばを通る人をにらみつけているようだ。

    立派な鬼瓦である。まるでそばを通る人をにらみつけているようだ。

  • 商店の名前も古めかしく表示されていて、街全体で統一がとれているような気がする。

    商店の名前も古めかしく表示されていて、街全体で統一がとれているような気がする。

  • 庭先にきれいな花を咲かせた樹木がある。バラ科サクラ属の「郁李( いくり )」という名前の花だ。

    庭先にきれいな花を咲かせた樹木がある。バラ科サクラ属の「郁李( いくり )」という名前の花だ。

  • 少し大きくしてみてみると、確かに桜の花とよく似ている。

    少し大きくしてみてみると、確かに桜の花とよく似ている。

  • 「貞光劇場」であるが、この日は休業日とのことで、内部の見学は出来なかった。

    「貞光劇場」であるが、この日は休業日とのことで、内部の見学は出来なかった。

  • 昼食時にぶらりと入った食堂で、地元の食べ物を食べてみたいと思ったが、特別そのようなものはなかった。そこで店の人にお勧めを尋ねたところ、徳島ラーメンはいかがですけと言われたので、それを注文してみた。<br /><br />しばらくして店先にある鉄板で野菜をいため始めたが、最初他の客用かと思っていたら、そうではなくそれは小生のラーメンの具となるものであった。この店はお好み焼きも兼ねていた。

    昼食時にぶらりと入った食堂で、地元の食べ物を食べてみたいと思ったが、特別そのようなものはなかった。そこで店の人にお勧めを尋ねたところ、徳島ラーメンはいかがですけと言われたので、それを注文してみた。

    しばらくして店先にある鉄板で野菜をいため始めたが、最初他の客用かと思っていたら、そうではなくそれは小生のラーメンの具となるものであった。この店はお好み焼きも兼ねていた。

  • 注文したラーメンだが、これが「徳島ラーメン」とでも言うのだろうか。スープがかなり濃厚である。

    注文したラーメンだが、これが「徳島ラーメン」とでも言うのだろうか。スープがかなり濃厚である。

  • 次に脇町を訪ねるために穴吹駅に来た。ここから脇町まで行くのが大変だ。バスは通っていないので( 数年前まではあった模様だが )、歩くかタクシーかのどちらかしかない。歩くとおよそ30分から40分もかかりそうなので、タクシーで行くことにした。

    次に脇町を訪ねるために穴吹駅に来た。ここから脇町まで行くのが大変だ。バスは通っていないので( 数年前まではあった模様だが )、歩くかタクシーかのどちらかしかない。歩くとおよそ30分から40分もかかりそうなので、タクシーで行くことにした。

  • 脇町劇場「オデオン座」

    脇町劇場「オデオン座」

  • ここは旅館で、かなりの老舗のようであった。

    ここは旅館で、かなりの老舗のようであった。

  • ある一軒の民家に雛人形が飾ってあった。「ご自由にご覧ください」との張り紙があったので中に入り観させていただいた。

    ある一軒の民家に雛人形が飾ってあった。「ご自由にご覧ください」との張り紙があったので中に入り観させていただいた。

  • この街並みは何度見ても見飽きない。

    この街並みは何度見ても見飽きない。

  • これが「うだつ」である。

    これが「うだつ」である。

  • この家は「吉田家住宅」で、寛政4年に建てられ、美馬市脇屋町最大の床面積を持つ、かつての藍商の家である。<br /><br />2階に見える2つの窓は「虫籠窓」と言われる格子窓の一種であるが、まるで虫籠のような形をしてることからつけられた窓である。

    この家は「吉田家住宅」で、寛政4年に建てられ、美馬市脇屋町最大の床面積を持つ、かつての藍商の家である。

    2階に見える2つの窓は「虫籠窓」と言われる格子窓の一種であるが、まるで虫籠のような形をしてることからつけられた窓である。

  • 外から見た虫籠窓を今度は中から見てみた。

    外から見た虫籠窓を今度は中から見てみた。

  • 日本の伝統的な建物が連なる通りに一風か変わった家があつた。全体的な建物は和風建築であるが、1階左側を見ると想像もできないようなものがあった。

    日本の伝統的な建物が連なる通りに一風か変わった家があつた。全体的な建物は和風建築であるが、1階左側を見ると想像もできないようなものがあった。

  • それは洋風の水色の飾りに縁どられた張り出した部分である。

    それは洋風の水色の飾りに縁どられた張り出した部分である。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 銭形幸一さん 2014/04/11 23:13:05
    見事な街並みですね!
    こんばんは。
    帰国後は日本らしい風景を求めてあちこち足を伸ばされているようで。
    海外旅行どころか赴任なさってらっしゃったので日本の風景が新鮮に映るものなのかと存じ上げます。
    私も海外旅行から帰ってきた後に見る日本の風景に愛おしさを感じます。
    Tamegaiさんと比べればほんの短期間にすぎないのですけどね(笑)。

    私もこういう町並み大好きです。
    中国の水郷古鎮、烏鎮と家の造りがどことなく似ているように感じられます。
    うだつが向こうにもありますので。

    西日本、私の未知のエリアですが素晴らしい場所がたくさんありそうですね。
    貞光と脇町のような魅力的な場所があっただなんて初めて知りました。

    Weiwojing

    Weiwojingさん からの返信 2014/04/12 06:39:10
    RE: 見事な街並みですね!
    こんにちは。

    いつもご訪問そしてご投票をいただき、ありがとうございます。

    外国に住んでいると、やたらに日本の食べ物が恋しくなる時があります。それと同じように日本的な風景に恋い焦がれる時もあります。それで帰国してからしばらくは日本的なものを求めて、動き回りました。それが今回の四国旅行です。

    四国は全く初めてですので、本でいろいろ調べると、貞光や脇町のような古い町があるのを知り、ぜひ訪ねてみたいと思った訳です。

    中国の水郷古鎮の烏鎮などとどことなく雰囲気が似ていますね。私も烏鎮は好きです。今回初めてうだつというものを見ました。次回は香川県や高知県も訪ねてみたいです。

    ありがとうございます。

    Tamegai

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