イグアスの瀧、ブラジルサイド....イグアスは、アルゼンチン側とブラジル側、両サイドから異なった顔が見えるのよ（イグアス／パラナ州／ブラジル）1

2014/03/08 - 2014/03/08

１９９９年駐在中の友人を頼って初めてブラジル・イグアスの地を踏んで以来です。

実に１５年ぶりにイグアスとの再会となります。

以前は、乾季９月であったせいか、水はそれほど大量だったという記憶はなく、なんとも見応えのない場所だと思った事だけ鮮明に覚えています。

ああ..あれれれ......あれからもう...１５年かぁぁ.....。


水の流れよりも....その年月の流れに感無量.....。


??あ?あ?川の流れの様ぉぉ?にぃぃぃ??のフレーズが頭の中でリフレイン....


そんなイグアスの瀧に、日本からの出張者を連れて日帰ツアーです。

ちょうど、カーニバルが終わった次の週（まさにチャンピオンカーニバルが開かれる日）であった為なのか....、

サンパウロ-イグアス間の国内往復フライト代（僅か１時間４０分前後の飛行距離）が、

な..なんと1558レアル（約７万円）/1名もしました....。

現地側で雇ったお客の為の日本語ガイドさんが1203レアル（約5万円）....。


くっ??.........いやはや...なんとも.....。

今のブラジルって物価が高すぎて、高すぎて、国内移動だからといって迂闊に旅行ができる国ではなくなって参りました.......。


...今のブラジルの物価....異常！！

エリア イグアスの滝周辺(ブラジル)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ラタム航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ＡＭ10:15サンパウロ（グゥアルーリョス国際空港）発のＴＡＭ（タン航空）に乗って、日本からの訪問者と共に「FOZ DO IGUACU空港」へ一途。

夏だというのに毎日、雨続きで肌寒いサンパウロから飛行機に乗ると、これまた機内はガンガン冷房が効いて、寒い、寒い....。

ブランケットを頼んだところ、「国際線じゃないので...準備してないんです...」と申し訳なさそうに謝ってくれるアテンダントのお姐さん.......。

こんな高額のフライトなのに.......。

でも、彼女達は悪くありません。悪くない...悪くない...と心の中で呪文の様に心で呟く私....。

八つ当たりしてはいけません。悪いのは、ＴＡＭという航空会社が悪いんです.....。


.......でも、漸く着いたイグアス。機外に出ると、この天気！晴天なり！！

温度は.....３５度を越えています！

あああ〜夏は、やっぱこうじゃなくっちゃ！！暑いの最高っ〜〜〜〜！

天気が良いと、気分も晴れます。

ところで....アルゼンチンからアプローチして来るアウストラル航空は、一説によるとイグアスの瀧の上空を過剰・危険サービスで、旋回してくれるという（都市伝説的な）噂があります.......

今回、我々はブラジルからのアプローチなので、イグアスの瀧は、見えなんだろ〜なぁ〜と.....左手に見えるイタープーダムをぼ〜っと眺めていると......

着陸姿勢に入り機種を下に向けアプローチをしていた飛行機が、いきなり急上昇！

なんと、無風/天気で見通しも良く、他に飛行機なんかいない中、どういうことか.....アプローチのやり直し....（その間アナウンスも一切なし）


機内が　どよめく中..急上昇......

その窓の外に.....な...なんと右手にあのイグアスがぁぁぁ.....上空からあぁぁぁぁ〜見える〜〜じゃないですかぁぁぁ.....。

おおおおっ〜〜す...すげぇぇ....


これもあの噂のイグアスの上空を飛ぶ過剰サービスなのかぁ..？

...まさかねぇ...。

↑
そして、空港から出迎えのバンに揺られて約２５分。
【イグアス国立公園 Parque Nacional Do IGUACU】に到着します。


ＰＳ）
ところで帰りの飛行機でフライト中に「ロックンロール風」にコブシを利かせた機内アナウンスをし乗客を盛り上げる機長。

....確信しました。

彼らは....完全に.....遊んでいます......。

さて、国立公園の入口でチケットを購入し（この時身分証明書が必要ナリ）、更にバスで１５分程奥に入ると滝に着きます。



そこでまず何よりも（滝よりも）女の子達を脅かすのは....こいつらです。

アナグマ（ハナグマか？）と言われていますが、アライグマの一種のクァチ（Quati）というようです。

人間慣れしていて、そこいら中をたくさんで歩き回っています。

近くにいた女の子は持っていたカバンを引っ張られ、悲鳴を上げています　笑。

高崎山のおサル殿や奈良公園のお鹿様たちに比べれば、手癖は悪くない...と思うのですが、なんせ気を許すと、足元をトコトコと我が物顔で歩いている為、

動物嫌いの方には、かなり辛いでしょうね.....苦笑。

ひっ！

でも、山ほどいるので、ここの名物（：生物体）....といえます。


↑
ハバイアナスのビーサンにもそのキャラクターが描かれています。

ひっ！

普通に　こういうやつもノッシのっしと歩いています。

さすがにアナグマのように、人には寄って来ませんが、歩いていると普通に視界内に現れます。

ブラジル人は動物を大切にする国民なので、動物や野鳥も気を許しまくりです...。

中南米のどこにでもいる「オオハシ」です。

ブラジルでは「トゥカーノ」と呼ばれています。

サンパウロのゴルフ場でも時々野生のトゥカーノの群れを見ることもあります..。

おおおっ......見えてきました....。


イグアスです！

今の時期、比較的水量が多いらしく、水も茶色に濁っています。

ところで【イグアス】という意味は、グアラニー語で「大なる水」。

でた〜ぁ！グアラニー〜。

以前投稿したパラグアイゴルフ日記にも書きましたが、

もし宜しければ（http://4travel.jp/travelogue/10782102）...

グアラニー族とは、主にパラナ川からパラグアイ川にかけてのラ・プラタ地域（現在の地域でアルゼンチン、ボリビア東部、パラグアイ、ウルグアイ）に住んでいた先住民族です。

優秀で平和主義な民族だった様でスペインのキリスト伝導に一役買いました。

この辺りの情景はロバートデニーロ主演の「ミッション」という映画にて描写されています。

とはいえ....大昔の映画ですが....。

グアラニーの子孫と思われる方をブラジルの大都会では目にする事は余りないのですが、隣のパラグアイとかボリビアに行くと街中にそうと思われる顔立ちの方が山ほどいます（混血がかなり進んでいるそーですが...）。

パラグアイ人に限って言えば、自分達はグアラニーの子孫とまでいう人達が沢山います。

自分が先住民族の子孫だと胸を張っていえる国民はすばらしい〜ですね。


パラグアイ人はグアラニー語を話せる人が昔から多いようです。

それは、この国がスペインに統治され搾取されていた時代に、スペイン人には聞かれたくない内容を話す時、スペイン人らが理解できない言葉、自分達だけが通じ合えるツールが、グアラニー語という形で言葉として生き残ってきたという歴史があるようです。

従って、現在でもパラグアイではグアラニー語が普通に使われています。

ところで

この滝の前では、殆ど必ずと言って良いほど【世界３大瀑布（せかいさんだいばくふ）】って言葉を日本人は発していますね.......笑。


それにしても..瀑布って.........なんとも大げさな発音です......。

しかし....その３大の基準は........？

明確な基準がある訳ではなく、選定された経緯は不明らしいのですが...笑

日本では一般的にこの３大瀑布とは、

●南米大陸のアルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝
●アフリカ大陸のジンバブエとザンビアにまたがるヴィクトリアの滝
●北米大陸のアメリカ合衆国とカナダにまたがるナイアガラの滝

の３つの滝を指しており、いずれの滝も国境の役割も果たしているのが特徴なのだそーです。

ちなみに、落差が最大の滝は南米大陸ベネズエラのエンジェルフォールだそうーですが、何故か世界３大瀑布に数えられることはほとんど無いそーです....。

どうして......?


国境を接していないからか、行きやすい場所でないからか....





.......つづく.......。

この旅行記へのコメント （4）

• Boa Viagemさん 2014/03/17 12:12:10

  迫力〜！2週間違いで同じ場所へ！

  コタ1号さん
  
  Hola!/ Oi！
  
  只今、アルゼンチンのEl Calafateに来ています。
  3/22日にIguazu en Agetina
  3/23日にIguaçu no Brasil
  まいりまーす！
  3/23-29日o Rio
  São Pauloにいって教授に合うかやめるか？？
  フライト代すごい！ビジネスクラスですか？欧州往復とは別に南米内は800ユーロ10万円払ったかな。Buenos Aires →El Calafate →Buenos Aires → Iguaçu →o Rio
  アルゼンチン内はArgentinian Airlinesですが、ブラジル内は別立て。
  上空飛行楽しみ！
  Iguaçu右サイドがいいのでしょうか？Rioもどっちだったかな？
  
  楽しみなコタさまワールド！
  
  Tchiau Ciao
  
  
  
  

  コタ(Kota)１号さん からの返信 2014/03/24 08:35:49

  RE: 迫力〜！2週間違いで同じ場所へ！

  ご旅行に出られました頃でしょうか。楽しんでおられるでしょうか。
  
  啓蟄・日本の春分を過ぎた途端、少し肌寒くなった（日本の真裏なんです。季節も正反対）サンパウロ。
  
  リオはまだ暑いでしょうが、ブエノスアイレスは少し寒いかもしれませんね。
  
  お風邪を引きませぬよう。
  
  コタ＠

• わんぱく大将さん 2014/03/17 11:50:50

  こりゃ、凄い！

  コタ１号さん
  
  長いシャワーですんません。途中水が出んようになって。イグアスの水、送ってくれ〜、どばー、身体ごと排水溝に流されてしまうがな。
  滝はおばんのション便ではあかんね。やっぱりこれくらいの迫力でないと。
  もう、寝る。
  
  　大将

• わんぱく大将さん 2014/03/17 07:32:09

  おお、いい流れだ

  コタ１号さん
  
  先に風呂にはいる。その後で。　　大将