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東北縦断湯けむり紀行の二日目は、名湯の誉れ高き東鳴子温泉と、峠を越えて山形県側に静かに佇む赤倉温泉を訪ねる。東鳴子温泉では、黒湯で有名な高友旅館を訪ねた。その後、食事を兼ねて隣の鳴子温泉でも立ち寄り湯。さらに、県境を越えて最上の名湯赤倉温泉では、湯船の下が自然の岩盤という岩風呂を堪能した。そして、宿を取った横手では、居酒屋で地元の方と意気投合。温泉に入るのも忘れて、遅くまで語らってしまった。<br /><br />(2022.01.07 投稿)

東北縦断湯けむり紀行【2】~東鳴子温泉と赤倉温泉~

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2013/12/29 - 2013/12/29

3位(同エリア114件中)

旅行記グループ 東北縦断湯けむり紀行

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旅猫

旅猫さん

東北縦断湯けむり紀行の二日目は、名湯の誉れ高き東鳴子温泉と、峠を越えて山形県側に静かに佇む赤倉温泉を訪ねる。東鳴子温泉では、黒湯で有名な高友旅館を訪ねた。その後、食事を兼ねて隣の鳴子温泉でも立ち寄り湯。さらに、県境を越えて最上の名湯赤倉温泉では、湯船の下が自然の岩盤という岩風呂を堪能した。そして、宿を取った横手では、居酒屋で地元の方と意気投合。温泉に入るのも忘れて、遅くまで語らってしまった。

(2022.01.07 投稿)

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 旅の二日目。7時半前に宿を出て、まずは駅近くの朝市を訪れた。東四青果食品市場ビルと仙台アメ横ビルに挟まれた狭い道にあるのだが、仙台駅前にありながら、とても風情のある界隈だった。

    旅の二日目。7時半前に宿を出て、まずは駅近くの朝市を訪れた。東四青果食品市場ビルと仙台アメ横ビルに挟まれた狭い道にあるのだが、仙台駅前にありながら、とても風情のある界隈だった。

  • その朝市は、何でもあると言った感じで、見ているだけでも楽しかった。写真を撮っていると、店の方から『こっちも撮ってよ!』と声が掛かったりと、活気もあり、仙台の台所の雰囲気が感じられた。

    その朝市は、何でもあると言った感じで、見ているだけでも楽しかった。写真を撮っていると、店の方から『こっちも撮ってよ!』と声が掛かったりと、活気もあり、仙台の台所の雰囲気が感じられた。

  • 仙台駅を7時46分に出る普通列車に乗車。松島駅辺りまでは穏やかだったが、しばらくすると、外は吹雪となった。車窓は真っ白となり、再び雪国の景色である。鳴瀬川を渡ると、まもなく終点の小牛田駅に到着した。

    仙台駅を7時46分に出る普通列車に乗車。松島駅辺りまでは穏やかだったが、しばらくすると、外は吹雪となった。車窓は真っ白となり、再び雪国の景色である。鳴瀬川を渡ると、まもなく終点の小牛田駅に到着した。

  • 小牛田駅からは、9時07分発の陸羽東線に乗り換えるのだが、予定より一本前の列車に乗ってしまったので、20分ほど待つことになった。雪は相変わらず降っていて、ホームにいてもすぐに雪まみれになる。列車の車体にも氷柱が出来ていた。

    小牛田駅からは、9時07分発の陸羽東線に乗り換えるのだが、予定より一本前の列車に乗ってしまったので、20分ほど待つことになった。雪は相変わらず降っていて、ホームにいてもすぐに雪まみれになる。列車の車体にも氷柱が出来ていた。

  • 小牛田駅を出ると、しばらくは降ったり止んだりの天気が続いた。岩出山駅辺りからはしばらく青空ものぞいていたが、川渡温泉駅を過ぎるころからは再び大雪になった。

    小牛田駅を出ると、しばらくは降ったり止んだりの天気が続いた。岩出山駅辺りからはしばらく青空ものぞいていたが、川渡温泉駅を過ぎるころからは再び大雪になった。

  • この日はまず、名湯で知られる東鳴子温泉へと向かう。最寄の鳴子御殿湯駅で下車。駅の周辺は、雪で真っ白だった。

    この日はまず、名湯で知られる東鳴子温泉へと向かう。最寄の鳴子御殿湯駅で下車。駅の周辺は、雪で真っ白だった。

  • 高友旅館の方へ歩いて行くと、民家の軒に雪が40cm近く積もっている。この辺りは、宮城県でも雪が多いようだ。

    高友旅館の方へ歩いて行くと、民家の軒に雪が40cm近く積もっている。この辺りは、宮城県でも雪が多いようだ。

  • 大雪の中を数分歩くと、目指す高友旅館に辿り着いた。そこは、黒湯で有名な宿。一度その名湯に入ってみたかったのだ。

    大雪の中を数分歩くと、目指す高友旅館に辿り着いた。そこは、黒湯で有名な宿。一度その名湯に入ってみたかったのだ。

    東鳴子温泉 黒湯の高友旅館 宿・ホテル

  • 建物は古いが、中は小奇麗である。宿の方の対応も気持ちよく、早速、自慢の温泉を使わせてもらうことにした。立ち寄り湯は、500円であった。

    建物は古いが、中は小奇麗である。宿の方の対応も気持ちよく、早速、自慢の温泉を使わせてもらうことにした。立ち寄り湯は、500円であった。

  • まずは、ひょうたん風呂へ入る。窓が開いていたが、雪が降っているのでまったく寒くなかった。小さな湯船で、3人入るのがやっとという感じ。それでも、湯は素晴らしく、ずっと入っていたいほどの絶妙な泉温であった。源泉は50度近いが、湯船に入る頃にはちょうどよくなるようだ。

    まずは、ひょうたん風呂へ入る。窓が開いていたが、雪が降っているのでまったく寒くなかった。小さな湯船で、3人入るのがやっとという感じ。それでも、湯は素晴らしく、ずっと入っていたいほどの絶妙な泉温であった。源泉は50度近いが、湯船に入る頃にはちょうどよくなるようだ。

  • その後、廊下を通って本命の黒湯へと向かう。高友旅館は、かなり年季の入った建物だが、木の温もりが感じられ、秘湯感も色濃く漂っていた。

    その後、廊下を通って本命の黒湯へと向かう。高友旅館は、かなり年季の入った建物だが、木の温もりが感じられ、秘湯感も色濃く漂っていた。

  • 黒湯の入口まで来ると、一段と秘湯感が湧いて来た。奥に女性専用もあったが、基本的には、手前の混浴大浴場がこの宿の象徴である。

    黒湯の入口まで来ると、一段と秘湯感が湧いて来た。奥に女性専用もあったが、基本的には、手前の混浴大浴場がこの宿の象徴である。

  • 浴室に入ると、湯気がもうもうと立ち込めている。湯は茶褐色に見えるが、入ってみるとかなり黒みがかっていた。強い油の臭いが漂い、温泉好きには堪らない。硫黄分も含まれているらしく、硫化水素臭もある。浴感も素晴らしく、まさしく名湯である。

    浴室に入ると、湯気がもうもうと立ち込めている。湯は茶褐色に見えるが、入ってみるとかなり黒みがかっていた。強い油の臭いが漂い、温泉好きには堪らない。硫黄分も含まれているらしく、硫化水素臭もある。浴感も素晴らしく、まさしく名湯である。

  • 一段高くなった場所にもう一つ湯船があった。プール風呂と言うらしいが、広くは無い。少し温めだが、こちらの方が暗い灰色で、黒湯といった感じだった。信州高山温泉郷の五色温泉の混浴露天風呂のようであった。

    一段高くなった場所にもう一つ湯船があった。プール風呂と言うらしいが、広くは無い。少し温めだが、こちらの方が暗い灰色で、黒湯といった感じだった。信州高山温泉郷の五色温泉の混浴露天風呂のようであった。

  • 黒湯を堪能し、高友旅館を後にした。雪は降り続いていたが、よく温まるという黒湯のおかげで寒くは無い。線路を挟んで反対側にある東鳴子温泉街を少し歩いてみたが、こちらもなかなか情緒があり、趣のある温泉があるらしいので、次回はこちらに来てみようと思う。

    黒湯を堪能し、高友旅館を後にした。雪は降り続いていたが、よく温まるという黒湯のおかげで寒くは無い。線路を挟んで反対側にある東鳴子温泉街を少し歩いてみたが、こちらもなかなか情緒があり、趣のある温泉があるらしいので、次回はこちらに来てみようと思う。

  • 11時51分発の列車は、4分遅れてやってきた。宮城県と山形県の県境辺りはかなりの大雪らしく、列車の遅れが少し出ているようだ。一駅乗り、終点の鳴子温泉駅に到着。次の列車まで1時間少々あるので、久しぶりに鳴子温泉にも立ち寄ってみることにした。

    11時51分発の列車は、4分遅れてやってきた。宮城県と山形県の県境辺りはかなりの大雪らしく、列車の遅れが少し出ているようだ。一駅乗り、終点の鳴子温泉駅に到着。次の列車まで1時間少々あるので、久しぶりに鳴子温泉にも立ち寄ってみることにした。

  • ちょうど昼時なので、駅前の食堂でラーメンを食べる。寒い冬には、やはりラーメンが最高だ。あっさりめのスープに、厚めのばら肉の叉焼となるとが載っていた。

    ちょうど昼時なので、駅前の食堂でラーメンを食べる。寒い冬には、やはりラーメンが最高だ。あっさりめのスープに、厚めのばら肉の叉焼となるとが載っていた。

    まるぜん お土産屋・直売所・特産品

  • まだ時間があるので、適当に選んだ旅館で立ち寄り湯をする。大きな旅館だったので、大浴場は綺麗すぎてがっかりであった。内湯には、とろろ昆布のような大きな湯の花が舞っていたが、あまり美しいとは言えない。だが、露天風呂からの鳴子温泉の景色は良かった。<br />※『ますや旅館』は、現在、大江戸温泉物語となっています。

    まだ時間があるので、適当に選んだ旅館で立ち寄り湯をする。大きな旅館だったので、大浴場は綺麗すぎてがっかりであった。内湯には、とろろ昆布のような大きな湯の花が舞っていたが、あまり美しいとは言えない。だが、露天風呂からの鳴子温泉の景色は良かった。
    ※『ますや旅館』は、現在、大江戸温泉物語となっています。

    大江戸温泉物語 鳴子温泉ますや 宿・ホテル

  • 駅へと戻り、13時発の列車に乗り込んで待っていると、小牛田駅からの列車が雪で遅れているとのこと。結局、その列車との接続を取ってから7分遅れて出発。車内は、乗り換え客で満員となった。次の目的地は赤倉温泉だったが、駅前からのバスが13時29分なので、このままの遅れで行くと着くのは28分。これはまずいなと思っていると、峠越えで徐行した関係で、さらに1分遅れの29分に赤倉温泉駅に到着。急いで駅前に出ると、バスも遅れていて間に合った。

    駅へと戻り、13時発の列車に乗り込んで待っていると、小牛田駅からの列車が雪で遅れているとのこと。結局、その列車との接続を取ってから7分遅れて出発。車内は、乗り換え客で満員となった。次の目的地は赤倉温泉だったが、駅前からのバスが13時29分なので、このままの遅れで行くと着くのは28分。これはまずいなと思っていると、峠越えで徐行した関係で、さらに1分遅れの29分に赤倉温泉駅に到着。急いで駅前に出ると、バスも遅れていて間に合った。

  • 乗車したバスは、最上町町営バスの向町・一刎線。乗客は私だけだった。運転手と話をしながら赤倉温泉へと向かう。途中の道沿いは、美しい雪景色であった。

    乗車したバスは、最上町町営バスの向町・一刎線。乗客は私だけだった。運転手と話をしながら赤倉温泉へと向かう。途中の道沿いは、美しい雪景色であった。

  • 駅前から赤倉温泉バス停までは、10分ほどだった。降り立ったバス停も、雪に埋もれている。立ち寄り湯を考えていた『湯守の宿三之亟』はバス停の目の前にあった。

    駅前から赤倉温泉バス停までは、10分ほどだった。降り立ったバス停も、雪に埋もれている。立ち寄り湯を考えていた『湯守の宿三之亟』はバス停の目の前にあった。

  • 立ち寄り湯をお願いすると、ここでも気持ちよく応対していただいた。浴場は奥まったところにあり、脱衣所は男女別だったが、中は完全な混浴である。浴室はとても広く、大きな岩がどんと迫り、内湯とは思えない感じであった。湯船は大きなものと小さなもの、そして、奥の少し高い場所にも打たせ湯付の湯船があった。

    立ち寄り湯をお願いすると、ここでも気持ちよく応対していただいた。浴場は奥まったところにあり、脱衣所は男女別だったが、中は完全な混浴である。浴室はとても広く、大きな岩がどんと迫り、内湯とは思えない感じであった。湯船は大きなものと小さなもの、そして、奥の少し高い場所にも打たせ湯付の湯船があった。

    湯守の宿 三之亟 宿・ホテル

    足を滑らすと深みにはまる湯 by 旅猫さん
  • どの湯船も底は自然の岩盤で、かなり起伏がある。そのため、慎重に入らないと深みにはまる。深湯は、一番深いところで140cmもあるそうだ。源泉が60度近くあるので、脇を流れる小国川へ配管を通し湯温を下げているそうである。さらに、湯船の底からも源泉が浸み出しているため、湯は透明だが、蔦温泉などと同じように湯に力がある感じだ。

    どの湯船も底は自然の岩盤で、かなり起伏がある。そのため、慎重に入らないと深みにはまる。深湯は、一番深いところで140cmもあるそうだ。源泉が60度近くあるので、脇を流れる小国川へ配管を通し湯温を下げているそうである。さらに、湯船の底からも源泉が浸み出しているため、湯は透明だが、蔦温泉などと同じように湯に力がある感じだ。

  • 打たせ湯のある湯船の近くには洞窟のようなものもあった。以前は、ここからも湯が沸いていたようである。この温泉は熱めで長湯には向かないが、最後まで貸切でゆっくり楽しむことが出来た。

    打たせ湯のある湯船の近くには洞窟のようなものもあった。以前は、ここからも湯が沸いていたようである。この温泉は熱めで長湯には向かないが、最後まで貸切でゆっくり楽しむことが出来た。

  • 露天風呂もあったが、時間が悪く入ることが出来なかった。その脱衣所前の窓からは、温泉街の景色が眺められた。すぐ前には小国川が流れ、なかなか良い景色であった。

    露天風呂もあったが、時間が悪く入ることが出来なかった。その脱衣所前の窓からは、温泉街の景色が眺められた。すぐ前には小国川が流れ、なかなか良い景色であった。

  • 玄関へ戻る途中に、ひょうたん風呂があった。小さな湯舟であったが、湯が溢れだし、まさに掛け流し。温泉好きの心を打つ光景である。<br />

    玄関へ戻る途中に、ひょうたん風呂があった。小さな湯舟であったが、湯が溢れだし、まさに掛け流し。温泉好きの心を打つ光景である。

  • ゆっくり赤倉の湯を堪能した後、バスの時間まで温泉街を散策。とは言え、雪深く、外を歩いている人は疎らである。結局、地元の人に3人出会っただけで、観光客の姿はまったく無かった。橋の上からは、先ほど入った三之亟も見えた。赤倉温泉は、すべての宿が自家源泉を持っているそうである。いつか、泊りがけで来てみたい。

    ゆっくり赤倉の湯を堪能した後、バスの時間まで温泉街を散策。とは言え、雪深く、外を歩いている人は疎らである。結局、地元の人に3人出会っただけで、観光客の姿はまったく無かった。橋の上からは、先ほど入った三之亟も見えた。赤倉温泉は、すべての宿が自家源泉を持っているそうである。いつか、泊りがけで来てみたい。

    赤倉温泉 温泉

    豪雪地帯にある静かないで湯 by 旅猫さん
  • 14時48分発のバスは、2分遅れてやってきた。運転手は往きと同じ方で、また会話をしながら駅へと戻る。結局、帰りも乗客は私だけだった。路線バスの未来は暗い。今のうちに、色々なところへ行っておかないと、辿り着けなくなる場所が増えてしまうだろう。

    14時48分発のバスは、2分遅れてやってきた。運転手は往きと同じ方で、また会話をしながら駅へと戻る。結局、帰りも乗客は私だけだった。路線バスの未来は暗い。今のうちに、色々なところへ行っておかないと、辿り着けなくなる場所が増えてしまうだろう。

  • 赤倉温泉駅のホームには、雪がかなり積もっていた。昼間は2,3時間列車が来ないし、利用客も少ないので除雪も必要ないのである。線路も雪に埋もれていた。

    赤倉温泉駅のホームには、雪がかなり積もっていた。昼間は2,3時間列車が来ないし、利用客も少ないので除雪も必要ないのである。線路も雪に埋もれていた。

  • 15時20分発の新庄行が、雪を巻き上げながらやってきた。遅れて来ると思って覚悟していたのだが、何と定時にやって来た。車内もガラガラで、あとはのんびり車窓の旅となった。

    15時20分発の新庄行が、雪を巻き上げながらやってきた。遅れて来ると思って覚悟していたのだが、何と定時にやって来た。車内もガラガラで、あとはのんびり車窓の旅となった。

  • 終点の新庄駅には、16時過ぎに到着した。ここから奥羽本線の普通列車に乗り換え、今宵の宿がある横手駅へと向かう。16時18分に新庄駅を出発。夜の帳が降りはじめた景色の中を走り、横手駅には8分遅れて17時51分に着いた。外はすでに真っ暗で、雪が降りしきる中を宿へと急いだ。

    終点の新庄駅には、16時過ぎに到着した。ここから奥羽本線の普通列車に乗り換え、今宵の宿がある横手駅へと向かう。16時18分に新庄駅を出発。夜の帳が降りはじめた景色の中を走り、横手駅には8分遅れて17時51分に着いた。外はすでに真っ暗で、雪が降りしきる中を宿へと急いだ。

  • 宿に荷物を置き、すぐに外へ出る。横手は3回訪れていて、いつも同じ宿に泊まっている。その宿のすぐ近くに、その宿が経営する小奇麗な焼鳥屋があり、その店に腰を落ち着けた。その店も、来る度に寄っているのだが、女将が秋田美人の若い子に代わっていた。とりあえず、晩酌セット(980円)を注文。生麦酒又は日本酒2合に、焼鳥お好み3本と湯豆腐が付いて来るのでお得であった。

    宿に荷物を置き、すぐに外へ出る。横手は3回訪れていて、いつも同じ宿に泊まっている。その宿のすぐ近くに、その宿が経営する小奇麗な焼鳥屋があり、その店に腰を落ち着けた。その店も、来る度に寄っているのだが、女将が秋田美人の若い子に代わっていた。とりあえず、晩酌セット(980円)を注文。生麦酒又は日本酒2合に、焼鳥お好み3本と湯豆腐が付いて来るのでお得であった。

    鳥九 グルメ・レストラン

  • この店は、比内地鶏が看板なのだが、そちらは高く、セットの焼鳥は普通の鶏肉。それでも、充分美味しかった。女将さんや隣り合わせた地元の方との会話も楽しく、旅先での夜を満喫する。

    この店は、比内地鶏が看板なのだが、そちらは高く、セットの焼鳥は普通の鶏肉。それでも、充分美味しかった。女将さんや隣り合わせた地元の方との会話も楽しく、旅先での夜を満喫する。

  • 麦酒のあとは、地酒のセットを注文。頼んだのは横手セットで、横手周辺の地酒が3種類飲めるので、旅人には嬉しい。しばらく呑んでいると、隣に座っていた地元の方と話がさらに弾み、小一時間で切り上げるつもりが深みにはまる。その方も、日本酒は駄目と言われているのに呑み始めてしまい、ついには熱燗も数本転がる状態となった。結局、22時過ぎまで4時間半近く語らってしまった。おかげで、宿の温泉には、前回に続き、またも入れなかった。いつになったら、ここの温泉に入れるのだろう。

    麦酒のあとは、地酒のセットを注文。頼んだのは横手セットで、横手周辺の地酒が3種類飲めるので、旅人には嬉しい。しばらく呑んでいると、隣に座っていた地元の方と話がさらに弾み、小一時間で切り上げるつもりが深みにはまる。その方も、日本酒は駄目と言われているのに呑み始めてしまい、ついには熱燗も数本転がる状態となった。結局、22時過ぎまで4時間半近く語らってしまった。おかげで、宿の温泉には、前回に続き、またも入れなかった。いつになったら、ここの温泉に入れるのだろう。

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この旅行記へのコメント (14)

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  • rupannさん 2014/02/06 21:18:59
    渋〜〜〜ぃ温泉旅♪
    旅猫さん、おばんです〜

    埋もれてしまいそうな豪雪っぷりの温泉旅ですねぇ

    温泉もこだわりまくりですねぇ

    旅先のお酒で盛り上がる これまた たまりまへんなぁ

    by rupann♪

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/02/06 22:05:19
    RE: 渋〜〜〜ぃ温泉旅♪
    rupannさん、こんばんは〜

    渋い温泉旅を読んでいただきありがとうございます(^^)

    昨年末の東北は、大雪でしたよ。
    でも、おかげで湿気があって暖かかったです。

    温泉は、もうばっちりでした!
    横手の夜も最高に楽しかったですし(^^)
    二日酔いにならなかったのが不思議なくらい(爆)

    旅猫
  • 讃岐おばさんさん 2014/02/06 18:10:51
    温泉三昧!
    こんばんは〜
    羨ましい温泉三昧です!
    こうしてのんびり列車で温泉地を巡るのも素敵ですね。
    東北はまだ未踏の地です。
    いつか、こうして回ってみたいです。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/02/06 22:01:52
    RE: 温泉三昧!
    讃岐おばさんさん、こんばんは。
    書き込みありがとうございます!

    久しぶりの年末年始9連休なので、
    これはどこかへゆっくりのんびり行かなくちゃと思い、
    思い切って東北温泉旅を決行しました。

    東北はまだ行かれたことが無いのですね!
    絶対にお勧めします。
    温泉も料理も、そして人もいいですよ〜

    旅猫
  • つきにこさん 2014/02/02 10:32:18
    黒湯
    こちらもまた興味深い温泉ばかり。

    立ち寄り湯巡り旅…いいですねー。

    黒湯も初めて知りました。
    雪景色も温泉につかりながら眺めてみたいです。

    でもバス停や線路も見えなくなるくらいの雪で
    遅れながらも電車もバスも運行しているのがすごいですね。
    雪国の生活は想像もつきませんが
    こちらだと雪がちょっと積もっただけで
    何本も運休になってしまいますもの。

    東北の温泉めぐりは四季折々楽しめそうですね。
    いつかきっと。。。

    つきにこ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/02/02 10:52:19
    RE: 黒湯
    つきにこさん、続けての書き込みありがとうございます。

    東鳴子も赤倉温泉も素晴らしかったです。
    立ち寄り湯でも、十分に堪能できました。
    黒湯は、特に良かったです。

    > でもバス停や線路も見えなくなるくらいの雪で
    > 遅れながらも電車もバスも運行しているのがすごいですね。
    そうなんですよ。
    日本の公共交通機関は、素晴らしいですよね。
    遅れても、走りますからね。
    除雪される方々の苦労は想像以上のものだと思います。

    東日本は、四季の違いがはっきりしているので、
    季節を変えて訪れると、また違った魅力を感じていいですね。

    ぜひ、東北へ!
    旅猫
  • みかりさん 2014/01/27 17:29:30
    温泉三昧!
    旅猫さん、こんにちは〜。

    旅の2日目は温泉三昧でしたね。鳴子と赤倉温泉どちらも良いな〜。
    黒湯って、全国的にも珍しいって言いますよね。

    都内の温泉もまっ黒だから昔は同じような泉質なのかな〜と思って
    いたんですけど、成分が違うと言いますもんね。1度堪能してみたいです。
    でも硫黄は良いけど、油くさいってどんな感じだろう?

    赤倉温泉も良い感じですね。東北ってすごく魅力的な温泉地も
    多いんだけど、上に行けば行くほど混浴風呂が多い気がする・・・(苦笑)

    やっぱり混浴風呂は、いくつになっても抵抗を感じてしまいますね・・・
    まっ、こちらが思うほど周りは見ていないのかもしれませんが。(笑)
    少しふやけそうですが・・・雪が降る中温泉三昧って羨ましい旅です。

    そして最後・・・地元の方と盛り上がって飲みまくりも羨ましい。
    私も先月は長めの一人旅だったので、最後の方はちょっぴり人恋しくなり
    夕飯時は、ホントに誰かについて行きたくなりました・・・

                                 みかり 

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/01/31 22:15:48
    RE: 温泉三昧!
    みかりさん、こんばんは〜
    いつもありがとうございます。
    お返事が遅くなりすみませんでした。

    東鳴子温泉は、鄙びていていい感じでした。
    すぐ隣に有名な鳴子温泉があるのに。
    黒湯は、かなりインパクトのある温泉ですね。
    気に入りました。

    オイル臭と言うのかな。
    下町の工場の匂いと言うか(^^;
    鉄分もあるので、錆臭さもありますよ。

    東北は、まだ混浴が多いですね。
    鄙びた一軒宿は特にそうですね。
    私も、まだ抵抗がありますけど、今回は貸切状態でしたので。

    地元の居酒屋で、地酒を飲みながら地元の人たちとしゃべるのは最高です。
    旅の醍醐味ですが、今回はちょっと飲み過ぎたかも(^^;

    旅猫
  • kodeyanさん 2014/01/27 07:42:15
    極上湯めぐり
    旅猫さん

    ヨダレが出そうな温泉をめぐってますね〜

    高友旅館の黒湯は油臭ですか、嗅いでみたい(笑)
    なんか女性用のみのようですがラムネ風呂があるみたいで
    気になっていました。
    いつか行ってみないといけませんね。

    湯守の宿三之亟も魅惑的な湯船ですね。
    赤倉温泉も個人的いつか行ってみたいリストの上位にランクインしてます。
    その日が来たら第一貨物保養所赤倉荘に泊まりたいな〜
    なんて思ってます。(ちょっとマニアック!?)

    ではでは☆彡

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/01/31 22:07:57
    RE: 極上湯めぐり
    kodeyanさん、こんばんは〜
    書き込みありがとうございます!
    お返事が遅くなりすみませんでした。

    今回の旅は、なかなかいい温泉ばかりでしたよ。
    高友旅館の黒湯は、かなり濃厚な臭いが充満していました。
    温泉好きには堪りませんよ(^^)
    そうそう、ラムネ風呂があるらしいですね。

    三之亟の湯船は、これまでは入った中でもかなり強烈でした。
    昔、川原から湯が沸いていたところに建てたのでしょうね。
    川底そのままって感じです。
    湯船の底から、今でも湯が浸み出しているというのが素晴らしいです。

    第一貨物保養所赤倉荘は会社の保養所なんですね。
    小さな湯船がいくつかあるようで。
    赤倉温泉は、隠れた名湯ですね。

    旅猫
  • pedaruさん 2014/01/27 06:24:19
    高友館
    猫旅さん お早うございます。

    何時もご訪問有難うございます。
    東鳴子温泉の高友旅館の写真を拝見しました。なんともいえない懐かしさがこみ上げてきました。半世紀も前の高等学校の生徒の私はクラスの友人と二人で、生意気にも温泉旅行に出かけたのです。群馬の田舎から東北線に乗り小牛田で乗り換え、東鳴子温泉の高友館という寂れた旅館に泊まりました。当時でもレトロな感じで、それを味わう感性もなく、ガラス窓の外の景色は何処にもある田園で観光地という雰囲気は全くない所でした。

    「鳴子温泉は行かないの?」などと女中さんに聞かれたような気がします。そちらに泊まれば良かったかな?などと後悔したものでした。
    そのあと、鳴子峽を見物してその景色には感動したものです。

    黒湯が有名だということも、初めて知りました。温泉の良さも分からず出かけた高校生ですから、湯船の様子も憶えていません。写真の様子ではかなりの年期が入っている建付けですので、当時から変わっていないのですね。地震にも耐えたのでしょうか?

    懐かしい昔を思い出させる旅行記を有難うございました。

    pedaru

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/01/31 22:01:26
    RE: 高友館
    pedaruさん、こんばんは。
    書き込みありがとうございます。
    お返事が遅くなりすみませんでした。

    高校生の時に温泉旅行とは渋いですねぇ。
    しかも、東鳴子温泉とは!
    半世紀前も、高友旅館はレトロな感じだったのですね。
    でも、何だか嬉しいです。

    お隣が鳴子温泉なので、東鳴子温泉は寂れていますね。
    でも、お湯はかなりいいと思います。
    黒湯は、温泉通の間ではかなり有名らしいです。
    地震の影響はわかりませんでした。

    旅猫
  • 天星さん 2014/01/26 23:04:17
    雪国ハード
    最近、気づいたのですが
    諸国見回り役もさることながら

    甲斐殿って、もうひとつ顔がありますね〜
    温泉奉行、まさに天職ではござらぬか!(大笑)

    マニアックな黒湯、大混浴場、洞窟と
    雪の季節にもめげず、温泉地帯の巡る
    越前殿も脱帽じゃあ(笑)

    雪国は、ハードでございますね〜
    一年のお疲れより、寒さが大変そう!

    塚原温泉の火口は歩いて500mもないですよ〜
    ただ交通の便が悪くて、塚原温泉まで行くには
    レンタカーか、タクシーでないと無理でございます。


    地獄奉行 えちご(笑)

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2014/01/27 00:02:01
    RE: 雪国ハード
    えちご殿

    地獄奉行就任、おめでとうございまする。
    こちらは、温泉奉行兼務と相成りました。

    越前殿ではなく、越中殿かな?
    雪山越えは、さすがに出来ませぬ(^^;

    いや実は、雪国は暖かいのですよ。
    雪が降り積もって湿度があるので、乾燥した東京なんかより過ごしやすいですよ。
    同じように、仙台は薄ら寒かったです。

    塚原温泉までの足が無いのですね。
    それは困りますねぇ。

    大涌谷は、地獄の中では大人しいほうですが、景色は雄大です。
    地獄なら、登別温泉、後生掛温泉、玉川温泉地獄谷、川原毛地獄、立山室堂の地獄谷なんかがお勧めですよ。
    地獄では無いですが、小安峡温泉の大噴湯も凄いです。

    ぜひ、東国の地獄巡察にも!
    甲斐の山猫

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