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モンゴル旅行5日目。<br />テレルジでの3日間の乗馬体験を終え、この日は経済成長著しいモンゴルの首都ウランバートルへ戻ります。<br /><br />と、その前に、ガイド氏が案内してくれたのは、最近のモンゴルにおける人気観光スポット、エルデネ村のチンギス・ハーン像テーマパーク。<br /><br />プリウスを駆ってダートの道をたどり、雄大な大草原を突き進んで行くと・・・緑の丘の向こうに見えてきたのは、青い空の下、銀色の光を放つ、高さ40mの巨大なチンギス・ハーンの騎馬像でした。<br /><br /><旅程表><br /> 2013年<br /> 8月12日(月) 成田→ウランバートル→テレルジ<br /> 8月13日(火) テレルジ<br /> 8月14日(水) テレルジ<br /> 8月15日(木) テレルジ<br />○8月16日(金) テレルジ→ウランバートル<br /> 8月17日(土) ウランバートル→成田

モンゴルの風(4) 大草原のチンギス・ハーン像

87いいね!

2013/08/16 - 2013/08/16

5位(同エリア104件中)

8

30

エンリケ

エンリケさん

モンゴル旅行5日目。
テレルジでの3日間の乗馬体験を終え、この日は経済成長著しいモンゴルの首都ウランバートルへ戻ります。

と、その前に、ガイド氏が案内してくれたのは、最近のモンゴルにおける人気観光スポット、エルデネ村のチンギス・ハーン像テーマパーク。

プリウスを駆ってダートの道をたどり、雄大な大草原を突き進んで行くと・・・緑の丘の向こうに見えてきたのは、青い空の下、銀色の光を放つ、高さ40mの巨大なチンギス・ハーンの騎馬像でした。

<旅程表>
 2013年
 8月12日(月) 成田→ウランバートル→テレルジ
 8月13日(火) テレルジ
 8月14日(水) テレルジ
 8月15日(木) テレルジ
○8月16日(金) テレルジ→ウランバートル
 8月17日(土) ウランバートル→成田

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.0
グルメ
4.0
交通
2.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
20万円 - 25万円
航空会社
ミアットモンゴル航空
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)

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  • 8月16日(金)<br />6時30分、テレルジ最後の朝です。<br /><br />一日中雨の降り続いた前日から一夜明け、まだいくらか雲は残っているものの、すき間から青空が見渡せるようになってきました。<br /><br />旅行中、ましてや海外旅行で雨が降り続くと、いつまで降り続けるんだろうと気が滅入ってしまうものですが、ここでようやく気持ちも晴れやかになってきました(笑)。

    8月16日(金)
    6時30分、テレルジ最後の朝です。

    一日中雨の降り続いた前日から一夜明け、まだいくらか雲は残っているものの、すき間から青空が見渡せるようになってきました。

    旅行中、ましてや海外旅行で雨が降り続くと、いつまで降り続けるんだろうと気が滅入ってしまうものですが、ここでようやく気持ちも晴れやかになってきました(笑)。

  • 8時、このミラージュツーリストキャンプでの最後の食事です。<br /><br />スープのように見えますが、実はお粥。<br /><br />スプーンで中をすくうとお米が出てきます。<br /><br />味は日本のお粥にバターで味付けしたようなやさしい感じの味で、朝にぴったりです。

    8時、このミラージュツーリストキャンプでの最後の食事です。

    スープのように見えますが、実はお粥。

    スプーンで中をすくうとお米が出てきます。

    味は日本のお粥にバターで味付けしたようなやさしい感じの味で、朝にぴったりです。

  • 朝食の後は帰り支度を整え、4泊したゲルを後にします。<br /><br /><br />・・・モンゴルに来る前は、いったいどんな生活が待ち受けているんだろうとドキドキしたゲルですが、電気は通り、ストーヴも炊けて寒い日でも中は暖かく(むしろ暑すぎるほど(笑))、静かで快適なキャンプ生活を送ることができました。

    朝食の後は帰り支度を整え、4泊したゲルを後にします。


    ・・・モンゴルに来る前は、いったいどんな生活が待ち受けているんだろうとドキドキしたゲルですが、電気は通り、ストーヴも炊けて寒い日でも中は暖かく(むしろ暑すぎるほど(笑))、静かで快適なキャンプ生活を送ることができました。

  • ミラージュツーリストキャンプともこれでお別れです。<br /><br /><br />乗馬をしたり、満点の星空を眺めたりして本当に楽しい余暇を過ごせただけに、名残り惜しくなってきますね。

    ミラージュツーリストキャンプともこれでお別れです。


    乗馬をしたり、満点の星空を眺めたりして本当に楽しい余暇を過ごせただけに、名残り惜しくなってきますね。

  • 9時、初日にもお世話になったプリウスで、ガイド氏とドライバーとともに、キャンプ場を出発。<br /><br />ちょっぴり寂しさもこみ上げてきましたが、旅はまだまだ、次の目的地へと道を急ぎます。<br /><br />旅程表では、テレルジの次はモンゴルの首都ウランバートルへ向かって、そこで都市観光の予定。<br /><br />ただしその前に、テレルジよりも少し東に行ったところ、エルデネ村にあるという、モンゴルでは一大観光スポットとして有名な“チンギス・ハーン像テーマパーク”に案内されることになりました。

    9時、初日にもお世話になったプリウスで、ガイド氏とドライバーとともに、キャンプ場を出発。

    ちょっぴり寂しさもこみ上げてきましたが、旅はまだまだ、次の目的地へと道を急ぎます。

    旅程表では、テレルジの次はモンゴルの首都ウランバートルへ向かって、そこで都市観光の予定。

    ただしその前に、テレルジよりも少し東に行ったところ、エルデネ村にあるという、モンゴルでは一大観光スポットとして有名な“チンギス・ハーン像テーマパーク”に案内されることになりました。

  • 東のエルデネ村まで、プリウスはこんな緑の高原地帯を走っていきます。

    東のエルデネ村まで、プリウスはこんな緑の高原地帯を走っていきます。

  • 進んでいく道は、相変わらずダート。<br /><br />途中、段差が大きいところや、前日の雨でぬかるんでいるところなどは、いったん戻って回り道をしたりして、一筋縄ではいきません。<br /><br />中古のプリウスなのにこんなダートの道を故障もせずに走るなんて、たいしたものです(笑)。<br /><br />さすがは世界のトヨタ。

    進んでいく道は、相変わらずダート。

    途中、段差が大きいところや、前日の雨でぬかるんでいるところなどは、いったん戻って回り道をしたりして、一筋縄ではいきません。

    中古のプリウスなのにこんなダートの道を故障もせずに走るなんて、たいしたものです(笑)。

    さすがは世界のトヨタ。

  • 途中、こんな牛の群れに行く手を遮られたり。

    途中、こんな牛の群れに行く手を遮られたり。

  • 車を走らせること30分、左手に川が見えてきました。<br /><br />2日前にツーリストキャンプから約20kmの乗馬トレッキングの末に訪れたトゥール川です。<br /><br />この川はこのまま進路を西に採り、ウランバートルまで注いでいます。

    車を走らせること30分、左手に川が見えてきました。

    2日前にツーリストキャンプから約20kmの乗馬トレッキングの末に訪れたトゥール川です。

    この川はこのまま進路を西に採り、ウランバートルまで注いでいます。

  • 川のほとりにはこんなカラフルな屋根の集落も。<br /><br />アメリカの西部劇の開拓者たちの村のようですね。<br /><br />(実際に見たことはありませんが・・・。)<br /><br />こんな木造の家に住んでも、やはり遊牧時代の生活が忘れられないのか、敷地内にはところどころに白いゲルも建っています。

    川のほとりにはこんなカラフルな屋根の集落も。

    アメリカの西部劇の開拓者たちの村のようですね。

    (実際に見たことはありませんが・・・。)

    こんな木造の家に住んでも、やはり遊牧時代の生活が忘れられないのか、敷地内にはところどころに白いゲルも建っています。

  • さらに道を進んでいくと、前に巨大なにんにく、いやチューリップの球根(?)を運んでいるトラックが。<br /><br />これはいったい・・・??

    さらに道を進んでいくと、前に巨大なにんにく、いやチューリップの球根(?)を運んでいるトラックが。

    これはいったい・・・??

  • トラックの側面にまわってよく見てみると・・・横に並んだ2頭のふたこぶラクダでした(笑)。<br /><br />あまりにもシュールな荷台(笑)。<br /><br />しかしラクダもよくじっとして騒がないものです・・・。

    トラックの側面にまわってよく見てみると・・・横に並んだ2頭のふたこぶラクダでした(笑)。

    あまりにもシュールな荷台(笑)。

    しかしラクダもよくじっとして騒がないものです・・・。

  • ラクダを乗せたトラックを追い抜いてあたりを見渡してみると・・・テレルジのツーリストキャンプからしばらく見えていた奇岩群がすっかりなくなり、いつの間にか緑の大草原地帯に。<br /><br /><br />・・・モンゴルらしい景色になってきました。

    ラクダを乗せたトラックを追い抜いてあたりを見渡してみると・・・テレルジのツーリストキャンプからしばらく見えていた奇岩群がすっかりなくなり、いつの間にか緑の大草原地帯に。


    ・・・モンゴルらしい景色になってきました。

  • ゲルもほとんど見えない本当に緑一面の大草原・・・。<br /><br /><br />大草原を覆う雲の影もくっきりと見えます。

    ゲルもほとんど見えない本当に緑一面の大草原・・・。


    大草原を覆う雲の影もくっきりと見えます。

  • ダートの道もこんな細くて貧弱なものに・・・。<br /><br />プリウスのくせにほとんど車が走っていない半草原の道を選ぶなんて、やるな、ドライバー。

    ダートの道もこんな細くて貧弱なものに・・・。

    プリウスのくせにほとんど車が走っていない半草原の道を選ぶなんて、やるな、ドライバー。

  • 10時、車を走らせること1時間、青空が広がり、天気もだいぶよくなってきました。<br /><br /><br />・・・明るい陽光の下、大草原には放牧中の山羊と羊の大群が。

    10時、車を走らせること1時間、青空が広がり、天気もだいぶよくなってきました。


    ・・・明るい陽光の下、大草原には放牧中の山羊と羊の大群が。

  • こちらの大草原の向こうには何やら高層アパート??<br /><br />ガイド氏によると、このあたりは社会主義時代にソ連兵が駐屯していたところで、この高層アパートはソ連兵の宿舎として使われていたもののようです。<br /><br />現在は当然ながらソ連兵は撤退し、普通のモンゴル人の住宅として使われているそうです。

    こちらの大草原の向こうには何やら高層アパート??

    ガイド氏によると、このあたりは社会主義時代にソ連兵が駐屯していたところで、この高層アパートはソ連兵の宿舎として使われていたもののようです。

    現在は当然ながらソ連兵は撤退し、普通のモンゴル人の住宅として使われているそうです。

  • アスファルトの道路に戻っても道はでこぼこで、途中、スピードを緩めて穴や段差を避けながら、注意深くエルデネ村までの一本道を進んでいきます。<br /><br /><br />・・・そして10時30分、緑の大草原の小高い丘の上に、陽光を浴びて銀色に光輝く巨大なモニュメントが見えてきました。

    アスファルトの道路に戻っても道はでこぼこで、途中、スピードを緩めて穴や段差を避けながら、注意深くエルデネ村までの一本道を進んでいきます。


    ・・・そして10時30分、緑の大草原の小高い丘の上に、陽光を浴びて銀色に光輝く巨大なモニュメントが見えてきました。

  • だんだんとそのモニュメントに近づき、その姿がはっきりと見渡せるようになってきました。<br /><br />そう、13世紀に東は高麗(朝鮮半島)から西はポーランドまで、ユーラシア大陸を席巻したモンゴル帝国の初代ハーン(皇帝)、チンギス・ハーンの騎馬像です。

    だんだんとそのモニュメントに近づき、その姿がはっきりと見渡せるようになってきました。

    そう、13世紀に東は高麗(朝鮮半島)から西はポーランドまで、ユーラシア大陸を席巻したモンゴル帝国の初代ハーン(皇帝)、チンギス・ハーンの騎馬像です。

  • 騎馬像への入口には、こんな“CHINGGIS KHAAN”と書かれた凱旋門のようなものも建てられていました。

    騎馬像への入口には、こんな“CHINGGIS KHAAN”と書かれた凱旋門のようなものも建てられていました。

  • テレルジのツーリストキャンプから1時間30分、緑の大草原をひた走り、ようやく最初の目的地、“チンギス・ハーン像テーマパーク”に到着しました。<br /><br /><br />駐車場にプリウスを停め、早速ガイド氏とともに騎馬像を見学しにいきます。

    テレルジのツーリストキャンプから1時間30分、緑の大草原をひた走り、ようやく最初の目的地、“チンギス・ハーン像テーマパーク”に到着しました。


    駐車場にプリウスを停め、早速ガイド氏とともに騎馬像を見学しにいきます。

  • まずは騎馬像の正面にまわり、その重厚で威厳に満ちたお姿をパチリ。<br /><br /><br />このチンギス・ハーン騎馬像、社会主義時代は“ロシアを征服した侵略者”と低い評価を与えられていたこともあって、つくられたのはつい最近、2006年から2008年にかけてと、歴史的価値はそれほどありません。<br /><br /><br />それでも、高さ30m、台座を含めると40mに達するこの銀色の騎馬像は、チンギス・ハーンの像としては世界一の大きさを誇り、今でもたくさんのモンゴル人が訪れる有名な観光スポットとなっているのだそうです。

    まずは騎馬像の正面にまわり、その重厚で威厳に満ちたお姿をパチリ。


    このチンギス・ハーン騎馬像、社会主義時代は“ロシアを征服した侵略者”と低い評価を与えられていたこともあって、つくられたのはつい最近、2006年から2008年にかけてと、歴史的価値はそれほどありません。


    それでも、高さ30m、台座を含めると40mに達するこの銀色の騎馬像は、チンギス・ハーンの像としては世界一の大きさを誇り、今でもたくさんのモンゴル人が訪れる有名な観光スポットとなっているのだそうです。

  • 騎馬像の下にある円形の台座は博物館。<br /><br /><br />実はこのチンギス・ハーン騎馬像、国が作ったものではなく、モンゴル人の実業家が、この地を騎馬像を中心とした一大テーマパークとすべく建設したもの。<br /><br /><br />騎馬像と博物館までは完成したものの、その周りの開発(遊園地やゲルなどの宿泊施設など)はまだ始まっておらず、どうやら計画は途中で頓挫してしまっているようです。<br /><br /><br />・・・現在モンゴルは3年連続2ケタ成長を誇るなど、経済成長率世界一の国として絶好調なのに、どうしてでしょう??<br /><br /><br />やはり“コネと賄賂”が幅を利かせているという、政府との関係でしょうかね・・・。

    騎馬像の下にある円形の台座は博物館。


    実はこのチンギス・ハーン騎馬像、国が作ったものではなく、モンゴル人の実業家が、この地を騎馬像を中心とした一大テーマパークとすべく建設したもの。


    騎馬像と博物館までは完成したものの、その周りの開発(遊園地やゲルなどの宿泊施設など)はまだ始まっておらず、どうやら計画は途中で頓挫してしまっているようです。


    ・・・現在モンゴルは3年連続2ケタ成長を誇るなど、経済成長率世界一の国として絶好調なのに、どうしてでしょう??


    やはり“コネと賄賂”が幅を利かせているという、政府との関係でしょうかね・・・。

  • さて、チンギス・ハーン像を見上げていると首が痛くなってきたので(笑)、そろそろ博物館の中へ(入場料はツアー代に込み)。<br /><br /><br />入ってみると、吹き抜けとなっている正面中央の部分には、ギネスブックにも申請したという“世界一背の高い靴”がでかでかと展示されていました。<br /><br /><br />高さ40mのチンギス・ハーン騎馬像といい、モンゴル人は中国人と同じく“でかいもの好き”か?<br /><br /><br />おっと、中国人と比較するとモンゴル人のみなさんに怒られてしまう・・・。

    さて、チンギス・ハーン像を見上げていると首が痛くなってきたので(笑)、そろそろ博物館の中へ(入場料はツアー代に込み)。


    入ってみると、吹き抜けとなっている正面中央の部分には、ギネスブックにも申請したという“世界一背の高い靴”がでかでかと展示されていました。


    高さ40mのチンギス・ハーン騎馬像といい、モンゴル人は中国人と同じく“でかいもの好き”か?


    おっと、中国人と比較するとモンゴル人のみなさんに怒られてしまう・・・。

  • 地上階の展示はこの“世界一背の高い靴”ともうひとつ、“世界一大きい(?)鞭”くらいで、その後は地下の展示室へ。<br /><br /><br />そこには紀元前の匈奴=フン族(モンゴルでは両者はイコールとされているようです。)以降、モンゴル帝国時代までの青銅器や武具、鎧などの出土品が、保存状態もよく非常にきれいに展示されていました。<br /><br /><br />ガイド氏によると、これらの出土品は民間のモンゴル人が発掘、コレクションしたものだそうで、遊牧民の歴史に興味がある自分にとっては、ずっと見ていたくなるほど素晴らしく、たいへん勉強になった展示でした(展示品は残念ながら撮影禁止・・・次第に記憶が薄まっていく・・・)。<br /><br /><br />その後はガイド氏が“サプライズがある”というので、黙ってエレベーターに乗って屋上まで行き、出口を出て振り返ってみると・・・なんと、銀色に輝く巨大なチンギス・ハーン像が至近距離!<br /><br /><br />しかも、チンギス・ハーンの股間から出てきたことにまた驚き(笑)。

    地上階の展示はこの“世界一背の高い靴”ともうひとつ、“世界一大きい(?)鞭”くらいで、その後は地下の展示室へ。


    そこには紀元前の匈奴=フン族(モンゴルでは両者はイコールとされているようです。)以降、モンゴル帝国時代までの青銅器や武具、鎧などの出土品が、保存状態もよく非常にきれいに展示されていました。


    ガイド氏によると、これらの出土品は民間のモンゴル人が発掘、コレクションしたものだそうで、遊牧民の歴史に興味がある自分にとっては、ずっと見ていたくなるほど素晴らしく、たいへん勉強になった展示でした(展示品は残念ながら撮影禁止・・・次第に記憶が薄まっていく・・・)。


    その後はガイド氏が“サプライズがある”というので、黙ってエレベーターに乗って屋上まで行き、出口を出て振り返ってみると・・・なんと、銀色に輝く巨大なチンギス・ハーン像が至近距離!


    しかも、チンギス・ハーンの股間から出てきたことにまた驚き(笑)。

  • 近くで見ると、よりその巨大さとまぶしさに圧倒されますね。<br /><br />良く見ると銀色のチンギス・ハーンの右手には、ここだけ黄金色の鞭が握られています。<br /><br />これは、彼の糟糠の妻ボルテが、当時モンゴル族と敵対していたメルキト族に奪い去られた後、別の部族の助けを借りて彼女を奪還した際に拾ったもので、吉兆のシンボルとされているのだそうです。<br /><br />そしてこのチンギス・ハーン騎馬像の立つまさにこの場所が、チンギス・ハーンその人が鞭を拾った場所だとも・・・。

    近くで見ると、よりその巨大さとまぶしさに圧倒されますね。

    良く見ると銀色のチンギス・ハーンの右手には、ここだけ黄金色の鞭が握られています。

    これは、彼の糟糠の妻ボルテが、当時モンゴル族と敵対していたメルキト族に奪い去られた後、別の部族の助けを借りて彼女を奪還した際に拾ったもので、吉兆のシンボルとされているのだそうです。

    そしてこのチンギス・ハーン騎馬像の立つまさにこの場所が、チンギス・ハーンその人が鞭を拾った場所だとも・・・。

  • 素晴らしいのは至近距離のチンギス・ハーン像だけでなく、振り返ってその彼が見つめる先を眺めると・・・こんな雄大な大自然の景色が。<br /><br />人工のものがなんにもない、青い空の下、陽光に照らされた緑の大草原の景色・・・これまでにモンゴルで見た中で、いちばん素晴らしい風景です。<br /><br />このままずっとこの景色を眺めていたい気持ちに駆られましたが・・・時計を見ると11時。<br /><br />そろそろウランバートルに向かわなければならないお時間です・・・。

    素晴らしいのは至近距離のチンギス・ハーン像だけでなく、振り返ってその彼が見つめる先を眺めると・・・こんな雄大な大自然の景色が。

    人工のものがなんにもない、青い空の下、陽光に照らされた緑の大草原の景色・・・これまでにモンゴルで見た中で、いちばん素晴らしい風景です。

    このままずっとこの景色を眺めていたい気持ちに駆られましたが・・・時計を見ると11時。

    そろそろウランバートルに向かわなければならないお時間です・・・。

  • 博物館を出て、駐車場へと降りていく階段の四隅には、チンギス・ハーンの騎馬像を守るように立つ、こんな4体の騎馬像が。<br /><br /><br />モンゴル帝国(中国征服後は元帝国)の歴史書“元朝秘史”において、“四駿四狗”(ししゅんしく)と称えられている、チンギス・ハーンの側近たちをあらわしたものなのでしょう。

    博物館を出て、駐車場へと降りていく階段の四隅には、チンギス・ハーンの騎馬像を守るように立つ、こんな4体の騎馬像が。


    モンゴル帝国(中国征服後は元帝国)の歴史書“元朝秘史”において、“四駿四狗”(ししゅんしく)と称えられている、チンギス・ハーンの側近たちをあらわしたものなのでしょう。

  • 駐車場付近には、手持ち無沙汰でぼけーっとしている鷲使いも。<br /><br />地元のモンゴル人の観光客には相手にされないのでしょうか(笑)。<br /><br />鷲の方はさすがに鋭い目でこちらを見つめてきて、至近距離では迫力がありますね。<br /><br />少々興味があったのですが、鷲使いにぼったくられそうだったので、こっそり写真を撮るにとどめておきました(笑)。

    駐車場付近には、手持ち無沙汰でぼけーっとしている鷲使いも。

    地元のモンゴル人の観光客には相手にされないのでしょうか(笑)。

    鷲の方はさすがに鋭い目でこちらを見つめてきて、至近距離では迫力がありますね。

    少々興味があったのですが、鷲使いにぼったくられそうだったので、こっそり写真を撮るにとどめておきました(笑)。

  • 最後にもう一度、銀色に輝くチンギス・ハーン騎馬像をパチリ。<br /><br /><br />下から見上げる姿もさることながら、馬上から眺める青い空、そして緑の大草原の景色がとても印象に残ったスポットでした・・・。<br /><br /><br />さて、本当は今回の旅行記でモンゴルの旅を終わりにする予定だったのですが、なんにもない雄大な草原の景色が素晴らしくて写真を撮りまくってしまい、意外に長くなってしまったので、ひとまずこのあたりで。<br /><br /><br />次は大草原の道をひたすら西へ向かい、モンゴル一の都市、ウランバートルに突入です!<br /><br /><br />(今度こそウランバートル観光に続く。)

    最後にもう一度、銀色に輝くチンギス・ハーン騎馬像をパチリ。


    下から見上げる姿もさることながら、馬上から眺める青い空、そして緑の大草原の景色がとても印象に残ったスポットでした・・・。


    さて、本当は今回の旅行記でモンゴルの旅を終わりにする予定だったのですが、なんにもない雄大な草原の景色が素晴らしくて写真を撮りまくってしまい、意外に長くなってしまったので、ひとまずこのあたりで。


    次は大草原の道をひたすら西へ向かい、モンゴル一の都市、ウランバートルに突入です!


    (今度こそウランバートル観光に続く。)

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この旅行記へのコメント (8)

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  • picotabiさん 2019/01/29 21:01:58
    はじめまして
    エンリケさん こんにちは。
    今 成吉思汗物語りを読んでまして
    この像の写真に感動してしまいました!側近たちの像もあるんですね。感情移入しながら読んでるのでとても嬉しくなりました。

    春にモンゴル初訪問です。エンリケさんはテルレジに4泊したんですね。私は2泊の予定なのですが、エンリケさんの旅行記が楽しそうで足りないかなと思い始めてます。ただ天候の変わりやすい春だし、シーズンは冬と同じなのでどうしようかなというところです。

    悩ましいですがもう少し情報収集してよい旅になるようにしたいです。

    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2019/02/24 16:29:02
    満足度の高いモンゴル旅行
    picotabiさん

    こんばんは。
    モンゴル旅行記にご訪問ありがとうございます。

    わたしの周りにも旅好きでモンゴルを訪れた方が何人かいるのですが、いずれも“良かった”と満足度が高かった様子でした。

    やはり他の国とは違う景色が見られるからでしょうかね。

    わたしも井上靖の“青き狼”など、モンゴルに関する小説を読んでから訪れた方なので、歴史を知っていれば、より感動するかと思います。

    最近では北方謙三も“チンギス紀”を書いてますよね。

    おっしゃるとおり、春は天候が変わりやすいので、乗馬をするならば、悪天候に備えて、期間をできるだけ長くとっておくほうが良いかと思います。

    大雨で乗馬ができない日、ゲルの中でのんびりと読書をして過ごした時間も今となっては貴重な思い出ですが(笑)。

    picotabiさんのモンゴル旅行が良い思い出になることをお祈りしております。
  • morimoriさん 2014/01/08 20:57:55
    はじめまして!
    エンリケさんへ

    はじめまして!ご訪問&ご投票どうもありがとうございました(^^ゞ

    エンリケさんのモンゴル楽しく拝見させていただきました!

    私が5年前くらい前に行ったときに比べて、ところどころ変わっていた所があり、それもとても懐かしく楽しかったです♪(例えば、私が訪れた時はアリヤバル寺院に看板は無かったです。しかも階段も綺麗になっているような・・・)。

    また、「モンゴルの風(4) 大草原のチンギス・ハーン像」に出てくる、トラックに乗っている「巨大球根」の写真は笑っちゃいました(^^♪。あの画像、とても欲しいです☆

    エンリケさんは他にも興味深い旅行記を書かれていますね!
    またゆっくり拝見させていただきます!


    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2014/01/25 18:58:25
    ご訪問ありがとうございます。
    morimoriさん

    こんばんは。こちらこそご訪問ありがとうございます。

    morimoriさんもモンゴルに行ってらしたのですね。

    大自然の中の乗馬は本当に気持ちのいいもので、旅行代金がもう少し安ければ、毎年訪れてしまいそうな場所になったかもしれません(笑)。

    モンゴルを訪れる日本人はまだまだ少ないですが、これからもモンゴルの魅力を発信していきたいですね!
  • moonさん 2013/10/13 01:19:30
    素敵な旅ですね
    エンリケさんへ
    こんばんわ。
    モンゴルの旅拝見させていただいています。
    個性的な素敵な旅で、見ていてとても勉強になります。
    モンゴルは未知な場所ですが、大草原と青空でとっても素晴らしい場所ですね。
    続きも楽しみにしております。

    moonより

    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2013/10/20 14:45:43
    ご訪問ありがとうございます!
    moonさん

    こんばんは。モンゴル旅行記にご訪問ありがとうございます!

    モンゴルはチンギス・ハーンのことを勉強したこどもの頃から行ってみたいと思っていた国なのですが、途中ヨーロッパにはまってしまったこともあって、海外旅行をし始めてから十年以上経ってようやく初訪問となりました。

    実際に行ってみると、想像していた大草原の風景だけでなく、急速に成長を続ける都市の姿にも感銘を受けた旅となりました。

    人々も素朴で、なにより親日な感じでおすすめですよ。

    moonさんもいつかぜひ、大自然と成長する都市の両方が楽しめる国、モンゴルを訪問してみてください!
  • satさん 2013/10/09 01:05:47
    まずは晴天おめでとうございます〜
    エンリケさん すごいすごい!

    真っ青な空とどこまでも続く草原。
    でも・・・それが一番だけど・・・

    あのシュールなラクダに脳天を打たれました。
    なぜ?なぜ?なぜ? トラックで運ばれていくの?
    ま、ドナドナではなさそうと、気を取り直してっ。

    チンギスハーンの像もキラキラ眩しいくらいの青空に万歳ですね☆

    sat 

    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2013/10/14 21:55:28
    いつもご訪問ありがとうございます!
    satさん

    こんばんは。いつもご訪問ありがとうございます!

    あのトラックの荷台、わたしもラクダと気付くのに、数分を要しました(笑)。

    なんて巨大なにんにくが乗っかっているのだろうと・・・。

    なにしろ、ガイドも珍しがって写真を撮っていたくらいですから(笑)。

    前日の雨模様とは打って変わって、ふんわりした雲と抜けるように青い空。

    天気に恵まれた旅行はどこでも素晴らしいものですよね!

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