ドイツ城めぐりの旅　フランクフルト編②

2013/05/30 - 2013/05/31

ドイツ旅行38日間一人旅の記録です。
メインは城と宮殿。

ビジネスの中心地として近代的なビルが建ち並ぶ一方、中世の面影も残す街、フランクフルト・アム・マイン。
ゲーテの生誕地でもある。

エリア フランクフルト(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

5月31日

ホテルを出てまず駅のツーリストインフォメーションへ行き、フランクフルト・カードを購入。
市内の交通機関が乗り放題になり、観光名所が割引になるカード。
1日券で9.20ユーロ。

そしてUバーンでレーマー広場へ行く。
広場に面して３つの木組みの家がある。
その真ん中がレーマーで、市庁舎となる前は貴族の館だったらしい。

カイザー・ザールという皇帝の間が見たかったけど、この日は閉まっていた。

結婚式を市庁舎でしていたからかな？
玄関前や噴水のところで新郎新婦や列席者らしい着飾った人たちが写真を撮っていた。

次に広場近くの歴史博物館に行く。
入場料3ユーロ（フランクフルト・カード使用）

この建物は以前はザールホーフという皇帝の城があったところで、つながっている塔はレンテン塔。
前日見たエッシェンハイマー塔と同様昔の城壁の名残だ。

館内に展示されていた、中世の頃のフランクフルトの街の様子の模型。
中央に大聖堂がある。

第2次世界大戦の爆撃で焼け野原になった街の様子。

ほとんど何も残っていない。

大聖堂も壁だけになってしまった。

現在の街並み。

戦後フランクフルトでは昔の建物を復元したものは少なく、ほとんど新しい建物にしてしまったため、観光するような所はあまりなくなってしまった。

昔のフランクフルトの地図。

星形の稜堡と城壁、堀がある。
南のザクセンハウゼンとも橋でつながっていた。

レンテン塔内部は、大時計の部品や、時を知らせる鐘の音が色々聞ける装置があった。
昔は歌って時を知らせていたらしい。

レンテン塔を下りて次のルートはどこか案内を見ていたら、職員のおじさんが案内してくれた。
そのちょっとお茶目？なおじさんは、私が展示物を見終わるのを見計らってまた次のフロアとかに案内してくれたのでうれしかった。
まぁヒマだったのかもしれない・・・

神聖ローマ皇帝の冠とかかな？
大聖堂で戴冠式が行われていたから。

他にもさまざまな武器や甲冑の展示物、版画や絵画、ローマ時代のコインなどとても見応えのある博物館だった。

次に大聖堂へ。

塔に上ってみる。3ユーロ。

ひたすら狭い階段を318段上る。尖塔は高さ95mらしい。

塔上からの眺めはとても良かったが、街の中心に建っているビル群はまるで新宿のようだった。

マイン河畔を歩いてみる。

河岸から水面はすぐで、手ですくえそうな感じ。
これでは大雨降ったらすぐあふれそうだ。
ここのところの雨続きで、ニーダーザクセンのどこかが洪水になったとかニュースでやっていた。

＊この後洪水騒ぎでドイツはさらに大変なことになるのだが、この時は知らなかった。
この時点でマイン川の水位も上がっていたのかもしれない。

ウンター・マイン橋の近くの建築博物館に行ってみた。
この日は無料だった。

2階に古代から現代までの建築物の模型が展示してあり、とても見応えがあった。
原始的な集落から始まり、エジプトの葬祭殿、古代ローマの街、中世ドイツの城塞都市から近世ドイツのレジデンツ、産業革命時のロンドンのスラム街、そして現代のマンハッタンのビル街と、タイムスリップして見ているようで面白い。

ゲーテの家に向かう途中で、ニュースでたまに見るユーロマークが印象的な欧州中央銀行前を通った。

下の☆に穴が開いている・・・
誰が壊したんだ〜（＾＾；）

なぜか周りには防護服を着た警官らしき人達が沢山いた。
パトカーもたくさん、バリケードもあり、装甲車まであって何だか物々しい雰囲気。
要人が集まる会議でもあるんだろうか・・・

この近くの地下鉄駅も封鎖されてて電車は止まらないし、昨日も中央駅まわりは警官ばかりだった。

ゲーテの家。
ヒルシュグラーベン（鹿堀という意味）という通りにある。
昔空堀で、鹿を放し飼いにしていたかららしい。

入場料3.50ユーロ（フランクフルト・カード使用）

台所。

色々な焼き型などもある。

客間か居間。

ゲーテ家は街の名士だったので、裕福な家だった。
少年の頃のゲーテは、やんちゃなお坊ちゃんだったようだ。

書斎。
この部屋で数々の作品が執筆されたと言われている。

他にもお母さんの部屋、ゲーテの生まれた部屋、音楽室や図書室などあった。