2013/07/18 - 2013/07/18
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koma04さん
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目黒区駒場にある「旧前田侯爵邸 駒場本邸」へ行ってきました。
現在は都の指定有形文化財ですが、来年には国の重要文化財に指定されます。
邸宅は、加賀・前田家の16代当主である前田利為侯爵の本邸として昭和4年に建てられ、当時は「東洋一の邸宅」と称えられていました。
侯爵がロンドン駐在武官であったことから、建築にはイギリスのチューダー様式が取り入れられ、調度品の多くもイギリスから取り寄せたもので、細部まで贅を尽くしています。
予備知識なしで行くより、前田侯爵の長女・酒井美意子さんの自叙伝などを読んでから行くと、当時の情景が思い浮かんで楽しめると思います。
現在は敷地は目黒区、建物は東京都の所有となり、毎週木~日曜と祝日は無料で見学でき、木~土曜はガイドボランティアによる案内もあり、1階には喫茶室も併設されています。
そんな、侯爵一家7人と使用人100人以上が過ごしていたという洋館を見学してきました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
旧前田侯爵邸は、目黒区駒場にあります。
渋谷駅から京王井の頭線で2駅の「駒場東大前」で降り、徒歩10分位です。 -
駅からは住宅街を歩いていきます。
この辺は金持ち居住地なので豪邸が多いです。
案内板が少ないので、初めて行く人は地図などプリントアウトして持参した方がいいと思います。 -
駅からしばらく歩くと、駒場公園(前田侯爵邸)入口に着きます。
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門を入ります。
前回来たのは7〜8年前でしたが、
その頃は森のようにうっそうとして昼間でも暗いほどでした。
最近大がかりな伐採を行ってこれだけ明るくなったそうです。 -
侯爵邸が見えてきました。
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建物周辺の木々も伐採しまくったようです。
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着いた。車寄せも立派です。
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別角度から見てみます。
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では入ってみましょう。
入口でスリッパに履き替え、靴は備え付けのビニール袋に入れて持ち歩きます。
中は空調完備で涼しかったです。
ガイドツアーが始まっていたので参加しました。
平日なので空いており、参加者は私含め7人でした。 -
玄関入ってすぐの広間。
右手に見えるのが旧サロン(来客用の応接室)
いつから営業を始めたのか、現在は喫茶室になっています。 -
その喫茶室。
なんで喫茶室なんか始めたんだろうなーと思ったんですが、
この前田侯爵邸は、来年5月17日に国の重要文化財に指定されるそうです。
今までされてなかったのが不思議ですが^^;
そのため団体ツアーなども来るようになり、来客を見越してオープンしたようですね。 -
喫茶室にある大きな鏡。
当時はこういった鏡はなかなか手に入らず、富の象徴でした。
また姿見用ではなく、空間を広く見せるために取り付けられました。 -
サロン(喫茶室)の隣にある「応接室」
多趣味だった侯爵夫人が習い事をするのに使用した部屋だそうです。 -
応接室にある陶製のマントルピース。
マントルピースですが実用ではなく装飾として造られただけで、実際の暖房設備は別にありました。 -
同じく1階にある小客室(手前)と大客室(奥)
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さらに、大客室とつながっている大食堂。
侯爵邸に招かれた来客が晩餐をした部屋です。 -
別角度から。
この部屋の窓に使われているガラスは非常に貴重なもので、現在では手に入らないものとか。
当時は大テーブルと26脚の椅子が並んでいたそうです。 -
大食堂の陶製マントルピース。
周りの壁紙は金唐紙とか言ってました。
また天井も趣向を凝らした造りになっています。 -
大食堂に隣接する小食堂。
前田家の人々が揃って夕食を摂っていた部屋です。
朝食はそれぞれの自室で摂っていたため、
一家そろって食事するのは夕食だけだったそう。 -
小食堂を出て玄関前の広間に戻ってきました。
大きな階段があります。
酒井美意子さんの自叙伝では、「この階段で演劇ごっこをしていた」と書いてありました。 -
ちなみに階段の下にはこのようなスペースがあります。
奥に見えるソファーは家具ではなく、最初から建物に造り付けになっている珍しいものです。 -
階段を上っていくと広間があります。
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階段上にはステンドグラスも。
この向こうは中庭ですが、そこからの光を取り入れる意味もありました。 -
2階の間取り図。
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侯爵書斎に入ってみます。
まず次の間があり、奥に書斎が見えます。 -
前田利為侯爵の書斎。当時と同じ状態だそうです。
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調度品はイギリスから取り寄せたもの。
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この書斎机もイギリスから。
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侯爵書斎の右隣は「長女居室」
例の美意子嬢の居室です。
2階の一番いい位置で夫人室に次ぐ広さがあり、
家族の中で彼女がかなり優遇されていたのが分かります。 -
この部屋は玄関の真上で、バルコニーは車寄せの真上にあたります。
自叙伝では窓からバルコニーに出て来客を見たりしていたとか。 -
2階の廊下。
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長女居室の2つ隣にある「三男居室」
十分広いんですが、長女の部屋と比べると狭くて位置も悪く見劣りします。 -
その「三男居室」から数段降りたところにある「従者控室」
侯爵邸で働く男性の使用人や書生が使った部屋です。 -
侯爵書斎の左隣にある「二女居室」
元は図書室だったのを二女の部屋にしたものです。
造りつけの大きい本棚があり、窓も小さく手狭です。
長女の優遇ぶりと比べると、同じ娘でもだいぶ違いますね。 -
窓が小さく光が足りないためフラッシュ使用。
前田侯爵邸は入場無料&写真撮り放題と太っ腹です(^^)
床はなんと寄木細工です。
今は寄木細工というと小箱などですが、
この邸は床を寄木細工で造ってあり、手が込んでます。 -
この部屋には銅製のマントルピース。
-
2階の広いバルコニー。
侯爵書斎~二女居室~夫人室~侯爵夫妻寝室をつないでいます。
出ることはできないため、窓から腕を伸ばして撮りました。
②へ続く。
侯爵夫人室、寝室、三女居室などをご紹介!(予定)
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