2012/06/28 - 2012/07/01
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norijiroさん
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今回は久々の一人旅。とはいっても、純然たる旅行というわけではなく、会社の出張が目的であった。
期間中、1日半ほど自由時間があったので、せっかくなので北京の町へ繰り出した。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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飛行機はエコノミーだったはずが、オーバーブッキングにより、ビジネスクラスにアップグレードされた。このような「棚ぼたビジネス」は人生2回目であるが、こういうラッキーは何回あってもよい。狙ってできるものでもないけれど。
前回はまだ学生時代、10数年前の中華航空だった。その際の機内食はエコノミー用が流用されたが、今回は料理もちゃんとビジネス仕様である。晴れがましいような、申し訳ないような気持ちでいただきます。 -
宿泊先に置いてあった歯磨きセット。歯磨き粉のネーミングとして「黒妹」はいかがなものか。かの国のことなので、靴墨のような歯磨き粉が出てくるかと思ったが、残念ながらいたって普通の白い製品であった。
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故宮へ向かうため、地下鉄の駅へ到着。券売機は自動化されており、しかもタッチパネル式だった。近代化の波を感じる。
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とにかく混むという1号線だが、ラッシュからは少し時間を外しており、十分に乗れる。
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かの有名な天安門へ。
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雨の中、警備ご苦労さまです。
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正面より。
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天安門の上から天安門広場を望む。とにかく広い。観光客は、ほとんどが中国各地からの団体客のようだ。
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天安門の上階内部。天井の装飾が凝っている。
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故宮の入り口「午門」。せり出した両端の壁に囲まれるので、かなり圧迫感がある。
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午門前でポータブル売店が展開されている。この場所での商売は禁止と思われ、当局に見つかった場合はすぐ逃走できる態勢がとられているようだ。
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午門を抜けると、前方の太和門まで一気に視界が開けた。午門の前が相当な圧迫感だっただけに、急に開放されたような印象を受ける。
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内金水河といわれる堀。
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太和門の獅子像。獅子像には雌雄の区別があり、手に玉を持っているのが雄で権力を象徴している。一方、子どもの獅子をあやしている(押さえつけている?)のが雌で、子孫繁栄を願っているという。
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太和門を抜けると、巨大な太和殿が現れる。現存する中国最大の木造建築とのこと。かつて、宮中の重要な儀式の際には、太和殿前の広場に官吏が勢揃いしたという。この広場を埋め尽くす人々を想像すると、壮大の一言に尽きる。
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太和殿の前はこの人混み。しかし、中国人観光客は写真だけ撮ると瞬く間に去っていくので、すぐに先頭へとたどり着ける。いつまでもダラダラと中を見ないのが、潔いような、もったいないような。
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太和殿内部には、豪華な玉座が置かれている。
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太和殿裏の中和殿。
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中和殿は皇帝の休憩の場として使われた。
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さらにその奥にある保和殿。これら太和殿〜保和殿が紫禁城の中心的建造物で、外朝三殿と呼ばれている。
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保和殿は皇帝の着替えの場所。着替えのためにこれだけの施設が使われたとは、スケールが違う。
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これより奥(写真左)は内廷となる。
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内廷入り口近くにある軍機処は皇帝の最高諮問機関らしい。他の建物に比べると、その役割に比べてかなり小規模なのが意外である。
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内廷の文字には満州文字が添えられている。
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清朝中期以降は、皇帝が日常の執務をする場所兼住居となった乾清宮。玉座上の「正大光明」の額裏には、次期皇帝を指名した小箱が置かれていたという。
日本と違い、清朝では長幼に関係なくもっとも優秀な者が後継に選ばれたというから、候補者はドキドキだったことだろう。 -
いちばん奥は庭園のようになっている。
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神武門が北側の出口。以前は北から午門のほうへ抜けていくことができたようだが、今は南から北への一方通行になっている。
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神武門から出たはよいものの、道路はこの混雑で、バスに乗ることもままならない。地下鉄などは、今のところ走っていない(路線計画はあるようだ)。
仕方ないので、ぶらぶらと散歩しながら王府井をめざす。 -
故宮の北東角にあたる部分に置かれた「角楼」。
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中国では珍しい教会「王府井天主堂」。アーチ状の門が美しい。
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北京一の繁華街・王府井…のはずが、どうにも活気がない。上海の南京東路と比べると、その差は歴然だ。
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脇道のほうが盛り上がっている。
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昼食は何か変わったものでも…と思っていると、ウイグル料理の店の呼び込みにつかまった。
どんなものかと思って鶏肉の炒め物を食べてみると、クミンなどの香辛料がかなり効いている。インド方面からの影響があるのだろうか。 -
今回の訪中直後、例の尖閣問題が顕在化した。ちょっと時期がずれれば、出張どころではなかった。
まだパンダの名前でもめている程度である。 -
翌日は社用もなく、本格的に観光した。最初は天壇公園へ。祈念殿に向かう廊下は、地元の人々の社交場となっているようだ。
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天壇とは、この祈念殿のほか、圜丘・皇穹宇を合わせた総称だという。
祈念殿の青い屋根が青空に映える。 -
祈念殿では、毎年正月に皇帝が五穀豊穣を祈った。
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祈念殿へ向かう長い参道。
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皇穹宇には歴代皇帝の位牌が収められている。
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中はこんな感じ。
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豊作を祈ったり、雨乞いをしたりした圜丘。
音が反響する特殊な構造…らしいが、まわりに観光客が多すぎて、何が反響しているのかはよく分からなかった。 -
この中心で皇帝が祈願をした…と聞くと、こういうポーズをとってみたくなるものらしい。
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続いて頤和園へ。
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仁寿殿では、かの西太后が外国の公使らと接見した。
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前庭には珍獣の像が立ち並ぶ。
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広大な昆明湖畔に到着した。
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湖畔には長廊が延々と続く。
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石造りの船「清晏舫」。
あまりの広さに、丁寧に見ているととても1日では終わらない。湖畔周辺を駆け足で見学した。 -
昼食は百貨店の地下食堂にて北京名物の水餃子を食べる。店での注文の様子を見ていると、こちらの人は水餃子のみの食事というのも多いようだ。
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午後は町なかを見学したいと思い、昔ながらの路地・胡同へ向かう。有名な南鑼鼓巷へたどり着いてみると…。
観光客が大挙して押し寄せており、完全に観光地化されている。もはや胡同の建物を利用したショッピングストリートというべき状態だった。 -
裏通りには、まだ昔の雰囲気が残っているようだ。
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著作権ギリギリな件。
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そのまま什刹海のほうまで散策。この辺の建物は風情がある。
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前海と後海をつなぐ最も狭い水路にかけられた銀錠橋の上を、多くの人やバイクが渡る。
かつてはこの橋の上から湖の向こうに遠くの山々が見えたというが…ビルしか見えない。 -
湖沿いはなかなか雰囲気がよい。
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バスと地下鉄で天安門広場へ戻る。もう一度故宮へ行ってみようかとも思ったが、すでに相当歩いており、その気力がなかった。
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翌朝は早起きして、景山公園にのぼる。靄がかかっているものの、ここから見下ろす宮殿群は圧巻だ。
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天安門広場の南側「前門」へバスで移動した。バスは安いが、乗り慣れていないと大変かもしれない。北京は初めてなのだが、学生時代に上海でさんざんバスに乗った経験が多少は生きる。
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王府井より、こちらのほうが活気がある。
道の真ん中を観光用の路面電車が通る。 -
東西にのびる大柵欄街。中国を代表する老舗が軒を連ねており、それぞれの店のたたずまいを見ているだけで飽きない。
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お茶で有名な「張一元」。
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日本にも出店している北京ダックの「全聚徳」。柱に掲げられた「中国第一吃」の文字は老舗の証だ。
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店構えは立派だが、その辺のおっちゃんがダックを丸ごと1匹お持ち帰りしている。意外と庶民的なのかもしれない。
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「呉裕泰茶荘」の抹茶ソフトクリーム。濃厚な味。
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今回の行程はこれにて終了。
こう見ると遊びにいったような感じだが、ちゃんと仕事もしております。
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