ブラジル　サンパウロでCaque(柿)祭り 1〔日本移民が100年掛けて築いた軌跡（奇跡）〕

2013/05/18 - 2013/05/18

ブラジルのサンパウロ郊外（サンパウロから２時間少しばかり或いはトヨタなどが進出しているソロカバという街から更に４０分ほど奥に入った場所）に「ピエダージ」という小さな街がございます。

この街にはその昔日本人の農業移民の方々が入植されて、最初はタマネギ、そして今はどの様な気候にも耐えられる富有柿を作り、毎年柿祭りを開催、今や各地から日系移民が大きな観光バスが次々と乗り付けるほどのビッグなイベントのひとつとなっています。

日本語：柿　→　ポルトガル語　Caqui/KAKI(カキと発音)と日本語までが日本国の（地球の）真裏にまで伝播しています...。

Podovia SP 250 Km101-Trecho Piedade a Pilar do Sul
Caixa Postal 209 Piedade Sao Paulo Brasil

エリア サンパウロ(ブラジル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー

その名も第１３回カキフェスタ。

(まだ始まって13年、それ迄は玉ねぎの名産地だった様です)

ピエダージの街 入口にある大きな鳥居。

ブラジル社会へのあるいはこのコミュニティへの日本人の貢献度の大きさは、この鳥居のデカさが表しております。

各地から観光バスや他州のナンバーをつけた車が集結してきています。

柿祭り会場入り口です。

なんと「ＺＡＲＤ」の歌が大音響で流れています。もちろん日本語で。今は亡き坂井泉水の透明な声が、ブラジルの大きな空に吸い込まれていきます。

なんだか泣けます。青春を共に過ごしました曲です。何年ぶりに聞きましたが色々な思い出が急に頭の中にあふれ出して来ました。うるうる...

ちなみに前回は美空ひばりの「川の流れのように」が大音響で青空にこだましていました。

にほんごで
｢うどん、ぎゅうどん、てまき、てんぷら...｣って...ちょっと！ここはぶらじるでっせぇ..。

建物の前には、……に・・日本語の記念碑が...？！

歩いている人たちは、外人顏のブラジル人です。ポルトガル語をべらべらとしゃべっています...。

日本語や日本の歌謡曲がわかるとは思えませんが.....。

超異次元空間に舞い込んだ感じです。

このテントの下で柿の即売会をやっています。

日系人のおばちゃん達がポルトガル語でガンガン語り合っています。

おおおっ・・・ブラジル人の空間に、ドカンと存在感を示す看板が。。全くポルトガル語が併記されていないところが、この街での日本人の存在感を示しています。

柿の品評会が行われており、賞を取った方のお名前が神々しく明記されています。

やはり日系の方のお名前が多いようです。

柿以外にも、野菜などが即売会されています。

日清やらＹＫＫやら日本の会社がこんなところまで（ブラジルのど田舎ですよ、ここは.....）協賛されているのですね。いやぁ…驚きました。

日本にいると全然知らない、気がつく事のない事が沢山あります。

野菜づくし。

これもこの場で販売されています。

ブラジル人が「これどうやって食べるのがおいしいの？」と聞いています。

桜か梅っぽい木です。。

日本風の会館です。

沖縄風といいますか　平安風...？

【YAKISOBA　E　TEMUPRA】...焼ソバと天婦羅..と大々的に書かれています...。

日系ブラジル人と西欧系ブラジル人が和気藹々と会話しています。

その後ろには、なにやら日本風の名前が...。

｢ＮＡＫＡＹＡＭＡ中山｣さんと｢ＨＯＫＡＩＤＯ北海道｣....ってちょっと..。

何度も言いますが　ここはブラジルの超田舎町ですよ....。

続く.....。