どっかいきたいな　サンパウロカーニバル

2012/02/17 - 2012/02/18

ブラジルはソロカバというサンパウロから車で1時間半弱の町に住むことになりました。

こちらに来てちょうど１ヶ月。２月中旬のカーニバルの季節。会社は４連休です。

しかし、私はこちらの滞在証明の手続き等でパスポートが手元になかったことから、遠出する計画もたてられないので地元ソロカバのカーニバルに行くくらいかなと考えてました。

調べてみるとサンパウロのカーニバルもリオに負けず大きなもので、会場の入場券も取れそうなので急遽サンパウロのカーニバルに行ってきました。

エリア サンパウロ(ブラジル)

今回は会社の日系人の従業員の方にチケットの手配等お願いしました。
パンフレットには23時から始まるような事が書いてあるものの、始まる様子もまた席も空席が目立ちます。

開始時間を過ぎてしばらく、「空を見よ！」
パラシュート部隊によるオープニングセレモニーで開始です。

無事着陸

この着陸したあたりが審査員席この周辺の席が一番高いようです。
みんな頑張る場所だからね。一方我々の場所は終わりの方、ここまで来る時には相当疲れてしまっているのでは。。。少し心配。

第一弾エキシビションは韓国からの友好招待チーム(？)

テコンドーの型みたいな事とか、宮廷女官みたいな人のパレードがあって、いよいよ本番です。

23時の予定が1時間ほど遅れて始まりましたが、この日は7チームのパレードがあります。パンフレット上の終了時間は5時45分。今日は金曜日なので仕事を終えてから来たので、もちろん仮眠などしておらず長い一日になりそう。
始まるまでが長かったのでその間でもう正直眠い。。。

でも、第一チームのパレードが始まると眠気は吹っ飛ぶほどの大音量。
ブラジル人はあのサンバの音楽がかかるとじっとしていられず、おのおのカズダンスのようなステップを始めます。

1チーム1時間くらいかけてパレードをして行きます。山車も1チームに5つも6つも、もっとあったかも。とにかく派手に金かけてるなって感じです。

カーニバルの衣装で日本でイメージするものは小さいビキニみたくて、後ろに羽の生えてるあれですよね。でもあんな際どい衣裳を着ているのは全体の5パーセント以下。

チームの中にも色々なコスチュームの部隊がいて老若男女参加しています。
どの衣裳も派手ですが、あのギリギリ衣裳が全てではありません。

こちらは盲目の方のグループ。
障害を抱えた方々も参加して大きな拍手をもらっています。

そしてもちろんこんなイメージ通りの衣裳の方々も。

山車の上でもバリバリです。

これフォートラベルに載せて大丈夫？？

サンバ学校でチームを作って参加しているそうです。
こういう目立つ衣裳の方々のダンスはさすがです。
しかし、他多数といった方々のダンスはサンバ学校で習ったというような洗練されたものではなく、自分が楽しむダンスといったかんじです。

要は技術では無く、1時間踊り続ける情熱があればいけそうな感じがします。
参加側にも少々興味が湧きました。

ブラジルは白人、黒人、東洋人、原住民、そのミックスと多種多様な人種構成ですが、カーニバルはどちらかというと黒人系の文化みたいですね。町で見かける人種比率と比べるとパレードに参加しているのは明らかに黒人系の血が入った方々の比率が多いです。

東洋人は数人それっぽい人も見ましたが、基本的にパレードには参加はほとんどしていないように見えます。これも町で見かける比率とは異なります。

観客もノリノリでカズダンスのステップみたいなダンスをしていますが、このステップ私には難解過ぎてどうものれません。一緒に来てくれている日系人の方もその様に見えるので、これは東洋人には無理なノリなのではと思いましたが、

私の前にするりと入って来たこの女の子、多分日系人と思いますが、気狂いのように踊りまくってました。
やっぱり人種では無く個人の資質ですね。
そういえばこのカーニバルのパンフレットの表紙の写真はサブリナ・サトウでした。

私も詳しくは知らないのですが、ハチャメチャな感じでテレビ等で活躍している彼女。一緒にきてくれた日系人の方に言わせるとバカ過ぎて恥ずかしい。とのことです。ブラジルでは日系人の方は一世二世の方々の努力もあり、日系人は優秀な人達というように認識されており、それだけにこの子のおバカな行動が恥ずかしいのでしょうが、多分そこが今の人気の理由なのでしょう。優秀とされている日系だからなおさら。
次の日のパレードにはサブリナ・サトウも出るそうです。見たかったな。

パレードの最後の方には楽団が続きます。
長いパレードの列なので、スピーカーを通してずっとこの音楽が聞こえて来るのですが目の前に楽団が通る時が一番の迫力です。

最後に歌手たちが続きます。1時間程度のパレードの間歌いっぱなしです。
短いフレーズの曲を繰り返しているような感じです。

曲はチームによって異なります。なので音が混じらない様に前のチームの最後尾が会場を出て演奏をやめてから次のチームの演奏が始まります。

長い会場のはじめからゆっくりと進んで来るので、我々の席のところに先頭が来るのに30分以上かかります。毎回毎回チームが変わる毎に30分以上の時間があるものでその時間に睡魔がやって来ます。

パレード隊は来てないものの、音楽は流れているので、座ってウトウトしている私とは違ってノリノリの人は常にステップを踏んでいます。

VAIVAI どうも強豪チームの様です。声援も大きくなります。
はじめ空席が目立っていましたが何時の間にか満員です。はじめからみるというのでは無く、見たいチームめがけて来る様で、皆さん午前2時ごろにもどんどん入場して来ます。

この日と次の日のパレードの審査上位数組が数日後にもう一度パレードをするそうです。

山車も衣裳もずいぶんお金が掛かっていると思いますが、それが終わればもう捨てるのでしょう。そしてもうすぐ来年の準備するのでしょうね。

来年までカーニバルのために働いて、カーニバルで使い果たす様な人もいるのでしょうね。

パンフレット上の終了時間近くになりましたが、あと3組も残っている。
まったく予定はこの国ではあてにならんな。こりゃ終わるの朝の7時すぎるな。。。

正直眠気がたまらなく、もう限界なので数チーム残っていますが帰る事にしました。
そして何より寒い。厚手の長袖シャツを来て来ましたがそれでも寒い。
真夏なんですけどね。日がくれると寒いです。

結構楽しかったけど、リオも来年あたり行ってみたいな。

会場の外では、『いやー終わった終わった』ってな方々が。