2012/10/16 - 2012/10/16
311位(同エリア405件中)
滝山氏照さん
上小山田(かみおやまだ)は南北に細長い町田市が八王子市に接する地区で、都市部の混雑とは無縁の自然に恵まれた静かな佇まいが感じられます。
バス終点の小山田バス停から淵野辺方面に歩きますと、富亀山・養樹院(じょうじゅいん、東京都町田市上小山田町)の入口が左に見えます。
養樹院は山号は「富亀山」と言い「小山田」バス停傍らに立っている案内板によりますと近隣の大泉寺11世、聖翁存祝和尚が荒廃していた密教寺院を慶長19年(1614)に曹洞宗禅寺として再興したとの説明があります。
社寺はやや高台に位置して山門に至る路の左右は堀切となって人を寄付けず、また参道の左側には土塁が施されかつては豪族の館ではなかったのかと勝手に想像してしまいます。
交通機関
町田バスセンター又はJR淵野辺駅から小山田行終点下車となりますが運行本数少なく(1時間に1~2本程度)予め時刻をチェック要です。
2022年8月10日追記
「町田市史」による養樹院に関する紹介は次の通りです。
『 所在地 町田市上小山田町平2536。宗派 曹洞宗。 下小山田町大泉寺末。山寺号 富亀山養樹院。開山 存祝、寛永7年(1630)1月26日示寂。 本尊 釈迦、木坐像、蓮台とも三尺。本堂 間口8間、奥行5間。ほかに3間4面の開山堂が付属する。寄棟亜鉛葺。3間に2間の向拝があり、正面唐破風。総持寺 管長書「養樹院」の横額を掲ぐ。
鐘楼 九尺四面総欅。梵鐘なし。明治43年一成建造。円通庵 観音堂なり。2間に2間半御堂造り。本尊じんてい観音長一尺二寸。庫裏 3間半に8問、寄棟瓦葺木造平屋。玄関 本堂と庫裏の間を結ぶ。3間の式台あり。
山門 間口九尺、奥行一間の組門。総門 石柱。庭内 彦根緑山の句を中村汀女の筆にした、「松山も榛の木山も春の声」の句碑がある。』
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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小山田地区案内図
バス終点下車しますと案内地図が周辺を紹介をしています。 -
拡大案内図
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養樹院入口
入口を示す看板が立ってます。 -
養樹院への路
左右の切通しを登ってゆきます。 -
土塁
途中の路は土塁らしき土盛が見られます。 -
養樹院への路
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養樹院への路
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養樹院への路
左手に養樹院山門があります。 -
養樹院山門
左右の門柱の奥に山門が控え、扁額は「富亀山」と掲載されています。 -
石仏
山門をくぐり参道を振返りますと土塁が連なり、その土塁の上部に石仏が多数鎮座しています。 -
養樹院参道
参道の右手にも土塁が見られます。 -
土塁
かつては地域領主の館ではなかったかと想像してしまいます。 -
養樹院本堂
慶長19年(1614)大泉寺11世聖翁存祝和尚による再興の禅寺です。 -
鐘楼
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歌石碑
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境内建物
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