2013/01/19 - 2013/01/19
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魅々さん
2013年1月19日、横浜市金沢区にある「金沢公会堂」において横浜市教育委員会主催の「武家の古都・鎌倉 称名寺」の講演会と、称名寺の見学会が行われました。
講演会の講師は東京大学名誉教授五味文彦先生でした。
今回の講演会と見学会の開催趣旨は、現在横浜市、鎌倉市、逗子市が共同で進めている「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録に向けた動きのPRと、そのうち横浜市に所在する称名寺の理解を深めるための見学会でした。
写真は称名寺境内の反橋とその向こうにある金堂です。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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京浜急行「金沢文庫駅」につきました。
写真は駅前の広場で、バス停留所、タクシー乗り場がありました。金沢文庫駅 駅
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駅の近くに、商店街がありました。
ここで、お昼を食べました。 -
国道16号線「横須賀街道」を金沢公会堂に向かいました。
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講演会の行われる金沢公会堂のある公園に着きました。
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金沢公会堂の入口です。
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講師の東京大学名誉教授五味文彦先生です。
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世界遺産登録を目指す「武家の古都・鎌倉」を構成する資産で、21資産があります。
このうち、横浜市に所在する資産は「⑪称名寺」と「⑯朝夷奈切通」の二つです。 -
21資産の分類です。
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「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録に向けたこれまでの取り組みと、今後の予定です。
平成2年に文化庁の「暫定リスト」に記載された時から始まり、昨年(平成24年)には文化庁からユネスコへ推薦され、ユネスコの諮問機関イコモスによる現地調査も終りました。
今年(平成25年)には世界遺産委員会で審議され、世界遺産に登録されるか否か結果を待つ段階です。 -
神奈川県立金沢文庫にある、元享3年(1323年)に書かれた「称名寺絵図」です。
称名寺は13世紀中頃に鎌倉幕府2代執権北条義時の孫の北条実時が創建した寺院で、子の顕時、孫の貞顕の三代にわたって造営されました。 -
現在の称名寺のイラストです。
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講演会の後、称名寺まで歩きました。
称名寺に近づいてきました。 -
称名寺の「赤門」です。
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「赤門」の柱に「真言律宗別格本山」とありました。
鎌倉の寺院はほとんど禅宗ですが、ここは禅宗ではありません。 -
赤門をくぐると、桜並木の参道が続きました。
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桜の頃は、きっと綺麗でしょう。
もう一度来たいですね。 -
参道の左に「称名寺塔頭光明院表門」がありました。
横浜市指定有形文化財です。
説明板には寛文5年(1665年)に建造され、造営年代が判明する市内の建造物のなかで最古のものと書かれていました。 -
参道の突き当りに「仁王門」がありました。この門は1818年に再建されたものです。
ここから、横浜金澤シティガイド協会の皆さんから説明を受けました。 -
仁王門の両脇の仁王さまです。
金網が細かくて、うまく撮れませんでしたが、関東で一番大きいといわれる仁王さまです。 -
仁王門をくぐると、「阿字ケ池」を中心とした庭園が広がっています。
「浄土庭園」といわれ、浄土の世界をこの世に再現しようとした庭園様式だそうです。 -
先ず、「阿字ケ池」にかかる丸い「反橋」があります。
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横から見ると、「阿字ケ池」を中心に此岸から「反橋」、「中之島」、「平橋」、そして金堂のある「彼岸(弥勒浄土)」につながっています。
此岸と中之島を結ぶ「反橋」は過去から現在までの苦労を表しています。 -
反橋の頂きに立つと、中之島と、平橋、その先の弥勒浄土が望めます。
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「中之島」に降りて、「平橋」に向かいました。
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「中之島」から「平橋」は、仏教の教えを守れば「彼岸(弥勒浄土)」に安らかに行けることを示しています。
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「彼岸(弥勒浄土)」につきました。
正面には「金堂」がありました。1681年に再建されたものです。 -
ご本尊は弥勒菩薩立像すが、撮影禁止です。
複製が後で訪れた県立金沢文庫にありました。 -
平橋を渡ると金堂の右手前に「梵鐘」がありました。
高さ127cm、口径70cm、重さ375kgで、国指定重要文化財です。 -
枝垂れ桜の枝と鐘楼が風情がありました。
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金堂の右に「釈迦堂」がありました。
江戸時代に作られたもので、釈迦如来立像と十大弟子がまつられていましが、これらの仏像も県立金沢文庫に収蔵されていました。 -
これらの建物を見て、阿字ケ池に沿って金堂の左に移動し、ここで見学は解散になりました。
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振り返ると、平橋、中之島、反橋、仁王門が一直線に並んで見えました。
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広場があってここで、ガイドさんの最後の説明を受けました。
広場に形の良いめずらしい木がありました。説明板には
「楷樹」といい「孔子木」ともいい、中国や台湾にある木で、日本ではわずかに孔子信仰の強い湯島の聖堂と足利市の足利学校にだけあります。栴檀の木に似ていますが、それよりも品良い葉形をして若葉のころは美しい。
と書いてありました。 -
また広場には「称名寺市民の森」の入口があり、案内の看板がありました。
この森は金沢三山の金沢山を中心とした森で、称名寺境内をぐるりと取りまいた山林です。
金沢山の頂上の角堂広場からは四方が見渡せて、海の公園・野島・房総半島・円海山が見えるようです。
今回はこちらを歩く時間がありませんでしたが、機会を見つけて次回行ってみたいと思います。 -
道も整備されているようです。
面積 10.2ヘクタール
散策路延長 1950メートル
広場 3箇所
休憩所 2箇所
があるようです。 -
広場に接した木立の中に「北条顕時・貞顕の墓所」がありました。
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どちらが、北条顕時で、どちらが貞顕のかわかりません。
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近くに「中世のトンネル」がありました。
鎌倉時代に称名寺と金沢文庫をつないでいたトンネルです。 -
別のトンネルをくぐると現代の「県立金沢文庫」がありました。
金沢文庫は、鎌倉中期の武将、北条実時が建設した武家の文庫で、日本初期の私設図書館です。
現在の県立金沢文庫は、鎌倉時代を中心とした所蔵品を展示公開する歴史博物館と、国宝や重要文化財を含む金沢文庫の蔵書を分析・研究する施設が設置されています。 -
金堂のご本尊や、その回りの弥勒来迎図、弥勒浄土図、黒漆の須弥壇などは国指定重要文化財です。
県立金沢文庫にその複製が安置されていました。 -
釈迦堂に安置されていた「釈迦如来立像」がここに移され安置されてていました。
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所蔵されている「紺紙金字法華経」です。
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見学を終えて「阿字ケ池」を回って、仁王門に戻りました。
夕刻になっていて、「阿字ケ池」が夕日を受けて輝いていました。 -
帰り道、参道で写真の「塔頭 大宝院」の標識を見ましたので、参道をそれて見に行きました。
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大宝院も夕日を受けていました。
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「赤門」まで引き返して、赤門の手前にあった「薬王院」を撮りました。
この後、「武家の古都・鎌倉」が世界遺産に登録されることを祈って、金沢文庫の駅に戻りました。
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