3泊6日でボツワナ・チョベ国立公園vol.4 ヒョウVSライオン！大自然のドラマが目の前に。

2012/09/15 - 2012/09/20

3日目の午後。いよいよ後半戦。

尻上がりに成果が増えて来て、サファリでは
最も見ることが難しいと言われているヒョウに
遭遇しました。

さらにそのヒョウにライオンが攻撃を仕掛けるという、
過酷ながらも貴重な大自然のドラマを目撃しました。

自分の技術ではなかなかその緊迫感を表現することが
できませんが、ヒョウとライオンの攻防を中心に
書いてみました。

エリア チョベ(ボツワナ)

• 旅行の満足度: 5.0

3日目、午後のサファリスタートです。

幸先良く、ゲートからほど近いところで
若いセーブルアンテロープ♂に遭遇！

日中はこうして横になっていることが
多いのだそうです。

前日に見たオスも、そして彼も単独でした。

繁殖期にはハーレムを作るそうです。


益々、セーブルにハマっていく自分・・・

いつもの川辺に出ると、早速ゾウが
お出迎え。

泥浴び中です。

今更ですが、望遠ズームしか装着してなかったので
変なupばっかりになってしまいました。。。

遂にクドゥに遭遇！！

やはり美形です。

残念ながら・・・
大型のオスはおらず(>_<)

追えば逃げる・・・

自然を相手にすると自分は
本当にちっぽけです・・！

クドゥとゾウ。

キリンさん。

倒木で遊ぶ子ゾウ。

子ゾウの仕草は可愛すぎて
癖になります！？

それにしても近いのです。

尻、勢揃いの図。

ウォーターバック。

やはりアンテロープに出会うと嬉しい。

またライオンの群れを発見したとのことで
急行するサファリカー！

・・・そして斜め前方に見えるのは・・・

セーブルアンテロープ♀・・・！！

オスとの違いを堪能できるか！？

一応、ドライバーに
「セーブル♀だよね？」
と指して、さりげなくアピールするも・・・

（走行中に撮っているのでブレブレですいません）

・・・あっさり通過！！(T_T)

Nooooooo..

そうですよね、やっぱり
サファリといえばライオンですよね・・！

仕方がないので他の乗客の方とは
反対方向を向いて遠目にセーブルを
観察。。。

すいません、変人ですいません・・・

「サファリの主役は俺だ！」
と言ってるような言ってないような？

トリミングするとウシツツキを
びっしりと背負っているのが
わかりました。

ウシツツキはクドゥやバッファローなど
ウシ科の動物の背中にいるのをよく見ます。
寄生している虫やダニを食べる鳥です。

自然の摂理に、１人感動する・・

それにしてもライオンが近くにいるのに
大丈夫か！？

と言っても、目の前にライオンの群れが
いれば放っておけない（＾＾；

この後、セーブルはライオンの気配を
ようやく察知したのか、猛ダッシュで逃げて
いきました。

奥に見えるのはカバの群れ。

まだあどけなさが残るオスです。

おもむろに置き上がるメスライオン。

ドライバー曰く、この先にヒョウがいるらしく
その気配を察知して攻め込むのだとか・・・！

ライオン、ハイエナ、ヒョウ、チーターは互いに
敵対関係にあるため、各々遭遇してしまった場合は
強い種が攻撃を仕掛けるのだとか。

このメスが先陣を切るようです。

ライオン軍団、出撃！

外敵を排除しに行かんとする、
なんとも恐ろしい表情でした！

追跡開始〜！

若いオスも参戦するようです。

まさかヒョウを攻撃しに行く
ライオンと並走することになるとは・・・

ライオンより先回りして
ブッシュへ行くと、
確かにヒョウがいました。

どうやら食事中のようです。

後方から大きなオスライオンが・・・！

群れのボスまで参戦するようです・・

サファリカーの隣を
通り過ぎるボス。

途中、立ち止まり・・・

座りこんじゃいました（＾＾；

ヒョウは「若い衆」に
任せるのでしょうか。

この落ち着き、さすがです。

どしっと貫禄がありますねぇ。

先行した若いライオンたちが近くに
いるにも関わらず、ヒョウは未だ気付かない・・・

こんなに近いのに。

ライオンが風下にいたからでしょうか。


※ヒョウに多数のサファリカーが集結しているため
場所は譲り合いになります。
ヒョウとライオンを行ったりきたりしているので
この写真は二度目にヒョウを見たときのものです。

そして遂に・・・！

※写真はイメージです（＾＾；

ブッシュの陰だったのでよく見えませんでしたが
若いライオンたちがヒョウに
攻め込んだらしく、辺りに荒々しい声が
響いたと同時にヒョウは樹上に避難しました。

一瞬の出来事でした。

ヒョウが木に登るのが
見えなかった。

凄まじい瞬発力です。

可哀想に、怯えているようです。

ヒョウの真下に座り込むライオン。

こんな落ち着いた顔してますが、
やはりライオンは強くて怖い。。。

ゲームドライブにおいてヒョウが
最も見つけづらいことがよくわかります。

ヒョウ柄は天然の迷彩色！

枝と枝の合間を縫って
見つけます。

なかなか木の下に降りれないヒョウ。

ライオンたちの動きを樹上から
チェック。

緊張感が伝わってきます。

何とか突破口を見出したい！

そんな叫びが聞こえてくるようです。

自然の中で生きていくのは
本当に過酷です。

他の大型ネコ科動物にはないヒョウの
特技として
「獲物を樹上まで運んで他の肉食動物から
　略奪されるのを防ぐことができる」
というのがありますが
突然すぎるライオンの襲撃で
そんな暇はなかった様子。

動物は日向と日陰を
行ったり来たりするので
撮影が難しい。

まるで忍者のようです。

ドライバー曰く、まだ若いヒョウとのこと。

このヒョウは無事にライオンから
逃げ切ることができたのだろうか・・・

ものすごい体験をさせてもらって、
今日のゲームドライブは終了。

そして油断すると現れる、
あのセーブル・・・！

ゲート近くで暮らしているらしく、
前日と同じ場所で出会うことができました。

日本国内では、東武動物公園で
飼育されているようです。

薄暗かったのでブレブレですが
なんとか正面から。

何度見ても見事な角！

僅か３時間のドライブながら、
今日は盛りだくさんでした。

明日は午前中に最後のゲームドライブに
参加してから帰国。

やはり「ローンアンテロープ」に
出会うことは難しそうです(>_<)

そして、
「乾季のチョベにはうじゃうじゃいる」
と聞いていたのに。。。
一度しか出会えなかったクドゥ♂に
最後にもう一度会いたい・・！
（欲張りですが・・）

セーブルのカッコ良さを噛み締めつつ、
明朝のラスト・ゲームドライブで
クドゥ♂に出会えることを期待しつつ・・・

眠れない夜を過ごしたのでした！？

この旅行記へのコメント （4）

• pundamiliaさん 2012/11/26 22:24:36

  すごい体験ですね

  kemurさん、こんばんは！
  ご無沙汰してしまいました。
  
  ボツワナ・チョベ旅行記、コメント書かないうちにvol.4まできてしまいましたね。
  kemurさんの旅行記は、アンテロープ系が充実していていつも癒されます。
  
  インパラをこんなに大きくきれいに正面から撮るのって、結構大変ですよね。
  インパラがこっちを向いてくれないし、相乗りの時はスル―されるし。
  なので、とても貴重な写真だと思いました。
  
  サイモンさんとの再会もすごい偶然ですね。
  でも、意外と同じ地域を訪れるとそういうこともあるのかなあとも思いました。
  アフリカで車が運転できて、しかも外国人客をガイドできるっていうのは相当優秀な人だと思うので、それほど人数もいないでしょう。
  でも、覚えていてくれたっていうのはうれしいことですね。
  それもクドゥ好きの原点の人ですからね(^.^)
  
  ヒョウとライオンの対決は、かなりレアですよね。
  しかも、ヒョウが若くて毛並みがきれいです。
  こんなに動きのあるヒョウは初めて見ました。
  獲物をライオンに取られちゃったのはかわいそうでしたね。
  
  ロッジも素敵なところですね。
  何より庭にブッシュバックがやってくるなんて素敵すぎます。
  魚の大きさにちょっとびっくりしました。
  
  サファリはやっぱりすばらしい(^O^)／

  kemurさん からの返信 2012/11/28 23:35:05

  RE: すごい体験ですね

  pundamiliaさん
  
  > ボツワナ・チョベ旅行記、コメント書かないうちにvol.4まできてしまいましたね。
  > kemurさんの旅行記は、アンテロープ系が充実していていつも癒されます。
  
  いえいえ、いつもコメントいただきありがとうございます。
  いつも同じような旅行記なのに恐縮です(^_^;)
  
  > インパラをこんなに大きくきれいに正面から撮るのって、結構大変ですよね。
  > インパラがこっちを向いてくれないし、相乗りの時はスル―されるし。
  > なので、とても貴重な写真だと思いました。
  
  ありがとうございます！
  インパラいいですよね( ´ ▽ ` )ﾉ
  南部アフリカのインパラは、東部アフリカのインパラより
  のほほんとしていて撮りやすいですよ。
  
  > サイモンさんとの再会もすごい偶然ですね。
  > でも、意外と同じ地域を訪れるとそういうこともあるのかなあとも思いました。
  > アフリカで車が運転できて、しかも外国人客をガイドできるっていうのは相当優秀な人だと思うので、それほど人数もいないでしょう。
  > でも、覚えていてくれたっていうのはうれしいことですね。
  > それもクドゥ好きの原点の人ですからね(^.^)
  
  pundamiliaさんもケニアでリピート・再会されてますよね！
  あの安心感、いいですよね。
  やっぱりサファリは動物ではなく、現地のドライバーさんや
  スタッフさんのことばかり記憶に残ってしまいますね。
  
  
  > ロッジも素敵なところですね。
  > 何より庭にブッシュバックがやってくるなんて素敵すぎます。
  
  ブッシュバックは臆病でなかなか見れないので嬉しいですよね！
  
  次回は？pundamiliaさんのようにケニアで
  ゲレヌク、オリックス、レッサークドゥも狙いたいです！
  
  kemur

• 潮来メジロさん 2012/11/26 19:45:55

  訪問回数１００回目、ありがとうございました。ヾ(^o^)

  kemurさん、こんばんは！　ヾ(^o^)
  毎度、訪問＆投票ありがとうございました。
  昨日、kemurさんの訪問回数が、ちょうど１００回目となっておりました。
  拙いブログなのに、度々お越し戴き、ありがとうございました。
  アフリカのバードウォッチングは高嶺の花なので、kemurさんのブログでバードウォッチングを楽しませて戴いております。
  
  > トリミングするとウシツツキを
  > びっしりと背負っているのが
  > わかりました。
  >
  > ウシツツキはクドゥやバッファローなど
  > ウシ科の動物の背中にいるのをよく見ます。
  > 寄生している虫やダニを食べる鳥です。
  >
  > 自然の摂理に、１人感動する・・
  >
  > それにしてもライオンが近くにいるのに
  > 大丈夫か！？
  
  この鳥さんは、和名アカハシウシツツキ（英名：Red-billed Oxpecker）ですね。
  ウシツツキには、この他にも和名キバシウシツツキというのがいますが、ボツワナにはいないようです。
  
  ではまた・・・。(^o^)／~~~
  　　（潮来メジロ）

  kemurさん からの返信 2012/11/28 23:21:45

  RE: 訪問回数１００回目、ありがとうございました。ヾ(^o^)

  潮来メジロさん、こんばんは！
  
  
  > 昨日、kemurさんの訪問回数が、ちょうど１００回目となっておりました。
  > 拙いブログなのに、度々お越し戴き、ありがとうございました。
  
  そうでしたか！こちらこそ、いつも鳥の名前を教えて
  いただきありがとうございます
  
  
  > この鳥さんは、和名アカハシウシツツキ（英名：Red-billed Oxpecker）ですね。
  > ウシツツキには、この他にも和名キバシウシツツキというのがいますが、ボツワナにはいないようです。
  
  また勉強させていただきました！
  
  今後ともどうぞよろしくお願いします。
  
  kemur