2012/09/28 - 2012/09/30
260位(同エリア919件中)
ねいちゃさん
台風17号は突如進路をかえて日本へと向かってきた。
え”〜、またぁぁぁ。
私が宮崎に行くときはいつも「雨」
28日午前中で仕事を片付けて
午後からの仕事は若手に押しつけ
久しぶりの大阪南港。
子供に車を買ってやったので(中古ですけど)
それを宮崎に運搬するというわけ。
帰りは飛行機・・・船に車に・・・
毎回、宮崎往還は色々と
手を変え品を変えての旅路です。
今回も色々ありました。
<日程>
9月28日(金) 京都→大阪南港→宮崎港
9月29日(土) 宮崎→高千穂→宮崎
9月30日(日) 宮崎→福岡→大阪→京都
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 ANAグループ 新幹線 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
大阪南港かもめフェリーターミナル
南港にはこの他いくつかの
フェリーターミナルがあって
適当にナビに指示与えたせいか
全然違う所に最初は到着して
ちょっとあせったっ。
南港って倉庫ばっかりなんで
たまーに行ったらどこでも一緒に
見えちゃいますね。 -
18時45分出航。
それでも予定より
うんと早く着いたので
車は先頭1番目でしたっ。
以前フェリーを使った時は
夏休み中だったんで
かなり込んでましたが
今日は金曜とは言えガラガラです。
平日はこんなもんなのかなぁ。 -
なんだかんだと言っても
やっぱりフェリーの料金は高いです。
ゆっくり眠れて翌朝に到着って
パターンは好きなんですけどね。
私らはバースディ割引使って半額プライス。
こいつは誕生日月の前後一月間有効なので
頑張って予定を9月中にしたんですよ。
そのため一月で車決めてぇの
保険はいりぃーのして、大変だったわ。 -
2等B寝台
私らはいつもコレ。
1等とるほどでもないけど
2等の雑魚寝はやっぱヤなので
カーテン付ベットで・・・
一定のプライベート空間は
欲しいのですよね。
それでも前みたいに
大鼾のおっさんがいれば最悪ですが。
今回はみなさんお静かでした。 -
甲板が雨で水浸し。
台風17号が沖縄辺りを北上中
今夜半にも宮崎付近を通過だそうです。
よりによって・・・ですよね。
が、、、台風なにするものぞ!
子供を拾って、午前中に用事をすまし
一路、最初の予定どおり
高千穂へ向かいます。 -
高千穂峡・真名井の滝
高千穂峡は宮崎県にあるといっても
宮崎市内からかなり離れてて150?ほど。
3時間くらいはかかります。
雨がだんだんと強くなる中
車をとばして3時くらいに何とか到着。
それにしても高速も満足に
北に延伸していない宮崎って、
どうなん? -
こんな天気に高千穂くんだりまで来る
酔狂な観光客は私らくらいだろうと
思っていたのですが
結構おられますねぇー。
まぁ旅程を立てる時には
天気のことなんかわかりませんが。
ほぼあきらめていた貸しボートは
やっぱり、増水のため休業。 -
晴れの日の夕日とか
紅葉の季節とか
霞がかった早朝とか
夏場のライトアップとか
すンごい綺麗でしょうね。
お客さんが一杯だと
三脚なんか広げていたら迷惑だから
あまり誰もいない平日の早朝なんて
写真撮影にはいいかもしれません。 -
例年11月の終わりから
12月の初めが紅葉のピークだそうで
すごい人出になるとのこと。
近くの駐車場は終日満車で、
ボートも1時間待ちはザラだとか・・・。
確かに見た目、
この辺りのキャパはなさげです。
台風接近の金曜午後3時でも
駐車場はほぼ満車・・・。 -
柱状節理
高千穂峡は阿蘇の溶岩が流れ、それが
河川の浸食により今日のようになったという渓谷。
溶岩が急速に冷めた時体積が減少して
、縦に亀裂ができてこのような形になったとか。
北アイルランドの
「ジャンアンツ・コーズウェイ(巨人の小道)」と
同じ原理ですね。大変シャレ気のあるネーミングで
お気に入り、行ったことはありませんが・・・。
一度見てみたい。 -
豪雨の中、大自然の渓谷を見ていると
古代の人々が神々のお話を創造したのが
よくわかります。
確かにここに神々が舞い降りてきたと
言われたら、妙に納得できますね。
「天孫降臨」
高天原は素戔嗚尊[スサノオノミコト]を追放した後、平穏が
保たれましたが、地上界は各部族が争い騒がしい。
そこで神の一族を降臨させ、王にしようと考えます。
そう考えた神が、天照大神[アマテラスオオミカミ]。
で、最初彼女は素戔嗚尊が作った子で、
自分の養子とし天忍穂耳神[アメノオシホミミノカミ]を選びます。
この神は皇祖神に連なる神で、「穂」=稲穂
「耳」=頭を垂れる稲穂の様子を示す農耕神で
降臨する神としては十分すぎる資格をもっていたのに
なぜか固辞し、代わりに自分の子を推薦します。
それが邇邇芸命[ニニギノミコト]で、天照大神の直系の孫。
まさに「天孫」となるわけです。
「邇邇芸」というのは稲穂がにぎにぎしく育つことを
示していて、地上の稲作の起源を顕しているとのこと。 -
さて、邇邇芸命の降臨に当たって、補佐役の神々として
ナイスバデー?で有名な天鈿女神[アメノウズメノカミ]、
神武東征時にも活躍した天香久山神[アメノカグヤマノカミ]、
字のごとく思慮深い思兼神[オモイカネノカミ]、
怪力の持ち主天手力男神[アメノタヂカラオノカミ]、などなど
そうそうたるメンバーを集めます。
この神様たちって「天の岩戸」のお話に
こぞって出てこられる方々ですよねー。 -
ご一行様が下界に降りてこられると
妖しい赤い光が・・・よく見ると
それは下界の男神で顔の真ん中に
真っ赤に光る大きな鼻がありました。
「む、怪しいやつ」と邇邇芸命は
天鈿女神に偵察をお命じになられた。
すると天鈿女神は乳房をあらわに
腰紐を思い切りずりさげて・・・
「天の岩戸」の成功体験で調子にのったのか?
今回もエロビームを炸裂させます。
その妖艶な姿に下界の男神は難なく陥落し
「私は猿田彦神と申すもの、
皆様の道案内をさせていただきたい」と。
そうして一行は無事に高千穂の峰に
到着しましたとさ。めでたし、めでたし。
この猿田彦神と天鈿女神は、後にご夫婦となられる
わけですが、「男女の仲は、神のみぞ知る」
・・・って、二人とも神様やん! -
この「天孫降臨」という神話は、早い話
天皇家の日本統治を正当化するお話なんです。
採集・狩猟の獲得経済の段階だった旧日本人に
農耕・牧畜の生産経済を持ち込んだ大陸系一族。
それが天皇家なので、その支配を正当とする
ために、神の孫を祖先とする一族だとした。
「稲穂」というのがキーワードで
太陽が良き恵みを日本にもたらし
幾年も食糧豊かな国としたのだと
教えているのでしょうね。 -
素戔嗚尊の7代子孫には
出雲に大国主命[オオクニヌシノミコト]の統べる日本が
表れますが、これも天照大神によって
平和裏に国譲りが行われてゆきます。
このことも土着の地方政権が
大陸系の農耕を基盤とする政権に
併合されていく過程だろうと推測できるでしょう。
こうやってやがてヤマトに居を移した
天孫系王朝がヤマト政権となっていくんだなぁと
ぼんやりと見えてきます。
古代史って史料が神話だから、
色々想いをはせられるのが面白いですね。 -
鬼八(キハチ)の力石
高さ約3m、重さ200トンもあるという巨石。
伝説では、三毛入野命[ミケイリノミコト]が鬼八を退治する際に、
両者とも軽々と石を持ち上げ力自慢をしたそう。
鬼八は二上山に住んでいた蛮神で、この地に住んでいた
美女鵜目姫[ウノメヒメ]をさらって、妻としていましたが
三毛入野命がそれを助け、最後は身体を3つに分断して
鎮めたそうです。
この三毛入野命は神武天皇の兄に当たる人で天孫族の一員。
鬼八というのは、おそらく個人名ではなくてこの地域の
地元の先住民の総称で、これも大陸から渡ってきた天孫族
による地域統合の歴史の反映なのかなぁと思います。 -
仙人の屏風岩
遊歩道の対岸に広がる屏風面の岩が「仙人の屏風岩」。
高さ70mもあるそうで、長寿の願いがこめられて
いるのでしょうか。その下流の亀甲岩とともに
鶴は千年、亀は万年・・・永遠の命を示しているのかも。
でも私的には「亀仙人」をなぜか思い出しまして
"かぁめぇはぁめぁ はぁぁぁぁーーーー!" -
柱状節理
この辺りはホントに綺麗に柱状に見えていますね。
別の方の旅行記によると、なんでもここも
神聖な場所らしく、見る人が見ると
小人が岩に座っているそうですよ。
可愛い小人さんだったら素敵な光景でしょうが
やっぱり私には見えないようです・・・。 -
激しい雨粒が川面に当たっているのが
ご覧になれますか?
結構な雨量なんですよねー。
でもこれはこれでとっても「幻想的」 -
槍飛橋からの風景
高千穂峡の中で最も川幅の狭いところ。
高千穂を治めていた土豪、三田井家が落城の折り
城外に逃れた家臣らはここまで逃げてきました。
しかし、目の前は五ヶ瀬川・・・。
武士たちは手に持ってきた槍を使って
何とか川を飛び越えようとします。
棒高跳びの要領で、槍を手前の岸について
飛べた者だけが渡ることができたそうです。
槍飛という地名は、このことから
そう呼ばれるようになったそうです。
「ほぉー」でしょ。
この渓谷、結構高さがあったと思います。
そしてかなり深そう・・・。
追っ手に捕まるのもイヤだけど
飛ぶのも・・・ねぇ。 -
高千穂という地名の由来
邇邇芸命が下界に降りたった時、ここは
深く雲がたちこめ、本当に真っ暗でした。
そこに第一村人が通りかかり
「御手で千の稲穂を抜いてモミにし、
四方に投げ散らせば、きっと闇が晴れるじゃろ。」と
教えてくれたので、邇邇芸命がその通りにすると
ホントに闇が瞬く間に晴れ渡ったそうです。
このお話が元になって「千の稲穂」=「千穂」となり
高千穂と呼ばれるようになったそうです。
ただ、宮崎には降臨の地として
「霧島の高千穂峰」もあります。
どちらも「ウチこそが降臨の地」と称していますが
あの本居宣長も「わからへん」とサジを投げたとか。
今となっては確かめようもありませんが・・・
でも、これって元より神話でしょ???
史実じゃないんだし、降臨比定地を探るなんて
意味のない話だと思うのですけども・・・ネ。 -
三代橋
ここからの景色もまた、かなり有名。
新旧の3つの橋が同時に見ることのできるスポット。
雨で鮮やかさが欠けているのは残念です。
手前の小さい古い橋が「神橋」
ナカナカ趣きがあります。
一番高く見えているのが「高千穂大橋」
見かけ上近いので高く見えてますが
ほんとは最も遠くの橋が一番高い
それが「神都高千穂大橋」
石造りのものから巨大鉄橋まで、
面白いように時代をまたがっている
これらの橋もまた、
高千穂の歴史に思いをはせると
違和感もあまり感じないのも
また不思議な気がします。 -
急流の辺りを見ると
所々えぐれたような丸い穴があいています。
これは「甌穴(おうけつ)」と呼ばれるもので、
岩盤のくぼみや割れ目に渦巻きができ
穴があいた所に、小石などが入って
さらに渦巻きで、丸く丸く削り取られて
このような円筒状の穴になったんだそうです。
柱状節理もそうだけど
自然の造形を決めてる神様の才能って
ハンパないよねぇ〜。 -
さて、「天孫降臨」の続きのお話をしましょう。
邇邇芸命が散歩をしておられた時のこと、
たいそう美しい姫と出会いました。
その姫の名は、木花開耶姫[コノハナサクヤヒメ]。
すぐに好きになった命は、父の大山祇神[オオヤマツミ]に
結婚を許してもらいます。
ところが結婚当日、木花開耶姫とともに姉の
磐長姫[イワナガヒメ]も一緒に嫁いできたのです。
妹は花のように美しいのに、姉は岩のように
ゴツゴツしてて美しくない・・・。
命は怖くなって、姉の磐長姫を送り返すのです。 -
この大山祇神が姉妹とも嫁がせたのには理由があって
木花開耶姫を妻にすれば「花のように栄える栄華」を
磐長姫を妻にすれば「岩のように永遠の命」を
手に入れられたのに、邇邇芸命の命は残念ながら
「花のように儚く散る」ことが決まったのでした。
その後二人はめでたく結婚をしましたが
一緒に暮らしたのは最初の一夜かぎり。
その後は相次ぐ反乱を鎮めるため
邇邇芸命は遠征を繰り返します。
ようやく反乱を鎮めて帰宅すると
夫の帰りを待ちわびた木花開耶姫は
夫も喜んでくれるものと期待にして
「懐妊」したと告げました。
ところが、邇邇芸命が放ったのは
冷たい意外な言葉だったのです。
「あなたとは一夜かぎりの契りで
私の子供ではなく、他の国津神の子
なのでしょう。」と。 -
イチオシ
木花開耶姫は余りの悲しさと口惜しさに
「もし他の国津神の子なら無事に生まれてこない
でしょう。あなたの子ならどんな所でも
無事に生まれてくるに違いありません。」と
出口のない産室をつくり、自ら火をかけ
そこで立派な三人の子を産んだのでした。
それが火照命[ホデリ]・火須勢理命[ホスセリ]・火遠理命[ホオリ]
で、火照命は海幸彦、火遠理命は山幸彦とも呼ばれます。
木花開耶姫の潔白は証明されたのですが、疑った
邇邇芸命に心を開くことは二度となかったそうです。
月日は流れ、山幸彦と豊玉姫[トヨタマヒメ]が結ばれ
その子鵜草葺不合命[フガヤフキアエズ]と母の妹[叔母]の
玉依姫[タマヨリヒメ]が結ばれます。そうして二人の間に
生まれた子供達が、五瀬命[イツセ]・稲飯命[イナヒ]・
御毛沼命=三毛入野命[ミケヌ]・若御毛沼命[ワカミケヌ]で
その最後の子こそが、神日本磐余彦[カムヤマトイワレヒコ]で
後の神武天皇となる方なのです。 -
長いお話・・・でした。
途中で寝ちゃった方、ごめんなさい。
なんか、こう書いていると邇邇芸命って
天孫だか何だか知らないけど
ずいぶん身勝手で狭量な心の方だったんですね。
美人しか相手にせず、しかもそうして
手に入れた妻を一回だけ抱いただけで
できた子は他の男の子だろうって言う。
なんてヒドイんだ!って思いません?
木花開耶姫の気持ちって、
耐えられなかったよね、
一生許してなかったと思うなぁ、きっと。
家柄だけで選んだら、とんでもないバカ男だった
って感じでしょうか。
生まれた子供達が他の国津神の子だったら
もっと心の広い子供たちで、海幸彦や山幸彦の
兄弟げんかなんてなかったかもしれませんね。
この神話で「ニニギ、ダメじゃん!」と思ってしまった。
天孫だからって何でも有難いってわけじゃないですねー。 -
イチオシ
などと言ってる間に
高千穂峡のベストビュー・ポイント。
ホントは三脚でしっかり露出固定して
流れるような滝を撮りたかったんですが
この雨で断念しました。
朝靄の真名井の滝とか
ライトアップされた滝とか
綺麗な写真がいっぱいあるので
いつかはまた撮りたいですね〜。 -
オノコロ池前の祠
見過ごすような所に、籠に入った
100円で土製の勾玉が・・・
この雨じゃなかなか売れないようでした。
で、神々に敬意を表して
3個もご購入です。(笑) -
イチオシ
最後に
真名井の滝をもう一枚・・・。
これから天岩戸神社に
向かいまーす。 -
つづれ折りの坂道を上がった所に
高千穂神社がありました。
神話づいて来たところなので
ちょこっとお立寄。
境内にあった立派な秩父杉。
社伝によれば、源頼朝の有力御家人であった
畠山重忠が派遣され、自ら植えた杉だとのこと。 -
高千穂神社
この神社の御祭神は、日向三代の夫婦神
(邇邇芸命と木花開耶姫)
(火遠理命=山幸彦と豊玉姫)
(鵜草葺不合命と玉依姫)で
その総称を高千穂皇神[タカチホスメガミ]と言うそうです。
もう一つの御祭神は、十社大明神で神武の皇兄、
御毛沼命=三毛入野命とその妻子神9柱。
この三毛入野命は鬼八を退治した神でしたね〜。
ここでは観光用に毎日夜神楽が公開されているそうで
次という機会があれば是非見たいと思っています。 -
鉄製の狛犬
社伝では、天下泰平祈願のために源頼朝が
自らの代わりとして畠山重忠を派遣し
多くの神宝とともにこの狛犬一体を寄進したそうです。
よくある石造の狛犬とは違って
かなり造形が細やかで、鉄製だと信じられない
出来ばえで国指定の重要文化財だと納得はできます。
ただ鎌倉時代って、約千年前なので
ホントにその頃のものが雨ざらしの中で
こんなに綺麗に残っているのかなぁ〜と
やや疑問はあるんですけれど・・・。 -
高千穂神社 鳥居
たいそう立派な鳥居です。
普段見慣れているような「朱」じゃないのが
何となく趣があっていいです。
この辺りは明るいのですが、
いったん鳥居をくぐると鬱蒼とした森。
神域に入ったことをいやが上にも感じさせます。 -
目の前にあった標識
天岩戸神社まで、ソコソコな距離ですが
こう何気に高千穂だとか天の岩戸なる
地名が転がっているのが嬉しいですっ! -
天岩戸神社 鳥居
やってきました。
またぞろ雨が強くなってきたような。
ココでは表から見ることのできない天の岩戸を
何とか拝みたいものだと思っていましたが
どうやら社務所に頼めば見せて下さるようで。
晴れた空に天の岩戸も「変」ですから
この天気はある意味状況にピッタリです。 -
天岩戸神社 拝殿
普通の神社は、拝殿の後方にご神体のある本殿が
控えているのですが、ここは拝殿のみ。
岩戸川を挟んだ対岸、天の岩戸の洞窟そのものが
ご神体となっています。拝殿は格子になっていますが、
洞窟は斜めに口をあけており、樹木に覆われて見えません。
ご神体をのぞむためには、社務所でお願いし
祈祷した上で、拝殿右横から案内されます。 -
天の岩戸隠れ
天照大神は「天」を、素戔嗚尊は「海」を統治せよと
伊邪那岐命[イザナギ]が命じると、素戔嗚尊は「黄泉」に
行きたいと暴れ回り、この国より追放されることとなりました。
出て行く前に、姉の天照大神に挨拶に行こうとしたところ
国土が震動したため、天照大神は高天原を奪いに来たのだと
誤解し、素戔嗚尊を弓矢をもって迎えたのです。
素戔嗚尊は姉の誤解を解くため、誓約を申し出ます。
天照大神は、素戔嗚尊の剣から3体の女神を産み
素戔嗚尊は、天照大神の玉から5体の男神を産みます。
「これで疑いは晴れたでしょう」と・・・。 -
なんでしょうかね、この「誓約」?
どういうルールなんでしょうか?
男神を産んだから勝ち?
人数が多かったから?
以前インド行った時にTVで
クリケットやってたんですよ。
観客は1球ごとに歓声あげてるんですが
見ている私は「???」、ルールは大事です。
とにかく、素戔嗚尊は疑いが晴れたようなので
後はやりたい放題・・・馬の皮を剥いで
天照大神の織屋の天井から投げ入れたから
もう大変・・・とうとう天照大神はブチ切れて
天の岩戸にお籠もりになったというわけです。 -
太陽神である天照大神がお隠れになれば
天地は闇の世界となり、人間も獣も草も木も、
生あるものはみな生きる力を失いました。
これは大変なことになったと、神々は
天の安河で何とか天照大神に出てきて
もらえるよう策を練りました。
作戦当日・・・神々は舞台を整え
酒宴を始めます。「飲めや歌えや」の
大騒ぎ。大いに盛り上がってきた所で
天鈿女神のご登場。軽やかな調べの中で
スルスルと上衣をはだけると・・・
露わとなったおっ○いが・・・
男神たちは「おっおーーーぉ」と大歓声。
その手が腰紐に触れると下もはだけて・・・。
男神のみなさんは、もう天照大神なんて
どうでもよくて・・・(ウソです)。
不審に思った天照大神は、
みんながワイワイ(猥猥?!)
やってるので、どぅいうことぉ?と
本人太陽神だということをすっかり忘れて
ちょっと岩戸をあけてしまいます。
闇の中に一条の陽の光が差し込んだ刹那。
天手力男神が、岩戸を力任せに引き開け、
天照大神の手を取って引っぱり出しました。
天手力男神は、もう隠れられないよう
岩戸を「えぇい!」と放り投げると
下界の長野県に落ちて、戸隠山となったとか。
何にしても、天照大神も出てきたし
よかったよかった・・・。
あ、でも本質の素戔嗚尊の狼藉は
何も解決してないないんですがね。 -
天の安河原
ここが天照大神を岩戸に隠れた折り、
神々が集まって会議を開いたところと伝えられています。
ホントは高天原にあるので、岩戸も安河原も下界に
あるわけないのですが、この際「まぁいいか」ってことで。
この洞窟は別名「仰慕窟[ぎょうぼがいわや]」とも呼ばれ、
訪れた人々によって、祈りと神々への崇拝の念が
こめられた無数の石が積み重ねられています。 -
ここにある無数の石塔は、仏教概念としての
「賽の河原」、つまり親に先立って死んだ
子供たちの供養塔というものではなく
神々への崇拝の念から願いを込めるという
意味で積み上げられているそうで
戦前の写真には見られないことから
最近になって自然発生的に造られたらしいです。
しかし、こう圧倒的な物量で並んでいると
ある種の畏怖や畏敬を感じる場所でもあります。 -
ここからは「閲覧注意!」
この写真以降の3枚には、大量のオーブが
らしきものが写っています。たぶん雨粒や湿気が
内蔵ストロボに反応したものだとは思います。
しかしもし気分を害される方がおられましたら、
ご覧にならない方がいいかもしれません。
私どもは霊感なるものとはトンと縁がない
タチなので、この写真からは特に何も感じませんが。 -
ただ、この洞窟を見た瞬間は普通に「こわっ」と
いう気はしました。中に入るのにやや躊躇する感じ。
天気も最悪だったので、臨場感は思い切りありました。
空気も二・三度は下がったような感覚。
かのスピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さんは、
とある番組で「日本で最もパワーの強い場所」と
おっしゃっておられるそうですが。 -
他の方の旅行記でも、ここに行って
気分が悪くなったという人もおられるようで、
確かに色んなものが集まってくる場所と
いう感じはしますね。
なんかねー、スゴイ所だなぁと思います。
今回の高千穂小旅行で、一番印象に残った場所でした。 -
こわいけど、綺麗なところです。
次は晴れた日や紅葉の頃なんかにも来てみたい。 -
さぁ、天の安河原をあとにして、
再び宮崎市内に戻りましょう。
雨脚と風はますます強くなってきました。
台風がまもなく宮崎に一番近くなる頃を
迎えるようです。 -
この橋の上かな?
30分いると気が集まってきていいんだとか? -
翌9月30日
台風一過とはよく言ったもの。
どうです!
これですよ、これ。
これが南国宮崎の空。 -
こうして早々と空港に来たのは、
伊丹行きが欠航となったため。
ちょうど大阪に台風が
近づいているそうで・・・。
こっちはこんなに晴れているのに・・・ねぇ。 -
伊丹には飛ばないので、
とりあえず福岡まで。
そこからは新幹線で帰ればいい。
今回の旅は、様々な交通機関の利用です。
船・車・飛行機・新幹線・・・堪能・・・。 -
イチオシ
その分費用は倍。
でもね、明日仕事あるし
絶対京都に戻らないと・・・。 -
宮崎−福岡間は小型旅客機。
アイベックスが資本提供?
している機体?なのでしょうか。
ものの40分で福岡着となります。
そこでご当地博多ラーメンでも喰って
新幹線で爆睡の予定。 -
ところがねぇ。
博多駅着いたら、
「岡山までしか行きません」とか何とか。
岡山で下ろされても・・・と
不安になりつつ、とりあえず乗るしかないし。 -
結局、名古屋行きが新大阪どまりになって
丁度新大阪着いた時に、1時間半おくれたこだまが到着し
米原あたりまでいくそうで、ラッキーと飛び乗りました。
京都駅では特急券の払い戻しも受けられて、
ちょっと儲けた気分。損は損なのですが。
なんか色々あって気も病まされた帰洛でした。
一度くらいは予定通りにきっちり行きたいものです。
ではでは、今回も最後までおつきあい下さり感謝でーす。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- サウスピーチさん 2012/11/26 07:59:06
- 私も行ったんですよ〜!
- ねいちゃさん、おはようございます。 お久しぶりですね!
私の最新の旅行記でもうお分かりの通り、また日本に帰国しておりました。
京都に行ける時には絶対にねいちゃさんにご連絡を〜!と思っておりましたが、
残念ながら今回もその機会は訪れず・・・。(涙)
ねいちゃさんのこの旅行記のタイトルを見て、「え〜っ! 私も行った〜!!!」と思いましたが、
(すいません。 変にテンションが上がってしまいました。 ^^;)
私は福岡からバスツアーで10月24日に行きました。 (何とツアーは人生初!)
何しろ行く途中、今回も行き損ねた雄大な阿蘇山を眺めながらバスは走って行ったので、
もう既にそれだけで満足状態。(^^; この日は今年一番冷え込んだ日で、前日購入したユニクロの
ウルトラライトダウン(なんて軽いんだ!)を着ての出発でしたが、晴れていたせいか、お昼過ぎにはもう暑くて暑くて・・・。
それにしてもめっちゃ歩きました! ツアーは「バスハイク」と呼んでいたので、なぜだろう?と思っていましたが、
その訳はすぐに分かりましたよ。 天安河原では、弟や友人は、「洞窟のところは冷やっと感じたよ。」
と言っておりましたが、散々早歩き(ツアーなんで時間がない!)で坂をおりたあげく、
何しろ薄いセーターにダウンジャケットを着ていたもんですから、
冷やっとするも霊気を感じるも何も、汗ダクダクで全く分かりませんでした!(苦笑)
でも、高千穂、本当に素晴らしいところです。 大好きになりました。
今度は泊まりでゆっくり行きたいです。
ちなみに、高千穂神社の「鉄製の狛犬」ですが、ねいちゃさんも疑問に思われていた通り、
あの写真の狛犬(入り口にあったものですよね?)ではないと思います。
神主さんの説明によると、お参りする神社本殿向かって右側へ続く渡り廊下のような場所の
ガラス窓の向こうにひっそりと座っていらっしゃいました。 これがまた、知らなければ誰も見ないような場所で、
私は一応写真を撮ってきたので、後程、旅行記を見て頂ければ・・・と思います。
それでは、またこれからも宜しくお願いしますね♪
サウスピーチ :)
- サウスピーチさん からの返信 2012/11/26 14:31:45
- RE: 私も行ったんですよ〜! (訂正)
- すみません。 高千穂神社の「神主さん」と書きましたが、「宮司さん」の間違いでした。
サウスピーチ :)
- ねいちゃさん からの返信 2012/11/26 20:54:32
- RE: 私も行ったんですよ〜!
- お久しぶりです。
いつもなら、すぐに「書き込み」があるのに、あれ〜って思ってました。
体調でも壊されたのかと思って心配していたんですよ。
帰国されていたのですねー、よかったです。
改めて、弟さんのご結婚おめでとうございます。
> 京都に行ける時には絶対にねいちゃさんにご連絡を〜!と
是非ご連絡くださいねー、今の季節は京都のどこをみても美しすぎます。
もし京都をご訪問される機会があれば、連絡先お教えしますね。
> 「え〜っ! 私も行った〜!!!」と思いましたが、
いいですよねー、高千穂峡。
台風でどうしようもない日でしたが、それでも美しかったぁ。
子供が宮崎にいる間に、熊本や阿蘇山も制覇したいと思ってます。
熊本は新幹線で素通りだけだから・・・・。
> あの写真の狛犬(入り口にあったものですよね?)ではないと思います。
ですよねー、納得しました。
鎌倉期のものを外に放りだしておくわけないものね。
そうですか、右側にあったんですか・・・
「本物はこっち→」みたいな掲示あってもいいのに。
本物は見ておきたかったです。
旅行記また拝見させていただきます。
ではでは。
とりあえず、ご無事? で何よりでした。(笑)
- サウスピーチさん からの返信 2012/11/27 08:33:01
- ご心配、ありがとうございます。
- ねいちゃさん
> いつもなら、すぐに「書き込み」があるのに、あれ〜って思ってました。
> 体調でも壊されたのかと思って心配していたんですよ。
ご心配おかけしました。(^^; でも、思い出して頂いてちょっぴり嬉しいです♪
日本滞在中はネットは見れたものの、ゆっくりくつろいで閲覧できる環境になかったので、
4トラは見ないようにしていました。 ただ、一度メールが届いたのをチェックする為に訪れたら、
訪問欄にねいちゃさんのお名前を発見し、アメリカに戻ったら連絡しないと〜!と思っておりました。
京都はですねぇ、前回行けなかったんで、今回こそはっ!と思っていたんです。
外国人や日本人でも海外永住権取得者に対して、ジャパンレイルパスなる特別なJR乗車券があるんです。
それを使うと、その期間JR乗り放題(但し、新幹線ののぞみは除きますが)なんです。
だから、帰りに「福岡−広島(宮島)−名古屋(弟がいる)−京都&奈良−東京」というルートを
一応頭の中で計画していたんです。 が、叶いませんでした。 せめて宮島の厳島神社だけでも〜!
とツアーに申し込みしたら、もういっぱいで締め切ってました。 くぅ〜。 (。>0<。)
日本滞在中にあれこれ計画を立てようとしても、その他の考慮すべきことが多くてなかなか上手くいかないので、
次回はこちらから既に計画を立ててから出発しようと思っています。
そうそう、私はまだ九州新幹線、乗ってないんですよ! ストラップは2つ持ってるんですけどね☆
それでは、また!
サウスピーチ :)
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