2012/08/20 - 2012/08/22
2514位(同エリア2968件中)
namiさん
オランダ・ベルギー・フランス・チェコ・オーストリア・ハンガリー・イタリア7か国の旅
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 飛行機
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
29日目 8月20日月曜日
ヴェネチアの朝。9時半頃、朝食。11時頃チェックアウト。荷物を預かってもらう。
2時間くらい、駅周辺で、ヴェネチアン・グラスのアクセサリーを探すことにする。
長い旅の間、それぞれの街で、いろいろ買いたいものはあったが、そうでなくても、荷物(スーツケース)を持て余している状態なので、なるべく買わないようにしてきた。それに貧乏旅行なのに、調子よく買い物するわけにはいかない。高級ブランドショップも何店も何店も(のべ数十店くらいになるかも)前を素通り。入ることさえしなかった。今度の旅行の趣旨と違うからと自分に言い聞かせ・・・
それはいいのだが、あまりにも自分に何も買ってないと気づく。
それなりに、人へのお土産は、軽いもの、小さいものをちょこちょこ買っていたのに。
ということで、ヴェネチアン・グラスもいいものは高く、激安のものは、ほんとにヴェネチアン?という感じなので、お店の人が「これはムラーノ製だ」というのを信じ、実際に使いやすそうな色、デザインのネックレス数点を楽しく選んだ。
ヴァポレットに乗ってホテルに戻る。荷物を受け取り、また駅へ。24時間券の時間がほんとにビミョーなところだったので、真面目?に歩いていく。ヴェポレットの乗り場は近かったのだが、階段付きの橋を1回使わなければいけない。駅までは、もう1回。ちょっと大変だったけど、仕方ない。
ンン年前にイタリアに来たとき、全体に印象が悪かった。ヨーロッパ8か国くらいを3週間で回る学生向きのツアーで、それはそれは楽しかったのだが、断トツというのか、唯一印象が悪かったのがイタリアだった。その後も「イタリア、イタリア」とみんなからチヤホヤされるのが、ケッ!という感じで、今回の行程にも私はイタリア抜きでいいと思ったくらい。
特に、印象が悪かったのが、ヴェネチア。部屋に荷物がなかなか来ない、シャワーのお湯が出ない、食事を食べに出ると法外と思われる金額を取られる・・・
ところが、今回、ヴェネチアは、とてもよかった。警戒心いっぱいのイタリアだったが、ちょっとここで、気分が緩んで、ミラノでギャフンとなってしまうくらいに。
ローマやナポリで、観光資源のすばらしさの上にあぐらをかいている京都のような町だなあ(京都に怒られる。ごめんなさい。)と、観光業全般に感じた気持ちが、ここでは感じられなかった。たまたまだったのかも。ただ治安面では、随分マシなのではないか。水辺なので、湿度も高いかと思うが、影が多かったからか、暑さも少しマシに思った。
お名残惜しく、ヴェネチアを2時前に出る。列車は、ここだけAVではなかったのかもしれない。やたら、駅に止まり、2時間半かかってミラノ到着。
ミラノのホテルも駅近だった。チェックインしたあと夕食まで部屋で休む。 -
駅前で、ガイドブックに載っていたよさそうなレストランを探すが、見つけられない。
夏休みでたくさんの店が閉まっている。
駅の中でもいいかと探すが、レストランっぽいところは1軒だけ。やたら広いフロアに人がほとんど見えない。どこもなかったら、ここだね、と言ってもう1度外へ。
ここでいいかという感じで1軒の店のテラスに座る。他に1,2組いた。
やたら軽いノリ。「こんにちは」「いらっしゃいませ」のような日本語で話しかけられる。日本語メニューもある。そういえば、日本語メニューのあるお店にほとんど入らなかったなあとか思いながら選んでいる間に、ドリンクの注文を聞かれる。そのメニューにはドリンクは載ってなかったが、「ビール」を頼む。
メニューなしで、ドリンクを頼むのは、カプリ島でしか経験がなく、ちょっと抵抗がなくはなかったが頼む。
運ばれてくる。
チョー特大ジョッキが2杯。
私たちの相手をしていたウェーターとは違う人が、ちょっと申し訳なさそうな顔で持ってくる。「え??、こんなの飲めない」と抗議する。
1杯は下げてくれたが、もう私は怒り心頭で、「How much?」と聞くと「20ユーロ」という。
そこでまた、値切るとか、そのまま出ればよかったとか、あとから考えると自分にも腹立たしいのだが、こっちにもサイ
ズを言わなかった落ち度があるとか、1杯さげてもらったしとか、思ったんだろう。2人で早飲みのように飲む。
このジョッキー最初から2本のストローが挿してあるのだ。
そんなもの2杯も持ってくるな!!!
20ユーロ置いて、さっさと出た。
あとから結局2杯分払ったかなあとチラッと思って、また腹立たしかった。
で、駅に戻る。店の名前は忘れたが、リナーテ空港にも同じ店があった。相変わらず、ガラガラだが、入ってみると、日本人グループが1組。全く期待せずにシーフードのセットを頼んだが、これは良かった。
アンティパストとリゾットが、シーフード。どちらもおいしかった。
さっきビールを飲んだ!ので、水にしておいたが、思わずワインを頼む。 -
-
もともとスイーツがメインの店なのかもしれない。別の入口から見ると、ズラーッとスイーツのガラスケースが並ぶ店だった。
デザートのフルーツタルトがおいしかった。
最初からここにしとけばよかった。 -
30日目 8月21日火曜日
8時にホテルを出る。
ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」を見るため。
予約時間は8時45分
。20分前に着くようにプリントした紙に書いてある
。中央駅から地下鉄で1本。1日券を買う。
最寄りのCadorna駅までは順調。地上に出る。
地下鉄はバスやトラムより使いやすく、どの町でも、わりと利用した。
難点は、地上に出たとき、どこに出たのかわからない時がよくあることだった。
そこで地図を出して、表示や標識を見て判断して、歩き始める。この日も同様。
最初の方向も間違ってはいなかったと思う。
ただ、そうじゃない道を選んだ方がよかったのかもしれない。途中で向こうから「May I help you?」と親切に声をかけて、道順を教えてくれたお姉さんがいたのだが、聞き方も悪かったようだ。
違うところを教えてくれたように思う。聞き方まで、間違うとはさすがアホだ。
その時は間違っているとは思ってないので、サンタ・マリア・デッレ・グラツェ教会に着いた気でいる。
受付を探すがみつからないので、ウロウロする。20分前にはなっていたので、ちょっとあわてて、近くにいたおじさん3人組に聞く。
そして、1番英語が得意そうな人が答えてくれた。
そこで自分たちが全然違うところにいることを知る。
私たちが行きついたところは、カトリック大学。
その横のサンタンブロージェ聖堂をS.M.デッレ・グラツェ教会と思っていたのだ。
予約時間がないのなら、またやっちゃったよ、テヘですむが、45分まで10分ちょっとしかない。距離的には走ればギリギリ間に合いそうだが、ちょっとややこしそうだ。でも、がんばる。走る。
でも、また自信をなくし、早めに聞こうと犬の散歩をしているおじいさんをつかまえ聞く。これは失敗だった。これで2,3分ロス。
教会にたどり着いたときは8時50分になっていた。道に迷って遅れたと受付であやまる。
髪の毛振り乱し、真っ赤な顔(多分)でハーハーしてるので、受付のお兄さんに笑われた。
そこに座ってちょっと待ってと言われる。
どうなるかと思ったが、何とかなりそうでホッとする。
しばらくして「大変申し訳ないが、1人が次の回、もう1人がその次になるけどいいか?」と言われ、ありがたくお願いする。
時間になり、1人遅れて、案内された。
「かたじけない」とお兄さんがいうので、「こちらこそかたじけない」と心の底から答えた。どこで覚えるんだろ、そんな日本語。一瞬閉じ込められたかと思うような、ちょっと開くのに間があるいくつかの自動ドアを抜け、「最後の晩餐」の部屋に入る。
あ~これが!という感じだった。近年修復されたらしく、思ってたより鮮やかだった。
15分1枚の絵と向き合えるので、ドキドキしてしまう。
予習してきた知識を思い出して見るのだが、やっぱりドキドキ。
細かい部分も見ようとするのだが、ぼーっとしてしまう。
日本人ツアーの人がほとんどで、みんなオーディオガイドを聞いている。いいなー。
ドキドキとぼーーーっととは全く違うと思うのだが、何だかそんな感じで終わった。
ブックショップで15分次の回まで待って出る。次の回も日本人が大部分だった。 -
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また地下鉄に乗り、ドゥオモへ。壮麗という単語が浮かんでくる。
前の広場には、ミサンガ売りがたくさんいる。警官も。あちこちで、トラブルの仲裁というのか、処理をしてる姿が見られた。 -
ドゥオモ内部
薄暗く、こちらは荘厳。どこの教会でもそうだが、中に入ると、信者じゃなくても敬虔な気持ちにさせられる。また、そうでなければ、一心に祈る信者に悪い気がしてくる。
前にも書いたが、イタリアの場合は特に、外の世界のユルさとのギャップが大きいと思う。
地下も見学する。 -
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a
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ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
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床のモザイク
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今日の見学の予定はすべて終わった。
ということは、この旅行の見学の予定がすべて終わったということ。
あとは、食べることとお土産を買うことだけ。
11時半頃、ドゥオモ近くのデパート、リナシェンテ最上階のフードフロアに行く。想像してたより、おしゃれな感じ。屋外のテーブル席に座ったことは、ちょっと後悔。暑かった。
アンティパストとバジルペーストのショートパスタ(インゲンとジャガイモ入り)。グラスワイン。2人で50ユーロ。
わりとイタリアの食費は高くついた。
イタリアは最終地でもあるし、1度はちょっといいレストランでフルコースをと思っていたが、結局、それはかなわなかった。
このランチでお腹いっぱいになり、夜はフルーツですませたから。
アンティパストとパスタやリゾ
ットが大好きで、そこでお腹もいっぱいになるので、別に構わないのだけれど。どこまでも質素な旅であった。身の丈にあったというのか・・・
そのあとは、おみやげのお買いもの。
まだセールの張り出しのあるお店に何軒か入る。
この時期なのだから、売れ残りと言ってしまえばそうなのだが、ファッションの都ということで、ちょっといいような気がする。
あとは食材。「ペック」という高級食材店にも行くが、結局買わず、スーパーで、乾燥ポルチーニ茸やリゾットの素など買う。もっといろいろ、たくさん買いたかったのだが、帰りの便の重量制限が気になってセーブする。
夕方、早めにホテルに戻る。
荷物の整理。
ブダペストの空港で、スーツケースの重さが23キロだったのが、ひっかかっている。
あれから荷物は増えこそすれ、減ってないからだ。
家からプリントアウトして持ってきていたチケット類の紙の束くらいしか、減らすものはない。
捨てたくなかったが捨てる。
パンフレット、半券類は残す。
KLMは重量に厳しいというのを、ネットで知り、ガイドブック5冊、文庫本5冊は、もしもの時、カウンター前ですぐに取り出せるよう、バッグに入れて収納する。
この本類が重く、これを抜いたら確実に大丈夫そうだ。
スーツケースはわりとスッとしまり、持ち上げても、そんなに重い感じはしなかった。
明日は、ホテルの部屋を出て、自宅に帰るまでは一人で行動するので、ちょっと緊張する。
行きはアムステルダム直行だったので、さすがの私でも大丈夫だったが、帰りはちょっと不安。シュミレーションをする。イメージトレーニング?!
ここで、また重大な事実発見!
自分はてっきり、マルペンサ空港から乗るものだと思い込んでいたが、なんとリナーテ空港!
よく気づいたものだ。
一人で、マルペンサ空港でパニックになるところだった。
空港バスの乗り場は確認済みで、3つの空港はみんな同じ場所からなので、それは大丈夫。
ネットで時刻表を見て、本数もたくさんあることがわかり安心。
このまま、ず~~っと旅を続けていられたら、どんなにいいかと思う。
職業は旅人!
いいなあ。
でも、そんなことを思ってもしかたがない。
それに、こういう時は、「またいつでも来ようと思えば来れるから」と、わりと何でもなく思うものなのだ。
実際はそんなことはないんだけど。
そうそう海外旅行もしてられない。
したとしても、今度はちょっと方面をかえようとか。
大体1か月という長さは・・・もうないとは言いたくはないけど・・・
31日目 8月22日水曜日
8時頃、1人ホテルの部屋を出て、中央駅横からバスに乗る。
リナーテ空港は30分くらいだったか。
近くてよかった。
空港もあまり大きくなくて、私にはよかった。
チェックイン機で自分でチェックインしたことがなかったので不安だったが、日本語表示があったので大丈夫だった。
旅の途中、できるだけ日本人に会わない方を喜んでいた性格の悪い?私だったが、隣のチェックイン機も日本人だったので、ホッとした。
心配だったスーツケースは23.3キロで、ぎりぎりセーフ!!
ほんとは300グラムアウトなんだけど・・・このビミョーなところが天才的!
スキポール空港の乗り継ぎが不安で、ひょっとすると走るということもありうると考え、免税店も横目に通り過ぎ、早めに搭乗口近くですわる。一人旅気分も悪くない。
11時前、ミラノ発。
2時間弱でアムステルダム、スキポール空港到着。
前の方の席だったので、さっさと降りられ、チャッチャと移動。
「あと搭乗口まで15分」とかの表示もあり、ほんとにわかりやすい空港だった。
私が言うくらいだから間違いない。
泣きそうになったり、走ったりしないでもいいとわかったので、国立ミュージアムの分室(思ってたより小さかった。もっと時間がつぶせるかと)に寄った後、最後の買い物。
約1か月前、ザーンセ・スカンスで散々試食をしておきながら、買わなかったチーズやマスタード、なんでオランダで買うのかと思いつつ、イタリア産オリーブオイル、余ったユーロでお菓子など買う。
もうここまで来ると日本人、それも関西弁の世界。うれしいような、うれしくないような・・・セキュリティー・チェックは搭乗口の寸前だった。こういう空港もあるんだ。
32日目 8月23日木曜日
予定より40分くらい早く、関西空港到着。到着予定時間の8時55分には、もう空港バスの中ですわっていた。スムーズに帰国でき、ほんとによかった。全日程、事故もなく、元気に過ごせて何よりだった。
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