ミュンヘンから日帰り列車の旅（４）ニュルンベルク

2011/08/14 - 2011/08/14

ミュンヘンを起点に、鉄道を使って日帰り往復可能な街を観光しました。
２日目の後半はニュルンベルク。
皇帝の城カイザーブルクが第一の目的でしたが、ハレンキルヒェ様式の教会建築も印象に残りました。

エリア ニュルンベルク(ドイツ)

ニュルンベルク中央駅
レーゲンスブルクからＩＣＥ（新幹線）で約１時間。

ケーニッヒ門
Konigstor
工芸品市場は日曜のためお休み。

ケーニッヒ通り
konigstr.
駅からニュルンベルク旧市街へ。

ザンクト・ロレンツ教会
St.Lorenz Kirche
１２６０年〜１３７０年建設。
バイエルン福音ルター派、旧市街のペグニッツ川南岸のローレンツ地区の教区教会。
歴史ある重厚なカトリックの教会堂に比べて、聖書中心主義のプロテスタントの教会建築はシンプルなものが多いですが、さすがドイツは宗教改革発祥の地だけあってプロテスタントの教会でも伝統があります。

ザンクト・ロレンツ教会の扉口。
中世ゴシック様式。

ザンクト・ロレンツ教会の身廊。
このあたりは普通の教会と変わりませんが・・・

ザンクト・ロレンツ教会の内陣。
天井が広いハレンキルヒェ（Hallenkirche）。
英語で言えばHall church、つまりホール式教会。
ドイツ文化圏独自に発展した建築様式。

「受胎告知」
"Englischer Gruss"
彫刻家ファイト・シュトス（Veit Stoss）の代表作。
１５１８年頃。

「受胎告知」
後ろから見たところ。

剣を構える大天使ミカエルの像
１４８０年頃の作品。
キリスト教も多神教だなと思います。

ザンクト・ロレンツ教会のステンドグラス。
これは新しいものらしい。

第２次大戦で被災したときの残骸。

美徳の泉
Tugend Brunnen

ペクニッツ川
Pegnitz

シュルト塔
Schuldturm
ペクニッツ川の中州に立つ中世の塔。
１３２３年建造。

ハンス・ザックス
Hans Sacks
ワーグナーの歌劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の主人公。

フラウエン教会
Frauenkirche
１４世紀建立。

フラウエン教会の正面。
天文時計が有名。
残念ながら動いているところは見れませんでした。

フラウエン教会の内陣。

うるわしの泉
Schoner Brunnen

旧市庁舎
Altes Rathaus
このあと雨にたたられたとき、この中に避難しました。

ゼバルドゥス教会
Sebalduskirche
バイエルン福音ルター派、旧市街北側のゼバルドゥス地区の教区教会。
ニュルンベルク最古の１３世紀の建築。

ゼバルドゥス教会の身廊。
左右の側廊と天井に高低差のある普通の教会建築様式。

しかし内陣のほうへ進むと・・・

ゼバルドゥス教会の内陣。
天井全体が高いハレンキルヒェ様式。

聖龕
Sakramentsnische
１３７５年頃のもの。

ナチス・ドイツ時代のニュルンベルク。

第２次大戦で被災したゼバルドゥス教会。
復興作業の写真も展示してありました。

ゼバルドゥス教会の正面。
このときは天気が良かったのですが・・・

ゼバルドゥス教会の外観。
ハレンキルヒェの内陣が高くなっているのがわかります。

街角の日時計。
影もくっきり。

カイザーブルク
Kaiserburg
ニュルンベルクという地名は、この「岩山」から。
歴代神聖ローマ皇帝の居城。

ジンヴェル塔
Sinwellturm
第２次大戦の爆撃も生き延びた中世の塔。

ジンヴェル塔のらせん階段を登ります。

ジンヴェル塔の上から。
内陣の高いハレンキルヒェ様式のゼバルドゥス教会やザンクト・ロレンツ教会を一望。

ジンヴェル塔から見下ろすカイザーブルク城内。

ジンヴェル塔から見下ろすカイザーブルク城内。
右端は旧厩舎、現ユース・ホステル。

中央広場
hauptmarkt
にわか雨が降ってきて人影もまばら。

聖霊病院
HL.Geist-Spital

駅まで戻ってきました。
車体広告のあるベンツのタクシーはドイツならでは？
帰路はＩＣＥでミュンヘンまで約１時間１５分。