2012/05/29 - 2012/05/29
29位(同エリア45件中)
ナオさん
ホンシャクナゲの花に会いに、四国の白髪山へ出かけました。白髪山は、前々から登りたいと思っていた山です。
四国の最高峰の石鎚山と、二番目の剣山を結んだ線上の、ちょうど中間点に聳える展望抜群の白髪山には、天然ヒノキの巨木の美林と、ヒノキの数千本といわれる白骨林があり、天狗岩などの白い露岩と、折々に咲く桜やツツジやシャクナゲなどの花もあります。眺望も抜群で、足下には町や吉野川の流れ、遠くには四国山脈の山々が手に取るように見えます。最高に気持ちよかったです。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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ホンシャクナゲの花に会いに、四国の白髪山へ出かけました。瀬戸大橋を渡り、高速道路を利用して大豊ICまで。
途中、立川PAに立ち寄り、ここで朝食や洗顔をして時間調整の後、六時になったのを見て大豊ICで高速道路からおりました。 -
立川PAには、新土佐街道の大きな石碑がありました。新土佐街道の高知自動車道は、かつての参勤交代の道とほぼ平行しているのだとか。
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立川PAで見かけた美しく大きなヤママユガです。
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大豊ICからは、吉野川に沿った国道439号線で本山町に向かい、本山東大橋を渡り、見つけた白髪山への道標にしたがって進みます。行川沿いの細い道をクネクネと走り、ガイドブックに載っていた奥白髪温泉を目指しました。見つけた奥白髪温泉は既に廃業していました。それでも、まだ看板も建物も残っていたので今回は十分参考になりました。
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奥白髪温泉の所からは未舗装の行川林道が約6kmに渡って続いています。水の流れた跡が溝になっており、段差の多い走り難いダートコースです。
これは途中にある「樽の滝」です。 -
白髪山登山口近くの駐車場に到着は7時10分。ここの標高は、もう1000mを越えています。ここからは展望も開け、少し霞んでいるものの四国山脈が綺麗に見えました。
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私達がこの日選んだコースは、白髪山の四つある登山コースの中の行川(なめのかわ)コースです。このコースは、林道で最奥まで入れ、コースタイムが最も短いので登り易いのです。
登山開始は7時半。水場を過ぎ、林道を200mほど歩くとゲートがあり、そこに登山口の標識があります。ここから頂上までは1500mで、コースタイムは一時間十分です。最も、登山口には不思議なことに、頂上まで約2kmの標識も立っていましたが。 -
登り始めは階段状の急登ですが、すぐに尾根道に出ます。そこからは、歩き易い整備された道を進みます。やがてベンチがある頂上まで1080m地点に着きます。ここで小休止です。
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イチオシ
道はヒノキやマツ、ツガの巨木、アセビやシャクナゲの自然林の中の、石と木の根の歩き難い道となります。
私の会いたいと思っていたホンシャクナゲのピンクの花が見え出すと、もう頂上まで870mの地点です。 -
8時15分、壊れた避難小屋の所を通過します。
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壊れた避難小屋の所のすぐ上には、頂上まで500mの標識がありました。
ここからは、倒木の下を潜り、苔むした石を踏んで登ります。
白髪山は高知の県立自然公園で、材木遺伝資源保存林に指定され守られているので、ここでは白骨林も倒木も、自然のままにして置かれるのだそうです。 -
大岩が現れたので、高い所大好きな私達は、ザックを置いて、その岩に登ってみます。
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岩の上からは、幾重にも重なった四国山脈の山々が、霞を被って薄く濃く浮かんで見えました。四国は山深いなぁとつくづく思ったのでした。
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頂上まで0.2kmの地点です。
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9時10分、頂上直下の大きな岩を、左から巻いて登り越えます。
背の低いシャクナゲやアセビ、ツツジの木が多くなり、展望も開けてきます。
頂上はすぐです。 -
9時15分、三等三角点のある白髪山1469.6mの頂上の一角に立っちました。
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続いて、ピンクのテープが巻かれた先の広い頂上に移動します。
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ここが白髪山1469.6mの広い頂上です。
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この日の白髪山の頂上は、私達だけです。白髪山で、二人だけの何とも贅沢な時間を満喫したのでした。
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イチオシ
白髪山の頂上からの眺望は最高で、近くには白い岩と数千本とも言われるヒノキの白骨林と、ピンクのシャクナゲ、足下には町や吉野川の流れ、遠くには四国山脈の山々が手に取るように見えていました。
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これも白髪山の頂上からの素晴らしい眺望です。この日は少し霞んでいましたが、それでもごらんの通りです。
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これも白髪山の頂上からの素晴らしい眺望です。
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頂上にちょうど一時間いて、早い昼食を取り、また同じコースをゆっくりと下りました。
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これは白髪山頂上付近のシャクナゲです。
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これは白髪山頂上付近の白骨林とシャクナゲです。
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イチオシ
下りにも、途中途中で、岩の上に立ちました。展望は御覧の通りです。
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これは倒れたまま生きている巨木です。
白髪山には古代から熊野十二社権現が祀られ、代々のお留山とされていたので、天然檜の巨木が残っているのだそうです。 -
苔むした倒木には、大きなサルノコシカケが生えていました。
登山口に下山は十二時ジャストです。のんびり遊んだ四時間半でした。
私達は、白髪山では誰にも会わないままに登山口まで下ったのですが、私達が下った時、高知と岡山からの二組のグループが、ちょうど登山口に到着したところでした。 -
帰り、大歩危の道の駅に立ち寄りました。
ここには妖怪屋敷があります。私達は妖怪屋敷には入らず、道の駅のカフェのテラスで、大歩危の景観を楽しみながらコーヒーを飲みました。 -
これが大歩危の眺めです。
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これも大歩危の眺めです。
白髪山登山の帰り、久々に大歩危に立ち寄ることが出来、岩と清流の眺めを満喫することが出来ました。
いい一日でした。
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