2010/09/24 - 2010/09/25
456位(同エリア484件中)
つうさん
それは意表をついた提案だった。今年後半の活動を決める重要な会議で、N隊員から発せられた。行き詰った登ろう会活動に活性化のインパクトを与えるかもしれない。なにっ、登ろう会の活動は行き詰って「よじ登ろう会」だったのか??いやいや、そういう訳ではないが、むにゅ。提案は無事、可決された。という訳で、9月24日、いつものオジサン三名は一生懸命に自転車をこいだ。参加者メンバーからは活性化インパクトのかけらも感じられないものの、ここにさわやかな瀬戸内を舞台にした「しまなみ海道走ろうかい」の活動記録を発信させていただこう。
朝8時10分、私達は三原→瀬戸田の高速船に乗り込む。瀬戸田港から十数分歩いてレンタサイクルを受け付ける観光案内所に着く。ここを起点に多々良大橋→大三島橋→伯方・大島大橋→来島海峡大橋を渡り、四国・今治市になだれ込むのだ。まさに片道約45kmおよそ6回のアップ・ダウンを繰り返すハードな行程である。実は距離について、私は片道30kmと読んでいた。会長はその誤った情報を基に、事前にトレーニングを試みていた。ある日会長はネット(しみなみ海道関連サイト)で走行距離を再確認し私の過ちに気がついた。当日、会長はこの事実を指摘した。しかもその過ちが、私の地図上を指先で目測した行為によるものであるという事まで見抜いたのだ。「指で測ったんじゃあないの??」。要注意、恐るべし千里眼である。
自転車選びは大切である。係のおばちゃんは「ずっと、これに乗るんだから。しっかり選んでね」。私とN隊員は何度か自転車をかえて試乗しながら厳選した。N隊員は腰が痛くならないようにママチャリにした。かくして、三台の自転車はゴールの四国を目指してスタートする。
天候はほぼ快晴。さわやかな風が心地よい。道はすぐに海岸へと繋がる。私達はきらきらと輝く海面を右手に眺めながら進む。みかんの島だから左手斜面はみかん畑である。会長車がどうも遅れ気味になる。ママチャリよりも遅い。ギアチェンジが上手く作動しないそうだ。致命的でもなく、そのまま進むものの、一応は言っておいた。「しっかり選んだんじゃないの??」。二人が先を行き、止まって会長を待つ。追いついた会長が「なにっ、休憩ですか??お先に〜っ」と追い抜く。このパターンが出来上がった。
最初の難所(高低差70m)である多々羅大橋入り口(写真)を上る。橋では「鳴き龍」という音が良く反響する場所があり、ここで「パチン、パチン」と手をたたいて喜ぶ。渡り終えた場所にある橋の良く見えるレストランで、お待ちかね11時のおやつとする。ヒラメのお造りと中ジョッキーの生麦茶をたのむ。いえ、決して生ビールではございやせん。麦茶でやんす。美味しいヒラメと生麦茶、それから行程と時刻を確認して「ほぼ順調」である事に満足する。 (続く)
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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