トンレサップ湖・水上都市に暮らす人々～カンボジアの旅1992（その6）

1992/02/18 - 1992/02/18

アンコール遺跡を堪能したあとは、東南アジア最大の湖であるトンレサップの水上都市へ。

簡素な高床式の小屋から家舟まで、湖で暮らす人々の生活を垣間見ることが出来ました。

子供達の元気な笑顔が、とても印象的でした。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船

1992年2月18日（火）

タ・プローム遺跡を見た後、トンレサップ湖に向かった。

途中に感じのいい集落があったので、ちょっと寄っていく。

タイムスリップしたような村の風景。

子供が川で遊んでいた。

こんな村にしばらく滞在してみたい。

大人たちは網の手入れをする。

赤ちゃんをハンモックであやす少年。

こちらは別の集落。

路上に市が立っていた。

果物を売る女性。

パンとスープを売る店。

色々な干物、惣菜。

手前の姉さん、ハエを追っ払いながら談笑中。

大勢の客が集まっていた乾物屋。

子供の目当てはくじ引き。

日本の駄菓子屋と同じだ。

トンレサップに到着。

乾季のためか、砂浜の上に屋台が沢山出ていた。

暑い〜、そして臭い〜。

魚や貝による腐敗系のにおいだ。

お母さんの腸骨にまたがって抱っこされてた子供。

この暑さのなか、玉突きを楽しむ青年たち。

簡素な小屋に住む親子。

この辺は雨季になったら水浸しになるそうだ。

さらに先に歩くと、ボートハウスが連なっていた。

私もここからボートに乗り、トンレサップ湖に続く川を進む。

いかだの家と木のボート。明るい家族。

洗い物をする女性。

笑顔がいい。

船にタールを塗るおばさん。

顔が怖い。

※ポルポト政権の頃の影響で、笑顔を失ってしまった人が多いと聞いたことがある。確かに田舎に行くと、鋭い目つきと表情に乏しい顔つきの人も見かけた。

タールを塗った船は、こうやって乾かす。

自然の素材を有効に活用している。

小舟がスイーッと通り過ぎていく。

後の舟は子供が舵取りをしている。

家族みんなで外出。

買い物かな？

網で小魚をとる女性。

バランス良く、小舟の上に立っている。

いかだの家では・・・

女の子が昼寝中。

こっちを見て大喜びの子供。

ボートハウスの団欒。

犬もいる。

手を振る子供たち。

川からトンレサップ湖に出た。

おお、本当に水に浮かぶ町だ。

十字路ではいくつもの舟が行きかう。

これはちょっと大きめのボート。

これは本格的な木造屋根つきボートだ。

こっちはバナナの葉っぱで屋根と壁を葺いた舟。

通気性重視か。

お姉さんも起用にスイーっと漕いで通り過ぎていく。

家の前は魚場。

おかずには困らないな。

水上の町には独特のゆったり感がある。

舟がみんな手漕ぎだからだろう。

総菜屋から品物を買う、カンボジアおばさん。

親子でお出かけ。

たしか警察署だったかな？

沖にある魚場へ向かう。

まるで海みたいな広さだが、水深が1メートル位しかないそうだ。

小魚をたくさん収獲。

集めた魚を管理するおじさん。

いけすでは鯰が飛び跳ねていた。

湖の上で育つ子供たち。

沖にはプノンペン行きの船が停泊中。

この当時は、治安や交通の安全性が満たされず、外国人は乗ることができなかった。

地元の人の話では、暑くて、窮屈で、移動時間が長くて、臭い（！）と散々な評判でした。

さあ、再び水上都市を見て、シエムリアップに戻ろう。


シエムリアップの市場・プノンペン・ベトナムへ〜カンボジアの旅1992（その7）に続く
http://4travel.jp/travelogue/10679715