2012/02/09 - 2012/02/09
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mas98765さん
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ポンペイの旅行記を3回に分けて書いています。第2回は、市民広場より北側の主な見どころを見て回ります。
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前の旅行記から続きます。
再び市民広場の左手の通路を北上して、 -
つきあたります。
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このアーチをくぐって左に曲がり、すぐ右に曲がります。
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すると、右手に現代風のカフェテリアがあります。所詮は何度も行ったことのあるAUTOGRILLです。
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現在地の右手の白い建物がそうです。
※Google Map
http://maps.google.co.jp/?ll=40.750157,14.484319&spn=0.000576,0.001321&t=h&z=20&brcurrent=3,0x0:0x0,1 -
ここでトイレに行き、昼食を食べます。ピザとファンタで7.60ユーロでした。
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一度市民広場に戻って、あらためて右手の凱旋門を通って北上します。
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すると、左手に先ほどのカフェテリアの別の入口があって、
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その向こう側の
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左手にはフォルム浴場(伊Terme del Foro 英Forum Bath)があります。ポンペイが火砕流に飲み込まれたとき唯一営業中だった浴場です。
※Google Map
http://maps.google.co.jp/?ll=40.750396,14.484108&spn=0.000576,0.001321&t=h&z=20&brcurrent=3,0x0:0x0,1
左手の入口を入って(たしか)右に進むと、 -
このような入口があって、
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このような部屋に出ます。ここは男湯の脱衣室です。部屋はかまぼこのような形をしています。正面は出口ですが、正面左側の入口を入って
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進み、別の部屋の左手を見ると
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こんな感じです。
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ここは男湯の温浴室です。
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奥(南側)の端にはこのようなものがあって、
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上には天窓があります。この部屋は、当時の様子がよく保たれています。
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左側と
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右側を見るとこんな感じです。香膏やタオルを置く棚が並んでいます。その仕切りの部分には男性像が並んでいます。
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この入口を右に入って
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更に奥の部屋に行ってみます。
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ここは男湯の熱浴室です。向こう側(南側)のアプシスの部分には
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大理石の一枚岩でできた水盤があります。噴水つきだったようです。縁には文字が書かれています。「クナエウスの息子クナエウス・メリッサエウス・アペルとマルクスの息子マルクス・スタイウス・ルフスは裁判権を有する二人役を2度目に務めたとき、市参事会の承認を得て、公金で水盤をつくらせた。その制作費は5250セステルティウスなり。」という内容だそうです。
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その部分の天井にはこのような天窓があります。
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熱浴室の反対側(北側)の端には
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階段のついた温水プールがあります。
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最初の脱衣室に戻って、南側を向きます。
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正面左側が最初に入ってきた入口です。
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正面右手のところに行ってみると、中には入れませんが
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このような水盤があって、ここは男湯の冷浴室です。
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やはりここには天窓があります。
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振り返って、出口から外に出てノラ通りを西に進み、
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このような場所にやってきました。
※Google Map
http://maps.google.co.jp/?ll=40.750681,14.483933&spn=0.000576,0.001321&t=h&z=20&brcurrent=3,0x0:0x0,1 -
ここは悲劇詩人の家(伊Casa del Poeta Tragico 英House of the Tragic Poet)です。執務室に演劇の様子が描かれていたことからこのように呼ばれますが、実際はP・アニニウスという人のものだと思われます。ノラ通りに面したこの部分は玄関で、入口の鉄格子から内側の床の部分を覗くと、
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かなり色あせてしまっていますが、有名な犬の絵があって「CAVE CANEM(犬に注意)」と書かれています。これはレプリカで、本物はナポリ国立博物館にあります(この後わたしが訪れたときには貸出中でした)。
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観光客が中に入るための入口は左手にあります。
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ここには列柱廊があって、
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南側に進むと
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手前に執務室、向こう側に雨水だめのあるアトリウムがあります。入っていくことはできませんが、アトリウムの向こうの明るくなっているところが先ほど外から覗いた玄関です。
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一部に壁画が残っています。
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今度はノラ通りを東に進んで、このような場所に来ました。ここにはファウヌスの家(伊Casa del Fauno 英House of the Faun)があります。ポンペイで最大の個人住宅です。
※Google Map
http://maps.google.co.jp/?ll=40.751353,14.484648&spn=0.001152,0.002642&t=h&z=19&brcurrent=3,0x0:0x0,1 -
巨大な玄関がそびえています。
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玄関の左手の観光客用の入口から中に入ります。
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入ってすぐのところはアトリウムで、ここに雨水だめがあります。
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雨水だめの中央には踊るファウヌスのブロンズ像があって、これにちなんでここをファウヌスの家と呼んでいます。これはレプリカで、本物は後ほどナポリ国立博物館で見ます。もともとは雨水だめの中央ではなくて、向こう側の縁に置かれていたようです。
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この家の呼び名のもとになった像ですから、よく見ておきます。
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アトリウムの左手には装飾を施した寝室が並んでいました。
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右手はこんな感じで、やはり寝室があって、右手には第二アトリウムもありました。
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アトリウムの北側には執務室がありました。
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その裏手には第一列柱室がありました。現在は生垣になっています。
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ぐるりと回って第一列柱室の北側に行くと、門のように見えるこの部分の床に
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色あせてしまっていますが、このような絵が描かれています。これはイッソスの戦いでアレクサンドロス大王がダレイオスに立ち向かう様子を描いた有名な絵です。これもレプリカで、本物は後ほどナポリ国立博物館で見ます。
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これがアレクサンドロス大王で
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これがダレイオスの部分です。
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この更に北側には大きな第二列柱室があります。
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次は北西方面に向かう道をひたすら進みます。写真に撮らなかったのですが、この位置から左手の道をまっすぐ進み、かろうじて写っているヘルクラネウム門を通っていきます。
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すると、牧場のような場所に来てしまいました。あれ、道を間違えたかなと思って引き返し、かなり歩いたところで人を発見(この時期、ここまで来る人はほとんどいないのです)して尋ねると、やはりあちらじゃないかというのでまた引き返し、
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正面にヴェズヴィオ山を見ながら歩いていくと向こうから人がやってきたのであらためて尋ねると、やはりこの道だと教えてもらって
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なるほどここを降りたところの
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ここが秘儀荘(伊Villa dei Misteri 英Villa of the Mysteries)でした。城壁外(ポンペイの町の外)で発掘された保存状態のよい建物です。
※Google Map
http://maps.google.co.jp/?ll=40.753612,14.477517&spn=0.000576,0.001321&t=h&z=20&brcurrent=3,0x0:0x0,1 -
中に入ります。ここに来た目的はただ1つです。名前の由来にもなった秘儀の壁画を見ることです。でも、中はかなり広くてなかなか見つかりません。そこで傍らの人に有名な絵はどこか尋ねたところ、わざわざ案内してくれて、
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ここだと言われました。でも絵がありません。剥がれ落ちてしまったようなことをその人は言っていましたが諦めきれず、また探し回って何回か人に尋ねた後、再びこの部屋に戻ったら係員風の人がいたので尋ねてみたら、
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その場所まで案内してくれました。
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今度こそ間違いありません。これが秘儀の間です。思ったより小さな部屋です。
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左側を見るとこんな感じです。
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一連の絵は物語になっています。あいにく手前にあった最初の絵を撮り忘れたか、見ることができなかったのですが、入信に臨む女性が物憂げな表情で座っている絵があるそうです。ここに写っているのは次の場面で、少年が読み上げる式次第を女性が聞いています。
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その次の場面です。斜めだし拡大していないのでわかりにくいのですが、手前では女性が両側の付添い人の手を借りて、神の怒りをしずめるための供物を捧げています。その向こうでは老いたシレノスが竪琴を弾きながら歌い、その右側のサテゥロスが笛を吹き、その右側のバッコスの巫女が子鹿に乳を飲ませています。一番向こう側は、女性がディオニソスと従者たちを見ておびえている場面です。
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正面はこんな感じです。左側では若いサテュロスたちにシレノスが酒をふるまい、中央では酔ったディオニソスがアリアドネ(剥がれています)の膝によりかかり、右側では女性がひざまずいて、神秘の男根をおさめた神具入れのおおいをとろうとしています。
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次の場面です。スッキリした女性(右の壁一番向こう)はバッコスの巫女たちが打ち鳴らすシンバルの音にあわせて有翼のデーモン(中央の壁一番右)に鞭打たれます。
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これが最後の場面で、秘儀を終えて美しくなった女性(右側)が化粧室でケルビム(左側)のさしだす鏡を覗き込んでいます。
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どうでもいいことですが、この部屋の床はこんな感じで
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天井はこんな感じです。先ほどの係員のような人にツアーを誘われたのですが、時間がないのでお断りしました。
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この部屋の位置はここで、
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秘儀荘に向かうスロープから見たところでは、左の向こう側にある建物の部分です。秘儀荘で迷ったためかなり時間を浪費してしまいました。次は市民広場の東側の見どころを急いで見て回ります。次の旅行記に続きます。なお、旅行記の索引はこちら。
http://mas98765.yokinihakarae.com/index.html
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