2012/02/04 - 2012/02/04
3685位(同エリア7079件中)
コタさん
既に東京在住十数年、なぜかそれまで鎌倉に行こうとも思いませんでした。多分京都で散々歴史散歩しているからでしょうか。京都・奈良の古いのを見てるから今更鎌倉時代のもの見てどうするのという思いもあったんでしょう。それでも昨年3月12日に横浜に泊まって鎌倉・横浜三昧しようとしてたらああいうことになってしまって。縁がないとはこのことかも。と、色々な思いはありましたがきっかけは大手古本チェーンショップで鎌倉ガイド本が105円で売ってたんで何となく買ってしまったからです。さすが関西人。
で、興味を引いたのはお寺でもスイーツでもなくて、鎌倉七口を始めとした切通しです。鎌倉市街を取り囲んでいる山々(と言っても低山です)が城壁だとすると城門にあたるものですね。どんなものか実物を見たくて行ってきました。お天気も最高でしたし。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
鎌倉まではいつもの都営新宿線から一回の乗継ぎだけで横須賀線が導いてくれます。約1時間。こんなに近いのに何で今まで行ったことないのか、とっても不思議。お天気も最高。まずは鎌倉駅まで行きイワタコーヒー店に行列ができていることを確認してから段葛を鶴岡八幡に向かいます。小町通りは人が多かったですが、段葛は空いてます。気持ちのいい散歩道です。
-
鎌倉といえばまずはここ、鶴岡八幡宮です。まずはお約束の地を訪れておきます。鎌倉が世界遺産になればまずはここが筆頭の史跡になることでしょう。しかしながら暫定リストに載ってから早や20年、なかなかユネスコさんも認めてくれないですね。平泉に先を越されてしまいましたぞ、頼朝さん。
-
大銀杏は2010年3月に倒壊、今は根っこが元に戻され新しい芽がでていました。でもこんな大木が倒れる瞬間といのは想像に難いです。
-
源頼朝の墓、鎌倉宮を経由して釈迦堂口切通りに向かいます。ここも同じく2010年の4月に大規模崩落しています。現在は通行禁止です。ここは鎌倉七口ではない(ここは鎌倉内にある集落を繋いでいる切通しです)ですが、本来の切通しの雰囲気が色濃く残る場所です。
-
こちら側(南側)が大規模崩落の現場です。やはり砂岩でできているからでしょうか、とても脆いです。南側はこの切通の10メートル付近まで民家が建て込んできています。
-
こちらは北側です。ここが大崩落の現場かと思ってました。すっぽり抜け落ちています。あな恐ろしや。
-
一旦浄妙寺の街まで降りて、衣張山まで再び登ります。まぁ、120mの高さですので一気に登ります。登り切るとこの眺めが待っています。さすがお天気が良くて富士山を始めいろいろ見えます。右から丹沢山系、富士山、箱根、江ノ島、稲村ヶ崎、大島あたりも見えます。
-
手前には材木座の街がよく見えます。ここでお昼にします。
-
次に市街地方面に戻り、東勝寺跡に向かいます。この地は鎌倉幕府滅亡の地、北条高時が腹を切ったところです。山腹に横穴を掘ったやぐらがあり、その中にお墓はありました。幕府滅亡の地というのも哀愁が漂います。祇園山ハイキングコースの入り口なんですが誰も来ません。
-
再び鶴岡八幡宮を通ります。奉納された酒樽を見てますと珍しいことにビールもありました。
-
鶴岡八幡宮の横から出て巨福呂坂(こぶくろざか)という鎌倉七口の切通しに向かいますが、途中で道がなくなり元に戻ります。歴史的な鎌倉七口のはずですが、ここは完全消滅しています。残念。今は横に県道が走っておりコンクリート製の洞門となっています。車がバシバシ通る道は避けたいですが、ここはこの道のみですので狭い歩道を北鎌倉方面に向かい、本日初めての寺社訪問です。鎌倉五山第一の建長寺です。ぜんぜんガラガラでした。春秋はすごい人ごみなんでしょうが真冬はさすがに空いてます。
-
拝観料300円でここまで見せてくれるのかという充実感。法堂内も公開、方丈のお庭も見せてくれる。京都のお寺は見習って欲しいですね。鎌倉髄一のお寺なのに座禅会もやられていて体育会系禅道場という感じもいいですね。
-
奥に進み階段を登って半僧坊に。ここは修験道の香りがします。お堂から急な階段を登ること数分、相模湾から富士山からがよく見える展望台があります。
-
建長寺を出て北鎌倉駅方面に数分進むと亀ヶ谷坂への登り口になります。ここを登ってゆきます。車道ですが途中から車は通行止めで、すぐに峠である切通しに着きます。如何にも鎌倉七口の一つという雰囲気があります。
-
峠を下ると横須賀線の線路に突き当たり、さらに進むと海蔵寺です。境内はこじんまりしたお寺ですが、ここからすぐのところに十六の井があります。中は暗いですが4つ×4つの窪み(井戸)があります。不思議な空間です。海蔵寺の真ん前にも底脱(そこぬけ)ノ井という井戸がありますが現在は水は湧いていないようです。でも風情がありますね。
-
次に目指すは鎌倉七口の筆頭に挙げられることがおおい化粧坂です。この坂は先週降った雪がまだ残ってるのか凍てついておりました。通行注意です。いきなりの急坂でつづら折れとなってます。
-
かなりの通行があったのか岩は丸くなってます。しかし昔はこんな山道のような坂が鎌倉の表玄関だったのでしょうか。人はともかく、この坂を馬が通るのは想像し難いです。わざと通りづらくしないと関所の意味がないからでしょうか。
-
化粧坂を登り切ると源氏山公園、源頼朝の銅像が鎮座しております。ここから少し下ると銭洗弁財天宇賀福神社です。皆さん熱心にざるにお金を入れて水を掛けておられます。紙幣もびしょ濡れです。でもご利益があるのでしょう。ここで小判の形をしたお守りを拝領、火打石で火花を飛ばしてお清めしてもらえます。
-
銭洗弁財天から鎌倉駅に向かっても良かったのですが、北条政子のお墓にお参りするため再び源氏山公園に登り、山道を下って寿福寺を目指します。寿福寺は鎌倉五山の第三という大きいお寺さんで境内もとても広いのですが公開されてません。この寺の裏手には広大な墓地があり、上の方はやぐらが並んでいます。このやぐらの一つに北条政子のお墓とされる五輪塔があります。既に夕刻に近い時間であったためひと気がなくて怖いくらいでしたが探し当てられました。お参りをして帰ります。
-
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
20