３泊で駆け抜けたコタキナバル＆バンダルスリブガワン＆バンコク【ブルネイ編】

2011/04/30 - 2011/05/03

石油と天然ガスの豊かな地下資源で潤い、東南アジアで最も裕福な国ブルネイ。

「一体どんな国だろう」好奇心が沸き立ちました。
行った人に聞くと、「一日で充分」「お酒が飲めないからつまらない」「良かったのは７つ星ホテルくらい」と、ここは1回行ったら満足の国なのか？！

これは自分の目で確かめるしかない！とブルネイ行きを決めました。

ミリ、コタキナバルから陸路でバス、フェリーを乗り継いでいく方法もあるらしいのですが、今回は弾丸のため、コタキナバルからブルネイ航空でブルネイ入りしました。

人に道を聞きたくても、郊外では歩いている人を探すのが大変。
街でコーランが流れ出したり、煌びやかなモスク、近代的なホテルがあると思うと、熱帯雨林のジャングルの中でテングザル、ワニが見られたり、道路は所々陥没していたり、ドライバーのマナーが良かったり、何だか一口に語れないアンバランスで不思議な国でした。

「流しのタクシーは拾えない」、「市バスは早く終る」、「空港からダウンタウンまでのバスは分かりにくい」など、観光に力を入れなくても充分成り立つ国だからなのか、観光客が来る事をあまり想定していないように感じます。

ただ、資源には限りがあるので、いずれ方向転換の時期が来るのでしょうか？

５年後、10年後、20年後のブルネイを見てみたくなりました。

エリア バンダルスリブガワン(ブルネイ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

←ブルネイ空港に到着。

物価の高いブルネイなのでバスで移動しようと思い「地球の歩き方」を片手にバス停を探します。

第二駐車場の中にあるはずなのに、人に聞こうにも人っ子一人歩いていません。
ようやく一人の青年を見つけて、英語でバス停の場所を尋ねると、彼は私のガイドブックに目をやり「日本人ですか？僕も探しているんですよ」と。

何と、こんなところで日本人に会うとは思いませんでした。旅は道ずれ、九州から来たという、この青年K君と一緒にバス停を探し始めました。

ガイドブックに書かれてたバス停は閑散としてくる気配がなかったので、歩いて大通りに移動し、ようやく歩いている人を捕まえてダウンタウン行きのバス停にたどり着きました。
かれこれ30分以上も歩いたでしょうか。ダウンタウンまではわずか15分です。

物価の高いブルネイではB$1（65円）はあり難い！

K君はバスターミナル近くのK･H Soon Serviceという立地の良いゲストハウスに飛び込みで行くらしい。B$30。

明日は同じフライトでクアラルンプールに行くので、空港での再会を約束して別れました。

←私が泊まったのはバスステーションから歩いて15分位のジュビリーホテルです。
ブルネイでは安宿の5500円位。agodaで予約。でもK君のゲストハウスの方がずっと立地は良いです。次回はそこに泊まろうと決心。ブルネイホテルの斜め前です。

ジュビリーもコンビニが１階にあって便利でした。
冷蔵庫もあったので、持ち込んだビールを冷やしました。これ大事☆
デポジットはドルでも受けとてくれました。ブルネイドルはぎりぎりの両替だったので有難い。

行く途中迷って子連れの父親に道を聞きます。
ちょっと説明がしにくいのか、「子供たちも一緒だから乗ってく？」と。

この方のお言葉には甘えさせていただきました。父親はお金は受け取らず、親切で乗せてくれました。

ここに来るまでに「乗らないか？」と車で付いて来る男性2人連れがいました。（これはさすがに怖い）

空港近くのバス停でも「乗らないか？」と声を掛けてくる老夫婦もいました。「いくら？」と一応聞いてみると「B$１」。バス代と同じです。
（バスに乗りたかったのでお断りしました）

この国ではヒッチハイクが流行っているのか！？

道はこんな風にレンガが壊れた歩道があります。
お金持ちの国ブルネイのはずなのに、不思議な光景を見た気持ちがしました。

そういえばホテルのフロントの若い女性が、私のはめていたセイコーの時計を見て「小さくて素敵な時計」と何度も褒めて、本当に羨ましそうでした。

こんな時計、この国では、珍しくないでしょう〜？！


この国では特筆すべき事が。
それはドライバーのマナーの良さです。

信号機のない道路で渡ろうとしていると、必ず停まってくれます。
これは近隣アジアでは珍しい事です。

税金がなく、教育費、医療費も無料だと聞きました。そんな環境なので、心に余裕が生まれるのでしょうか？

歩いて市内観光。（水上集落（ボート）、テングザル（ボート）→ヤヤサンSHHBコンプレックス（ショッピングセンター）→ロイヤルレガリア→オープンマーケット）

水上集落（カンポン・アイール）を見るために、船着場へ。
B$20で一時間回ってくれるとの事で、ボートに乗ります。

途中で「テングザルも見に行かない？B$35だよ」と。（追加料金ではなく、全部で）
見たかったので承諾。

肉眼でも小さくで目を凝らさないと見れない。
双眼鏡を持ってくれば良かった〜！

←テングザルを探せ！

←ワニを探せ！

肉眼ではワニの赤ちゃんが見えました。

水上集落。

水上集落の家。ニワトリを飼っていました。

水上集落の家の中。

了解を得て写真を撮らせていただきました。

電気製品も揃っています。

結構きれいで広いです。

オールドモスク。

市場（オープンマーケット）

街の食堂でヌードルを。水も頼んで400円位。そんなに高くはないです。

夕方からはタクシーに乗って観光。（ニューモスク、エンパイアホテル、ジュルドンパーク遊園地）

２時間で5000円弱。タクシーは高いので、数人ならレンタカーを借りても良いですね。

←ニューモスク。

ニューモスク。

７つ星ホテル「エンパイア」へ写真を撮りに寄りました。

エンパイアホテルのプール。素敵です。

しかし、市街地に行くのには不便な場所にあります。
ここに泊まるとタクシー移動になるのでしょうか。

私は、夜のライトアップしたモスクにふらりと見に行ける中心地のホテルにして正解でした。

ホテルライフを楽しみたい方にとっては最高のホテルです。ゴルフ場も隣接して、大理石もふんだんに使われ、きっとホテル従業員の教育も完璧でしょう。

優雅なブルネイライフが送れますね☆

エンパイアホテルのトイレです。

エンパイアホテルの外観。

観光途中で、タクシードラーバーの家を通ったので、家へ上がらせていただきました。

末娘がイギリスに留学中で、スズキの車を２台所有していました。家は広く、非常に綺麗です。
お手伝いさんを一人雇っているなど、ブルネイらしく裕福な家庭のようです。

ジュルドンパーク遊園地へ。夕方から開園。
入場料１B$のはずが、取られませんでした。
何も乗らずに、様子だけ観察。

メリーゴーランドに乗りたかったけれど、動いていません。
他の乗り物も動いていなかったような・・・。

閑散とした園内は家族連れがパラパラ。

ブルネイを発つ日です。


これが泊まったジュビリーホテル外観。
一階にコンビニのほかにレストランがありますが、この日はクローズしていました。



このホテルは空港まで無料で送ってくれるのであり難いです。
チェックインの際に予約。

ブルネイ空港に着きチェックイン。
「空港税B$12」と言われ、「しまった！忘れていた〜」
でも、かろうじて残っていました。ほっ！

こんな事だったら、ホテルデポジットをブルネイドルで支払っても良かったかもね。

K君と再会し、昨日のブルネイの話で花が咲きました。
「一日じゃ足りなかった！また来たいよね」と、意見が一致。

確かに小さな国なので見所は限られます。しかし、治安も良く、人々も親切で居心地の良いところです。今度は、ゆっくりモスクやガレリアの中も見てみたいですし、キャンピーウォークも体験したいです。

エアアジアのボーディングパスはレシートでした。
乗るときにはすでにくしゃくしゃ。

エアアジア。


クアラルンプールで乗り換えてバンコクへ向かいます。

機内食を注文。ミートソースパスタとコーラ、コアラのマーチでRM18。

この旅行記へのコメント （2）

• poyaさん 2014/02/01 18:26:11

  ご訪問ご投票ありがとうございました

  あと、おかげさまで、遠い昔に弾丸旅行したブルネイで
  泊まったホテルが『ジュビリー』という名だったことを
  思い出すことが出来ました。外観も。
  飛込みだったこともあり、このあたりの記憶が飛んでしまって…
  
  以下余談ですが、僕もUA改悪前の駆け込みで
  北京経由ウランバートル３泊４日の発券を済ませたところです。
  こちらは７月の旅行で、８月中には旅行記をUPする予定です。
  何をするかは全然考えてなくて、ご参考になるかわかりませんが
  またお越し下さいませ。
  
  
  

  あっぷるさん からの返信 2014/02/01 21:46:36

  RE: ご訪問ご投票ありがとうございました

  エーゲ航空の修行はお得ですよね☆
  
  友人がパリに１回行っただけでゴールド会員になったと言っていました。
  目の付け所が良いって事ですね。
  
  
  ブルネイではジュビリーに泊まったんですね。
  昨年月には気になっていたk・HSOONに泊まりました。旅行記が間に合いませ〜ん。
  
  そうなんですか？改悪の前の駆け込みモンゴル行かれるんですね。
  季節も良いですから楽しみですね。
  
  私の９月末はちょっと遅い（寒い）かなと思っています。
  ただ今ゲストハウスを検討中です。ゴールデンゴビが有力です。
  
  では、旅行記楽しみにしています。
  
  あっぷる