盛春を、大急ぎで駆け抜ける（1）光に満ちた晴天の田舎の花道

2011/04/24 - 2011/04/24

２時からお客さんが来るので、今日は出かけないでいようと思ったのだけど。
台風のような昨日とうって変わってあまりにもすがすがしい青空だから。
切れたコーヒーのクリームを買いに外に出たときはほとんど確信犯。
そのまま裏の畑を自転車で走り抜けて、さーっと智光山公園まで足を延ばしてしまいました。
「すぐそこのスーパーでクリームを買うだけで、なんで２時間もかかるの！」
と、母にはあきれられたけど。
お客さんが来る前に、ついでに部屋をきちんと片付けようと思ったのに、空いている部屋に取りあえず見せたくないものを放り込んでお茶を濁したのも、昼食を抜いたので、お客さんが来たときにおなかが鳴ったのも、すべて私の自業自得@
でも、そんなことを屁とも思わないくらい、楽しい撮影散策タイムでした。大急ぎで始終、気持ちがせいていたので、消化不良気分が多少あったものの。

＜お客さんが来る前に、大急ぎで駆け抜けた盛春の旅行記のシリーズ構成＞
■（1）光に満ちた晴天の田舎の花道
□（2）ハナミズキと関山が待っていた智光山公園

智光山公園に向かう裏の田んぼ沿いの田舎道。
春の喜びを詠うかのようにあちこちに菜の花が満ち満ちていて、いやはや、どうしようかと思ったくらいです。
地上の黄色い花と天井から降り注ぐ光。
抜けるような青い空に、綿菓子のような真っ白な雲。
道ばたの花も輝きが増して、嬉しそう。
モモの花やハナミズキが白やピンクで鮮やかに田舎風景を彩る中、つい２週間前は満開の桜でドキドキさせてくれた木々は、いまや瑞々しい若葉のカーディガンをまとっていました。
初夏のまぶしさは、花の命のはかなさに寂寥感におそわれがちだった先週までの桜の季節と対照的に、元気いっぱいの前向きなエネルギーを身の内に流し込んでくれるようでした。

※桜の季節に出かけたときの２週間前の前回の田舎道と智光山公園の旅行記
2011年４月10日
「曇時々晴の花見時（1）桜のある春色とりどりの田舎道」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10558958/
「曇時々晴の花見時（2）家族でお花見にぴったりの智光山公園」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10559099

エリア 狭山・入間(埼玉)

空を映したような青い小川に菜の花が映える・その１

ふつうにプログラムモードでパチリ。

空を映したような青い小川に菜の花が映える・その２

PowerShot SX 210 ISの魚眼モードでパチリ。

空を映したような青い小川に菜の花が映える・その３

PowerShot SX 210 ISのジオラマモードでパチリ。
菜の花はこの３つのモードでの撮り比べが楽しいです。

※PowerShot SX 210 ISを買ったばかりのときに３つのモードでいろいろ楽しんだ去年の同じような時期の智光山公園の旅行記
2010年５月１日
「ゴールデンウィークの智光山公園にてPowerShot SX 210 ISのちょっとだけ応用編（1）ハンカチノキや藤はもうちょっとだったけど、ジオラマモードにチャレンジできた@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10457796/
「ゴールデンウィークの智光山公園にてPowerShot SX 210 ISのちょっとだけ応用編（2）満開のオオデマリ、そしてジオラマモードと魚眼モードにワクワク@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10457797/

菜の花が咲く青空に白い雲がぷかり

土手にちょっと下りて、下から撮影しました。

ずんぐりお地蔵さまに、お供えものがいっぱい

先月の３月の東北関東大震災直後、計画停電で鉄道の運休し、仕事が行けずショックで、気分転換で撮影散策に出かけたときの旅行記の表紙に選んだことがあるお地蔵さんです。

関連の旅行記（2011年３月14日）
「クサクサした気分を晴らしに裏の畑へ春散歩───鉄道運休続きで仕事に行けなくて」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10554046

彼方の緑の丘と菜の花

萌える緑と菜の花

菜の花とダイコンの白い花のある畑と小屋

刈り取られた菜の花

畑に咲く空色のアイリス

畔川を覗き込むネコジャラシ

風に揺れて、やさしく曲がったところをパチリ。

畦川の水面に光が揺れる

ふつうにプログラムモードで撮影すると、光の玉が潰れてしまうので、シャッタースピード優先モードでシャッタースピードを速めて撮影しました。
シャッタースピードは1/1600秒。これ以上速くしても、大差ありませんでした。
プログラムモードだと1/800秒くらいだったろうと思います。

畦川の水面の光の中に

こちらもシャッタースピード優先モード（1/1600秒）で撮影しました。

青空に映えるあでやかなピンクのモモ、モモ、モモ！

美しく舞うモモの花

２週間前のソメイヨシノが満開のときに寄った神社は、いま……

関連の旅行記（2011年４月10日）
「曇時々晴の花見時（1）桜のある春色とりどりの田舎道」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10558958/

八重桜と小さな神社

八重桜を背負って日向ぼっこのお地蔵さん

ゆったり葉っぱを広げるたんぽぽ

ジオラマモードでパチリ。

途上の市民の森にて

道路沿いにある森ですが（というか、森の中を道路が突っ切ってしまい、そのあとどんどん開発が進んで小さくなってしまったところ）、まだ蚊はいないし（たぶん）、すがすがしくて、今が１番美しく散策しやすい時期かもしれません。

足元はスミレの天国

PowerShotで苦手な薄紫がいまひとつ……（泣）。
ホワイトバランスは蛍光灯にしています。それが１番ましだったので。

初夏の輝きを見せる森・その１

切り株と若い苗木

初夏の輝きを見せる森・その２

なかなか見られることがなくなったバイオレットのスミレ@

収穫された菜の花

サイボクハムと智光山公園の間の畑にて。
「盛春を、大急ぎで駆け抜ける（2）ハナミズキと関山が待っていた智光山公園」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10561865

この旅行記へのコメント （4）

• いっちゃんさん 2011/05/04 16:55:28

  春の野辺の佇まいに

  まみさん　こんにちは
  
  春の野辺の佇まい・・いいですね
  
  野辺の小さな社
  　輝く野草
  　　水温む小川。　
  
  
  >初夏の輝きを見せる森・その２
  
  この森のように武蔵野の雑木林はいつまでも残したいものです。
  
  地味ですが　素敵な旅行記に一票
  
  
  　　　　　　　　　　　いっちゃん
  
  

  まみさん からの返信 2011/05/05 10:53:00

  RE: 春の野辺の佇まいに

  いっちゃんさん、こんにちは。コメントと投票をありがとうございます。
  
  素朴な自然を愛でる気持ち。花は容易にこういう素直な気持ちにさせてくれます@
  なんか今年は三月の震災とその後の暗いムードなどもあったせいか、春の訪れがいつもよりもとても輝いて見えましたよ。
  
  うちの近所の自然がどんどんなくなっています。
  花撮影をするようになって本当によく分かるようになりました。
  蛇がでる〜とか、暗くなったら通らない方がよいと注意された林の中の道というのが減ったのは、まあ、勝手な言い草ですが、歩きやすくなったというか、安全になった気持ちにはなれるのですが、でも林や田んぼがどんどんつぶされていくのを見るのはつらいです。
  田んぼが駐車場になっていたりするのは、持ち主の事情もうかがえるんですけどね。
  田んぼや畑で作業する人がいなくなったり、年とってできなくなったり、経済的な事情とかあるんでしょうけど。
  前に一つ旅行記を作った雑木林（落ち葉を撮っただけですけどね）も、去年と今年と二段階に分けてでしたが、とうとうつぶされてしまいました。
  しかも、片方は売れなかったらしく、もういっかい植林されていましたよ。。
  
  写真の森は、市民の森第１号として登録されています。
  なので、残ってくれるんじゃないかなぁと思うんですが、本当にそうあって欲しいです。

• 義臣さん 2011/04/27 15:35:13

  春

  童謡「ふるさと」を　歌い気持ちになります。
  
  　ほのぼの
  　　　　　　　　　　　　　義臣

  まみさん からの返信 2011/04/28 12:27:23

  RE: 春

  義臣さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  
  こういうほのぼのとした景色は癒されませんか〜@
  太陽の光と、生き生きと咲く花の効果も大。
  
  うちの近所はどんどん宅地化されていくんですけど、こういう景色がまだまだ残っていて欲しいです。
  
  だんだんと、いつかなくなってしまうかもしれないささやかな自然の記録を撮っている気分にもなっています。