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ご訪問をありがとうございます。<br /><br />豊かな緑に恵まれ多くの歴史文化を持つ雪野山は、万葉ロマンあふれる蒲生野に位置しています。<br />それは大津に都があった頃、薬狩りの日に、額田王と大海人皇子の有名な相聞歌が詠まれた場所でもあります。<br /><br />あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る<br />                    額田王<br />紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑにわれ来いひめやも<br />                    大海人皇子<br /> <br />手軽なハイキングコースとして親しまれている雪野山と鏡山を、春風に吹かれながら歩いてきました。<br />額田女王と大海人皇子に想いをはせながら、また自分の心と向き合いながら・・。<br /><br />雪野山(東の竜王山)<br />標高 308.8m<br /><br />鏡山(西の竜王山)<br />標高 384.6m<br /><br />2011年登山記録<br /><br />1/15  繖山 <br />1/29  綿向山<br />2/3   音羽山<br />2/8   飯道山<br />     庚申山<br /><br />※ コメント中のかぎ括弧内の文章は、<br />  白洲正子先生の「近江山河抄」から引用させていただいたものです。

お山は心のお医者さま  万葉ロマンの雪野山・鏡山  ~ 白洲正子先生の愛した地を歩く ④ ~

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2011/02/19 - 2011/02/19

22位(同エリア116件中)

17

88

ホーミン

ホーミンさん

ご訪問をありがとうございます。

豊かな緑に恵まれ多くの歴史文化を持つ雪野山は、万葉ロマンあふれる蒲生野に位置しています。
それは大津に都があった頃、薬狩りの日に、額田王と大海人皇子の有名な相聞歌が詠まれた場所でもあります。

あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
                    額田王
紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑにわれ来いひめやも
                    大海人皇子
 
手軽なハイキングコースとして親しまれている雪野山と鏡山を、春風に吹かれながら歩いてきました。
額田女王と大海人皇子に想いをはせながら、また自分の心と向き合いながら・・。

雪野山(東の竜王山)
標高 308.8m

鏡山(西の竜王山)
標高 384.6m

2011年登山記録

1/15  繖山
1/29  綿向山
2/3   音羽山
2/8   飯道山
     庚申山

※ コメント中のかぎ括弧内の文章は、
  白洲正子先生の「近江山河抄」から引用させていただいたものです。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
自家用車

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  • 日野川沿いから見た雪野山。<br /><br />「栗東のインターチェンジから、三上山をすぎると、程なく左手の方に南北につらなる丘陵が見えてくる。それが竜王山で、横長にのびた姿は、いくらか竜に似なくもないが、すこし名前負けするほど平凡な山で、すぐそばを日野川が流れ、細い板橋がかかっているのが、車のなかからもよく見えた。」

    日野川沿いから見た雪野山。

    「栗東のインターチェンジから、三上山をすぎると、程なく左手の方に南北につらなる丘陵が見えてくる。それが竜王山で、横長にのびた姿は、いくらか竜に似なくもないが、すこし名前負けするほど平凡な山で、すぐそばを日野川が流れ、細い板橋がかかっているのが、車のなかからもよく見えた。」

  • 数日前に決めた、雪野山と鏡山のハイキング。<br /><br />10:05<br />雪野山古墳駐車場に、車を停めた。<br />まだ二月なのに暖かい。<br />もう雨水だしね。<br />快晴、そよ風も春めいて、ハイキングにはもってこいの日。

    数日前に決めた、雪野山と鏡山のハイキング。

    10:05
    雪野山古墳駐車場に、車を停めた。
    まだ二月なのに暖かい。
    もう雨水だしね。
    快晴、そよ風も春めいて、ハイキングにはもってこいの日。

  • でも気分は沈みがち・・・。<br />なぜなら私たち夫婦はこの前夜、しばらくご無沙汰をしていたアレを、たいそう派手にやったからだ。

    でも気分は沈みがち・・・。
    なぜなら私たち夫婦はこの前夜、しばらくご無沙汰をしていたアレを、たいそう派手にやったからだ。

  • そう、犬も食わないアレ。<br />若い頃はアレも一種のコミュニケーションだと思って、せっせとしたものだ。<br />手が出る事はないし、それはうるさい家族会議みたいなもの。<br /><br />意見交換が激しくできるのはいいが、収拾をつけるのがこの年齢になってもまだ難しい。

    そう、犬も食わないアレ。
    若い頃はアレも一種のコミュニケーションだと思って、せっせとしたものだ。
    手が出る事はないし、それはうるさい家族会議みたいなもの。

    意見交換が激しくできるのはいいが、収拾をつけるのがこの年齢になってもまだ難しい。

  • 楽しみにしていたハイキング。<br />朝起きてこのままアレの延長でボツになるかと危惧したが、主人が無言でハイキングの準備をし始めた。<br />行く気だ。<br />仕方ない、ついて行ってあげるか。<br />

    楽しみにしていたハイキング。
    朝起きてこのままアレの延長でボツになるかと危惧したが、主人が無言でハイキングの準備をし始めた。
    行く気だ。
    仕方ない、ついて行ってあげるか。

  • そういうわけで、ほとんど無言のまま目的地に着いた。<br />結婚して28年にもなると、冷戦状態のドライブもさほど気にならない。<br />普段からお互い、空気みたいな存在だからだろう。<br />

    そういうわけで、ほとんど無言のまま目的地に着いた。
    結婚して28年にもなると、冷戦状態のドライブもさほど気にならない。
    普段からお互い、空気みたいな存在だからだろう。

  • 登り始めると、草木や石垣を指さして、主人が一言二言話す。<br />機嫌が元に戻ってない私は、聞こえないふりをしてみる。

    登り始めると、草木や石垣を指さして、主人が一言二言話す。
    機嫌が元に戻ってない私は、聞こえないふりをしてみる。

  • 展望台まで来ると、冠雪の比良山系が見えた。<br />美しい。<br /><br />やっぱり山はいい。<br />自然はいい。<br /><br />お天気が良くて、私の湿った気分も次第に乾いてくる。<br /><br />

    展望台まで来ると、冠雪の比良山系が見えた。
    美しい。

    やっぱり山はいい。
    自然はいい。

    お天気が良くて、私の湿った気分も次第に乾いてくる。

  • 木々の間から、この山を下りて次に登る予定の鏡山も見える。<br />あの山に登る頃には、仲直りしているだろうか。<br /><br />今登っている雪野山と、鏡山にはさまれたこの平野が、あの有名な相聞歌が詠まれたとされる場所だ。<br />

    木々の間から、この山を下りて次に登る予定の鏡山も見える。
    あの山に登る頃には、仲直りしているだろうか。

    今登っている雪野山と、鏡山にはさまれたこの平野が、あの有名な相聞歌が詠まれたとされる場所だ。

  • 日当たりのいい登山道は好きだ。<br />背中や額に、汗もにじんでくる。<br />その汗が、ささくれた私の気持ちを、まるで薬を塗り込むかのように包んでくれるようだ。<br /><br />気分も良くなってきたことだし、ちょっとだけ私から話しかけてみるかな・・・、という気になってくる。<br />

    日当たりのいい登山道は好きだ。
    背中や額に、汗もにじんでくる。
    その汗が、ささくれた私の気持ちを、まるで薬を塗り込むかのように包んでくれるようだ。

    気分も良くなってきたことだし、ちょっとだけ私から話しかけてみるかな・・・、という気になってくる。

  • 蒲生野を眺める主人は、もうアレを忘れてしまっているのだろうか。<br />いや忘れてはいまい。<br />しかしこのままでは嫌なので、何とかせねばと思っているだろう。<br /><br />私たちはアレの後どちらからも謝らず、いつも時間が解決してくれるのを待つ。<br />だから、和解に数日かかることもあった。<br />若い頃の話だが。<br /><br />今はもう、その様なエネルギーはない。

    蒲生野を眺める主人は、もうアレを忘れてしまっているのだろうか。
    いや忘れてはいまい。
    しかしこのままでは嫌なので、何とかせねばと思っているだろう。

    私たちはアレの後どちらからも謝らず、いつも時間が解決してくれるのを待つ。
    だから、和解に数日かかることもあった。
    若い頃の話だが。

    今はもう、その様なエネルギーはない。

  • 二人並んで、静かに鏡山を見る。<br />鏡山の向こうに、三上山のてっぺんがちょこんと見えた。<br />頂上付近が三つに割れているので三上山と名付けられたと知ったのも、正子先生の本からだった。<br /><br />この蒲生野で、あの歌が詠まれた。<br />あの悲しい恋の歌が。<br /><br />そう言いたいところだが、現実はちょっと違ったようだ。

    二人並んで、静かに鏡山を見る。
    鏡山の向こうに、三上山のてっぺんがちょこんと見えた。
    頂上付近が三つに割れているので三上山と名付けられたと知ったのも、正子先生の本からだった。

    この蒲生野で、あの歌が詠まれた。
    あの悲しい恋の歌が。

    そう言いたいところだが、現実はちょっと違ったようだ。

  • 「ここにあげた相聞歌にしても、並びいる群臣の面前で、高らかに謳いあげるとは不思議ではないか。第一彼らは、公の席で人目をしのぶには、年をとりすぎていた。額田王と大海人皇子の間には、十市皇子が生まれており、大友皇子と結婚して、孫まであった筈である。」

    「ここにあげた相聞歌にしても、並びいる群臣の面前で、高らかに謳いあげるとは不思議ではないか。第一彼らは、公の席で人目をしのぶには、年をとりすぎていた。額田王と大海人皇子の間には、十市皇子が生まれており、大友皇子と結婚して、孫まであった筈である。」

  • 「せいぜい若く見積もっても、彼女は三十四、五歳、皇太弟は五十に近い年頃であったろう。」

    「せいぜい若く見積もっても、彼女は三十四、五歳、皇太弟は五十に近い年頃であったろう。」

  • 「これはどうしても一種の戯歌、といって悪ければ儀礼の詠歌で、誰もがよく知っている過去のロマンスを題材に、当座の興に詠んだものに違いない。」

    「これはどうしても一種の戯歌、といって悪ければ儀礼の詠歌で、誰もがよく知っている過去のロマンスを題材に、当座の興に詠んだものに違いない。」

  • 「味わってみると、額田王の歌は技巧的で、皇太子の返しにもほんとうの心がこもってはいない。」

    「味わってみると、額田王の歌は技巧的で、皇太子の返しにもほんとうの心がこもってはいない。」

  • 権力に引き裂かれた悲しい恋の歌だと、私はずっと思っていた。<br />ちょっとガッカリ。<br /><br />現代に置き換えてみたら・・・、歳をとった郷ひろみと松田聖子が、ウケを狙ってラブソングをデュエットしてるってところかも。<br /><br />「たしかに傑作には違いないが、大向こうを狙ったような感じがあり、また事実そうであったと私は思う。」

    権力に引き裂かれた悲しい恋の歌だと、私はずっと思っていた。
    ちょっとガッカリ。

    現代に置き換えてみたら・・・、歳をとった郷ひろみと松田聖子が、ウケを狙ってラブソングをデュエットしてるってところかも。

    「たしかに傑作には違いないが、大向こうを狙ったような感じがあり、また事実そうであったと私は思う。」

  • 道沿いにベンチがいくつも設置されてある。<br />そしてその横には、バームクーヘンみたいなものがあった。<br />これは灰皿。<br />山でたばこを吸ってもいいのかと驚いた。<br />

    道沿いにベンチがいくつも設置されてある。
    そしてその横には、バームクーヘンみたいなものがあった。
    これは灰皿。
    山でたばこを吸ってもいいのかと驚いた。

  • そばには防火用水もあって、ちゃんと始末さえすればいいようだ。

    そばには防火用水もあって、ちゃんと始末さえすればいいようだ。

  • 布施山と、奥に鈴鹿山脈。

    布施山と、奥に鈴鹿山脈。

  • 箕作山(太郎坊山)と霊仙山。

    箕作山(太郎坊山)と霊仙山。

  • 10:42<br />雪野山山頂に到着。<br />南に展望がひらけている。

    10:42
    雪野山山頂に到着。
    南に展望がひらけている。

  • 「あれが鏡山で、あれが三上山・・・」<br />お互いが知っている山を、言葉に出して確認する。<br />会話というより、確認作業だ。<br />しかしその作業により、アレが終息に向かう。<br /><br />山はいろんな意味で、心のお医者さまだと思う。<br /><br />

    「あれが鏡山で、あれが三上山・・・」
    お互いが知っている山を、言葉に出して確認する。
    会話というより、確認作業だ。
    しかしその作業により、アレが終息に向かう。

    山はいろんな意味で、心のお医者さまだと思う。

  • この山頂には、長さ6mあまりの竪穴式の石室があった。<br /><br />

    この山頂には、長さ6mあまりの竪穴式の石室があった。

  • 1989年に未盗掘の状態で発見されている。<br />

    1989年に未盗掘の状態で発見されている。

  • 床面には砂を敷き、粘土床を作って、その上に木棺を置いたと考えられている。

    床面には砂を敷き、粘土床を作って、その上に木棺を置いたと考えられている。

  • 石室全景。

    石室全景。

  • 副葬品は、銅鏡・鋤形石・琴柱形石製品・鉄製の刀剣や農耕具・土器など。

    副葬品は、銅鏡・鋤形石・琴柱形石製品・鉄製の刀剣や農耕具・土器など。

  • ちょうどこのあたりに石室はあった。<br />今は埋め戻されて、墓標のように三角点がある。

    ちょうどこのあたりに石室はあった。
    今は埋め戻されて、墓標のように三角点がある。

  • 下山開始。<br />山頂からは見えなかった、伊吹山と霊仙山が再び見えてくる。<br />手前は、箕作山(太郎坊山)。

    下山開始。
    山頂からは見えなかった、伊吹山と霊仙山が再び見えてくる。
    手前は、箕作山(太郎坊山)。

  • 東に向かって降りるので、目の前に鈴鹿南部の山々が見える。<br /><br />左端が雨乞岳。<br />隣に綿向山。

    東に向かって降りるので、目の前に鈴鹿南部の山々が見える。

    左端が雨乞岳。
    隣に綿向山。

  • その手前に、蒲生野。<br /><br />「蒲生野もこの辺まで来ないと、ほんとうに広いという実感が涌かない。見渡すかぎりの肥沃な平野に、・・・実にのんびりした景色である。狩猟が行われた頃には、このあたり一帯は未開の原野で、日野牧と呼ばれた朝廷の牧場が新設され、今も馬見岡、馬見分、厩上などの字に、当時の名残をとどめている。」

    その手前に、蒲生野。

    「蒲生野もこの辺まで来ないと、ほんとうに広いという実感が涌かない。見渡すかぎりの肥沃な平野に、・・・実にのんびりした景色である。狩猟が行われた頃には、このあたり一帯は未開の原野で、日野牧と呼ばれた朝廷の牧場が新設され、今も馬見岡、馬見分、厩上などの字に、当時の名残をとどめている。」

  • 「天智九年には、百済の王族と貴族七百余人が移しおかれ、『日本書紀』には、天皇自身も『蒲生野のヒサノ野(日野の古名)に幸して、宮地みそなはす』とあり、都を遷す計画もあったらしい。それは実現されずに終わったが、むろん帰化人との関係によるもので、もし遷都したとすれば、奈良時代の歴史はかなり変わっていたはずである。」

    「天智九年には、百済の王族と貴族七百余人が移しおかれ、『日本書紀』には、天皇自身も『蒲生野のヒサノ野(日野の古名)に幸して、宮地みそなはす』とあり、都を遷す計画もあったらしい。それは実現されずに終わったが、むろん帰化人との関係によるもので、もし遷都したとすれば、奈良時代の歴史はかなり変わっていたはずである。」

  • 鈴鹿峠の近くにある三子山も見えた。<br />大きさといい形といい、かわいらしい山だ。

    鈴鹿峠の近くにある三子山も見えた。
    大きさといい形といい、かわいらしい山だ。

  • 11:11<br />天神社近くの登山口に出た。<br /><br />雪野山の麓は、大きく柵で囲まれていた。

    11:11
    天神社近くの登山口に出た。

    雪野山の麓は、大きく柵で囲まれていた。

  • 天神社の横にあった案内図。<br />現在地のすぐ上に、「古墳」と書かれてある。<br />麓近くにも、たくさんの石室があるらしい。

    天神社の横にあった案内図。
    現在地のすぐ上に、「古墳」と書かれてある。
    麓近くにも、たくさんの石室があるらしい。

  • 「見渡したところ、盆地の周囲は全部古墳で、お寺が建っている山の背後には、巨大な石室が現れており、山頂まで古墳がつづいている。・・・そこで働いている女の人に聞いてみると、『山の中にはどれだけ物が埋まっているかわかりません』と、まるで宝の山みたいなことをいう。きっとそうに違いない。」

    「見渡したところ、盆地の周囲は全部古墳で、お寺が建っている山の背後には、巨大な石室が現れており、山頂まで古墳がつづいている。・・・そこで働いている女の人に聞いてみると、『山の中にはどれだけ物が埋まっているかわかりません』と、まるで宝の山みたいなことをいう。きっとそうに違いない。」

  • 駐車場に戻るため、蒲生野を歩いた。<br />鋤かれた水田が、妙に懐かしい。<br /><br />歩きながらアレの根本原因について、静かに話し合う。<br />良い解決策は見つからなかったが、それでもいい。<br />取りあえず和解しないことには、問題に立ち向かうことも出来ないから。<br /><br />

    駐車場に戻るため、蒲生野を歩いた。
    鋤かれた水田が、妙に懐かしい。

    歩きながらアレの根本原因について、静かに話し合う。
    良い解決策は見つからなかったが、それでもいい。
    取りあえず和解しないことには、問題に立ち向かうことも出来ないから。

  • 雪野山を見上げる。<br />額田王も、見上げたであろう山。<br /><br />「ここまで書いて来て、私は、一つの結論に達した。天智天皇が薬狩りをしたのは、雪野山に違いないと思う。」

    雪野山を見上げる。
    額田王も、見上げたであろう山。

    「ここまで書いて来て、私は、一つの結論に達した。天智天皇が薬狩りをしたのは、雪野山に違いないと思う。」

  • 「『紫野行き標野行き』のユキは、野守のノにかかっており、ユキノの縁語に違いない。」

    「『紫野行き標野行き』のユキは、野守のノにかかっており、ユキノの縁語に違いない。」

  • 「宮廷人が薬狩りをするには手頃な面積で、かりに大海人皇子が袖を振ったとしても、ここなら必ず見ることが出来る。」

    「宮廷人が薬狩りをするには手頃な面積で、かりに大海人皇子が袖を振ったとしても、ここなら必ず見ることが出来る。」

  • 「おそらく天皇の行在所は、山の中腹の寺が建っているあたりにあり、額田王がそこから眺めていたとすれば、一幅の絵画になる。歌の姿が大きく、動きがあるために、広々とした野べを想像しがちだが、万葉の歌の場合、現実の舞台の方は極く小さいのがふつうである。」

    「おそらく天皇の行在所は、山の中腹の寺が建っているあたりにあり、額田王がそこから眺めていたとすれば、一幅の絵画になる。歌の姿が大きく、動きがあるために、広々とした野べを想像しがちだが、万葉の歌の場合、現実の舞台の方は極く小さいのがふつうである。」

  • 日野川に架かる、雪野山大橋まで来た。

    日野川に架かる、雪野山大橋まで来た。

  • ここに額田王のブロンズ像があった。

    ここに額田王のブロンズ像があった。

  • 彼女は、きっと美人だったに違いない。<br />歌も会話も上手で、頭もよかったはずだ。<br />男性に愛される、チャーミングな女性でもあったと思う。<br /><br />源義朝・平清盛・一条長成と、有力者3人の男を渡り歩いた常盤御前と、イメージがちょっとだぶる。<br /><br />

    彼女は、きっと美人だったに違いない。
    歌も会話も上手で、頭もよかったはずだ。
    男性に愛される、チャーミングな女性でもあったと思う。

    源義朝・平清盛・一条長成と、有力者3人の男を渡り歩いた常盤御前と、イメージがちょっとだぶる。

  • 「万葉集の中でも、ことさら光ってみえるこの相聞歌は、天智七年、近江の蒲生野で遊猟が行われた時に詠まれたという。」<br /><br />5月5日は、薬狩り(遊猟)の日。<br /><br />推古天皇の時代から、この日に女性たちは野に出て薬草摘みをした。<br /><br />

    「万葉集の中でも、ことさら光ってみえるこの相聞歌は、天智七年、近江の蒲生野で遊猟が行われた時に詠まれたという。」

    5月5日は、薬狩り(遊猟)の日。

    推古天皇の時代から、この日に女性たちは野に出て薬草摘みをした。

  • 一方男性たちは鹿狩りをして、若さをとりもどす薬とされていた若い鹿の角を捕った。<br />

    一方男性たちは鹿狩りをして、若さをとりもどす薬とされていた若い鹿の角を捕った。

  • 欄干にも、鹿狩りの絵。<br /><br />薬狩りの日とは、いわば宮廷あげての遠足である。<br /><br />蒲生野は御料地であったのかもしれない。<br /><br />

    欄干にも、鹿狩りの絵。

    薬狩りの日とは、いわば宮廷あげての遠足である。

    蒲生野は御料地であったのかもしれない。

  • 狩りをする大海人皇子。<br />袖を振っているのかな?

    狩りをする大海人皇子。
    袖を振っているのかな?

  • 車で、道の駅かがみの里まで移動した。<br />ここは牛若丸(源義経)が元服した地と言われていて、道の駅では元服式も執り行ってくれるそうだ。<br />レストランのメニューには、義経元服料理なるものもある。<br />

    車で、道の駅かがみの里まで移動した。
    ここは牛若丸(源義経)が元服した地と言われていて、道の駅では元服式も執り行ってくれるそうだ。
    レストランのメニューには、義経元服料理なるものもある。

  • ここで売られているパンには、近江牛をつかったバーガーや、きんぴらや春菊などの野菜を練り込んだものもある。<br /><br />昼食用にいくつか買った。

    ここで売られているパンには、近江牛をつかったバーガーや、きんぴらや春菊などの野菜を練り込んだものもある。

    昼食用にいくつか買った。

  • 鏡地区から見た、鏡山。<br />(左から二つ目のピーク)<br /><br />「彼女(額田王)は鏡王の娘で、蒲生野の西北にそびえる鏡山の付近で育ったと言われる。これには異説もあって・・・・近江説の方が正しいと思う。」

    鏡地区から見た、鏡山。
    (左から二つ目のピーク)

    「彼女(額田王)は鏡王の娘で、蒲生野の西北にそびえる鏡山の付近で育ったと言われる。これには異説もあって・・・・近江説の方が正しいと思う。」

  • 「この一族もたいそう古い家柄で、・・・鏡作りを専門とし、・・・先祖は帰化人であったかも知れない。」

    「この一族もたいそう古い家柄で、・・・鏡作りを専門とし、・・・先祖は帰化人であったかも知れない。」

  • 「家系からいっても祭事とは密接な関係にあり、故郷の野べで行われる狩猟には、欠くことの出来ぬスターであっただろう。」

    「家系からいっても祭事とは密接な関係にあり、故郷の野べで行われる狩猟には、欠くことの出来ぬスターであっただろう。」

  • 「見物人を意識したのは当たり前のことで、意識したからあのように魅力的な歌が詠めたのである。・・・大向うをうならせる手腕と、ひとり呟くささめ言と、その両方を兼ねたところに彼女の真価がある。天智・天武両帝に愛されたのは当然と言えよう。」

    「見物人を意識したのは当たり前のことで、意識したからあのように魅力的な歌が詠めたのである。・・・大向うをうならせる手腕と、ひとり呟くささめ言と、その両方を兼ねたところに彼女の真価がある。天智・天武両帝に愛されたのは当然と言えよう。」

  • 轍のある道で、カメが甲羅干しをしていた。<br />轢かれるといけないので、日当たりのよい草むらに移動させた。

    轍のある道で、カメが甲羅干しをしていた。
    轢かれるといけないので、日当たりのよい草むらに移動させた。

  • 12:31<br />鏡登山口は、積水樹脂工場のそばにあった。<br />

    12:31
    鏡登山口は、積水樹脂工場のそばにあった。

  • 山頂まで、約2.3km。<br />

    山頂まで、約2.3km。

  • 昼休みの積水樹脂工場の間を通り抜ける。<br />工場の従業員男女二人が、庭で楽しそうにおしゃべりをしていた。<br />会社公認の社内恋愛ぽい。<br />幸せそうだった。

    昼休みの積水樹脂工場の間を通り抜ける。
    工場の従業員男女二人が、庭で楽しそうにおしゃべりをしていた。
    会社公認の社内恋愛ぽい。
    幸せそうだった。

  • 私たち夫婦も、まあまあ幸せな方かもしれない。<br />幸せだということにしておこう。<br />ものは思いようだし。<br />

    私たち夫婦も、まあまあ幸せな方かもしれない。
    幸せだということにしておこう。
    ものは思いようだし。

  • 高速のインターかと思ったら違った。<br />工場の敷地内にあったが、何に使うのだろう。

    高速のインターかと思ったら違った。
    工場の敷地内にあったが、何に使うのだろう。

  • 特に会話なし。

    特に会話なし。

  • 大谷池。

    大谷池。

  • やはり会話なし。<br />それでも、違和感なし。

    やはり会話なし。
    それでも、違和感なし。

  • 12:51<br />あえんぼ広場に到着。<br />東屋があるだけで、広場はない。

    12:51
    あえんぼ広場に到着。
    東屋があるだけで、広場はない。

  • あえんぼ広場までは、ほとんど平坦で楽勝だった。<br /><br />広場を過ぎると、けっこう本格的な登りになる。<br />遅れをとり、先を行く主人の姿が時々見えなくなる。<br />袖を振っても主人は見ず、だ。

    あえんぼ広場までは、ほとんど平坦で楽勝だった。

    広場を過ぎると、けっこう本格的な登りになる。
    遅れをとり、先を行く主人の姿が時々見えなくなる。
    袖を振っても主人は見ず、だ。

  • 13:02<br />こんめ岩に到着。<br />主人はここで私を待っていた。

    13:02
    こんめ岩に到着。
    主人はここで私を待っていた。

  • こんめ岩を過て歩き出すと、またまた主人の姿が見えなくなった。<br />か弱い妻を顧みない冷たい夫だとやけくそになって、一人で座って休憩を取った。<br />こうなったら、もう一戦交えてやるかな。

    こんめ岩を過て歩き出すと、またまた主人の姿が見えなくなった。
    か弱い妻を顧みない冷たい夫だとやけくそになって、一人で座って休憩を取った。
    こうなったら、もう一戦交えてやるかな。

  • 13:16<br />貴船神社の鳥居で、待っていてくれた主人に追いつく。<br />「遅かったな」だって。<br />一戦交えるつもりが、山登りでエネルギーを消耗したのと、山中で味方をなくすのが恐いのとで、その気が萎えた。<br />「しんどくなって休憩してたし・・・。」

    13:16
    貴船神社の鳥居で、待っていてくれた主人に追いつく。
    「遅かったな」だって。
    一戦交えるつもりが、山登りでエネルギーを消耗したのと、山中で味方をなくすのが恐いのとで、その気が萎えた。
    「しんどくなって休憩してたし・・・。」

  • ここまで来たら、頂上は近い。

    ここまで来たら、頂上は近い。

  • 13:19<br />展望の広場に到着。<br />

    13:19
    展望の広場に到着。

  • 見晴らしは良くない。

    見晴らしは良くない。

  • 13:22<br />登頂。<br />

    13:22
    登頂。

  • ここで昼食にしようと思ったが、眺望もないし薄暗いのでやめた。

    ここで昼食にしようと思ったが、眺望もないし薄暗いのでやめた。

  • 展望の広場まで戻って、お湯を沸かす。

    展望の広場まで戻って、お湯を沸かす。

  • かがみの里で買った、春菊を練り込んだパン。<br />香りがいい。

    かがみの里で買った、春菊を練り込んだパン。
    香りがいい。

  • こちらは近江牛の挽き肉が入ったコロッケパン。<br />近江牛だと認識して食べると、より美味しく食べられそう。<br />何も知らずに食べたら、普通のコロッケパンかも。

    こちらは近江牛の挽き肉が入ったコロッケパン。
    近江牛だと認識して食べると、より美味しく食べられそう。
    何も知らずに食べたら、普通のコロッケパンかも。

  • カレーパン。

    カレーパン。

  • クリーミーパウダーを持ってくるのを忘れた。

    クリーミーパウダーを持ってくるのを忘れた。

  • 下山中も相変わらず、ほとんど会話なし。<br />それでもいいか、空気みたいなものだし。

    下山中も相変わらず、ほとんど会話なし。
    それでもいいか、空気みたいなものだし。

  • 結婚生活、まだまだ続くんだろうな・・・。<br />嬉しいような、しんどいような・・・。

    結婚生活、まだまだ続くんだろうな・・・。
    嬉しいような、しんどいような・・・。

  • 今回も、山と渓谷社の「滋賀県の山」を参考にしました。

    今回も、山と渓谷社の「滋賀県の山」を参考にしました。

  • 実際に歩いたルート。

    実際に歩いたルート。

  • こちらは鏡山。

    こちらは鏡山。

  • 実際に歩いたルート。<br />

    実際に歩いたルート。

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この旅行記へのコメント (17)

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  • 吉備津彦さん 2011/03/02 23:50:23
    初めまして
     地図があるとルートが良くわかりますね。

    ホーミン

    ホーミンさん からの返信 2011/03/03 10:15:22
    RE: 初めまして
    吉備津彦さま

    はじめまして、こんにちは。
    旅行記を読んでくださってありがとうございます。

    >  地図があるとルートが良くわかりますね。

    私はあまり下調べをしない人なんです。
    でも山に行くときだけは別。
    遭難しないようにルートを入念に調べ、暗くなりかけないうちに下山できるよう、先に登られた人のブログを見て時間配分も予測します。

    私のブログで下調べをして下さっている人がいるかも知れないので、参考になるように努めています。
  • おかかさん 2011/02/25 02:25:08
    夫婦道
    ホーミンさん、こんばんは!

    いやー、登山と夫婦道は大いに重なるものがありそうですね。
    厳しい道(時)も穏やかな道(時)も常に一緒に歩んで行く。

    無言で一緒にいるというのは、気が知れた仲でないとできませんよね。
    そうでない人だと気まずくなっちゃう。
    だから無言で一緒に行動するというだけで、自分には和解に見えるし、
    それが夫婦というものなのかとじーんとなりました。
    やはりずっと一緒にいるだけありますね。
    そもそも一緒に登山に行く時点で、既に和解していたんだと思います!!
    お二人とも精神的にもさすが大人でいらっしゃると感心してしまいました。

    額田王についてはちょうど先日テレビでやっていたのをちらっと見たところだったので
    おおー!と思いながら拝見しました。
    歌が詠まれた舞台だったとは!

    2月なのに日射しが暖かそうに見えます。
    カメさんはもう冬眠を終えたのでしょうかね。
    既に花がいろいろ咲き出しているんですね。
    確実に春が近づいていますね!

    ホーミン

    ホーミンさん からの返信 2011/02/25 09:20:23
    RE: 夫婦道
    おかかさま

    おはようございます。
    いつも旅行記を読んでくださってありがとうございます。
    書き込みと投票もありがとうございます。

    今日こちらは暖かいですよ〜。
    朝でも暖房がいりませんでした。
    こんな日は、またまた冬眠カメさんが現れそうですね。

    > いやー、登山と夫婦道は大いに重なるものがありそうですね。
    > 厳しい道(時)も穏やかな道(時)も常に一緒に歩んで行く。

    ほんに、おっしゃる通りでございます。
    くじけそうになっても、取りあえず前に進まねばなりません。
    そうして進んでいく間に、時々景色のいい所に出る。

    人は惚れた腫れたで結婚しますが、どちらかが死ぬまでの長い道のり、共に困難を切り開いてゆける人であるかどうか、ちゃんと見極める必要がありますね。
    私もそうですが、結婚する時なんてそんなこと真剣に考えていませんでした。
    それでも試行錯誤しつつ28年です。
    何とかなるものですな。

    > 無言で一緒にいるというのは、気が知れた仲でないとできませんよね。
    > そうでない人だと気まずくなっちゃう。
    > だから無言で一緒に行動するというだけで、自分には和解に見えるし、
    > それが夫婦というものなのかとじーんとなりました。

    これは日本人特有のものかも知れませんね。
    外国人なら沈黙に耐えられず、アイラブユーとか何とか言っちゃうんじゃないでしょうか?
    私も今度ゴメンネの代わりに、アイラブユーとか言って脅かしてみるかな〜。
    目ん玉ひんむくだろうな。^m^

    > やはりずっと一緒にいるだけありますね。

    離婚や別居する勇気と気力と経済力がないので、一緒にいま〜す。
    今離婚を私から切り出したら、裁判官(調停委員?)は私に慰謝料を払えと言うでしょうな。
    妥当な理由がないし。

    > そもそも一緒に登山に行く時点で、既に和解していたんだと思います!!

    二人とも、登山に行きたかっただけかもよ〜。
    しゃべらなくても行くなんて、おかしな夫婦だね。
    でも行ったら和解できるかもと言う期待は、お互いにあったと思いますわ。

    > おおー!と思いながら拝見しました。
    > 歌が詠まれた舞台だったとは!

    当時とあまり変わりない風景かも知れませんね。
    河川が整備され耕地整理され電線が走ったけど、高いビルもないし。

    ここは小さな盆地になっているので、5月のはじめはいい気候だったことでしょう。
    昔の人はいい場所を見つけて薬狩りをしていたんですね。
    雪野山と大津京とは直線距離で約27キロ離れているので、ちょっとした旅行だったのかも。


    ホーミン

    ホーミンさん からの返信 2011/02/25 09:25:40
    RE: 夫婦道
    追伸

    コミュの主トピ、盛んに意見交換されていますね。
    主辞典が出来そうです。

    これで私も、関西にいても主博士になれそうです。

    ニャンコたちは公園のアイドルですね。
    こうなったら、公園の人もノラ狩りなど間違っても出来ません。
    公園の財産の一つとすることでしょう。

    数年後には、ニャンコ公園になってたりして。
    カイチョーはもちろん、マスクですね。

  • rokoさん 2011/02/23 20:57:48
    山は心のお医者さま(^_-)-☆
    ホーミンさん こんばんは
    またまた白州正子先生の愛した地を歩かれたのですね。
    興味深く拝見しました。

    春風に吹かれながら、額田女王と大海人皇子に想いをはせながら、また自分の心と向き合いながら歩かれたなんて、なんて優雅なと思いきや
    ちょっと雰囲気が違ってる!
    お優しいご主人さまと意見の食い違いがあった後だったのですね、
    グングン、それでそれでと引き込まれて読みました。

    それぞれ夫婦の形があって、ホーミンさんのように意見を言い合うのは
    建設的でいいのでは〜と思いました。
    我が家も年齢が近くてお互いに意見をぶつけるときもあります、
    そして休日にテニスでお互いに発散、帰りはけろっとして終わりです(^^ゞ


    万葉ロマンの雪野山・鏡山
    大津に都があった頃、薬狩りの日に、額田王と大海人皇子の有名な相聞歌が詠まれた場所だったのですか、
    知らなかったです、
    教えていただいて感謝です。
    なんかすごく得したみたいな気分になってます(*^^)v

    ところで3月の旅行の日程は決まりましたか?
    また様子を見てきますが、あと半月ほどぐらいで節分草が咲きだしてくるかも。


    roko


    ホーミン

    ホーミンさん からの返信 2011/02/24 11:19:07
    RE: 山は心のお医者さま(^_-)-☆
    rokoさま

    こんにちは。
    いつも旅行記を読んでくださってありがとうございます。
    書き込みと投票もありがとうございます。

    > またまた白州正子先生の愛した地を歩かれたのですね。

    冬はどうしても低山登山になってしまいます。
    正子先生は、滋賀の低い山に多く登っていらっしゃるんですね。
    登山家じゃないので、頂上までは行かれませんが。
    ボチボチ暖かくなってきたし、日も長くなってきたので、私たちは先生が登られなかった、もうちょっと高い山に行こうと思います。
    このシリーズも、冬になるまでお休みになる気配です。

    > ちょっと雰囲気が違ってる!

    内容が二本立てみたいになっちゃって、最初これはイカンなと思ったわけです。
    でも旅行記、特に山登りは、私たちの日記&記録なので、それでもいいかと・・。

    > お優しいご主人さまと

    ヾ(-д-;)ヾ(-д-;)ヾ(-д-;)

    >意見の食い違いがあった後だったのですね、

    仲直りしていないのに、それでも行くか?ってカンジですよね。

    > それぞれ夫婦の形があって、ホーミンさんのように意見を言い合うのは
    > 建設的でいいのでは〜と思いました。

    結婚生活を出来るだけ良い状態で継続するために、我が家ではこの方法をとっていました。
    それがいいのか悪いのかわかりません。
    それでも離婚も別居もせず、この歳で一緒に山登りをするくらいだし、どちらかというと間違ってなかったのかなと思います。

    他のご夫婦は、どのようにしてらっしゃるのかなぁ。

    > 我が家も年齢が近くてお互いに意見をぶつけるときもあります、
    > そして休日にテニスでお互いに発散、帰りはけろっとして終わりです(^^ゞ

    そういうときって、やっぱり身体を動かすのがいいですよね。
    しかも夫婦一緒に。

    > 万葉ロマンの雪野山・鏡山
    > 大津に都があった頃、薬狩りの日に、額田王と大海人皇子の有名な相聞歌が詠まれた場所だったのですか、
    > 知らなかったです、

    私もちょっと前までは、蒲生野のどこか程度しか知らなくて、昔のことだから、はっきりとはわからないのだろうと思っていました。
    本の中で、けっこう具体的な地名が出て来て、ビックリしました。
    もちろん雪野山であるとはっきりしているわけではありません。
    が、読んでいると確かに納得させられるものがあります。

    > ところで3月の旅行の日程は決まりましたか?
    > また様子を見てきますが、あと半月ほどぐらいで節分草が咲きだしてくるかも。

    節分草は、めっちゃちっこいみたいですね。
    公園でも見つけにくい位ちっこいのに、山でみつけられるなんて凄いです!
  • ケアリィさん 2011/02/23 16:34:46
    アレ・・・・・
    ホーミンさま  こんにちわ♪

    当日ではなく、前夜にアレをなさって良かったですね。
    その日だったらきっと雪野山・鏡山がイヤな思い出となってしまいますよ〜
    でもお医者さまのお陰で、また夫婦の良さを再認識されたのでは???
    お薬の投与もなかったようだし・・・(*^^)v

    夫婦っていいんですね〜

    ケアリィ

    ホーミン

    ホーミンさん からの返信 2011/02/24 10:54:54
    RE: アレ・・・・・
    ケアリィさま

    こんにちは。
    暖かくなって、過ごしやすくなりましたね。

    旅行記を読んでくださってありがとうございます。
    書き込みと投票もありがとうございます。

    > 当日ではなく、前夜にアレをなさって良かったですね。
    > その日だったらきっと雪野山・鏡山がイヤな思い出となってしまいますよ〜

    おっしゃる通りです!
    あの辺を車で通ることは、ちょくちょくあります。
    どちらの山も、新幹線や名神高速からもよく見えるんですよ。
    あの山を見る度に、アレを思い出す事になりますもんね。

    > でもお医者さまのお陰で、また夫婦の良さを再認識されたのでは???

    良いのか悪いのか・・・。(^^;
    我が家の場合基本的に、言いたいことは口に出して言うのです。
    言わなくても態度でわかるなんてことが、鈍感なのでできないの。
    誤解のないように、意見交換。
    でも、もうちょっと穏やかに意見交換をしないとなと思います。

    > お薬の投与もなかったようだし・・・(*^^)v

    うんうん、薬代も治療費も要らなくてよかった〜。

    > 夫婦っていいんですね〜

    いいときもあるし、悪いときももちろんある。
    時にはグタグタ言いながら、これからも頑張っていきます♪
  • マチャさん 2011/02/23 00:16:59
    山頂で握手するんでしょ?
    ホーミンさん、こんばんは。

    なんだかシーンとした空気の旅行記。
    いつもと違う。。。
    アレ?アレとは何だ?と最初は思ったが、あぁ〜アレね。
    でもちゃんとついて行ってあげるんですね。優しい♪
    ホーミンさんが山に捨てられちゃったらどうしよう?
    サスペンス劇場になったらどうしよう?とハラハラしながら拝見しました。
    山って無口で登れますもんね。
    きっとどこかで仲直りするんだろうな?なんて見てたけど、仲直りは?

    マチャもじぃ〜さんと同じく喧嘩しない夫婦なんです。
    というか、喧嘩相手にもならないんでしょうね。きっと。

    私だったらどうするかな?と考えたけど、
    きっとわざと迷子になって困らせるんだろうな(笑)
    ね、子供でしょ?

    今度は山頂で握手してね。

    マチャ

    ホーミン

    ホーミンさん からの返信 2011/02/23 10:57:57
    RE: 山頂で握手するんでしょ?
    マチャさま

    こんにちは。
    いつも旅行記を読んでくださってありがとうございます。
    書き込みと投票もありがとうございます。

    > なんだかシーンとした空気の旅行記。
    > いつもと違う。。。

    最近、文体をかえたんです。
    ちょっくら大人の雰囲気にしようかと。
    ホーミンらしくないかも・・・。

    これにアレが加わったものだから、異様な旅行記になってしまいましたね。

    > ホーミンさんが山に捨てられちゃったらどうしよう?
    > サスペンス劇場になったらどうしよう?とハラハラしながら拝見しました。

    おお〜、サスペンスタッチになってました?
    あの山なら、捨てられてもちゃーんと家に帰れますよん。
    そしてまたまたアレが再燃すること必至。

    > 山って無口で登れますもんね。

    普段でも無口で登ってます。
    息をするのに精一杯で、しゃべる余裕はありません。
    たまにキャーキャー騒ぎながら登っている団体さんを見ますが、よく呼吸困難にならないものだと感心します。

    > きっとどこかで仲直りするんだろうな?なんて見てたけど、仲直りは?

    勃発して約24時間後に、自然と終息を迎えました。
    エネルギー不足で、アレを継続する気力も失せました。
    どちらかが謝ったわけではないんですよ。
    山で疲れて、ご飯食べて満腹になって、そのうちに忘れてしまったって感じです。
    ほんと、犬も食わないわ。

    > というか、喧嘩相手にもならないんでしょうね。きっと。

    フムフム、器の大きいご主人です。
    旅行記からも、そんな雰囲気が読み取れます。

    > 私だったらどうするかな?と考えたけど、
    > きっとわざと迷子になって困らせるんだろうな(笑)
    > ね、子供でしょ?

    ひゃ〜〜〜、かわいい♪
    本当に迷子になったらどうすんの?
    ご主人、真っ青になっちゃうよ。

    > 今度は山頂で握手してね。

    そうそう、冬の間は低山登山だから、健闘をたたえ合う雰囲気じゃないのよね。
    ハイキングでは握手する気にもなれなくて、今年はまだ初握手をしていませんでしたわ。
    そろそろヒーヒー言わないと登れない山に登って、握手をしなくっちゃ♪

  • たらよろさん 2011/02/22 22:46:14
    ふふふ・・・会話なく♪
    こんばんは〜〜ホーミンさん。

    額田王、ほんと美人ですね〜〜知的な美人♪
    素敵な女性だったと私も思います。
    こおブロンズ像、見てみたいなぁ。
    何か自分まで聡明になれそうな気がするわ♪

    そういえば、私も以前はよくけんかをしたけれど
    最近はしなくなったな。
    どちらかが諦めているんでしょうね〜〜
    この辺でやめておこうと、、、
    それに会話がないのは疲れるし。。。。
    って山に登るほうが疲れるか(笑)
    会話はなくても目と目で語り合えるからいいですよ〜(笑)

    ところで、このシリーズすでに4話まできてるんですね。。。

      たらよろ

    ホーミン

    ホーミンさん からの返信 2011/02/23 10:39:35
    RE: ふふふ・・・会話なく♪
    たらよろさま

    こんにちは。
    いつも旅行記を読んでくださってありがとうございます。
    書き込みと投票もありがとうございます。
    さらにクチコミまで評価して下さり、ありがとうございます〜。

    > このブロンズ像、見てみたいなぁ。

    このほかにも、この近くに「妹背の里」というのがあって、そこには二体寄り添って立っているそうですよ。

    > 何か自分まで聡明になれそうな気がするわ♪

    たらよろさんは、今でも十分聡明な美人です!
    複数の権力者に愛されるタイプかもよ。
    それって、ちょっと恐いけどね。

    > そういえば、私も以前はよくけんかをしたけれど
    > 最近はしなくなったな。

    たらよろさんもしたんですか?
    ちょっと意外。
    うちのけんかの原因は、たいてい子どものことでした。
    子どもが成長するにつれ、言い合うこともなくなったんですよ。
    だから、子どもがいなかったら、けんかはしない夫婦だったかも知れないと思います。

    > どちらかが諦めているんでしょうね〜〜

    両方が熱くならないと出来ないしね。
    片方が「あほらし・・・」と思ったら、けんかにならない。

    > それに会話がないのは疲れるし。。。。

    普段会話がなくても全然気にならないのに、けんかすると意識して疲れるよね。

    > ところで、このシリーズすでに4話まできてるんですね。。。

    3話で終わる予定でした。

    正子先生は近江の低い山には、よく登っておられるんです。
    山頂までは行ってないんですけどね。
    私たちも冬の間は低山登山。
    足跡が重なる山が多いのです。

    暖かくなってきたし、そろそろ私たちはもうちょっと高い山に登りはじめます。
    このシリーズは続くかどうかわかりませんが、取りあえずこのへんで一旦お休みです。

  • zzr-cさん 2011/02/22 14:34:58
    アレをしましたか
    ホーミンさま こんにちは!

    犬も食わぬの言いますが、手が付けられないって事ですか^^;

    我が家では一度もないんですよねぇ〜

    これからあるんですかね?派手なやつとか^^;

    ハイキングで食べるパンは美味しいですよねぇ〜
    何で外で食べると美味しく感じるのでしょう?

    本当に不思議です。

    やはり山は心のお医者様だったようですねぇ〜
    結婚は空気みたいなものですか。

    これは名言ですね!

    じぃ〜

    ホーミン

    ホーミンさん からの返信 2011/02/22 15:19:04
    RE: アレをしましたか
    じぃ〜さま

    こんにちは。
    いつも旅行記を読んでくださってありがとうございます。
    書き込みと投票もありがとうございます。
    さらにクチコミまで評価して下さり、ありがとうございます。

    > 犬も食わぬと言いますが、手が付けられないって事ですか^^;

    いえいえ、「じきに仲直りするから、他人が仲裁に入るのは愚かなことであるというたとえ」だそうです。
    ホーミン家においても、しかり。
    真剣勝負のアレもあるでしょうが、うちでは一種の戯れであったりもします。

    > 我が家では一度もないんですよねぇ〜

    仲良さそうですものね〜。
    しない夫婦は全然しないそうで。

    かたや、全然しないのに離婚したってことも聞いたことがあります。
    ケンカしないくらい、仲が悪かったのかな?

    > これからあるんですかね?派手なやつとか^^;

    じぃ〜さん家は、ないでしょう!
    くーちゃんも見てるしね。
    子どもが「犬も食わない」と認識できない間は、アレも気をつけてしないとね。

    > 結婚は空気みたいなものですか。

    突然いなくなったら、窒息しそうです。
  • bettyさん 2011/02/21 22:39:05
    額田王さまに似ています(^^)
    ホーミンさま、こんばんは〜
    聞いてくれますか〜
    うちの中3の息子は受験の朝、受験票を忘れたのですよ〜(・。・;

    慌てたbettyは自転車で駅まで走りましたが、死ぬかと思いました(+_+)

    こんなスリルな日々を送っております^^;

    ホーミンさま、ご無沙汰していたアレを派手におやりに
    なったのですね(^−^)

    アレは私も随分やっておりませんね〜
    もう激しくする元気がありませんから^^;

    でも、一緒に山へ登っておられまするぅ〜〜
     
    いいですね〜
    色々と思いながらも後をついて登るホーミンさんが
    羨ましいですよ〜♪

    額田王さまのブロンズ像はパッとみてホーミンさんに似ていると
    思いました(*^_^*)ホンマデス

    それから、かがみの里で売られているパンはすごーく美味しいそう〜
    クチコミを見た時からもし、通ることがあれば買って食べたいと
    思いました♪

    山で食べると余計に美味しいでしょうね!

    bettyも春になったら、近くの山へお弁当を持って行こうかな(#^.^#)



    betty

    ホーミン

    ホーミンさん からの返信 2011/02/22 11:15:57
    RE: 額田王さまに似ています(^^)
    bettyさま

    こんにちは。
    いつも旅行記を読んでくださってありがとうございます。
    書き込みと投票もありがとうございます。

    > 聞いてくれますか〜

    はいはい。

    > うちの中3の息子は受験の朝、受験票を忘れたのですよ〜(・。・;

    ( ̄▽ ̄;) 
    なな、なんと・・・。
    それはご子息から電話があって、初めて知ったのですか?
    めん玉が飛び出しますね〜〜。
    しかし想像するに、あのご子息なら母上を信じて、うろたえてはなかったものと思われます。

    > 慌てたbettyは自転車で駅まで走りましたが、死ぬかと思いました(+_+)

    日頃から自転車で足腰を鍛えていただけのことはあります。
    役に立ってよかったです。
    弱い足腰でチャリをぶっ飛ばしたら、それこそ死ぬかもです。
    母の愛は素晴らしい!

    > こんなスリルな日々を送っております^^;

    良き(?)刺激を与えて下さるご子息です。
    このままずっと、時々スリルを味わわせてもらえたら、ボケたくてもボケる暇がありませんね。
    親孝行だわ。


    > ホーミンさま、ご無沙汰していたアレを派手におやりに
    > なったのですね(^−^)

    口角泡を飛ばす、です。

    > アレは私も随分やっておりませんね〜
    > もう激しくする元気がありませんから^^;

    アレはエネルギーがいるよね。
    この年になると、アレをするのも体力の消耗が激しくて・・。

    > でも、一緒に山へ登っておられまするぅ〜〜

    おかしな夫婦です。
    成り行きで登ったんでしょう。
    あのお天気では、家にいるのがもったいない。
     
    > 額田王さまのブロンズ像はパッとみてホーミンさんに似ていると
    > 思いました(*^_^*)ホンマデス

    ひょ〜〜〜、これは褒めていただいているのですね?
    照れまする〜〜 (*^O^*) 
    そういや、私は昔人の顔立ち。

    > それから、かがみの里で売られているパンはすごーく美味しいそう〜
    > クチコミを見た時からもし、通ることがあれば買って食べたいと
    > 思いました♪

    そうそう、クチコミに投票して下さいましたよね。
    ありがとうございます。

    ここでお野菜も買いました。
    安くて新鮮でしたよ。
    信楽焼なども売っておりましたわ。

    > 山で食べると余計に美味しいでしょうね!

    もちろん。
    しかし主人は、「山ではやっぱりラーメンがいい」と言っておりました。
    私はお弁当がいいな。
    一回作ってみるかな。

    > bettyも春になったら、近くの山へお弁当を持って行こうかな(#^.^#)

    サクラサイタご子息と、是非お出かけ下さいませ。
    今日も暖かいですね。
    お休みなので出かけたいくらいです。


       額田のホーミン

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