狭山湖・多摩湖の秋景色 Autumn colar in Lake Sayama/Lake Tama

2008/12/03 - 2010/11/29

狭山湖の入り日と富士　　　2008.12.3　　16：18
Sunset and Mt.Fuji in Lake Sayama

2010年の夏は記録的な猛暑が長く続き、いつになったら秋の気配が感じられるのだろうと待ち遠しく思っていました。
小手指の秋　五十三景では紅葉の便りが届くまでの幕つなぎです、といって秋の七草などを掲載しましたが、今回もまだ今年の黄葉・紅葉には早いようです。
そこで今回は私のサイクリング・コースである狭山湖・多摩湖周辺の2008年秋の風景を選んで掲載いたします。
モミジの他に狭山湖の湖面を囲む雑木林の黄葉や刻々と色合いが変わる夕暮れ時の富士山などを紹介します。
また朝の富士山もそれなりに美しいです。

撮影　CANON EOS 40D 17/85 IS USM
NIKON Coolpix 5400（No.1〜No.11の写真)
　　 2008.12.3〜7（3日分をまとめたので朝昼晩がめまぐるしく変わります）
　　　所沢市山口、東京都武蔵村山市
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富士の夕暮れは類似の写真集がありますので参考にご覧下さい。
狭山湖の入り日と富士と三日月 （45分間の入り日ショウ）
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10523299/

今年の4トラのカレンダー最終頁に採用された写真が後半にあります。

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エリア 所沢(埼玉)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

最初は多摩湖の紅葉から始まり、狭山湖の夕暮れの富士を紹介します。
2008.12.6

多摩湖の紅葉 1　　

多摩湖外周の自転車・歩行者専用道路の南側の狭山公園に近い所のモミジです。

多摩湖の紅葉 2

多摩湖の紅葉 3

多摩湖東側の狭山公園のモミジです。

多摩湖の紅葉 4

多摩湖東側の狭山公園のモミジです。
逆光に透かすと色が鮮やかに写ります。

多摩湖の紅葉 5

多摩湖東側の狭山公園のモミジです。

多摩湖の夕暮れ

多摩湖の中央堰堤（道路）北側の陸橋の上から見た夕暮れ時の多摩湖です。
手前に枯れススキが白く光って見えます。

狭山湖の入り日 16:02

夕暮れの富士山　1

狭山湖の堰堤北側の休憩所から撮った富士で、日没と共にシルエットがはっきりしてきます。

夕暮れの富士山　2

雲も、周辺の雑木林も黒いモノトーンになり、朱鷺色（トキイロ）の空に富士が浮かんできます。
今日は風もなく、手前の湖面が静かで、逆さ富士が映っています。

夕暮れの富士山　3

日没後30分も経っていないのに、辺りはこんなに暗くなりました。

夕暮れの富士山 4 2008.12.6 16:32

空の色も明るさも消え、夜の入り口に差し掛かってきました。
肉眼ではすでに真っ暗です。
4枚の写真は、たった30分足らずの光の移ろいを記録したものです。
気温はかなり低く、撮影には我慢を要します。

次は朝の富士山と狭山湖周辺の黄葉・紅葉です。

朝の富士山と狭山湖　1 　2008.12.3　　 8:32

2009年初日の出の富士は下記をご覧下さい。
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10531786/

朝の富士山と狭山湖　2

朝の富士山と狭山湖　3

狭山湖と雑木林の黄葉　1

ナラ、クヌギ、栗などからなる雑木林の黄葉はカエデなどのような派手さはありませんが、秋の深まりをじっくり味わわせてくれます。
多摩湖周辺道路に積もった落葉は、掃き集めて積み上げ、堆肥にすると有機栽培のための貴重は腐葉土になります。今年の夏のサヤエンドウ、ミニトマト、ナス、隠元（ｲﾝｹﾞﾝ）などの貴重な肥料になりました。

狭山湖と雑木林の黄葉　2

子供の頃から見慣れた、猫の頭と背中のように見える秩父の山（大岳山？）

狭山湖と雑木林の黄葉　3

この季節は水道水需要が少ないためか、貯水量は少なめです。
多摩川の小作や羽村の堰からの取水量で水が決まります。
このことが次の写真の説明に書いたオオタカのカラス狩りに適しているようです。

狭山湖の休憩所
ここからの富士山の眺めは素晴らしく、このブログの富士の写真はすべてこの辺りで撮りました。
午後3時頃から撮影のために人が集まってきます。
近くに1時間100円の所沢市営狭山湖駐車場もあります。（20分まで無料）
また近景を入れた撮影にはここから100ｍ西の金網フェンス越しの撮影スポットがありますが、きちんと撮るには脚立が必要です。

余談ながら、この場所は昼間オオタカのカラス狩りの見物をするバード・ウォッチャーで賑わいます（12〜2月）
数十羽のカラスがオオタカをからかって追い回すと、急旋回したオオタカがカラスを捕まえて湖面に降り、水没させます。脚でカラスを掴んだままバタフライ泳ぎして岸にあがり、そこで食べます。オオタカの保護が声高に言われますが、この光景を目のあたりにすると同調する気にはなれませんね。
カラスがかわいそう！

狭山湖のモミジ

青空に赤が映えます。

狭山湖のカエデ

狭山湖の夕暮れ　　2008.12.3　16：09
休憩所の西側の金網フェンスの網目の間から撮しました。レンズの口径が網目より大きいため、場合により「ケられ」に似た欠けが生じます。（次の写真は右端がそうですが、敢えてトリミングはしません））

このように近景を入れた写真は休憩所からは撮れません。

狭山湖の日暮れの富士　1　　　16：18

日没と共に富士山がはっきり見えてきます。
この時間からが富士の撮影の勝負時です。あっという間に変化するので、よそ見してはいられません。
表紙の写真の元画像です。

狭山湖の日暮れの富士　2　　　2008.12.3 16：25

この時間には残照が強く残っており、日没後まもないことが判ります。

4トラの2009年のカレンダーの最後の頁に採用された写真です。

狭山湖の日暮れの富士　3　　　16：31

狭山湖の日暮れの富士　4　　　16：50

日没30分後には、このように空と湖面が赤紫に統一された色になり、ゆったり落ち着いて夜を迎えます。安らぎを与えてくれる一枚です。

狭山湖の日暮れの富士　5 　　17:01

すっかり夕闇に包まれました。肉眼ではほとんど見えません。
この時間の直前に、湖面が赤く染まることがありますがめったに見られません。サイクリングの帰りにそれを待つのは、寒さと風邪引かないかの心配との葛藤です。
ここまで見ると、一日が無事に終わったことへの感謝と安堵の気持ちに満たされ、なんとも言えぬ幸せな気分で家路につきます。家まで5Km,15分です。
ドヴォルザーク作曲「新世界より」第２楽章「家路」堀内敬三訳詞

遠き山に日が落ちて　星が空をちりばめる　きょうのわざをなし終えて
心軽く安らえば　風は涼しこの夕べ

万葉集・百人一首？にも多くの歌がある「秋の夕暮れ」の1時間にわたる「夕暮れの富士」の幕です。

狭山湖の黄葉　1　　　2008.12.7　　14：16

狭山湖の黄葉　2

狭山湖の黄葉　3

狭山湖の取水塔　　　　14：55

狭山湖の渡り鳥（カモ類）　2008.12.3　　14：55

写真をクリックして「この写真の拡大画像」を見ると鴨の数が数えられるカモね。

狭山湖堰堤で休む水鳥　　　14：56

狭山湖・多摩湖の秋景色をご覧いただきありがとうございます。

これらの人造湖は東京都の水道の水源を確保するために作られたもので、多摩川の小作取水堰から直径約5ｍの導水管で取水して貯めています。二つの貯水池の堰堤は約10年掛けて耐震補強工事が行われ、今年4月に完了しました。昔はそれぞれ地名から山口貯水池・村山貯水池と呼んでいました。

ここからの4枚は2010.11.29撮影です。多摩湖南側外周。

落葉掃き

多摩湖外周道路に積もった落葉を堆肥にするため集めました。
毎年この時期になると多摩湖の涵養林の雑木林が落葉し、このように道路際に大量に積もります。
集めて畑の隅に積み上げ、踏みつけて圧縮し、水をかけてブルーシートで覆っておくと、発酵して湯気が立つほどに発熱します。40度ぐらいでしょうか。
時々攪拌して半年も経つと腐葉土になります。ミミズがこの過程で大活躍します。牛糞や米ぬか、油粕などを混ぜると、いっそう良質な堆肥になります。
有機野菜の栽培にはなくてはならない貴重な堆肥です。

落葉集めには経験的にプラスチック製の雪かきスコップが最適です。

多摩湖の南にある囲炉裏料理の店の裏庭のモミジ　　1

午後3時ごろの逆光に透かした鮮やかな黄葉です。14：48

多摩湖の南にある囲炉裏料理の店の裏庭のモミジ　　2

午後3時ごろの逆光に透かした鮮やかな紅葉です。14：49

多摩湖の南にある囲炉裏料理の店の裏庭のモミジ　　3

午後3時ごろの逆光に透かした鮮やかな紅葉です。14：50

32枚のパッチワークです。
フリーソフトPhotoScapeの「結合」による作品です。
単純な結合のほかに様々な結合や入れ子ができる「ページ」もあります。