2010/07/29 - 2010/07/29
32位(同エリア53件中)
たまおさん
7月29日
エッセン
オーバーハウゼン
ヴェルニゲローデから鉄道で3度乗り換え、4時間弱、エッセンという町へ。
エッセンは炭鉱の町で、観光客が見るべきものは何もない。
そんなところへどうしてきたかというと、理由は二つ。
一つは、今回のW杯で一躍有名になった占いタコのパウル君に会うためである。パウル君のいる水族館ある町、オーバーハウゼンまで電車で十数分で、そこからバスで10分程度。
ここで問題は起きた。
そのバスの切符を買い、お財布をしまいかけたところで、異変に気がついた。
クレジットカードがない・・・・・・・・・・・・・・・!!
カードがなければお金がおろせない。所持金はわずか。2日程度なら過ごせるくらい。私の旅は残りあと2週間。日本円は持っていない。
最悪の事態。
一気に体に緊張が走った。
盗まれた?落とした?いつからない?
お財布も現金もあるから盗まれたとは考えにくい。
落とした?
思い当たる節はある。エッセンからオーバーハウゼンまでの電車の切符を買おうとして慌てていた。電車の時間も迫っていたし、券売機で買おうとして使い方がわからず、分かったと思ったらお札が受け付けてもらえず、「あそこの銀行で両替してもらえ」と言われ、その銀行まで走った。お財布を開けっ放しにして…。たぶんその時…?????
んなこと考えったってしょうがない。
ないものはない。
慌てて警察署へ走った。
「クレジットカードを失くしてしまったんですけど…。」
「ここでできることは何もないわよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
その言葉がさらに私をパニくらせた。どうすればいい!?
「とりあえず電話を貸してください」
とはいったものの、どこにかける?いざという時の番号を何も控えていないのだ。知っているのは家の番号だけ。家にかける?それでビザの番号を問い合わせてもらう?今日本何時?
あたふたしているうちに、警察署の人が私に受話器を差し出した。
つながっている・・・
どこに?
ドイツ語?英語?何語?
つながったのはビザのカスタマーセンターのような所。英語で話したが、話が込み入ってくることは想像ができたし、面倒くさくなって、すぐに日本語ができる人に代わってもらった。
ここからはずっと日本語なのだが、話はやはり込み入ってきて、頭もパニくっているから、話が頭に入らない。何度も同じことを聞き返し、「先ほども申し上げましたように…」と繰り返される始末…。グダグダだ…。
まとめると、まずカードを止めるが、もし止められなかった場合は15分以内に連絡が来る、そして、お金が必要な人のために、緊急カードの発行ができるという。その発行の許可が下りるか下りないかの結果が分かるのが今から2時間後。
さて、連絡をしたいが…と、連絡先を聞かれ、困ってしまった。
携帯は持っていない。滞在先のホテルは?と聞かれ、これもまた困った…。この日はホテルを予約しておらず、飛び込みで入ったので、場所は説明できるが、他のことは何も知らない。しょうがないので、あと15分なら警察署にいるからと、この警察署の番号を聞き出し、ここにかけてもらうようお願いした。2時間後は私の方からかけると…。
電話を切ってから、紛失届を作成してもらった。それで15分は過ぎ、その間、電話は来なかったので、止められたと判断し、当初の予定通り、パウル君を見に行くことにした。
こんな事態にそんな気分ではないのだが、2時間も他にすることはないため…。
タコを終え、また警察署へ向かった。
ビザの方から連絡はなかった。次は緊急カードの件で電話を貸してもらった。
カードの許可は下りた。
その後の話で電話は長くなり、その間に、警察署の方もシフト勤務が終わったのか、最初に応対してくれた女性はいなくなり、代わりに男性が目の前に座った。
この電話、回線がよく切れるのである。長くなるのはそのせい。そのたびにかけなおし、case numberを伝え、本人確認をされ、事情を伝え、担当者につなぎ…。話が全く進まないのである。
一旦、電話が切れたところで、目の前に座っている男性署員が怒り出した。
「何時間かけてると思ってるんだ!!ホテルに戻ってからかけなおせ!」
「いや、でもすぐに向こうからかけ直してくることになっているから…」
「俺の言ってることがわからないのか!!ホテルに戻ってからかけろ!」
それもそうか…と思って、そのことを伝えようとまた受話器を取ったら、その受話器をもぎ取られ、ガチャンと切られた。
「いや、だから今のはその…」
言いかけたが、私もだんだん腹立たしくなってきて、何も言わず、警察署を出て行った。
悲しくて悔しくて、こんな事態に最後まで電話をかけられない腹立たしさとで涙が出てきた…。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 1.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
エッセンに到着です。
これが駅です。 -
駅前はこんな感じになっています。
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Hotel Kessing
http://www.hotelkessing.de/
飛び込みで入ったホテルの割にはよかった。1泊46ユーロ。
朝食も非常に充実していた。ただ、バスルームはあまりいただけないかも…。洗面台が非常に小さくて使いづらい。 -
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ホテルの前の通り。
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占いタコパウル君のいる水族館のある町、
オーバーハウゼンに到着。
ここで大事件が発生してしてしまうんだが…。 -
水族館はここで降ります。
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水族館のあるエリア一帯はちょっとしたアミューズメント施設になっています。水族館のほかにもショッピングセンターや遊園地、レストランもたくさんあります。
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水族館SEA LIFEに到着しました。
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長蛇の列でした…。
全世界で放送されたから人気者になっちゃったんだね〜。 -
水族館の中へ。
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おっ!いよいよパウル君がそこにいるぞ!
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きゃ〜〜〜〜人だかりで前へ進めない…。
パウル君の所だけやけに人が集まっている…。
どけて〜〜〜〜! -
おっ!サッカーボールだ!
でもパウル君は??
いないよ…? -
出た!!ついに!あのパウル君が!!
と、興奮したいところでしたが、私の頭はクレジットカード。ただのタコにしか見えませんでした…。 -
横にはこんな風に全戦占った結果が紹介されている…?
-
もういっちょ!パウル君激写!
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