予定通り行くか激震地を行く北京､九寨溝と成都の皇后様の夫婦二人旅１２

2009/10/14 - 2009/10/26

10月19日-1
朝食を昨夜(山荘､ﾚｽﾄﾗﾝ)の状態で取りたくないので外へ出たが大きな店は未開店｡山荘隣の小汚い店が開いており客が入っております｡勝手にﾃｰﾌﾞﾙへ着き厨房窓口へ注文｡湯(ｽｰﾌﾟ)と慢饅しかない｡先客も同じ物｡味を感賞など出来ない｡暖かい慢饅と熱い湯だけで幸せ｡外で焼いていたﾀﾞｰﾋﾟﾝを何枚か購入して隣の山荘へ戻る｡皆さんお揃いでｶﾞｲﾄﾞさんも居る｡此より九寨溝へ行きます｡ところが巴士が無い｡別の駐車場まで行くのか川沿いを下流へ歩き出す｡昨夜の不味い酒楼を過ぎ屋根付きの両側にお土産店が在るのを抜け小橋を渡り､客待ちのﾀｸｼｰ列を抜けるとそこは九寨溝の入口ｹﾞｰﾄ前でした｡広いｹﾞｰﾄ前広場と左上段の建物前は大勢の人､人｡ｱ､ｺﾝ(ｶﾞｲﾄﾞ名)は軍人､老人の身分証を集め､全員揃ってないのに門票を購入に消えた｡そのとき左上段の建物前を別の団体に付いて行く上海よりの一人参加の中年女性の姿が見えた｡妻が心配し後を追い10分程して二人で戻って来た｡完全に皆を見失いこの人と広さにどうしたら良いか判らなかった｡助かりましたとその上海女性は話していました｡これ以降彼女が入った三人で行動したが､適度な距離を保ち私達が二人に成りたい場面では自ら離れてくれる心遣いが嬉しかった｡定年後年に数回一月程の一人旅をするそうです｡今回もラサまで行くと話していました｡全て普通列車で夜行を利用し節約し､ﾎﾞｽﾄﾝﾊﾞｯｸ1ヶの持ち物でした｡ご主人は旅行が嫌いだそうで一人旅です｡このｸﾞﾙｰﾌﾟにはもう一人一人旅の北京の女医先生がいました｡日中共中年女性は天晴れです｡
さらに15分位でｱ､ｺﾝが門票と場内専用巴士票を配り､集合場所は同九山荘18:00時場内は自由行動､昼食は各自購入､十分楽しんでください｡今夜のｵﾌﾟｼｮﾝは19:00出発以上解散｡九寨溝ｹﾞｰﾄより入場｡この時点で皆さんバラバラ｡ｹﾞｰﾄを入ると大きなﾛｰﾀﾘｰで専用巴士乗り場｡大勢の人が集まるが大型巴士が50から80人程を乗せて次から次へと発車｡10分程で着席出来ませんが乗車出来ます｡窓も綺麗で若い女性車掌も同乗の快適な巴士です｡計画ではｹﾞｰﾄから長海､五彩池､諾日朗(乗り換え地)､原始森林､熊猫海などよりｹﾞｰﾄへ戻る予定｡天候は曇りで雨が降ってもおかしくない天気｡ｹﾞｰﾄ(08:40)より10分位(08:50)で樹正群海で全員強制下車｡ﾙｰﾄは日々変更在り｡水車小屋や歩道橋が在り半端ではない混雑｡最初から綺麗｡上流へ向かう｡大小の滝や泡立つ早瀬｡禁止場所で撮影中に落ちる人在り｡何処も同類が居ます｡諾日朗(10:00)より長海への巴士へ乗車｡長海(10:20)着｡以前特集でこの長海の奥で熊猫を探索を行う保護管の番組を行っていた｡曇り模様の風景も良い物です｡11:00頃､五彩池巴士停下車｡5分程で五彩池｡下り坂で楽ですがこの辺りは旅行者がばらけて無く混雑しています｡
景色は確かに美しく綺麗で皆さんのﾏﾅｰも悪くは在りません｡私は過去に四季折々の日本の山を単独行で登って来ました｡九寨溝､黄龍と見てその折り畳む様なこれでもかと言う規模と成都からの450km程の禿げ山､岩山､織りなす山裾｡落石､崩壊､震災跡､濁流､九十九折りの急坂を越えて現れるこの地は奇跡の場所だと言える｡シャングリラなのでしょう｡各々では日本の景色も負けては居ないと思います｡吹雪で三日間閉じこめられ四日目風もなく日本晴れｱｲｾﾞﾝが小気味よく食い込む雪面を立山山頂へ向かう､風の音も人も無く尊厳に満ちた剣岳を仰ぎ黒部湖を望む｡環境は厳しいがここは心の天国｡焼き付いた心の天国は生涯はげ落ちないでしょう｡どこを見ても主役級ばかりのﾄﾞﾗﾏを見ている様で感覚が麻痺して来るようですが静かな湖面､沈む草木､瑠璃色の水の静と爆風舞う滝の連続は日本では見ることが出来ない｡美しいだけではどんな物でも飽きてしまう。脇役が居て主役が引き立つ。折り重なる山裾、直岸連なる山肌、渦巻く濁流、へばりつく段々畑、壊滅的震災地皆主役。水の景色も主役ばかり。水中の木々も主役。そうここの脇役は空と山とわずかな小魚。ここに居ると全てが洗われます。

エリア 九寨溝(中国)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス タクシー
• 航空会社: 中国国際航空

九寨溝ゲート前です。誰も居ません。入場時は人波でいっぱいでしたので退場時です。ゲート向けた先に巴士乗り場が在ります。綺麗な巴士がバンバン来ます。慌てる必要は在りません。窓ガラスも綺麗でした。

ゲートから長海行きの巴士は無く１０分ほどの場所で全員強制落車。ガイドブックには長海より見学開始と説明が載っていました。この人出を見越して分岐点まで徒歩２０分程の場所で人出を分散し、一ヶ所への集中を避けている様です。柔軟な管理者なのでしょう素晴らしいです。

先程の落車地点より５分位の所です。この人出をご覧ください。上野のアメ横並です。

橋より上流方向です。

床下に水面と平行に水没させた水車。想像ですが室内にはこの水車で廻るマニ車が在ると思います。水は綺麗です。

綺麗な風景が容赦なくこれでもかと開けていきます。人類もこれでもかと容赦なく続きます。陳腐な場所なら暴動が起きますねー。根性で滝をバックに写真を撮ろうと川縁から落ちる人居ます。落ちても笑いながらＶサイン。皆さん笑顔です。

波と同様流れ落ちる水姿も飽きません。
静と動の水が混在するここは奇跡でしょう。

最初の人混みと絶妙な風景の中１５分程で中継の巴士乗り場着。２台ほど待って２０分以上かなりの速度で最深部の長海着。道中の池、湖その向こうに続く遊歩道。道中も飽きません。この湖の向こうには熊猫が居ます。

鳥海より５分程の巴士で五彩池。景観夢想。

五彩池巴士停の案内板。簡略過ぎて距離感がつかめない。この巴士停三百人位の人があふれ状態で巴士待ち。巴士が付くと自然の掟より厳しい乗車合戦開始。妻の通訳曰く地元の人（もちろん正統な中国国民）「日本人はこんな事はしない。列を作り順序正しく乗車するではないか。嘆かわしい。」と言う人在り。昔上海で信号を守る人を見て驚いた次に驚かされました。そうゆう私は信号無視してました。巴士は次々に来ました。

五彩池より中継地点へ戻りすぐ乗り換えて原始森林まで行く約３５分位。原始森林着で早歩く元気半分。後工程を考えると木を見てもどうか意欲が衰退。後日この話をしたら北京の女医先生に熊猫を見るよな目で見られた。男性の一人旅の写真を撮って揚げたらお返しの写真。雨が降り出し観光客消滅。

巴士体の案内板。木道がしっかり整備されてます。九寨溝の経済状況が良く判ります。

そのとき右手奥に後方に熊猫が水を飲みに現れた。景観夢想・・・。

この景色。景観夢想・・・。

水、清き所、魚住まず。景観夢想・・・。

かなり下ってきたところです。デジカメ電源マク残り少なし。水流に心残り。景観夢想・・・。

遠景、近景、上から見ても下から見ても飽くこと無き自然。景観夢想・・・。

景観夢想・・・。

景観夢想・・・。

景観夢想・・・。

震源地の彼方に希蹟在り。