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仙台市内から山形方面へ向う途中、作並温泉近くにある「ニッカウヰスキー 仙台工場」(宮城峡蒸溜所)へ行ってきました。緑に囲まれたレンガ色の建物で、見学受付をするとガイドさんが敷地内の建物、ウィスキーの製造過程などを説明してくれました。ここで、今まで縁のなかった、「ウィスキー」について触れることができました。

ウィスキー工場、見学

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2008/09/13 - 2008/09/13

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晴れ男。

晴れ男。さん

仙台市内から山形方面へ向う途中、作並温泉近くにある「ニッカウヰスキー 仙台工場」(宮城峡蒸溜所)へ行ってきました。緑に囲まれたレンガ色の建物で、見学受付をするとガイドさんが敷地内の建物、ウィスキーの製造過程などを説明してくれました。ここで、今まで縁のなかった、「ウィスキー」について触れることができました。

同行者
家族旅行
交通手段
自家用車

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  • ここから、見学スタート。<br /><br />大型スクリーン右側の人が、ニッカウヰスキー創業者<br />竹鶴政孝です。

    ここから、見学スタート。

    大型スクリーン右側の人が、ニッカウヰスキー創業者
    竹鶴政孝です。

  • 「キルン塔」。ここでは、ピートを燃やし、麦芽を乾燥させる工程を行います。

    「キルン塔」。ここでは、ピートを燃やし、麦芽を乾燥させる工程を行います。

  • これが、ピートです。このピートはヨシ、スゲなどの水辺植物が堆積し炭化したもので、ピート層ができるには100年程かかります。産地により香りの個性が多少異なります。<br /><br />見た印象は、岩石のようだった・・。

    これが、ピートです。このピートはヨシ、スゲなどの水辺植物が堆積し炭化したもので、ピート層ができるには100年程かかります。産地により香りの個性が多少異なります。

    見た印象は、岩石のようだった・・。

  • 「仕込み棟」。ここでは糖化釜でつくられた麦汁に酵母を加え発酵させて、アルコールに変える工程を行います。

    「仕込み棟」。ここでは糖化釜でつくられた麦汁に酵母を加え発酵させて、アルコールに変える工程を行います。

  • 1日、24時間稼働している「仕込み棟」の中です。<br /><br />酵母は、麦汁の糖分をアルコールとさまざまな香気成分に変えます。<br /><br />数百の酵母の中から最適の酵母を選択します。<br /><br />例えば同じ宮城峡モルトの中でも、タイプの異なったモルトをつくるために、酵母の種類や数を使い分け原酒を製造しています。<br /><br />中は、ひんやりとして気持ちがよかった。

    1日、24時間稼働している「仕込み棟」の中です。

    酵母は、麦汁の糖分をアルコールとさまざまな香気成分に変えます。

    数百の酵母の中から最適の酵母を選択します。

    例えば同じ宮城峡モルトの中でも、タイプの異なったモルトをつくるために、酵母の種類や数を使い分け原酒を製造しています。

    中は、ひんやりとして気持ちがよかった。

  • 「蒸溜棟」。ここでは、醗酵液を加熱しアルコールを取り出す工程を行います。

    「蒸溜棟」。ここでは、醗酵液を加熱しアルコールを取り出す工程を行います。

  • この画像は、「バルジ型ポットスチル」とよばれるものです。<br /><br />宮城峡のポットスチルは、首の付け根が円く膨らんだバルジ型が特徴です。この部分の働きで、すっきりとしたソフトな原酒ができあがります。<br /><br />光沢があり、とてもきれいでした。<br /><br />道具を大切にする=良いものをつくることができる。<br /><br />そんなことが、浮かんできました。<br /><br /><br />

    この画像は、「バルジ型ポットスチル」とよばれるものです。

    宮城峡のポットスチルは、首の付け根が円く膨らんだバルジ型が特徴です。この部分の働きで、すっきりとしたソフトな原酒ができあがります。

    光沢があり、とてもきれいでした。

    道具を大切にする=良いものをつくることができる。

    そんなことが、浮かんできました。


  • 「ポットスチル」(単式蒸溜器)。<br /><br />1953年(昭和28年)より北海道工場余市蒸溜所で使用していた「ポットスチル」です。<br /><br />容量は1800リットル。<br /><br />宮城峡蒸溜所で使用しているポットスチルと比較して約10分の1の大きさです。

    「ポットスチル」(単式蒸溜器)。

    1953年(昭和28年)より北海道工場余市蒸溜所で使用していた「ポットスチル」です。

    容量は1800リットル。

    宮城峡蒸溜所で使用しているポットスチルと比較して約10分の1の大きさです。

  • 「新川の伏流水」。宮城峡蒸溜所の南側を流れる新川川の伏流水を水源としています。<br /><br />ウィスキーの仕込みにも使用されており、宮城峡の自然がはぐくんだ「生命の水」です。

    「新川の伏流水」。宮城峡蒸溜所の南側を流れる新川川の伏流水を水源としています。

    ウィスキーの仕込みにも使用されており、宮城峡の自然がはぐくんだ「生命の水」です。

  • 「貯蔵庫」。ここは、自然の力を借りて熟成の時間を過ごす空間です。ウィスキーの熟成は樽の種類・貯蔵する場所によって味わいに個性が出てきます。

    「貯蔵庫」。ここは、自然の力を借りて熟成の時間を過ごす空間です。ウィスキーの熟成は樽の種類・貯蔵する場所によって味わいに個性が出てきます。

  • 〜ウィスキーについて〜<br /><br />○ウィスキーができたのはおよそ12世紀位からだといわれている。これは錬金術師の手によったものだった。蒸溜そのもは紀元前3500年頃にメソポタミアから始まった。しかし、これは香水の蒸溜であった。12世紀の錬金術師や薬剤師たちは、蒸溜で得たエチール・アルコールを溶剤として各種の薬草から有効成分を抽出し、エリクサー(不老長寿の霊薬)と呼ばれる蒸溜酒を作ったのである。これが即ち生命の水、アクアヴィテ(ウィスキー)であった。<br /><br />

    〜ウィスキーについて〜

    ○ウィスキーができたのはおよそ12世紀位からだといわれている。これは錬金術師の手によったものだった。蒸溜そのもは紀元前3500年頃にメソポタミアから始まった。しかし、これは香水の蒸溜であった。12世紀の錬金術師や薬剤師たちは、蒸溜で得たエチール・アルコールを溶剤として各種の薬草から有効成分を抽出し、エリクサー(不老長寿の霊薬)と呼ばれる蒸溜酒を作ったのである。これが即ち生命の水、アクアヴィテ(ウィスキー)であった。

  • ○ウィスキーの文字が最初に記載されたのは、ハイランド地主による1618年の書類であった。ウィスキーは、その頃には、薬用としても広く利用されるようになっていた。健康増進、長寿、腹痛、天然痘など、いわば何にでも効くといったものである。大人から子供に至るまで飲み物として親しまれた。スコットランドのように冬が長い北方では、地酒は大変喜ばれたわけである。そして、客のもてなしや冠婚葬祭にも大いに飲まれた。人によってはウィスキーはなくてはならないものにまでなった。

    ○ウィスキーの文字が最初に記載されたのは、ハイランド地主による1618年の書類であった。ウィスキーは、その頃には、薬用としても広く利用されるようになっていた。健康増進、長寿、腹痛、天然痘など、いわば何にでも効くといったものである。大人から子供に至るまで飲み物として親しまれた。スコットランドのように冬が長い北方では、地酒は大変喜ばれたわけである。そして、客のもてなしや冠婚葬祭にも大いに飲まれた。人によってはウィスキーはなくてはならないものにまでなった。

  • 「ゲストホール」。なんか、バーの中みたい。<br /><br />日本の洋風場(バー)の第一号は、明治初年に銀座尾張町に開店した函館屋で、中は細長いスタンド形式で、棚に洋酒瓶を飾っていた。そして洋酒を一杯売りしていた・・ そうだ。<br /><br /><br />

    「ゲストホール」。なんか、バーの中みたい。

    日本の洋風場(バー)の第一号は、明治初年に銀座尾張町に開店した函館屋で、中は細長いスタンド形式で、棚に洋酒瓶を飾っていた。そして洋酒を一杯売りしていた・・ そうだ。


  • 〜おいしい水割りのつくり方〜<br /><br />?ウィスキーを注ぎます。普通のコップなら約2.5cm(指2本)分が目安です。<br /><br />?ウィスキー量の2倍の水を入れます。水は冷やしたものをお使いください。<br /><br />?大きめのかち割り氷を3個(通常の冷蔵庫で作る氷は5〜6個)入れ、マドラーでかき混ぜます。30秒ほど馴染ませてからお召し上がりください。<br /><br />ウィスキー1、水2、氷3で<br /><br />1,2,3がちょうどいい。<br /><br />(見学パンフレットより、抜粋させていただきました。)<br /><br />

    〜おいしい水割りのつくり方〜

    ?ウィスキーを注ぎます。普通のコップなら約2.5cm(指2本)分が目安です。

    ?ウィスキー量の2倍の水を入れます。水は冷やしたものをお使いください。

    ?大きめのかち割り氷を3個(通常の冷蔵庫で作る氷は5〜6個)入れ、マドラーでかき混ぜます。30秒ほど馴染ませてからお召し上がりください。

    ウィスキー1、水2、氷3で

    1,2,3がちょうどいい。

    (見学パンフレットより、抜粋させていただきました。)

  • 今回は、雨模様の日でした。晴れていれば素敵な景色に出会えたと思います。緑の中に立つレンガ色の建物が異国を感じさせてくれます。敷地内には池がありそこを見ているだけでも価値のある時間を過ごすことができました。見学者だけでなくスケッチを楽しむ人もいました。見学して感じたことは、いいものを作ろうと思えばその設備を大切にすることだ、それはものを大事にすることにつながっているのでないかということでした。

    今回は、雨模様の日でした。晴れていれば素敵な景色に出会えたと思います。緑の中に立つレンガ色の建物が異国を感じさせてくれます。敷地内には池がありそこを見ているだけでも価値のある時間を過ごすことができました。見学者だけでなくスケッチを楽しむ人もいました。見学して感じたことは、いいものを作ろうと思えばその設備を大切にすることだ、それはものを大事にすることにつながっているのでないかということでした。

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