Nature Garden ～2008仲秋～

2008/09/23 - 2008/09/23

飽きずにまたまた彼岸花。
都内の彼岸花は小石川植物園が一番なんて書きましたが、ネット情報で群生している所があるのを知りました。
野草の定点観測地にしようと思っていた野川公園の自然観察園です。灯台もと暗しとはこのこと。

朝起きたら天気も良いし巾着田を再訪しようかとも思いました。
この天気だと混雑必至だし、同じ所に行くのも何だかなぁ。
そこで野川公園にＧＯ！

スケールこそ巾着田には敵いませんが、木道に囲まれた林間の彼岸花は見事なものでした。
秋の野草もいくつか見つけることが出来て、お手軽なネイチャー・ウォークを楽しみました。

これで飛び石連休３日間とも彼岸花となり、もう満腹です。

エリア 吉祥寺・三鷹(東京)

• 交通手段: 自家用車

これぞ秋晴れ！
昔から腐れ彼岸と言われているように春分秋分の日は天気が悪いのが相場ですが、どうしちゃったんでしょうね。
広い野川公園は空も広いです。

やはり真夏の青々とした感じから、少し色あせた緑に変わってます。
いつも変わらない野川のふるさと風景です。

さて、真っ直ぐにやって来たのは自然観察園です。
まず入口で写真入りの今咲いている花の位置をチェック。
花が少ない季節とは言っても山野草は期待できそうです。
早速目に飛び込んできました。

なお、山野草の名前は自信がありませんので間違いはご容赦ください。
気づき次第訂正することにして先に進みます。

オトコエシ

イヌダテ

『犬蓼』というより通称の『赤まんま』の方が通りが良いです。

ゲンノショウコ

サクラダテ

イヌショウマ

ツリガネニンジン

ツリフネソウ

キツリフネ

ノハラアザミ

フジバカマ

ご存じ秋の七草の一つ。
でも七草で見つけたのはススキとこれだけ。
微妙に咲く時期が違うのですよね。

キンミズヒキ

ミズヒキ

アキノノゲシ

ママコノシリヌグイ

『継子の尻拭い』なんてどういう謂われでしょうね。
これまた無茶苦茶小さな花で撮るのに苦労しました。

ネコジャラシ

ボントクタデ

『ぼんとく』って「ぼんくら」とか「まぬけ」という不名誉な意味です。
何故って蓼なのに辛味がないからですって。

ヤマフジ

ワレモコウ

シュウカイドウ

とまぁ、結構たくさんの山野草を見ることができました。
ただし小さな花が多いので見つけるのは結構大変。
ホトトギスも探したけどまだだったか・・・。

そして、いよいよ本日の目玉の彼岸花の群生に突入します。
巾着田の雰囲気に似ていますよ。

花の密度が巾着田より疎らかな？
日射しがある分撮影は難しくなってますが、実に鮮やかに咲いてます。
確かに見頃。

カメラマンの皆さんは良く知っています。感心しちゃいます。
10:00過ぎですがこれくらいの混雑ぶり。ここは穴場だな。
この天気ですから巾着田は大混雑でしょうね。

カメラの砲列に参加してみます。
なるほど、このアングルだと巾着田の密度に負けてませんね。
花の状態も良いようで、少しも褪せていません。

木漏れ陽がスポットライトのように射し込んでます。
やはり今日の主役の花です。

ここからマクロ撮りに入ります。
露出をいろいろ変えて撮ってみました。
ああでもない、こうでもないと実験していると時間が経つのも忘れます。

良く見ると不思議な花で、蘂が外側に広がって花びらが真ん中にくしゃくしゃと集まっています。
他の花とは逆ですよね。
なぜか蘂を撮ってみたくなるのも当然か・・・。
まずはバックを赤で。

続いてバックを暗くしたアングルで。
これはお好みでしょうけど、蘂が光っている感じが良いです。
バックは暗い方が花の特徴が良く出ますね。

咲き始めの花は、蘂がツンと上に伸びているような気がします。
ちょっと色味が良くなかったか。

広く見えますが巾着田とは比べようもない狭さです。
それでも周囲から自由に撮れるし、三脚もＯＫなので絶好の撮影スポットであるのは間違いなしです。
来年は巾着田に行く前に練習にくることにしましょう。

群生地にはなかった白い彼岸花は園内の片隅に数株あります。
割と元気な花でした。

ということで２時間半ほどの滞在でした。
前言撤回します。東京で一番の彼岸花の名所は小石川植物園と野川公園です。

暑さ寒さも彼岸まで。
これから日に日に過ごしやすくなってくることでしょう。