2008/08/16 - 2008/08/16
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punchmsさん
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毎年8月16日、京都の夏の夜空を彩る風物詩、「大文字五山送り火」。
五山とは、右から
?大文字【東山如意ヶ嶽、20時点火】
?妙法【妙=松ヶ崎西山(万灯籠山) 法=松ヶ崎東山(大黒天山)、20時10分点火】
?船形【西賀茂船山、20時15分点火】
?左大文字【衣笠大北山、20時15分点火】
?鳥居形【嵯峨鳥居本曼荼羅山、20時20分点火】
今回、『左大文字の送り火』の点火に立ち会うことが許されて、
貴重な体験をさせて頂きました。
当日は19時頃、法音寺の親火台で護摩木が焚かれ、点火法要が行われる。
その火で大松明(1基)、手松明(約40本)の順に点火される。
同時刻に街道筋の25ケ所の門火が一斉にともされ、
火は500mほど離れた山上へ運ばれ、山上の送り火が点火される。
筆順に点火されるのが特徴。
・火床数53基
・薪数400束
・護摩木3000本
・大きさ:1画48m、2画68m、3画59m
左大文字は大文字山とも大北山と呼ばれ、京都北区に位置する。
大北山の麓には、金閣寺(世界遺産登録)があります。
五山の送り火は、遠くから、眺めていても、感動的ですが、
点火の瞬間に、衣笠大北山の左大文字の火床に立ち会うことが許され、
左大文字保存会、消防の皆さんの伝統行事に対する心構えや気迫を、
肌で感じることが出来て、一生忘れられない思い出となりました。
火床から、数メートルの距離にいたので、熱かった!
兎に角、熱い!
新聞社のカメラマンも近くにいて、写真を撮り、携帯電話をしながら、
直ぐパソコンでデータを送っていました。
プロ根性に感心しました。
・左大文字保存会のHP
http://www.gozan-okuribi.com/hidaridai.html
・京都市観光協会の五山送り火の紹介HP
http://www.kyokanko.or.jp/3dai/daimonji.html
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- その他
-
大北山の「左大文字」
13時半頃 -
法音寺 (ほうおんじ) 。
菩提樹山(ぼだいじゅざん)と号し、もと天台宗で現在は浄土宗西山派に属する。
本寺は左大文字の発祥地、旧大北山村の菩提寺でもある。
毎年八月十六日の朝、本寺において施餓鬼会(せがきえ)が行われ、
その時焚かれた火が左大文字の親火となって点火される。 -
「左大文字送り火・親火供養所」の看板
法音寺 前にて -
金閣寺の前を通り、いよいよ、大北山へ向かう。
ここからが、登り坂です。 -
途中の広場には、消防車も待機している
-
大北山の左大文字点火場所より、京都市内中心部を望む。
18時52分 -
火床近くで、放水する消防隊員。
火床は、午後に夕立があり、ビニールで覆われている -
遠くに見える右の山が、
「大文字」の東山如意ヶ嶽。
左の山は、比叡山。 -
準備に忙しい左大文字保存会、消防隊員の皆さん
-
火床(第2画)の一部。
分かり難いですが、遠く、中央・右寄りに、
京都名物のローソクタワー
18時57分 -
火床(第2画)の間より、月(月齢14.7)が顔を出す。
-
市内中心部を望む。
19時5分 -
山の斜面にある栗石をコンクリートで固めた火床。
火床の高さは、斜面の傾斜によって
30cm〜300cmにもなる。
点火資材は松割木を使い、井桁に積み重ねる。
午後のにわか雨で、ビニールで覆われている。 -
市内中心部を望む。
19時26分 -
左大文字保存会の会員によって、
頂上まで運ばれた大松明
直径20センチ、長さ3メートルをゆうに超える青竹の先に、松ヤニを十分に含んだ松の割木(わりき)「じん」を結わえつけた大松明
重さは実に50キログラムを超えるとか
19時36分 -
左大文字保存会の皆さん & 大松明。
-
合図に鳴らす銅鑼(どら)を持つ左大文字保存会会長(?)。
-
東山如意ヶ嶽「大文字」が、くっきりと、見える。
「左大文字」は、未だ、点火されていない
(右側の黒っぽいのが火床)
20時5分 -
点火のため、大松明から手松明に移されて、
53基の火床に向かう左大文字保存会の皆さん。
20時9分 -
手松明を持ち、火床に向かう左大文字保存会の皆さん。
20時10分 -
火床横で、点火の合図を待つ左大文字保存会の皆さん。
うっすらと『大』の字が浮かぶのは、このタイミング。
20時14分 -
点火の合図を待つ左大文字保存会の皆さん。
20時14分 -
いよいよ、点火!
-
先に点火された「第1画=横棒」が燃え上がる
-
燃え上がる火床。
20時20分 -
燃え上がる火床。
20時20分 -
左大文字保存会の皆さん
-
燃え盛る火床。
20時29分 -
点火より、20分経過
-
点火より、30分経過。
火床の中心には、4本の金属棒の支えあり。
20時45分 -
手松明 & 月(月齢14.7)
-
火床の火勢も弱まり、下山し始める。
21時過ぎ -
大仕事を成し遂げられ、笑み溢れる「左大文字保存会の皆さん」。
21時14分。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- jyugonさん 2008/09/19 15:28:01
- 凄い経験
- punchmsさん こんにちは〜
送り火に凄い経験をされたのですね。
我が家からも少し前までは左大文字が見えていましたが
今は見ることが出来ません。
我が家自体もどちら様かの眺望を遮っている立場ですので
大きなことは申せませんが、
20年前の景色とはずいぶん変わったなぁと思います。
大文字の近くになると大の字が少し大きくすっきりする事に
気づき、当日は忙しく動く人影を見ながら
暑い中、ご苦労さまと思っていました。
一番大変な思いをされている方々は
その灯を見ることは出来ないのですよね…
保存会の皆様の安堵しながらも清々しいお顔が
とても印象的でした。
各お山で皆さん同じ様に頑張って、
送り火を守って下さっているのですね。
いいものを拝見させて頂き感謝致します。
jyugon
- punchmsさん からの返信 2008/09/20 12:48:32
- RE: 凄い経験
- jyugon 様
掲示板への書き込み、有難う御座います。
Jyugonさんは、京都市内にお住まいですか?
京都市内も高層建築が立ち並び、大文字送り火の見える場所が少なくなっているようですね。
私は、関西に移り住んで40年近くになりますが、こんな貴重な体験は初めてです。
縁あって、何百年と続いている伝統行事に参加出来る機会があり、興奮いたしました。
左大文字保存会も若い人がたくさん参加していて、送り火を盛り上げていました。
これからも、未来永劫、続いて欲しい京都の行事のひとつです。
左大文字の火元から下を見ていると、カメラのフラッシュでしょうか、ピカッ、ピカッと光って、
皆さんが大文字の送り火の写真を撮っていらっしゃるのが分かります。
それにしても、送り火の近くは、熱かったです!
今後とも、よろしく、お願いします。
punchmsより
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