１９７４年/ Manila

1974/10/16 - 1974/10/20

１９７２年の海外旅行に味をしめた我々同業者の会の１６名は今回も取引先の社長が中心になり、東南アジアに出かけた。（１９７３年には韓国・これには不参加）

羽田ー（エールフランス）−マニラ/マニラー（シンガポール航空）ーシンガポール/シンガポールーSQ-バンコック/バンコックーAF−羽田　の行程、　当時はヨーロッパ行には南回りの便があり、同時期、友人がやはり同業のグループで見本市の見学に長時間かけてヨーロッパに出かけ、ほとほとくたびれたとぼやいていた。

ただ前回と違い、我々だけのツアーを旅行社が組んでくれたので、他のグループへの気使いは無かった。

エリア マニラ(フィリピン)

飛行機はエールフランスのジャンボ機、南回りパリ行き、ソ連がシベリア上空を空路に開放したのはこの頃か？？　１９７６年にヨーロッパに初めて出かけたときは、往路がモスクワ経由、帰途はアンカレッジ経由であった。

仲間の一人がうれしそうに手を振って得意げに！！　我々田舎者には未だ飛行機で海外に行くのは自慢であった時代である。（この時は第一次石油ショックの頃。（S48/49）

天気は素晴らしい秋晴れ、眼下の太平洋岸がはっきり地図を見るように眺められ、当たり前のことだが地図どうりの景色に感激。俺の町はあそこら辺だと。
お互いに　すっかり日頃の商売の苦労も忘れて旅の興奮が！！

美しい仏蘭西美人に見惚れる。少し年増ではあったが。

ジャンボ機の客はガラガラ、各自勝手に席を移動して長々と寝る奴も。当時はこんなものだったのか？？
今のギュウギュウのエコノミーでは考えられないが。

マニラ到着は雨の中、翌日の観光も雨、雨、雨。おまけにかなり激しい、従ってマニラ湾の夕日など全く眺められず、唯市内をバスで回っただけ。この町の印象無し。　写真はホテルの部屋から、案内書も無く、説明不能。

ホテルの窓から雨の町を見る。

これも観光バスの窓から。

ラサール公園、云わずと知れたヒリッピンの英雄を記念して。

我々の世代は　つい山下奉文大将揮下の日本軍がマッカーサー元帥を追い出し、占領したものの、その後の米軍の反撃で山の中に逃げ込み大敗北をした事の記憶が。ここでも現地の人達は当然の事、日本の兵隊達も大変な苦労をしている。

お仕着せの夕食会、ヒリッピン料理を食べながらショウを楽しむ。　中には若いダンサーに誘われて、バンブーダンスに舞台に上がって楽しむ者も。

蒸し暑さで料理の味も定かではなかった。

ショーを見てホテルに一泊、雨の中　マニラをバスでグルグル見物後、シンガポール行きの為、空港へ。忙しい旅である。